僕は、氏族の末席にいる。特に語るべき話はないけれど、特に語ろうとも思わないけれど、大学生の僕は異世界に勇者として招かれた。
本当に下らない話だ、いいや、碌でもない話だと言い直すべきだろうけれど。異世界に呼ばれた勇者は、僕じゃあない。
筈だ、きっと。
然るべき人がいて、それなりにそこそこ良い感じになる話の筈だ。僕さえいなければ、話は拗れず丸く収まった。
僕は、勇者ではない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 11:17:10
442649文字
会話率:48%
※初めての投稿になります。よろしくお願い致します。
※この小説はフィクションであり、実在する人物・団体とは一切関係ありません。
あの日、あの時あの選択。全てが繋がっていた。悪人はまとめて成敗致しますーー。
エミリアーナは侯爵家の次女だっ
た。
聖女の力を発現したことにより、彼女の運命は変わっていく。
第1王子との婚約解消――。そして2度目の婚約。
前向きに生きていこうとする彼女の邪魔をするのは……。
そんなエミリアーナに、侯爵家の使用人が近づく。彼にはまた別の目的があるようで……。
運命に翻弄されながらも、彼女は人の縁に恵まれ道を切り開いていく。
母の死、聖女の力……。次々と明らかになっていく事実に、エミリアーナに衝撃が走る――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 07:10:00
228681文字
会話率:54%
あの有名な「うさぎとかめ」のレースが終わったあと、すべてが丸く収まった――はずだった。
だが、勝者の亀には心に引っかかる言葉が残っていた。「正々堂々勝負しろ」「寝ているうさぎを無視するなんて、かめでなしだ」と非難の声があがったのだ。勝った
はずなのに、素直に喜べない。「自分のやり方は間違っていたのか?」そう思い悩んだ亀は、本当の答えを探す旅に出る。
一方、敗者のうさぎもまた、自分を見つめ直していた。「なぜ、負けたのか?」本当は速く走れるのに、途中で寝てしまったのはなぜか――。彼が見出したのは、自分がずっと「比較」や「勝ち負け」に縛られていたということだった。自分を取り戻すために、うさぎも旅に出る。
旅の道中で、二匹はさまざまな動物たちと出会う。上から全体を見渡していたキリン、周囲の目に振り回されないフクロウ、ほんの一部しか見えずに誤解していたネズミ。それぞれが異なる視点を持ち、それぞれの「真実」を語る。
互いに成長し、やがて再会したうさぎと亀。今度こそ、正々堂々と、自分らしく――そして相手を思いやる形で、ふたりはもう一度レースに挑む。
この物語は、「勝つこと」「正しさ」「自分らしさ」について読者に問いかける。答えはひとつじゃない。だからこそ、互いの道を認めあうことが大切なのだと気づいていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 23:05:34
14099文字
会話率:39%
バレンタインというイベントに踊った、一人のモテない男子生徒のお話。
異世界設定にして魔法とか入れるつもりが時間的にも行間的にも入らなかった……。名前が洋風だったりするのはその名残!
※アルファポリスにも投稿しています
最終更新:2023-02-14 14:23:10
4889文字
会話率:23%
もし、乙女ゲームのメインヒーローが予知夢を見ることが出来たら……?
解;フラグがバキバキに折れる(無意識)。
悪役令嬢強しなすれ違い物語。王子はこれでも婚約者(悪役令嬢)の前以外ではキラキラデフォルメな完璧王子です。
最終更新:2020-05-24 00:00:00
5192文字
会話率:29%
2016年3月作成(保存用)
久遠寺高校に入学した尾崎 穣。彼には人には言えない秘密があった。それは未来予知という能力。その能力を使わないようにする為に穣は日々を怠惰に生きるしかなかった。だが、入学式に出会った久遠寺 美羽。夏目 暁。金
井との出会いによって穣は少しずつ変わっていく。
そんなとき担任のシノッチから研究室の見学を余儀なくされる。しかも、シノッチの兄は世間で奥様の味方と言われる篠原教授だった。しかも、その研究室には暁も在籍している。教授と面会した穣は未来予知の能力を見抜かれる。そして、暁は穣に普通の生活をさせてあげるように頼まれ、穣は暁のことを好きでいてくれることを頼まれる。そのお礼に美術館のチケットを貰い、穣と暁は金井と美羽を誘った。
美術館に向かう穣と暁は痴漢騒ぎに巻き込まれた「が、冬物のコートとハットを被った謎の男が現れ、事態は丸く収まった。
そして、穣は美術館にて謎の男と再会。そして問われた。
「君は今、幸せかい」
その問いに答えることが出来ない穣。そして、気付く。暁なら自分の生き方を変えてくれる。その自分勝手な理想を否定出来ず、穣は悩む。
次の日、満身創痍の穣は食堂で美羽と暁と金井の四人で食事を取った。その時、暁にクラスメイトが話し掛けた、それが原因で暁に勝たなければ退学という条件で対決をすることとなる。
そんなある日、穣は交通事故で死ぬ。しかし、何故か死ぬ前に時間が戻った。次に家が火事になり焼死。更に射殺され、穣は自分が死に囚われたことに気付く。
そのとき暁が家にやってくる。どうやら暁もこの時間を繰り返しているらしい。そして、二人で遊園地に行き、穣は初めて自殺をする。それによって暁は元の時間に戻ることが出来た。
暁は穣を救う為に篠原教授を頼る。その方法は突拍子もなかったが、これにより穣のいる世界に戻り、見事助け出して見せた。
これにより穣は能力を抑えることに成功し、自分が幸せだと公言出来るようになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-09 20:57:29
139080文字
会話率:50%
塚崎ゆかりは兄、塚崎奏太を毎日当たり前の様に罵る。父の再婚で家族となり、俺の妹という立場にあるのだが、小学校を卒業したあたりから、人を人として見なくなっていた。呆れた父も家を出て行き、母は再婚して直ぐに病気で亡くなっていた。結果、二人取り残
された身である。そんな淀んだ空気の中生活していく中、ある日奏太はゆかりの落し物に気付く。それは小さい頃、奏太とゆかり二人で撮った、ツーショットの写真。それをゆかりはずっと大切に保管していた。写真の一件は、ゆかりに返し、丸く収まったと思っていたが!
