聖女の中でもとりわけ強力な力を持つアンバーは、大聖女と呼ばれていた。
しかしそれは、過去の話。
世界征服を企む魔王を討つために過ぎたる力を使ったアンバーは、聖女としての力を失ってしまっていた。
そんな彼女に対し、婚約者である第一王子は、
「聖女としての力を失った今の君は無価値だ。選ばれし人間である僕の婚約者には相応しくない。資格がないのさ」
と言って、婚約破棄を突きつけつけてきた。
さらには、異国の公爵に嫁入りしろ、という命令までしてきた。
命令を受けたアンバーは嫁ぎ先の公爵家へ向かい、夫となる男性――リゼリオと対面する。
そこで言われたのは、絶対的な拒絶の言葉。
なんとこの結婚、彼にとっては不本意なものだったらしい。
初対面にもかかわらず、激しく嫌われてしまったアンバー。
しかし日々を重ねていくうちに、彼の態度は次第に変化していくのだった。
※他の投稿サイト様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 18:16:20
21571文字
会話率:25%
僕は僕を客観的に見つめ直して定義する日が必要だと思った。日々の僕の考えは取り止めがなくて次の瞬間には消え去ってしまう泡沫のようなもの。だから一年の区切りとなる誕生日。僕はここにふらっと現れて独白をしにくる。その一年のいわば総決算である。この
あらすじを書いている僕は自己嫌悪の塊だ。それも一年後にはどうか、二年後にはどうか。分からない。そんな希望的観測を述べられる人間なのかという疑問が湧く。だがせめて、いずれの僕がどうあろうとしたとしても、過去の自分の轍を足跡として読めるようにという、未来のテーゼだ。未来の僕が失笑するような、今の僕の墓標とならんことを祈る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 17:54:06
2114文字
会話率:0%
【忘れるな、憎い君と結婚するのは亡き妻の遺言だということを】
男爵家令嬢、ジェニファーは薄幸な少女だった。両親を早くに亡くし、意地悪な叔母と叔父に育てられた彼女には忘れられない初恋があった。それは少女時代、病弱な従姉妹の話し相手として滞
在した避暑地で偶然出会った少年。年が近かった2人は頻繁に会っては楽しい日々を過ごしているうちに、ジェニファーは少年に好意を抱くようになっていった。
少年に恋したジェニファーは今の生活が長く続くことを祈った。
けれど従姉妹の体調が悪化し、遠くの病院に入院することになり、ジェニファーの役目は終わった。
少年に別れを告げる事もできずに、元の生活に戻ることになってしまったのだ。
それから十数年の時が流れ、音信不通になっていた従姉妹が自分のの初恋の男性と結婚したことを知る。その事実にショックを受けたものの、ジェニファーは2人の結婚を心から祝うことにした。
その2年後、従姉妹は病で亡くなってしまう。それから1年の歳月が流れ、突然彼から求婚状が届けられた。ずっと彼のことが忘れられなかったジェニファーは、喜んで後妻に入ることにしたのだが……。
そこには残酷な現実が待っていた――
※ 他サイトでも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 17:46:32
251738文字
会話率:54%
婚約者に愛想を尽かされる為、これから私は悪役令嬢を演じます
『オーホッホッホッ!私はこの度、婚約者と彼に思いを寄せるヒロインの為に今から悪役令嬢を演じようと思います。どうかしら?この耳障りな笑い方・・・。きっと誰からも嫌われるでしょう?
