「貴様を王家から除名する!」
この日、ポロロン王国第4王子、エドワード・スパム・ポロロンは王家から除名される。
国内で大きな問題を起こした罪で。
「そんな!父上!どうかお考え直しを!!」
「ならん!お前はこれより一男爵として、南部ボロ
ンゴ一帯を領主として治めよ!これは決定事項だ」
南部ボロンゴ。
それは不毛の荒れ地と、強力な魔物ひしめく広大な死の森が広がるだけの地だ。
元々流刑地であったそこに住まう住人は、罪人の子孫のみでSの数は100にも満たない。
「無理です!お慈悲を!!」
王家の血筋であるため裸一貫でこそなかったが、そんな領地を真面に治める事など出来るはずもなく。
王家でぬくぬくと育ったエドワードに待っているのは、地獄の様な生活なのだから必死に懇願するのも当然だ。
「ならん!この男を連れて行け!!」
だがその温情の訴えは聞き入れられる事はなく、第4王子は強制的に南部ボロンゴへと送られる。
「こんな場所でどうしろってんだ……」
領主館は手入れもされていない崩れかけの幽霊屋敷。
従者は一人もおらず。
領内唯一の村は、悪天候続きの影響で今年を越す事も出来るか分からない有様。
こんな場所をどう治めろというのか?
そんな絶望的な状況の中、エドワードは唐突に思い出す。
自身が転生者である事を。
そして転生時に、神から【ランクアップ】というチートを授かっていた事を。
これは王家から捨てられた第4王子が、ゴミの様な領地を神から貰った力で発展させていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 11:55:42
301463文字
会話率:28%
大陸と離れた群島の辺境にある小さな村に住むサラ・マンデリンは、いつか外の世界に出たいと夢見つつ、実際には何も行動しないで働きもせずに毎日をマイペースに過ごしていた。
自堕落に過ごす日々は祖父によって支えられていたが、ある日祖父は突然倒
れ亡くなってしまう。
遺言通りサラは、祖父の残した莫大な遺産を独り占めして悠々自適に過ごすはずだった──が。
「え? ギルド? しかもランク0って!?」
祖父の遺産のなかにあった底辺ギルドも相続してしまったサラは、一転して借金返済に追われるカツカツな生活に。
「問題ありません。サラ様。私とともにギルドを運営していきましょう」
祖父がサラの助けにと託した異世界転生者であるチハヤ・ナゲカワとともに、サラは底辺ギルドから稼げるギルドへランクアップを目指す。
「無理無理無理無理無理~!!!!」
*この作品は、「ネオページ」先行で連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 05:50:00
185693文字
会話率:51%
――亡くなった曾祖父は魔法使いだった。
現代に生きる高校生・双代一輝<ふたしろかずき>は、両手に触れた二つの同じ物体を一つにして、より強力に作り変える統合魔法――通称「ニコイチ」を曾祖父から習っていた。
ついぞ元の世界に帰れなかった
曾祖父の親族に、幸せに人生を全うしたことを伝えるべく、彼の残した魔法で異世界へとタブ立つ一輝。
いざ、異世界に到着した一輝を待ち構えていたのは、ダンジョンの中で魔物の大群に追われていた魔法剣使いの少女・レイラとの衝突&キス。
戸惑いながらも二人は協力して、魔物を討伐することになる。大量のゴブリンを吹き飛ばし、迫りくるオークに一輝とレイラの武器が絶命の一撃を放ったが、そこで悲劇が訪れた。
「――わ、私の剣が欠けてる!?」
何度も重ね掛けしたニコイチによって作り替えられた木刀とぶつかって、欠けてしまった魔法剣。
一輝はニコイチで、その魔法剣を直すことを約束し、レイラと共に王都へと向かう。
かつて曾祖父が生きていた世界に胸を高鳴らせる一輝。
レイラの魔法剣を修復し、無事に曾祖父の親族を見つけることはできるのか。
12万文字に及ぶ長編異世界ファンタジー、始まります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 19:00:00
123013文字
会話率:51%
主人公アリィシアは公爵令嬢で、王太子の婚約者候補である。実はアリィシアは、幼馴染である彼に長年恋をしており、候補から本物の『婚約者』にランクアップするために日夜努力しているのだった。
そこへ神子姫が別世界から現れて、二人の関係に波紋を投げか
