戴冠式から一月後。
新しいヴィンセント国王となったウルは、幼馴染ロッツ・フェルデンの一人娘を王妃として城へ召し上げた。
ここに、二十四歳と三歳の年の差夫婦が誕生する。
事情を知る前ヴィンセント国王は、息子のウルが今まで見たこともない
ほど柔らかな笑みを浮かべ、一つ満足そうに頷いただけだった。
対して、大臣達は突然の国王の結婚と王妃の幼さに騒然となり、社交界は混乱を極めることになる。当然、ロッツは娘の嫁入りに大反対した。
「――殺してやる」
ロッツとは生まれた時からの付き合いであるウルも、真っ赤に充血した目で至近距離から覗き込まれてそう凄まれたのは初めてのことだ。
ところが、彼よりも力のある人物――宰相を務める公爵家当主、つまりロッツの父親がマイリの嫁入りをあっさり承諾してしまった。王家との婚姻で、フェルデン公爵家は今後ますます栄えていくことだろう。
こうして、新しい国王と弱冠三歳の王妃による、ままごとのようでいて時々血腥い新婚生活が始まったのである。
※「名も無き者達の幸福」シリーズ第五弾『新しい王様と新しい彼女』のリメイクです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-10 12:23:34
168816文字
会話率:36%
貧乏な伯爵家を支えるため、趣味と実益を兼ねて小説を書いているマリー・フォットセット伯爵令嬢。
ネタに困った彼女は、お隣に住む無駄に馬鹿でかくて美形の遊び人、トーマス・ニコルソン侯爵令息をモデルに小説を書いてしまう……。
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主人公 マリー・フォットセット伯爵令嬢 作家
令嬢としては年増の20歳。独身。婚約者なし。
スラッと背が高く、凹凸のない主張の強い体つきをしている。
色白。充血した青い目。艶の無い金髪。
・トーマス・ニコルソン侯爵令息
32歳。金髪に緑色の目。高身長で二メートル近い。
屋敷はあるが、タウンハウスに住んでいる遊び人。
・ロザリー・フォットセット伯爵令嬢
マリーの妹。16歳。小柄でかわいい爆乳ちゃん。
ピンクブロンドに紫の瞳。
玉の輿希望の、お姉さま大好きなシスコン。
・ペラン・フレスオ第二王子
32歳。赤毛に金の瞳。昼行灯。トーマスのお友達。
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アルファポリスなど他サイトにも掲載中
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-10 19:00:00
18139文字
会話率:32%
目薬をさすだけなんだけど、30分かかるのだ(*´−`)
最終更新:2023-04-05 20:00:00
1415文字
会話率:0%
文字を読むことを愛するあなたへ
或いは
ケータイ中毒者のあなたへ
最終更新:2021-05-05 00:55:21
424文字
会話率:0%
「こんなフリッフリのリボン……」
透き通るような雪色の肌を真っ赤にして、赤毛の少女は俯いてぷるぷると震えた。そして再び顔を上げたら、空のように澄んだ青い目を充血させて天に叫んだ。
「削ぐぞゴラア!!」
乱暴な言葉遣いとは無縁のはず
の伯爵令嬢アンネはそうして幼少期に服飾の才能を開花させた。普段はぼんやりと危なっかしく振る舞うが、高価さだけを追求してリボンに覆われた衣装を見かければその態度は豹変する。美しい足捌きでその衣装を纏う令嬢に寄ったかと思えば、従者兼アシスタントのルイスを伴って瞬く間に悪趣味なリボンを狩るのであった。
【息抜きがてらの作品なのでのんびり更新になります。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-19 18:17:55
2749文字
会話率:42%
バルーン病。
第一段階
充血、めまい、嘔吐。
徐々に頭部が膨らんで行く。
第二段階
理性の崩壊、凶暴性の増加。
血涙、充血、言語喪失。
第三段階
不明————
最終更新:2020-06-11 22:04:43
12154文字
会話率:55%
女と男が暗い電球を頭上に
小さいテーブルを挟んで会話している
「どうして、あいつは死んだんだ」
「あなたが殺したんじゃないの」
男は、机を叩いた
「そんなことはない、奴は、私に借金をしていたんだ」
女はにこりを笑い
「だったら保険金だっ
てあるじゃないですか
この前サスペンスで、やくざの男がナメクジに保険金をかけていたのを私は見ましたよ
そう言えばあなた、保険の資料をこの前、取り寄せていたじゃないですか、郵便ポストに、束になって何社も入っていたのを見ましたよ私は、この前この目で
それも関係ないと言うんですか
私は見たんですよ、この目で、見ているんですか
この目で ほら ほら この目で 見てください」
「やめてくれ、気持ち悪いことは、言わないでくれ
それに、目を僕に見せてどうしようと言うんだ
充血しているよ病院でも行ったらどうだ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-23 20:39:23
4134文字
会話率:57%
遥かなる昔・・・劣等種族であった人間は滅びの運命にあった。
度重なる戦禍は精神を蝕み、幾度となく降り注ぐ竜人からの竜法によって家屋や畑は無惨にも荒れ果てしまっていた。
それでも幾人かの人間達は諦める事は出来ずに絶望に抗っていた。
しかし力の差は歴然・・・全人口のおおよそ三割が使える魔法を行使しても竜人が扱う竜法には遠く及ばず、徐々にその個体数を減らしていった。
大いなる力を前にその場を凌ぐ為の、その日だけを生きていく事さえも出来なくなってしまった人々は祈り始めた・・・
自らが救われることを、愛しい我が子が安心して眠れるように、神の救いが現れた人々を救い導いてくれると信じて・・・
そして奇跡は突如として舞い降りる。