』
私には15歳の時に決まった素敵な婚約者がいる。必ずこの人と結婚して幸せになるのだと信じていた。彼には仲の良い素敵な幼馴染の女性がいたけれども、そんな事は私と彼に取っては何の関係も無いと思っていた。だけど、そんなある日の事。素敵な女性を目指す為、恋愛小説を読んでいた私は1冊の本に出合って気付いてしまった。何、これ・・・この小説の展開・・まるで今の自分の立ち位置にそっくりなんですけど?!私は2人に取って単なる邪魔者の存在なの?!だから私は決意した。小説通りに悪役令嬢を演じ、婚約者に嫌われて2人の恋を実らせてあげようと—。
※カクヨム・アルファポリスにも連載しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-06 15:05:00
27687文字
会話率:46%
アリは働かないキリギリスにイライラしていた。キリギリスに食糧が減る事を警告し、労働させる事に成功するが、アリの稼ぎが減っていき……?(「昨今のアリとキリギリス」より)。童話をモチーフにした短編集。大人のための塩分増量童話物語。※一部旧作(加
筆修正)も含みます。※一話完結形式です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 17:04:21
9279文字
会話率:39%
この世界では、15歳になると神から「天恵」という特殊な力が与えられる。古き時代より人々はこの力で、人生を謳歌したり世界を発展させたりしていた……らしい。
そんな古臭い話、今の時代じゃ誰も口にしない。天恵なんてマユツバな代物、誰も欲しない。
知ろうともしない。考えてみりゃ当然だ。自分の思い通りのものかどうかも分からないのにわざわざ高い金を払ってお告げをもらおうなんて、誰も考えない。少なくとも、俺の暮らすこの街では。恵神も天恵も、もはや完全に昔の伝説に過ぎない。俺の周りにも誰もいない。「天恵」を得た人間なんてのは。
世界も俺も誰もかも、天からの恵みなんて忘れている。今はそんな時代。だけど、俺は知らなかった。まさか天恵で、俺の人生が大きく変わる事になるなんて。
俺の名はトラン・マグポット。
19歳の誕生日を機に、俺の運命は動き始める。そう、あいつと一緒に。
ようこそ俺たちの店へ。 これは天恵を告げる、神託師の物語。
※スマホの方は「1行16文字」の設定でお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 16:03:12
817774文字
会話率:29%
シラネは善人にも悪人にもなりたくなかった。
気まぐれに善行と悪行を繰り返すことが正しい生き方なのだと信じていた。
そういう生き方を曲げなかった結果として、冒険者パーティーを追い出されてしまったシラネは、他のパーティーを転々とした結果、元の
ところよりも遥かに実力が劣る居場所を見つける。
そのパーティーには、昔気まぐれで助けた元のパーティーメンバーの妹がいて……
元のパーティーに戻りたいと願うシラネは、今のパーティーメンバーと接しながら自分自身の行動を省みる。
カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+、ツギクルでも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 13:58:07
56350文字
会話率:44%
高校に入学してから一週間、何故か一週間経った今やっと自己紹介をし終えた陽太達、そんな中一人とても可愛く美人な女の子がいた
名前は氷野明乃(ひのはるの)何故か今の今まで存在自体気づきもしなかった不思議な女の子、そしてそんな明乃になんとなく見
惚れてしまった陽太
だがそれはただの一時的な気持ち、そう思うことにしてはふと、気になっていた部活の所へ足を運んだ
しかしその部活の部屋は何故か誰も人がいるような感じがなく薄気味悪い場所だった、そんな部屋に唖然としていた所に何故か氷野明乃が現れた
そしてそんな明乃と出会った事により陽太自身が大きく変わっていく事に陽太は気づく筈もなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 12:53:21
12621124文字
会話率:53%
彼女に「オタクはやっぱり無理かも」とフラれてしまい、傷心中の高校二年生桜庭柊斗。
そんな彼を優しく慰めてくれたのは、明るくて面倒見のいいギャル水島紗良だった。
「──大丈夫、ウチに全部吐き出していいよ」
優しく寄り添ってくれる彼女の存
在に、少しずつ心が救われていく。
「そんな子のことなんか忘れちゃって私たち付き合っちゃおうか」
そして柊斗はそんな彼女の提案で成り行きで付き合うことに。
最初は傷心中だったこともあり、成行きでしかなかった。しかしギャルだけど、実はとても真面目でオタクにも理解が深く、日々彼を甘やかしてくれる紗良のその優しい姿に次第に彼も本気で惹かれていく。
一方、主人公を振った元カノは他校の男と付き合い始めたが、実はその男が浮気性のクズだったことが発覚。
傷心した彼女が「やっぱりやり直したい」と戻ってくるが、柊斗にはもう甘やかしてくれる優しいギャル彼女がいる。
よくよく考えれば元カノより今の彼女の方がずっと優しくて一緒にいて楽しい。
もう俺は迷うことはない、ざまぁみろ元カノ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 12:30:00
45916文字
会話率:24%
関西を拠点に活動するMiASYS(ミアシス)。
それぞれが、夢をかなえたい思いで、オーディションを勝ち進み、男女5人組のボーカル&ダンスグループが結成された。
もちろん、最初から順風満帆だったわけじゃない。
時には壁にぶつかり、時には喧嘩し
たり。
だけと、それも今は歌ってきた歌や曲たちと同じくらい大切なものかな。
-野村翔稀-
※このお話はフィクションです。人物や団体は実在しないものです。あらかじめご了承ください。
だから、今のメンバー達と、まだまだ走っていきたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 12:10:00
839694文字
会話率:40%
世界最強国家、ネオプロトス帝国の上級貴族の家に生まれた双子の兄、主人公へマタイトは一般人レベルの魔力適正しかなく、パーティにも出席させてもらえず、冷遇され続け、8歳の頃に親に見限られ、誰にも知られぬまま下級貴族に養子に出される
その後見返す
ために、今の両親への親孝行のために成り上がろうとする話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 12:00:00
92341文字
会話率:57%
「今のわたしでは・・ここにある・・それだけ」白い部屋で目覚めた俺は、獣人達のいる魔法世界に一人放り出された。女神様にもらえたものはサバイバルグッズと1本の剣だけ。
これだけで俺はこの世界を生き抜かないといけないのか?
