~それは絶対的能力の代償 外伝~
温暖な大都市、サンヒートジェルマンに住んでいる少女、ホレイシア・ダイソンは想いを寄せている幼馴染の少年、ムーン・ディライトに呼び出された。
告白されるのではないかと思い、胸をドキドキとさせながら待ち合
わせ場所に向かうホレイシア。
だが、ムーンはホレイシアの期待を裏切り、自慢話を始める。
この日、巨大国家アルケアの各地にいる十万人の人々に、錬金術を凌駕するという異能力が与えられるのだ。
その対象者に選ばれたムーンは、異能力が使えるようになったら、ギルド活動を始めたいと言い出す。
ところが、五大錬金術師による儀式が行われた直後、ムーンは獣人になってしまう。
獣人(クマ)になったバカな少年、ムーン・ディライト。
そんな彼に想いを寄せ、自身の種族にコンプレックスを抱く幼馴染の少女、ホレイシア・ダイソン。
錬金術の礎を築き上げてきた希少種族、ヘルメス族の天才少女、フブキ・リベアート。
最強の三人が、副業でギルドを結成し、さまざまなクエストに挑戦する異世界ファンタジーラブコメ、開幕です!
☆お知らせ☆
カクヨムにて、重複投稿中。
この作品は、異世界錬金術ファンタジー、『それは絶対的能力の代償~再構成~』のスピンオフですが、本編を読まなくても楽します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 08:00:00
233087文字
会話率:49%
戦場で相対した者は必ず死を迎える、と恐れられた異世界最強の剣士“死神”ヘルメス・アークハイド。
魔王アル=ザラフとの最終決戦を制するも、概念魔法によって現代アメリカへと追放されてしまう。
慣れない《地球》で途方に暮れるヘルメスの前に現れたの
は、論理の力で不可解な事件を解明する天才探偵・ルナ・フォスターだった。
「剣の腕だけじゃ、この世界は救えないわ」
魔法を無力化する《ゼロカオス》を持つヘルメスと、どんな超常現象も理詰めで追いつめるルナ。
本来なら交わるはずのない二人は、邪教団の陰謀と“地球と異世界を繋ぐ謎”に巻き込まれ、やがて見えざる大きな力に立ち向かうことになる。
剣か、頭脳か。
凶悪な魔王の影を追う“死神”と呼ばれた剣士と現代の天才探偵が手を組むとき、ふたつの世界の運命は交錯する——。
バトルアクション × ミステリー × 異世界転移
予測不能の超常事件に挑む“最強バディ”の快進撃が、いま始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 07:20:00
139816文字
会話率:24%
アストレリア――神々が創り、人族と魔族が果てなき抗争を繰り広げる大陸。
かつて、この地に“死神”の異名を取る最強の英雄ヘルメス・アークハイドがいた。
しかし最終決戦で姿を消し、今や大陸にその姿はない。
それでも世界は止まらない。
魔王ア
ル=ザラフの残党は蠢き、新たな脅威が次々と頭角を現す。
──そんな中、英雄を失った騎士団《国境なき騎士団》は空中分解寸前だった。
しかし、副官フォル・ロードウォールは諦めなかった。
「どちらに転んでも地獄なら、マシな方を選ばせてやる」
かつて恩人ヘルメスに救われた誓いを胸に、“紅の盾”として騎士団を再起へ導こうと奮起する。
伝説の大賢者ルーシーが唱える大魔術と、元気いっぱいの猫耳剣士マオが突っ走る最前線。
英雄なき世界で、彼らは何を掴むのか──?
これは、本編では描かれなかった“もうひとつの戦場”を描くスピンオフ。
仲間を失ってなお、誰もが望んだ平和を守るために立ち上がる者たちの、熱く切ない群像戦記がいま幕を開ける!
