最愛の妹と共に地上でつつましく暮らしていた太陽神の息子ヤマは、ある日、死の女神・ニールティーに出会う。彼女はヤマが世界最初の死者に選ばれたと告げるが…
因果が巡って死ぬならば、何がヤマの罪なのだろう。
マハーバーラタに登場するの話と、リグ
・ヴェーダに出てくるヤマとヤミーの対話に着想を得たものです。
※この話に出てくるインド神話の概念(罪、ダルマ(法))などは捏造、創作を多く含みます。現実の宗教などと結びつけないようお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 12:00:00
8271文字
会話率:43%
『終わる…―――今日で私の命は、くしゃくしゃに丸まった紙屑の様に、風に飛ばされ消えていく――――…』
身に覚えのない罪により、クラスメイトからいじめを受け追い詰められ疲れ果てた楠森薫は、ビルの屋上から身を投げるため柵の外に立っていた。
覚悟を決め身を投げたその時、地面が大きく波打ち路面に追突するはずだった薫の体は地下に水没する。どこまでも落ちていく事に恐怖を感じた時、下方に光が見えそれは大きくなっていった。
膜を突き抜ける感覚を覚えた時、下方にとてつもなく巨大な異形の“胎児”が見えてくる。目を閉じて眠る灰緑色の胎児の威容の傍を降下しながらこのまま眠っていてくれと薫が願ったその時、胎児の一つ目がうっすらと開きーーー中の四つの瞳孔がバラバラに蠢いて薫を凝視する。
異音に気付くと、下方から胎児の何本も枝分かれした指が薫に迫ってくる。自身の顔に触れる胎児の感触にゾッとした時、薫の頭の中に何人もの赤ん坊の声を重ねた様な異様な笑い声が響く。
指が薫の口の中へ入ろうとしたその時、轟音と共に薫の体は強烈な力で胎児から引き離され下方へと降下した。
同時につんざいた胎児の絶叫が遠くなり、恐る恐る自分を抱えた正体を見て薫は驚愕する。
灰紫色の装甲に全身を覆ったーーー体長数メートルの人型の異形が自分を抱え、はるか遠くに見える地上に向け高スピードで落下していたのだ。
その事実に慌てふためく薫に異形が声を発した時、薫は信じられない思いで異形を振り返った。
五〇〇年に一度起こる異界“ヒラニヤ・ガルバヤーツ”との融合ーーーー選定者(ブハヴァ・アグラ)となりヒラニヤ・ガルバヤーツの神に次の世界を願うーーーー薫の世界の人間のほとんどが屍鬼(ヴェーダラ)と化し魔神や魔族、魔獣や精霊などが闊歩する異界で、自らの生に絶望し終わらせようとした楠森薫は数多の出会いと別れを経験し、過酷な試練に苛まれつつ自らの生を問われる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 19:37:47
124664文字
会話率:49%
___心の火を捧げよ。
舞台は、神や精霊の力を宿し、善と悪を決められた者たちが宿命のままに戦い続ける世界。
主人公の【アル・ヴェーダ】が様々な出会いと、戦い、そして別れを経験する中で決められた善と悪ではなく、本当に正しい選択を模索する物
語。
最も古い宗教の一つである【ゾロアスター教】の神々をモチーフにして多種多様な能力バトルが繰り広げられる。
作者独自の解釈による新たな【原典(アヴェスター)】の結末とは___折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 17:49:11
9906文字
会話率:54%
とあることから異世界「地球」での記憶がよみがえった少年シュウ。そんなシュウは、彼が生きる世界ヴェーダで英雄を目指し、冒険者となることを誓う。
才能があるわけでもなく、魔法も使えないシュウだったが、彼にはこの世界において規格外の「絶対に死な
ない」能力を有していた。「生存戦略」と名付けたそんな能力と共に、シュウは英雄への道を進み続ける。
この物語は、世界に疎まれる少年の英雄譚である。