ける。悪役令嬢のような自分のポジションに悩みながら学園生活を送るアリィシア。そんなある日、ランスロットから中途半端な『断罪イベント』のような言葉を投げつけられて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 09:10:00
15590文字
会話率:37%
落ちこぼれの魔導学院生徒のユカリはユイとの出合いにより新たに冒険者を創設し依頼をこなしつつ次の目標である冒険者ランクアップを実現した。
だがそれでも問題は山積みで個人としての友好を築くために依頼をこなしつつ休みの日は仲間達と共に過ごすこと
にした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 08:02:42
85594文字
会話率:49%
とある映画の撮影現場にて……。
「滝波さん、クランクアップでーす! ありがとうございました!」
快活な声と共に拍手が現場に響き渡る。監督は満面の笑みで滝波に花束を手渡し、二人は並んで歩き出す。滝波は少し照れたように笑いながら、監督に
話しかけた。
「ありがとね、監督。いやあ、気づけばこの業界も長くて、ベテランなんて呼ばれるようになったけど、この瞬間は涙もろくなっちゃうね。『俳優やっててよかった!』って思えてさ。あ、そうだ、この話したっけ? 子供時代、俺すっごく貧乏でさあ。周りもみんな似たようなもんで、遊びといったら鬼ごっことか缶蹴りくらいでさ。まあ、時代だから当たり前っちゃあ、そうなんだけど、ははは、他にはスカート捲りとか、ブランコをこいでいる女の子のスカートの中を覗いたりとか、ほら、ブランコをこいでいるときって急には止まれないじゃん? だから見られてるって気づいた女の子たちが慌てるのが面白かったんだよね」
「ははは……あの、滝波さん」
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最終更新:2024-09-25 11:00:00
2760文字
会話率:94%
「シエスタ・クラエス! 貴様との婚約を破棄する!」
呼び出され、王侯気品席となる一段上がった舞台から見下ろされる形で、高らかに宣言された。
噂という名の根回しが盛んに行われていたことは把握している。みな、今日はこの舞台を承知の上で参加
しているのだろう。
未熟で役立たずな令嬢の落ちていく舞台を観賞するために。
そして、未熟で役立たずな令嬢、シエスタ・クラエスは緩む口元を必死に固定させた。計算どおり、と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 00:00:00
6174文字
会話率:33%
総合日間ランキングにランキングインした作品とランキングアウトした作品のリストです。
50以上ランキングアップした作品とは、前回もランキングに入っていた作品で順位が50以上ランクアップしたものです。
ランキングインのリストの先頭にある数字は今
回調査したランキングの順位で、ランキングアウトの方の数字は、前回調査したランキングの順位です。
2016年12月24日より、話数、文字数、評価ポイントも掲載するようにしました。これらの数字は、ランキングインの方は今回調査した数字で、ランキングアウトの方は前回調査した数字になっております。
申し訳ございませんが敬称を省略させていただいております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-08 22:37:58
34658222文字
会話率:0%
獣人とエルフが仲良く暮らす島国、ハトゥール。
その新しい王となったハーフである猫耳の少女ミミは、大臣たちの傀儡となる生活から脱出し、行方不明となった先代の王である父を探しに犬耳の少年執事ロロと冒険に向かう。
目標はしゃれこうべ山の鼻先
に住まうロータスドラゴンの心臓を入手し、武器をランクアップさせること。安全な王室から魔物のうようよする外界に出たミミとロロは戸惑うけれども、精一杯戦うのだった。
その昔、神によってバベルの塔が崩され、純血種の人間たちは獣人、エルフ、その他のモンスターたちに種族が分けられた。純血種による魔導文明が滅び、スチームパンクが主流になった世界でミミは様々な出会いを繰り返し成長していく。大人たちの陰謀に巻き込まれながらもミミは自分の存在意義を、そして何ができるかを学んでいき、そして本当に大切な何かを知るのだった。