穢れも、混沌も、そして死すらも超越した、この世成らざる者が人々を導く為に舞い降り力を行使する。
純情たる祈りの果てに舞い降りた者の名は・・・女神セラフティアス。
何者にも染めることが出来ない純白な六枚の翼を羽ばたかせ世界を巡り、人々の救済を行ったといわれる女神がこの世から突如としていなくなってから、早千年が経過し人々は平和に暮らしていた。
女神セラフティアスへの信仰心は薄れてしまい。最早女神セラフティアスの人類救済がお伽噺として語られてゆくなかで、人類は新たなる問題に直面していた。
疫病の狂天使・・・それは突如として発生した、不可解な人体に起こる突然変異だ。
発生条件も、発生場所もバラバラな疫病は、発病してしまうと自我を失ったように周りの者を傷つけ、人体細胞が変化し、ある者は両腕が不釣り合いなほど巨大化したり、またある者は腕が刃物状に変化したりなど人間の身体を超越した存在へとなってしまう。
そしてどの疫病の狂天使にも共通するのが、背中から生えている赤黒い枯れ枝のような翼と充血した目・・・そして血液のような赤い天使の輪だ。
いつ誰が発病するのかもわからない疫病・・・しかし人類は悲観してはいなかった。
爆発的に蔓延するならいざ知らず、このところ百年の間疫病は流行していなかったからだ。
人類の未来は明るい・・・そう信じて止まない人々をみて主人公、マリアティアス・V・ヘリエテレスはゆっくりと聖書を閉じる。
これから来るべき楽園を夢見て。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-15 20:31:43
886094文字
会話率:34%
ガサガサ
頭の上で枝が揺れる音がした。
男の子が音の方を見上げると
枝の間から充血した大きな一つ目が
男の子を見ていた。
森の中で 村の男の子が出会った かいぶつ は、、、
最終更新:2018-10-09 15:30:55
1214文字
会話率:37%
主人公であるクロスさんは、身長187センチ。全身大火傷の体。充血した赤い目。頬には格子状の穴。そんなちょっぴり見た目の怖いだけのごく普通の一般人である。
そんな彼が怪人を助け、ヒーロー戦隊や魔法少女を倒していく、ヒーローアクションコメデ
ィ。
4/3 本編完結済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-01 08:40:27
778910文字
会話率:47%
現実世界あらすじ
普通の中学校に通う普通の中学3年生「如月 優(きさらぎ ゆう)。しかしそれはある出来事によって一変される!
2020年12/31日大晦日。
優は友達の家で年越しパーティを行なっていた。楽しく過ごしていたのだが
突
然窓が割れ、そこから目が赤く充血して手に鎌 のようなものを持っている化け物が入ってくる。そいつに友達は殺される。そしてそいつが俺の家までついてくる!?
しかし優はすごすぎるスイッチを拾った。コレが物語の鍵となる
ある目的のために実行されたバイオハザード。優は耐えぬくことができるのか?
異世界あらすじ
あるスイッチによって異世界に来てしまった優。そこは2030年の未来!優が唖然とするなら、そこでもバイオハザードが起きていた。スイッチを押すたびに異世界と現実世界が入れ替わる!
そんな中優は異世界なのに、現実世界との意外な接点を見つけて…
2つの世界を救うために2つの世界を行き来して2つのバイオハザードを耐えぬく優。果たして2つの世界を救うことはできるのか?
*この作品は小説投稿サイト「カクヨム」でも公開中です。https://kakuyomu.jp/works/1177354054882604655折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-25 16:23:52
10930文字
会話率:44%
バイオテクノロジーで世界をリードした日本のORIGAM(オリガン)社の非道な人体実験がマスコミに取り上げられ波紋を呼んでいた
オリガンは大分県で発見された鬼のミイラを高額で買収したことにより話題となった会社であった。
オリガンの研究施設
で清掃員としてバイトをしていた海藤六(カイドウ・ロク)はバイオハザード対策による研究施設の安全プログラムによって施設内に閉じ込められる
救助が来るのを待つロクの目の前に人を食べてる人間が現れる
その人間は頭に角を生やし、鮫のように尖った歯を持っていたーーーそして目が異常なまでに充血し腫れていたのである
これは悪夢か、現実か…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-06 00:59:45
1681文字
会話率:13%
僕は夜中に小さな声を聞いた。
その日から僕の目は真っ赤に充血し、鼻水が出るようになった。
お母さんは、花粉症だって言うんだけど、僕はそれは違うって知っている。
だって、僕には毎日小さな声が聞こえるんだから…
花粉が馬鹿みたいに飛んでくる
と聞いて、寝る前にちょっと思いついた話です。
※カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-16 00:17:17
2156文字
会話率:57%
「青い目の獣は幸福をもたらし、赤い目の獣は災悪をもたらす」
古くから伝わる言い伝え。
それは、洗脳のように人々の頭の中に刷り込まれた。故に、その言葉に根拠はなくとも常識として認識されている。
青い目をしていれば、人形であっても害獣であって
も敬う。
逆に、無害でも、赤い目をしていると言う理由だけで人々は恐れ、忌み嫌い、そして殺した。
例え、アレルギーや寝不足などで充血して一時的に目が赤くなっているとしても。
--そして、悲劇は少女の運命を呑み込んだ。
(プロローグ冒頭より抜粋)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-27 18:25:21
3801文字
会話率:9%