あそこにいるのはオオ
カミ獣人の女の子か。モフモフを愛して止まない俺が、この世界で生き抜くためジタバタしながらも目指すは、スローライフ。
無双などできない普通の俺が、科学知識を武器にこの世界の不思議に挑んでいく、俺の異世界暮らし。
――――――――――――――――――――――――――――
改訂できた話より、順次更新しています。上書きのため、更新通知が届かない思いますが、基本毎日更新します。
◇基本的にのんびりと、仲間と共にする異世界の日常を綴った物語です。
※セルフレイティング(残酷・暴力・性描写有り)作品
カクヨム様、アルファポリス様でも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 12:00:00
749756文字
会話率:53%
俺は日本で病気にかかって、あの世へ旅立った。
だけど本当は寿命は残ってた。
女神様が間違って15歳の女の子の代わりに俺の命を召したわけだ。
そんな事情かよ。そんじゃ仕方ない。5年間の闘病生活の末に享年21歳。
女神様が代替え案でパラレル
ワールドに送ってくれることになった。
丁度、俺そっくりの奴が天に召された直後の世界があって、そこに行く。
行き先は今の日本とそっくりだけど、違うのは男女逆転世界。男女比も1対12。
ハーレム? いや無理でしょ。そういうのってハンサム転生したやつの特権。転生先、美的感覚は前と変わらないもん。
モブな俺は、前世の病気のせいでできなかったことやって、普通に大人になればいい。
誰が彼女になってくれれば、御の字だしね。
チート? そんなもん付けくれるより、俺を支えてくれた前世の親と妹が苦労しないように金をやってくれ。
俺は17歳に若返らせてもらえるし、ただ健康な生活を送らせてもらうから。
貞操逆転、男女比狂いの世界に期待したのだけれど・・。
あれ妹の梓、元カノのルナ、それに幼馴染み。なんでこっちの世界にもいるの?
俺、違う世界に行ったんだよね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 12:00:00
511167文字
会話率:27%
【短いあらすじ】
魔族になった男が、とにかく頑張って人間に戻ろうとするお話
【あらすじ】
俺って誰だっけ?
いきなり訳の分からない状況に混乱する男。
人間以外のナニかになった男は、人間に戻るために試行錯誤する。
だが、もともと脳筋だった
男は、考えるが何も思いつかない(実際は何も考えていない)。
しかも記憶がなくて名前すら思い出せない。
絶望する男に追い打ちをかける真実……
ちょっと待って、俺って芋虫じゃん!
今の姿は人間から遠く離れた別の生き物……
絶望に打ちひしがれるかと思いきや、意外と元気な男。
そんな考えてそうで何も考えていない男が、人間に戻るため色々と苦労しながらも前に進んでいるのか、どうか分からないお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 12:00:00
74187文字
会話率:35%
魔法が発達した世界、メリオル。
そこで生活する魔道士ポーラは試験的に新しいギルドを作るためにメンバーを探していたが、
新メンバーの候補にあげたのは蔑まれた世界の最強レベルの魔道士だった。
反対意見が多い中、ポーラは仲間に入れるために奔走する
。
科学が発達した世界、地球。
そこの孤児院で生活しているトウヤは蔑まれ、迫害されながら日陰で暮らす生活にうんざりしていた。
だが希望は一つだけある。
トウヤには他の人には無い魔法のような力を持っている。
この力を使って世の中を良くしていけば、今の生活から抜け出せるかもしれないと思っていた。
ある日、監視されていることに気づき犯人を突き止めると、そいつは魔法世界の人間でトウヤを誘いに来たと言う。
魔法世界の人間、ポーラの話を信じれば生活が一変する。しかしおとぎ話のような話は本当か?