英雄不在の戦場で、紅き盾が世界を救う。
“死神”ではない、彼らが選ぶ「もうひとつの地獄」とは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 22:44:31
6855文字
会話率:25%
ここは山奥にあるとある洋館。何処にでもありそうなその洋館は、実は異世界の住人が集うアパートであるらしい。
住居者数すら把握出来ないその奇妙な「異世界邸」は、今日もひっそりと、騒がしくも平穏(カオス)な日常を繰り返している——。
※せせ
ら笑う女狼、山大、吾桜紫苑、夙多史、空目緋色がリレー形式でおくるドタバタ日常物語。それぞれのキャラが突如乱入することもありますが、本編を読まずとも問題ありません。
※山大さんが制作したbot、https://twitter.com/91779Bot もよければどうぞ。異世界邸の住人(主に管理人)がわいわいやっております。
※山大さん制作、https://ncode.syosetu.com/n8444gk/「異世界邸外伝 ~ヘルメス・レコード~」にて住人始め登場人物のステータス一覧が楽しめます。
※山大さん制作、https://www.youtube.com/watch?v=4JugSWmovH8&feature=youtu.be OP風動画もよろしければどうぞ。
※諸事情に付き、25話で空目緋色さんが離脱されました。
52話で夢喰セセラさんが離脱されました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 21:38:03
1231617文字
会話率:55%
この短編は、『宝石がなきゃ魔法は使えない』って誰が決めたの?(通称『宝石』)の世界を舞台にした、登場人物・トーヤを主軸とした物語です。
本編を未読の方にも楽しんでいただけるよう、魔法と宝石の関係性や登場人物の背景は作中で丁寧に描いています
。
この物語では、「魔法を破壊や戦いのためだけでなく、運動や支援の技術に活かしたい」と願うトーヤと、彼の故郷に暮らす技術者の叔父・ヘルメスが、とある夢を形にしようとする姿を描きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 06:00:00
2154文字
会話率:27%
私はミラーダ・ルナ・石動。
失われた旧文明が人類再興のために撒いたタネのひとつ。コールドスリープから目覚めて5000年の間、AIのヘルメスが伝えてくるミッションをクリアし続けてきたけど、ようやくその契約も終了。これからは、自由に生きてこの世
界を楽しむつもり。
どんな人との出会いがあるのか、どんな仕事との出会いがあるのか、期待に胸が膨らみます。
私には、旧文明の生命科学の粋を集めて作られたこの身体と、旧文明が残してくれたサポートシステムがあるから、人にはできない面白いことが、きっとできると思うの。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 20:18:54
159261文字
会話率:69%
過労死した青年、久世ヨシトは謎の神殿にテンプレ的な召喚をされる。
そこで彼を待っていたのはなんとギリシャ神話の最高神ゼウスだった!
「異世界でボクらの宗教広めてくれない?」
なんだかチャラい感じのゼウスはヨシトを教祖として勧誘す
る。
最近パッとしないので、自分のところの宗教を異世界で布教してしてほしいのだそうだ。
報酬は信者十万人の獲得で復活! 信者百万人で金運などのボーナスだ!
「やります。いえ、やらせてください!」
ヨシトはあっさり異世界での教祖役を引き受ける。
動機はもちろん――自室にある処分し損ねた薄い本のため。
教祖として与えられた力は脳筋だけどオタクのアレス、やたら敏腕な商人ヘルメスなどの個性的な神々の加護。そして神話級のアイテムの数々。
布教すべきはエルフ、ドワーフ、ドラゴンなどがいるファンタジーな異界。
美少女のフリをしたゼウスの娘、監視役にして補佐役の毒舌女神アテナとともに、異世界教祖ヨシトの布教物語が始まる!