戦うべきは隣国の王オズワルド。彼は魔導文明への回帰を望み、かつての純血種と近しい存在になることを望んでいた。先代の王と因縁を持つ彼とミミは国家の存亡をかけて戦う。
魔法とスチームパンクが入り混じり、獣人への差別が横行する世界で、獣人とエルフのハーフであるミミは何を見出すのか。
新時代の王道ハイファンタジーが幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 01:49:50
59061文字
会話率:37%
死をまき散らす魔物が跋扈する世界。
しかも、人族に敵対する魔族がいる世界。
そこで人族は、レベルアップによるステータス強化と、アーツ(技能・技術)や魔法と言った力であるスキルの取得とそのランクアップにより得た力で生き延びている。
し
かし、人族同士の争いに力を注いでいる陣営も多い為、人族は滅びへと確実に突き進んでいる。
そこで神々は、人族の支援の為に人族の転生者を数百人送り込んだ。
しかし、それでも改善せず、もう一度転生者を送り込むことに。
その中に、事態の改善を願い、強めの力を与えられた者がいた。
しかし、その者はスキルが得られず、周りから無能と迫害される人生を送って来ている。
世界に、自分に絶望し、死を覚悟して戦った時に、真実を知り力を得る。
更に、規格外に強化された力である恩恵を。
前世の記憶も得て、悪人にはなれそうもない主人公は、得た力をどう使い、どう生きて行くのか。
人族が滅びそうなゲームの様な理の異世界に、変で厄介なチートスキルをもらって転生してしまってコソコソと隠れながら生きるシリーズの3作目です。
と言っても、シリーズ化したかった訳では無く、過去の作品が納得できないので、似た設定で作り直した3作目と言う事なのですが。
一作目が、勉強不足で拙い文章の上に独創性を出そうとして複雑にし過ぎ。
二作目が、今度はシンプルにと意識したら、シンプルに出来なかった上に、これで面白いのかと言う内容に。
本作は、シンプルにした上に、少し尖った(前以上に不自然でもやりたい様にする)作品を意識しています。それが上手くいくかどうかは分かりませんが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-28 21:00:00
337398文字
会話率:19%
「この転生はつまり、モンスター達を美しい女神になるまで教育しろということだったんですね!」
ダンジョンマスターに転生した主人公、ウィトは13匹のモンスターを思いつきで召喚する。戦いを強いられるダンジョンマスター転生に乗り気でなかったウィト
であったが、モンスター達との交流を通してその魅力に惹かれていく。そして、もともと生きる意味をずっと探していたウィトは、モンスター達を教え子として強く美しく育てることに生きる意味を見出していく。
結果としてウィトは、モンスター達を溺愛するあまりダンジョンマスターの役目をほったらかして、モンスターの教育や似合うアイテムの収集に専念するようになってしまう。ひっそりとモンスター達を10年間育てた結果、13匹のモンスターはいずれもウィトが大好きで、強力なスキルを持つ激レアのユニークモンスター達にランクアップしたのだった。
「ダンジョンを防衛するだけなんて生ぬるいじゃろ?マスターの偉大さを知らしめるために、この地を支配下においた方がいいと思うんじゃが」「いいえ、旦那様は武力支配をお好みではないようですから。政略を仕掛けて近場の国を乗っ取りましょう」「いやいや、面倒なこと増やしてどーすんスか。兄ちゃんのためを思うなら、ダンジョン産アイテムの需要を増やすために他のダンジョンぶっ壊してまわった方がいいデスって。ずーっと儲かるッスよ」
マスターを敬愛するあまり、過剰な手段で敵を殲滅するモンスター達。チート級の強さに育ったモンスター達が周囲にバレ始め、異世界の戦乱に巻き込まれていく。さらに、とある契約からモンスター達が人間の姿をとれるようになると、ウィトの気を惹くための争いも巻きおこって……。
※勘違いコメディ要素もあります。※カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+、ノベルピアにも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 22:14:24
315030文字
会話率:29%