トウヤは自分なりの方法で真偽を確かめるのだった。
twitter(@cat_owl_nobel)にて更新お知らせしてます。
よろしければフォローお願いします。
毎週金曜日11時に更新中。
ぜひブックマークや感想、評価などお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 11:00:00
668242文字
会話率:40%
『おめでとうございま〜す! 貴方様は厳正な抽選の結果、見事他の世界への転生権を獲得いたしました!』
事故で死にかけた男“灰谷開斗”。彼は死に際にヒヨリと名乗る超越者に魂を掬い上げられる。このまま行けば昨今流行りの異世界転生。望んだチート
を手に入れて、約束されたバラ色の来世間違いなし……の筈だったのだが。
「チートはいらない。今のまま生き返らせてほしい」
『そうですか……では、楽して無双するベリーイージーの来世を捨てる代わりに、現世に戻るためだけに難易度ベリーハードのご依頼を受ける覚悟、ございますか?』
それは、世界を救う勇者の物語……ではなく、自分が救われるために勇者を救う物語。
頼りになるのは己の身体と、自らと勇者に迫る危険な未来を大雑把に知らせる予言システム。そして相棒のお喋りな白いコウモリ(に化けた超越者)のみ。
迫るは無数のデッドエンドとバッドエンド。時には避けつつ時には払い、生存ルートを掴み取れ!
こちらの作品は、ネオページにて最新話まで先行公開。ハーメルン、カクヨム、ピクシブにて後発公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 10:02:22
52652文字
会話率:46%
この世界には、いくつもの国が存在し、それぞれがそれぞれの思惑の中、動いていた。
東の大国、西の大国の間にある諸外国ひしめく中のごく小さな国、バネルパーク皇国。
王であり、統治者であるマルファムル・ファン・バネルパーク皇女は、ヴァールとい
う不思議な力を持つ生物と共存していた。
国民にすら秘密にしていたそれを、国の権力者である右大臣に知られ、皇女は知らぬ間に罠にかけられる。
その罠のおかげで、皇女のことを信じていた国民たちにすら化物だということが露見。
ヴァールの存在を知られてはならないという、代々ファン家に伝わる伝統を守るため、皇女は、ヴァールの力を使い、バネルパーク皇国ごと飲み込み、喰い殺した。
ヴァールは、漆黒の蛇のような姿をしており、普段は皇女の影に隠れている。
だが、その正体はどんなものでも丸呑みし、喰い殺してしまう恐ろしい化物だった。
バネルパーク皇国は、マルファムル皇女の先代、先先代が築いて来た国だ。
先代から生まれ、最も才覚のある者が皇女を継ぐ。
だが、選ばれなかった者たちはどうなるのか?
その者たちは、城から街に降り、普通の人として生活を始める。
そのため、国民たちは先代、先先代の子孫であり、化物である皇女と同じ血が流れている。
バネルパーク皇国はこうして誕生したわけだが、先先代より前の皇女たちも、今のマルファムル皇女と同じ状況になったことが多々あった。
その度、自国を全て飲み込み無かったことにし、新たな国を作るため、夫探しの旅に出た。
マルファムル皇女も、新たな国を作るため、最高の夫を探す旅に出るのだった。
歴史は繰り返す。
マルファムル皇女は一体、どんな男と出会い、どんな恋をするのか、はたまた、どうすれば満足するのか、それ全てが今はまだ未知数である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 10:02:17
224798文字
会話率:35%
七つの王国を股に掛ける大帝国グラン・ベザ――。
かつてそこで王女と呼ばれた少女は、時を経て、選帝侯ヴァレンティン大公家の公女としての生を全うしていた。やがて再び過去に両親と故国を奪った争い、皇帝戦が起こるであろうことを知りながら、″皇帝とな
る者”ではなく″皇帝を見定める者”として。
それで何ら、問題はなく、上手くいっているはずだった。故国ベルテセーヌで、王位を簒奪した王の息子が″婚約破棄騒動”なんて起こすまでは。
私の故郷で、よくもザマァ事件なんて起こしてくれたこと!