「ち、違うの! これはて、偵察よ!」
その晩、就寝している奏太にゆかりが夜這い?!
「なんのだよ?!」
そう。
この物語は、罵倒を照れ隠しとくる超不器用なツンデレ美少女と、その兄の過激な恋愛物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-04 23:36:54
3359文字
会話率:28%
あの日、僕が別れを告げずにいれば、誰も傷付かずに丸く収まったかな
あの日、僕が曲を書いていれば、みんな一緒にステージに立てたかな
最終更新:2018-12-28 10:42:23
700文字
会話率:0%
私は、特に特徴のない19歳の女の子。趣味の散歩をしていたら、地域の人気者の櫻井圭人さんと同棲する事に!?
恋愛に不器用過ぎて直球でいったら、何だか丸く収まった!!
登場人物だったふたりの、ちょっと遅めの青春っぽい恋愛。
最終更新:2017-10-23 21:30:41
5354文字
会話率:63%
ライトノベル作家になるため日々、小説を書いていた主人公の上谷幸樹。
しかし、いつも一次審査落ちか二次審査で落ちる結果だった。どうしても、
三次審査までたどり着けない。それでも、彼は諦めず様々なジャンルの小説
を書いていく、日常コメディ、恋愛
物語、異世界、SFと言ったものすべてを、
そんなある日、執筆している小説で良い案が浮かばず何もない屋上で考えようと
足を運んだのだが、そこには、一人の女の子がいた。ラッキースケベイベント発生!
その女の子の下着を見ることができ、悩んでいた案が浮かんだ。しかし、世の中そんな
上手くそれでおしまいとはいかない。幸樹が自身の小説を読ませると言うことで丸く収まったが、
この小説を見た女の子は幸樹に演劇部の脚本を書いてほしいと頼んだのだった。
ライトノベル作家としての道を進む中で、まさかの脚本もやることになってしまった。
彼は二足のわらじを履けるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-24 18:15:33
62088文字
会話率:53%
世界は所詮、すべての物事が丸く収まるようにできている。それはこの地球の形状そのもののようだ。
世界観はこの世界。皆が居るこの世界だ。その世界においては、異常性―それすなわち、『能力』と呼ばれる物―が存在する。それは個人個人にある個性や、
オリンピック選手たちやパズルを解く力、勉学に秀でていることすら関わっているのかもしれない。君の隣に居るような、そういう奴らも、ある意味で『能力者』なのかも知れない。しかし、それはこの物語にはそこまで関わっていない。
嘉島奏明と王城隼人は異能の力が備わっている。両者ともに、超能力者であり化け物である。両者ともに利用し合い、両者ともに生き延びるために『仲間』をやってきた。
閑話休題。
嘉島たちの出会いの夏休みを終えた9月8日。暇を持て余して(いたかどうかは定かではないが)、街を歩いていた嘉島は運命を変える一人の少女と出会う。その日から嘉島の中で『仲間』というものの考えが変わった―― ◇ほぼ毎日更新。 誤字脱字が多発している恐れあり。見つけたら報告お願いします。推理であり、バトルであり、人間ドラマ。笑いあり、涙あり、恋愛ありの青春感動作品である。はず◇
超能力者を相手取る、新感覚推理&バトル!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-05 22:21:25
515849文字
会話率:51%
僕はまだ中学生だった。確か、卒業式が終わったときだったろう。僕らは戦争を開始した。相手は教師達だ。僕らが戦う時間は午後6時~12時まで。よって戦いは「シンデレラタイム」で行われる。僕らは高校生活を始めるために教師たちと戦う決心をした。大人
の階段を昇るために、殺しあう決心をした。この戦線は『シンデレラバトローション』。僕らが成長するための。僕らが大人になるための。僕が僕であるための戦争の物語である。◇毎話、大体1000文字程度です◇完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-22 00:00:58
118624文字
会話率:50%