※ ハーレムは予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 18:00:00
485599文字
会話率:24%
「おにゃのこのハーレムを作って一夫多妻の生活がしたい」――異世界へと降り立った彼(?)は夢を得た。
原因不明の死を遂げた高校生「間桐蓮也」は、異世界の錬金術師「ヘルメス・トリスメギストス」の身体へ『転生』し『転性』した。
人狼の従
者「フェンリル」と共に、様々な種族の垣根を越え、夢のハーレム作りと日常を楽しみつつ、時々陰謀に巻き込まれる――そして陰謀を左団扇しながらぶっ潰していく。
「ヘルメス・トリスメギストス――それは遍くモノの支配者さ」――『転生』して『転性』した『天性』の錬金術師は、楽しく世界を玩ぶ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 15:00:00
282756文字
会話率:45%
イクシア帝国、ヘルメス王国の長きに渡る戦争が終わった。
だが、平和になったからと、全てが元に戻るわけじゃない。
イクシア帝国、アルストロメリア公爵家の長女ブリュンヒルド。『処刑執行人』の家系に生まれし彼女は、処刑執行人である父の跡を継ぐため
、剣と医学を学んでいた。
そんなある日。戦争が始まる前に出会い、幼少期を過ごした幼馴染、カルセドニーが戦争の英雄としてイクシア帝国に戻って来たのだ。
カルセドニー、ブリュンヒルドの再会。それは、騎士と処刑執行人としての再会へ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 07:00:00
101088文字
会話率:50%
西暦二〇三九年。国際宇宙ステーション・ヘルメスの爆発事故が発生。乗組員全員が死亡する惨事は一時世を騒がせ、しかしやがて忘れ去られようとしていた。
だが、同時期に宇宙から飛来した『生物』が発見される。
果たしてこの生物の正体は、そして地球と人
類に待ち受けるものとは――――
※全14話。奇数日19時に投稿予定
※『カクヨム』『ハーメルン』にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 19:00:00
83226文字
会話率:25%
私は目を覚ます。ひどく暗い洞穴の中で。私の名はオルタナティブ。
自身の認識と同時に――突如、脳内に溢れ出す記憶。
私は大錬成術師ヘルメス。この世界を巡り、万能の力『錬成術』を世界に伝えた。
今では錬成術が日常に溶け込んでいる。
ゆっくりと体を起こし、洞穴を出る。
一歩踏み出せば、全身を駆け巡る『錬成術の記憶、経験』。
更に一歩踏み出せば、脳内でひどく響き渡る言葉――『極天を目指せ』
ああ、分かった。私は『極天』に向かえばいいのだな。
ただ、ひどく腹が減った。私は極天を目指し、彷徨い歩く。
けれど、空腹に耐えかね、洞穴の近くで倒れてしまう。
「だ、大丈夫ですか!? リアーナ!! すぐに連れて行きましょう!!」
「どうしたの、ステラちゃん? って、あ!! 本当だ!! うん、すぐに連れて行こう!!」
女性二人の声が聞こえる。
ああ、有り難い……是非とも、食べ物を――。
これは眠りについていた大錬成術師が蘇り、『やり直し』をする旅物語である。
カクヨムでも同時投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 07:10:00
63353文字
会話率:43%
福山三葉は小説を書いているが、小説家ではない。小説を書きたくても書けない、そんな日々を過ごす彼女の前に現れたのは『本の妖精』を自称するヘルメスであった。三葉とヘルメス、二人のの奇妙な執筆生活が始まる。
最終更新:2024-12-01 23:14:58
64848文字
会話率:54%
神々をも欺く男、シジフォスは、巨岩を山頂に運び続ける刑罰を、大神ゼウスより課せられていた。そこに神々の使者たるヘルメスが、天翔けるサンダルを履いて現れる。
シジフォスは、ゼウスに感謝の意を伝えたいと頼むが、その真意は…。
カミュの「シジフォ
スの神話」を物語にアレンジしてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 17:00:00
6559文字
会話率:75%
俺はヘルメス!
さえない人生におさらばして、最強の魔法で正義の英雄として第二の人生を歩むんだ!
正義のパーティだけどなんかみんなちょっとおかしい。
なんでだろう?