16歳になったアントン・アルヴァレズは、謎のスキル『サブスクリプション』を所持しているにも関わらず、中々発現せずに底辺であるFランク冒険者として、母親のもとを離れ、地道にクエストをこなしていた。
ところが、同じギルドの冒険者、ヴィン
セントからは名前だけの役立たずなスキルを馬鹿にされ、“お荷物”だと蔑まれ、肩身の狭い生活を強いられる。気の弱いアントンは1人では言い返すことも出来ない程の弱虫だ。
そんな落ちこぼれのアントンを、まるで家族のように支えてくれる高ランクのパーティーの仲間たち。特に魔法使いの美少女レイラーニとは寝食を共にするほどの仲になった。
ある日、仲間たちといつものようにランクアップを目指してクエストをこなしていると、突然アントンのスキル『サブスクリプション』が発現する。
しかし、そのスキルは、アントン自身が強化されるものでも、敵にダメージをあたえるようなものでもなかった。
“お金を対価に味方を一定期間強化する”という一風変わったスキルだったのだ。
自分に何のメリットもないスキル『サブスクリプション』。しかしながら、アントンはこのスキルを手に、新たな可能性を見出した。
自分を馬鹿にし、仲間まで奪おうとするヴィンセントを見返す為、そして、その裏にあるであろう影を暴く為、アントンの冒険者としての快進撃が始まる。
監修:御峰様
この作品はカクヨム様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-08 13:18:08
95759文字
会話率:47%
実験中に爆発に巻き込まれて転生した元研究者のリミアは、現実世界では科学者として無名であったため、異世界にて錬金術師として名をはせることを目標としている。しかし実験を行うための物質の取り扱いにはギルドからのランク認定が必要であった。生まれ持っ
たスキル<座標>と、幼馴染のニーナとともに片田舎でランクアップを目指す生活が今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-13 23:17:05
3452文字
会話率:39%
プテマイアス銀河標準歴643年、人の平均寿命も200歳になろうかという時代に50歳程度の若さで小型船を使い運送会社を経営しているライアル。
せっせと資金を集め、近くを往復する仕事からランクアップするために中型船を購入したことで、今までになか
った出会いがあるかも?
新たに手に入れた船で次に運ぶ場所はいずこか。
更新は不定期折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-07 11:27:43
8332文字
会話率:55%
「ビレイユ・デスワー! そなたとの婚約を破棄させてもらう!」賓客として招かれた王立アカデミーの卒業パーティーで聖女ガナルーナは王太子による断罪&婚約破棄現場に遭遇する。聖女として善意で検証に立ち会うガナルーナ。そこで彼女は窮地に立たされた侯
爵令嬢ビレイユの疑惑を晴らし、王太子の誤りを指摘する。しかしそのことを根に持った王太子がガナルーナを偽りの聖女として処刑するように命じて……!?
ビレイユとその兄の手助けあってからくも隣国に亡命成功したガナルーナ。しばらくは大人しく暮らさねばかと思いきや、長らく空席となっている聖女の座についてほしいと頼まれる。神々の加護を乞う儀式でガナルーナは類稀なる神力を得て大聖女にランクアップ! 生真面目侯爵や少年王、ビレイユとともに災害続きで困窮していた隣国を立て直していく──! 大団円のハッピーコメディ!
※この作品はノベルアッププラスにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 12:31:35
32497文字
会話率:38%
ブラック企業に疲れた社畜の主人公は、ついに電車に飛び込んでしまう。
目を覚ますと──異世界で猫の姿になっていた!
このまま金持ちに飼われる猫に、人生をランクアップできるのか!?
最終更新:2022-09-13 09:10:35
4046文字
会話率:43%
ある日、サポート系魔術師、レグホーンは所属パーティを追放されてしまう。いつかS級になる夢を諦められないレグは、ソロ冒険者として、一週間後にあるランクアップ試験に参加することを決める。しかし、試験に参加するには、試験までに依頼ポイントを10万
ポイント集めなくてはならないらしい……。果たして彼は、無事に試験を合格することができるのか――?
