高校二年に上がって初の席替えで、俺――赤宮(あかみや)光太(こうた)の隣になったのは加茂(かも)九杉(くすぎ)という女子だった。
彼女とは未だ話したことがなかった俺は、これも何かの縁だと思って会話を試みる。
「よろしく」
「…………(ぐっ!
)」
――無言で親指を立てられました。
後に聞いた話によれば、彼女は言葉を一切発しないらしい。
会話はいつも身振り手振りと、必要に応じて手持ちタイプのホワイトボードを使った筆談。
表情はころころ変わるのに、そこに声はない。
しかし、声帯は正常で、単に本人が喋りたくないだけなのだとか。
これはそんな彼女に振り回され、時々振り回し……手探りの距離感で互いに歩み寄っていくお話。
※★が付いてるお話には挿絵があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 17:01:24
763299文字
会話率:50%
「昨夕、こぶまんが投稿した内容ですが、やはり、アナグラムでした。」
高遠は、ホワイトボードに書き出したメモを見せた。
『坊やから三部』という文字の下に、アナグラムの解が書いてある。
『藪から坊さん』と書いてある。
最終更新:2024-03-09 11:43:49
4597文字
会話率:17%
……これで何回目だろうか。奇妙な夢を見ている。
いや、これが奇妙だと気づいたのは今になってからだ。最初は何とも思わなかった。ただの夢と。だが、今思い返してみると、夢ゆえに、多少記憶は朧気ではあるが、かなりリアリティが、そう生々しさがあっ
たように思える。
ある研究者の夢であった。博士と助手と言うべきか。二人の男の夢。
その研究室は雑然とし、机の上には書類の山。黒板及びホワイトボードには数式。壁にもペタペタとメモが張り付けられていた。
数学者かと思い、頭がくらくらしたが、その中で私の目を引いたのが机の上にあった模型。
ロケットのようだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 11:00:00
2654文字
会話率:13%
ある日、病気で声の出せないオオカミ獣人のルゥは、恋人で番の人間であるブランカからメモ用紙の代用品を渡される。見た事もないものにルゥは首を傾げるが、これは異世界からやってきた女性によって作られた『ホワイトボード』だった。果たして、そのホワイト
ボードはルゥの気にいるものになるのか…?
※この話は、ムーンライトノベルズで掲載している「獣人国のほのぼの小話集」の内容を、なろう版に改訂したものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-12 13:00:00
1841文字
会話率:51%
非日常の中にいるくせに
求めているのは非日常とまともな日常
キーワード:
最終更新:2022-08-18 23:37:36
229文字
会話率:0%
皆さんは子供のころ、どんなおもちゃで遊んでいましたか。
カッコイイ超合金ロボ? 魔法少女のハートのステッキ?
遊び上手な子供には、どんなものでも素敵なおもちゃになるものです。
おうちのガラクタ、半端になったブロック、おさがりの人形にホワイ
トボードの磁石。
これは、そんなお話――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-22 22:45:19
2263文字
会話率:29%
若江寝間は仕事をしていた。
座って黙々とではない。歩いて考え事をしていた。
考えたことをホワイトボードやパソコンに書き出していた。
そんなこんなで日常が過ぎていく、ゆるりとした小説です。
アメーバに載せています
大いなるフクロウと名乗
ってます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 09:00:00
14470文字
会話率:3%
――迷宮を走破せよ
そう言い残し世を去った天才、天塩創一。
彼が残したのはホワイトボード型端末「ダイダロス」、そして拡張世界に築かれた奇妙極まる迷宮たちであった。
そこは身体能力が要となる幻想と超常の世界。
三ノ須学園のフィジカルモ
ンスター、北不知(きたしらず)ミズナはふとした出会いから迷宮に挑むこととなる。
立ちはだかるは赤鏡伽藍の迷宮、天網無尽の檻、刻淀む夕景の町、常識を遥かに超える迷宮は人間に何を問いかけ、何を与えるのか。
問われるは心技体、そして無限の演算力
新たなる迷宮の物語、ここに開幕
R2.3.23 タイトル改定しました
旧題 Daedalus ~超越迷宮~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-03 10:26:25
492756文字
会話率:44%
目が覚めたら、知らない部屋に居た。
コの字型に並べられた長机には、備え付けの椅子が設置されており、さながらどこかの会議室を連想させた。
いや、実際会議室なのだろう、机の正面には大きなホワイトボードまで用意されている。
不可解な事に、俺の格
好は上下ともスウェットという寝た時のままの姿であり、とてもではないが外出できるような服装ではない。
そして、会議室には俺と同様に寝巻姿の男女が、長机に突っ伏すように眠っていた。
一体、俺の身に何が起きたのか……?