この作品は「カクヨム」「ノベルアップ」「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 22:00:00
174747文字
会話率:58%
【本編完結済み】
世界大陸が魔獣の侵略によって侵されて幾年。唯一人間が暮らしていける場所は、超巨大な建造物《冰結宮殿》のなかのみになった。
その男は、世界に存在する賢者の一人。
なかでも短くして生涯をおえた《大賢者》は、知りたいという知識欲
と根性、世界へのだらだらの未練で、千年後の世界に転生する。
名をベルティスと変えたかつての大賢者は、奴隷市場で一人の小さなエルフを買う。
退屈な人生に彩りを。
この弱き存在に教育を。
大賢者は、今まで培ってきたノウハウと、前世の人脈を持ってして、奴隷エルフを最強の剣士に育て始める。────たまに親バカになりながらも。
※どちらかというとエルフ少女の成長物語
※主人公は最初から最強。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-05 14:31:17
290168文字
会話率:48%
北の山脈により外界から隔離された、亜大陸アヴァニにて。かつてこの地を統一したヴェダ王国、その系譜を継ぐミトラ王が治める新ヴェダ王国の都では、高名な占者が世界の破滅を予言し、その噂が巷に流布し取り沙汰されていた。
王都を訪れた踊り子ルチヤ
と歌い手シルティの二人連れは、その危機を免れるための手がかりを探す傭兵団、ガーナの団員らと出会い入団を決意する。
探索の鍵となるのは、古代文明期に創られたとされる『アプサラスの遺産』。天人、天女とも呼ばれる謎多き古代種族アプサラスの秘密を探るうちに、ルチヤ達は世界の真理へと近づいてゆく……。
インド・南アジア風、かつレトロなRPG要素の強い世界観です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 18:16:08
66778文字
会話率:52%
あるラヴィニア・エリザルナ・リナヴェーダは仮の名
皇国の皇女で、ある王国の王妃であった
リーファス・ルーヴァレンは仮の名
ある皇国の皇子でラヴィニアの弟である
五大魔導師
帝記など数々の歴史書を記し、数多くの魔法を発明した伝説の賢者
ラヴィニア・エリザルナ・リナヴェーダ
ルーファス・ルーヴァレン
ルカニール・ガルヴェイラ
サリマ・ラ・スーシャ
ペトラ・クトバ
を人々は五大魔導師と呼ぶ
そんな偉大な魔導師の弟子である
バージル・ガウリエフは元戦争孤児
6歳の頃に戦地からルーファスとラヴィニアに
衰弱していた所にを助けられ
バージルが持つ膨大な魔力を見込まれ五大魔導師の後継者として養育される
「Pixiv」にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-28 09:16:24
12148文字
会話率:76%
簡単なお仕事です――その謳い文句に乗せられたノゾミは、異世界ヴェーダに召喚されてしまう。「俺の無敵の異世界生活が始まる!」そう期待していたのに、現れたのは地雷系少女まゆちゅ。毎晩のように迫りくる接近をかわしながら、何とか生活していく異世界生
活がはじまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-15 22:27:25
9730文字
会話率:37%
ヴェーダ国の王、ハルムには正妃との間に子がいなかった。そこで慣例に則り、側妃を迎え入れる事になった。
べリング子爵家のメイラは国の命令により側妃として迎え入れられた。
側妃を娶る事に乗り気で無かったハルムだったが、メイラを見た瞬間ビビビっと
来たらしく。
なんとかメイラを口説きたいが、色々理由をつけて断られてしまう。
これは何としてもメイラと共寝をしたいハルムと、白い結婚で実家に帰りたいメイラとの攻防戦である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-18 21:53:31