その上、別の国の皇子様に見初められましたですって? 冗談じゃない!
勝手に王位を奪っておきながら勝手に国を混乱させた貴様ら全員、その責任は、きっちりと支払っていただきます!
過去のしがらみと今の友情。
捨てたはずの国と捨てておけない悔恨。
そして再び訪れる皇帝戦――。
かつて王女でありそれを誇りに思っていたはずの公女が、お綺麗事をばっさりと切り捨てながら、奮闘します。
「私は、リディアーヌ……リディアーヌ・アンネレット・クリスティナ・ド・ベルテセーヌ――皇帝クロイツェン七世に両親を殺された、“墓の下の王女”よ」
たとえもう自分が帝位につくことはできずとも。
自分の手で、自分の戴くべき者へ、両親が手にできなかった冠を取り返すために――。
※多少の残酷表現などが有ります。苦手な方はご注意ください。
※ブクマ・評価などいただけるようでしたら、有難うございます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 09:30:00
202078文字
会話率:46%
我々人類は、この広い宇宙の中で本当に孤独なのだろうか。誰しも一度はそんな疑問を抱いたことがあるだろう。
今までの観測結果によると、生命が生まれる可能性のある惑星や衛星は、この広い宇宙の中に無数に存在している。
その疑問を解消するため
に、人類は無人探査機を数多く打ち上げてきた。その観測結果によると、木星の第3衛星であるガニメデには、何らかの生命体が存在しているであろうことが判明した。ガニメデの表面上に、隕石で出来たとは思えない程の数、様々な形の穴が空いていたからだ。
まだ理由はある。分厚い氷の地面には、土などないにもかかわらず、苔か藻類のようなものが点々と生えていたのである。更に、ガニメデに近付くと、法則性のわからない、微弱な電波が検出された。
何者かはわからないが、厚さ150kmというこの分厚い氷の下には、何らかの生命が誕生している可能性が高いと、科学者達は分析した。
知らないことは知りたくなるのが、人というものである。ついには、2130年、有人宇宙飛行船をガニメデに飛ばす計画が立った。
〈トムソン号〉と名付けられた有人宇宙飛行船が、ガニメデに到達するのは、7年後である。
ストレス耐性が高く、それぞれの部門で優秀な科学者である人物が、厳正なる試験によって選抜された。人類が、今の技術で作ることのできる宇宙飛行船は、驚く程に狭く、収容可能な人数は5人までとなった。
超高難度の試験を突破した、忍耐力のある英雄たちは、以下の通り。
パイロット ジョージ・エヴァンス
副パイロット ルイス・エヴァンス
通信士 デヴィット・アンダーソン
生物化学者 立花 里香
医師 アルベルト・ホフマン
これは、この5人が繰り広げる、ガニメデの冒険と宇宙の旅の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 08:25:34
50403文字
会話率:58%
保育士をしていた25歳。
マリカはある日気が付いたら異世界の子どもに転生していました。
その世界は魔王が勇者に倒されてから、誰もが不老不死を持っている「平和」で「幸福?」な世界。
ただし、子ども以外は。
子どもが幸せでない世界なんて我
慢できない。
異世界に転生した保育士は子どもだけが持つ「ギフト」を使い子ども達の未来と幸せの為に戦います。
住処はなんと魔王城。
目指せ、世界の環境整備。
誰もが望む不老不死を手に入れた世界は本当に幸せな世界なのか。
今のところは子どもとのスローライフほのぼの(?)系。
ですが少しずつ世界全てを敵にした子どもたちの逆襲が始まります。
1話に主人公のマリカイラストを入れました。
ハデな戦闘はもう少し後。
あまり主流のお話ではありませんが丁寧に描いていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします、
一部、子どもの苦しむ姿や虐待の描写があるところもあります。R-15は今のところは念の為。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 08:10:00
5579919文字
会話率:33%
金本尚香(きんもとこうか)は東京のアラサー会社員。山あり谷ありで今の位置を得た尚香の生活は、ちょっと頭のおかしい章(しょう)との出会いで、またあれこれ揺れながら変わっていく。
誰でもそうであるように、人生の未来が見えなくて、それでも毎日
を生きる、不安な一人の会社員。そんな尚香と、章と、そして誰かのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 08:03:40
323972文字
会話率:55%