訳が分からないまま辺りを観察していると、ホワイトボードに大きく文字が書かれている事に気が付いた。
『おぱんつ会議』と。
――今ここに、想像を絶するデスゲームが幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-07 10:38:27
13927文字
会話率:32%
ホワイトボードは真実を語る。
最終更新:2019-11-22 04:00:00
315文字
会話率:0%
●文房具を必ず登場させる縛りの一話読み切り恋愛短編集です。文房具たちは告白の手段になったり、ちょっとした小道具になったり、単に出て来ただけだったり、シチュエーションによって様々です。何にせよ、自分の首を絞める企画(汗)。誰に頼まれたわけでも
ないのに…。
●最近では「ステーショナリー」という表記は、万年筆などの高級文具を示すこともあるそうで、粗品で使われる社名入りボールペンは含まれないという説もあるようです。…が、この作品においては、「文房具・筆記用具全般」という認識を持ってくださるとありがたいです。
また、学習を補助する道具(暗記シートなど)も文房具に含まれるとのことです。そういったことから、ホワイトボードのようにやや大型の物も作品に登場しますが、温かい目で許容してくださると本当にありがたいです。
●お話ごとに主要キャラが同じ年齢だったり、年の差があったりします。職場も様々です。学校も出てくるかもしれません。前書きの部分に簡単な設定を載せてありますので、ご参考までに。
●文房具関連作品ですが、KOBAYASHIは登場しないと思います。……たぶん
●季節も時系列も作品によって違います。基本的にはネタが降りてきた順番に投稿しますので、季節感のない作品になるかと。どうぞご了承ください。
●寄せられる好意に鈍い女性がとにかく大好きで、そんな女性キャラが頻出します。重ねてご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-22 06:00:00
264025文字
会話率:33%
ファンタジーな世界に転生したらチートも貰えず、両親が隠居した王国最強の騎士とか言う設定も存在せずに普通の村人に生まれたオレは、村を魔物から守る為、ただひたすらに戦っていた。
気づいた頃には20過ぎてて正直、行きき遅れ独身の聖騎士だった。
ある日暇を持て余して違法なカジノで賭博をやっていたところ、呼び出され勇者様とやらの付き添いになることになった。
別に世界を救うとかどうでもいいし、魔王は人間を襲ってない事実を知っているオレが、魔王を討伐して世界を救うとか意気込んでいる小僧を補佐する旅の話。
一章 1〜3話 転生と勇者が召喚された話
二章 4〜 転生してから勇者の付き添いになるまで
三章 未定 未定
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-28 11:30:48
8648文字
会話率:10%
私立忍舞学園、第四十三代生徒会長、霧島冴詠。容姿端麗頭脳明晰。学校関係者からの評判も上々。
そんな彼女には、放課後に生徒会室で日々嗜んでいる趣味がある。
それは……いわゆる、『大喜利』、と呼ばれるものなのであった。
学園で、大喜利で、彼女
達は今日もボケを繰り出し生きていく。
……あらすじって、こんな感じでいいんですかね、会長?
(文責 生徒会庶務 名柄)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ホワイトボードラバーは、毎週土曜日夜10時頃を目処に更新中です。
名柄たちによる公式ツイッターをはじめました。
更新情報などを呟きます。たまに日常のことも呟きます。
https://twitter.com/oogiri_seitokai折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-17 23:14:08
148144文字
会話率:40%
海外留学のはずが、なぜか異世界留学? エルフや獣人が通う学校に留学する事になった、日本人の翔子。ネコ耳獣人・イオや、翔子にアプローチする4人のイケメン。なんだけど……? 生徒会室で行われる謎の集会。そしてホワイトボードに書かれる「壁ドン・
床ドン・アゴくい」の文字。そしてまさかの…… ※コメディですよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-21 09:01:55
5729文字
会話率:41%
「このぉ、バカけーんーりぃぃー!」
榛原アイロは倉井ケンリを跳ね飛ばし複雑骨折に追いやった放課後、友人の宇佐美アムと三隅シバに呼び出される。
『第一回榛原アイロの暴力系ヒロイン度数を下げよう』
そんな、ホワイトボードとともに全身全霊を持
って討論を広げる三人。
果たして榛原アイロは暴力系ヒロイン度数を下げられるのか?宇佐美アムが繰り出す秘密兵器『テレビデオ』とは一体何か?こんな会議で一体誰が幸せになれるのか?
会議という名のグダグダ時間が、今、はじまる・・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-22 21:15:25
5511文字
会話率:59%
釜揚高校を卒業した安永拳、城ヶ崎しげる、玉木浩の3人は卒業旅行のため東京に向かう予定であった。
しかし、ある男が『優雅な旅』を提案する。
ホワイトボードに示された6つの選択肢。行き先はサイコロのみ知る。
サイが投げられた瞬間
、男たちの旅は優雅なものから過酷な旅へと変貌する!
キング・オブ・深夜バス、船酔い、イルカウォッチング、巌流島の決戦、
未知の生物との遭遇、そして禁断の目撃現場。
旅の大半を移動にさきながら、男たちは進んでいく。
そして、極限の疲労の末、故郷の釜揚町に戻った男たちを待ち受けていたのは、最大の試練であった。
長編連載「釜揚高校ドタバタ日記」の番外編です(全4話)。バラエティー番組「水曜どうでしょう」のサイコロの旅をモチーフにしております。
当作品はブログに以前投稿したものを一部改訂しております。
元サイト: http://blogs.yahoo.co.jp/doggie4020tak折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-01 09:03:35
17584文字
会話率:72%
部下が止めているというのに、課長がボードに社長の悪口を。そこへ。
最終更新:2013-03-17 20:06:22
211文字
会話率:100%
ある一匹のカマキリが一生を終えあの世にやってきた。
そんな彼の前に現れたのは、謎の点数が書かれた巨大なホワイトボードと、閻魔を自称する少女だった。
テストとマグロと転生の未来が、死後の行方を左右する。
この読み物が、あなたの生涯試験の赤本だ
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-12 19:30:37
10788文字
会話率:42%
秋の田舎町を、少年と少女が一緒に家まで帰るだけの小説です。
特にオチもあるわけではありませんし、何か難しい作者の考えを伝えているわけでもありません。
秋の風景、少年と少女の間に巡る雰囲気を感じてもらえたら嬉しいです。
最終更新:2013-03-02 15:27:04
8766文字
会話率:11%
シャチ・ホワイトボード・ヘッドフォンというキーワードで書いた短編小説。
最終更新:2013-01-29 14:13:49
3455文字
会話率:17%