全8話。カクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 18:53:29
62602文字
会話率:45%
五人組パーティーの冒険者。リーダーの男を中心にまずまずの功績をたてて、ランクアップしていた。そんなぬるいパーティーメンバーに愛想をつかせたリーダーは一人脱退する。四人になったパーティーは活動を続けるが…。元リーダーは思い描いた道を進んで行く
…はずだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-29 00:54:01
10815文字
会話率:70%
「え、俺じゃなかった!?」
——剣士や魔導士を始め様々な職業が存在する自由な世界 【ヴィーシ】——
憧れていた【冒険者】になるために塔の国の【王都:ヴァロメリ】へと辿り着いた少年・ハルトは、ギルドに登録して無事に冒険者生活をスタートした、か
のように思われた。
ハンバーグのトラウマをきっかけに、塔の国の統治者・巫女と呼ばれる存在と不思議な距離感で関わっていくことになる。
世界最高峰の冒険者でもある巫女に憧憬以外の感情を抱いていたハルトは、自由奔放すぎる巫女に翻弄されながらも仲間と共に着実に冒険者として成長を続けていた。
S級ダンジョンクエストを終え、【A級冒険者】へとランクアップ目前となった日、突如塔の国でクーデターが起こ る。
慌てて王都に駆けつけたハルト達が見たものは、捕らえられた巫女であった。
処刑当日に国民の前で逃亡を果たした巫女と、それに巻き込まれる形で着いていくことになったハルト達。
仲間を失いながらも国境目前まで逃亡生活を続けていたが、兵士達との戦闘でハルトは巫女を庇い致命傷を負う。歪んだ微笑みを浮かべる巫女。
ハルトは薄れゆく意識の中で聞こえてきた巫女の言葉が頭から離れなくなるような気がした。
「ごめんね、君じゃなかったみたい」
そしてハルトは血溜まりの中で息を引き取った。
それを見届けた巫女は何事もなかったかのよう に鼻歌混じりで再び歩き出すのであった。
これは、現実と仮想が混ざり合った、とある世界の序章に過ぎない話である。
※こちらはシリーズ作品となっています。
もっと使い方がわかるようになったら、それぞれの作品に分けて投稿したいと思います。
やや残酷な描写があるかと思うので、苦手な方はご注意くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-01 01:48:44
258965文字
会話率:50%
ヒップホップでやんちゃなゾンビが出てくる悪夢の中で、得夢(エルム♀)は同じクラスの居醒(いさめ♀)と出会う。
居醒が悪夢ばかりを見る特殊な体質であることを知った得夢は、居醒と悪夢研究部を創設し、効率よくナイトメアゴールドを手に入れるこ
とにした。
悪夢にはナイトメアゴールドの賞金がかけられていて、得夢は貘と呼ばれる悪夢退治の賞金稼ぎなのだ。
得夢に悪夢から救ってもらっているうちに、居醒も共に戦いたいと思うようになる。
居醒を貘にしてあげようと、得夢が悪夢専門の武器商人の元へ訪れるが、悪夢の創造主である夢魔に襲撃された後だった。
治療薬の材料になる花を取ってきて欲しいと依頼されるが、花は襲撃犯である凶悪な夢魔の魔女が持っている。
とびきりの報酬を払うと言われ、得夢たちは武器商人に恩を売って、売上金をせしめようと邪欲まみれになっていく。
夢魔の魔女が住む悪夢に侵入し、魔女の手下のメカゾンビどもとの激戦に勝利したのち、得夢たちはついに魔女と対峙する。
しかし魔女はメカニックの夢魔に取り憑かれた貘だった。
魔女を救うにはメカの皮膚だけを攻撃しなければならない。
得夢たちは鍼灸スキルを発動し、悪夢専用の武器の鍼で魔女の金属質な肌だけを攻撃した。
メカニックの夢魔から魔女を解放することに成功した得夢たちは、ついにセレブになれる花を手に入れる。
武器商人を乗っ取る夢は未遂に終わるが、貘のランクアップが認められ、常識的なとびきりの報酬を獲得した得夢たちであった。
全8話構成で、2月中に全話掲載予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-24 19:00:00
48315文字
会話率:49%