5626文字
会話率:26%
――勇者――それは人類に敵対する魔王を討伐しようと勇気ある者たちを指す、と人間達がほざいている。
だが実際、勇者はクソだ。
魔王たる俺は人類に敵対などしていない。
むしろ異界から出現するインヴェーダと呼ばれる怪物たちを討伐してやっているの
だ。
奴ら人間は、俺たち魔族とインヴェーダを区別しない。
ゆえに、人間はインヴェーダに殺された仲間はすべて俺たち魔族にやられたと誤解している。
俺が何度言っても奴らはそれを信じようとしない。
むしろ俺の話を信じようとするものはすべて魔女扱いされ、処刑される。
俺は今日も魔王として、人間たちと会話を望み、全くコミュニケ―ションを取れないインヴェーダを討伐している。
これは、魔王たる俺がインヴェーダからこの世界を守りつつ、片手間で勇者を討伐する物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-14 18:37:57
118657文字
会話率:47%
謎の施設で目覚めた男が、謎の保護者兼ペットに世話されたり、謎の巨大兵器に乗って戦ったりする話
重複投稿:カクヨム
最終更新:2021-05-24 22:44:18
302079文字
会話率:23%
サービスを開始したばかりのVRMMORPG「ユニヴァーサル・サルヴェーダ・オンライン」を始めることにした英理と葵。
英理がランダムで作成した"エリス"は6属性から外れた"無属性"の魔法を使えるようにな
るレアキャラだが、使えるようになるまでの期間は戦闘能力ほぼ皆無。
葵がランダムで作成した"アズ"は最初から6属性全ての魔法を使えて他の初期ステータスも比較的高いレアキャラだが、経験値を獲得してもレベルが上がらない。
"アズ"は他のプレイヤーの"初期限定サポートメンバー"として活動資金を稼ぎ、"エリス"は情報収集やアイテムの入手など、非戦闘地域でできることをこなしていった。
エリスの無属性が解禁されたその日から、2人の快進撃が始まる!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-01 00:00:00
2832文字
会話率:30%
16 世紀インドの学匠・ナローッタマ(Narottama)師による著作『リーティ・マーラー(文体の花環)』の抄訳である。『リーティ・マーラー』は、よく知られ共有される定型文を、梵語の様々な文体で記した。
拙訳では、そのうちから五つの定型
文と五つの文体の組み合わせ計二十五通りを日本語にした。
このような文学的遊戯を翻訳するのは本来不可能である。拙訳では詩の情趣を破壊する直訳調をあえて選んだ。梵語の文体の多様さを知ってもらうことを第一に考えたためである。
また、扱った五つはジャンルに偏りを持つ。本来ならば仏教文献や法典類、学術書なども紹介するべきであった。それができなかったのはひとえに訳者の力量と時間的余裕の不足によるものである。今後に期待されたい。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
以上の内容ぜんぶ嘘です。そういう体の、コピペを素材とした文体芸です。梵語の文体の多様さを知ってもらうことを考えたのだけは本当です。コピーできる文体が増えたら連載としての投稿も考えています。一部は twitter にも置いてあります。怒られたら消えます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-20 08:43:37
5471文字
会話率:3%
マッチ売りの少女は何故か灼熱のビーチに居た!!
白い砂浜、オーシャンブルーで最高にホットなリゾート地で素足にボロを纏った少女は果たしてマッチが売れるのだろうか!?
最終更新:2020-06-15 23:28:16
720文字
会話率:24%
激化する戦乱、主人公は一家で隣国へ亡命した。かつてハルメンに攫われた過去、救ってくれた少女を探す。(狂気と執着の峠、マリアネッタ参照)
【ハイエナ】主人公メリッサは公女の身分を隠して探偵をしている。自国から出て事件を探す間に近づいてはいけな
い組織に関わっていく。
【エルディッシュ】主人公フィオナの父が経営に失敗し自殺、借金と馬主を背負う。彼女は借金のカタとして好色中年貴族と結婚させられそうになった。
■キャラ:魔王子〔トゥルド・ラシールド〕、経営者〔ウェルヴィ・オージィ〕、ペガ馬〔ヴェリド・ヴァロビン〕、、義息子?〔ヴレイズ・フルアード〕、補佐官〔オンディー・ラヴェーダ〕、敵企業ボス〔エルヴァシュ・オールシューズ〕
【復讐のアルクメディア】主人公アルクメディアの婚約者と義妹が駆け落ち。吸血鬼に育ての親を殺され吸血鬼だと噂の地主と偽装結婚。
■end有りメインキャラ・吸血鬼[エルクオルヴァ]、ハンター[フォル]、吸血鬼ハーフ[ノディスタシー]、修道士[ウルマイル]/サブend:生き別れ兄?[ライヴィト]、義兄[リマァル]、地主[クリープス]、義父[イーヴォルト]
【地主様の花嫁様】平凡な村娘カルテナは地主の妻になった。しかし彼がただの人間ではない事を死ってしまう。■キャラ=地主[エクセ・ライオリー]、魔王[ディアンス]
【婚約者が死んだ?】主人公シラディーナは結婚前に婚約者を亡くす。■キャラ・死婚者[エアノス]、SL整備士[フォーアランド]、求婚者のバリモン[アストン]、針鼠[ダチュバット]、子拐い[ラミオ]
【パールプリンセス】貧しい暮らしをしていた主人公コルセスナは売られ貴婦人に買われた。
◆キャラ・ヒロインを救った[ルクス]、暗殺者[ダルデ]、[?]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-08 17:09:56
6522文字
会話率:42%
将来の夢というと、多くの人はスポーツ選手、パティシエ、サラリーマン、お金持ち、など実在するものを思い浮かべるだろう。しかし彼は違った。彼は異世界に行くことを夢としていたのだ。そして彼は長い研究の末「異世界」を見つけた。
これは魔法の存在
を知らない現代日本人であった「神楽坂(かぐらざか) 仁(じん)」が異世界において数々の不可能を可能に変えていく物語である。
最強系の作品が書きたくて執筆しました。更新は不定期です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-24 12:00:00
2668文字
会話率:29%
自転車事故で左足を傷つけた善行、72歳、は、退職後、お釈迦さまの原始仏典の勉強と、天文学にはまっている。ライフワークの「分子雲の進化論」をまとめるべく、日夜努力している。次から次に思いつくことがあり、また、文章が支離滅裂で、まとまらない。も
う少し、もう少しでここまで来たが、本当にもう少しだ。事故から復帰して、まだ、くたばりたくないと叫ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-24 18:42:48
40687文字
会話率:14%
それは、言葉がすべてを決める世界。
――ちいさな箱庭をゆらした、ちいさな小石の物語。
[史記]を言名にもつ少年『生きた歴史書』フヒトは、あらゆるできごとを識っていた。不変を疑うこともなく過ごしてきた日常は、突如転機を迎える。
「――
俺を拾ってくれ!」
学都の外れで縋りついてきた美少年に、おもわず手を差し伸べたのが運の尽き。学都の主[調停者]リ=ヴェーダから得体の知れない美少年――推定:来訪者――『アリス』の監査役を命じられたフヒトは、後先顧みない行動力に振り回されることになる。
変わるはずのない日常が軋みだす。忍び寄る変革に、少年たちはまだ気づかない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-09 08:00:00
169251文字
会話率:31%
詩のジャンルでいいのかよくわからない詩。元ネタはリグ・ヴェーダ。
最終更新:2017-07-18 12:38:34
968文字
会話率:0%
都市ローディナスにそびえる巨大な塔リグ・ヴェーダ。なぜそこにあるのか、なんのためにあるのか、何も明らかにならない中で、国や組織、そして人々が、それぞれの思惑で登頂を初めて数十年。未だに頂を見たものはいない。故郷を飛び出し武者修行中の少年アイ
ンは、その塔に挑むべくローディナスの地を踏んだ。胃袋ブラックホール娘メルティを相棒に、塔の頂点を目指そうとするが…。
■不定期更新以前に他作品の改訂とか滞ってるし、仕事の合間縫ってやりますので、まぁ、長い目で見てください■折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-05 00:13:14
55387文字
会話率:52%