多分そういう個性だな!今日も正義のために、悪党たちに最強魔法で鉄槌を下すぜ
!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 23:52:03
2566文字
会話率:30%
この世界では15歳になると、【スキルの儀】誰もが例外なくスキルを与えられる。
魔王を討伐した勇者パーティーに大きく貢献したと言われている魔術師ーーーモートン・グリアントの息子であるユリア・グリアントは当然魔術師向きの最強スキルが授けられる
だろうと周囲の人間は当然、厳しい修行を全うしてきた自分も最強の魔術師になれるスキルだろうと期待されていた。
しかし与えられたスキルは《クリエイティブモード》というスキル。
【スキルの書】にすら載っていないこのスキルは最初こそは新たなスキルか!?とその場を騒がせるが詠唱をしても何一つ魔法は発動せずゴミスキル扱い。
反対に、兄達は《極寒の魔術》や《魔法剣士》などの最上級スキルが与えられ、圧倒的な魔法を披露する。
代々最上級のスキルを与えられてきたグリアント家にゴミスキル持ちが居るのは面汚しだとモートンに家を追放されてしまう。
しかし、少女を襲っていた男との戦闘をきっかけにスキルの使い方が分かる様になり!?
ゴミスキルだと思われていた《クリエイティブモード》は全てのスキルを習得でき、喪われた魔法をも使え、更にはアイテムも無限に取り出せる最強のスキルであった。
襲われているところを助けた第三王女や、入学試験で虐められていたブルマの女の子、更には天使やバハムートにまで溺愛され……。
それを耳に挟んだモートンはユリアを家に連れ戻そうとするが当然戻る訳が無い。
今更、戻ってきてくれと言われてももう遅い。
皆に溺愛されて幸せだから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 18:31:57
59664文字
会話率:36%
SS級の魔物が住み着いていると噂される魔の森に一人の赤子が捨てられた。
魔物に食い殺される未来しか見えない。
誰もがそう思うだろうがーーー
「赤ちゃん!?なんで魔の森なんかに……いや、そんな事より早く助けないと!! 」
魔の森には
数年前にこの地に集団転生したVtuberの少女達が暮らしていて!?
赤子を自分達で育てる事を決めた少女達は赤子にユノと名付け、愛情を込めて子育てを開始する。
数年後ーーー
「ありさお姉ちゃん!〈転移魔法〉も完璧に使いこなせるようになったよ! 」
15歳になったユノは全ての魔法をマスターしていた。
それこそ異世界転生者にしか使う事の出来ない魔法やスキルまで……
〈異世界の知識〉と〈チートスキル〉で最強に成り上がる!
Vtuberの少女達は知らなかった。
自分達のスキルがチート過ぎたことに。
それを惜しみなく教えられ、鍛えられたユノは【剣聖】や【賢者】すらも軽く凌駕する程まで。
ユノは更なる強さを求めて学園に入学することになるがーーー
「オリハルコンの的が木っ端微塵に!? 」
「え?オリハルコンを粉々にするくらい誰でも出来るだろ?」
「な、なぜ平民如きが賢者の魔法を使えるのだ!? 」
「それなら三歳の頃にマスターしたぞ? 」
無自覚チートの波乱の人生が幕を開けるーーー!
(※Vtuber要素が出るのは当分後です。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-01 21:52:13
18961文字
会話率:39%
【1行あらすじ】
ハズレスキルと見なされ難易度SSSSSのダンジョンに追放されたけど実は世界の理から外れた最強スキルだった《モード切り替え》で最速でレベルアップしてざまぁする話。
【ちょっと長めのあらすじ】
この世界では15歳になる
と誰もがスキルを授けられる。
《モード切り替え》を授かったラグスは戦闘面に何も役に立たないハズレスキルとみなされてしまう。
代々最上級スキルを授かり地位を伸ばしてきたアスゼント家にハズレスキル持ちのクズは要らないと難易度SSSSS級を誇るダンジョンに追放という名目で捨てられてしまう。
しかし魔物と対峙した時スキルが覚醒しーーー
低級の魔物は息を吹くだけで倒してしまい、各階層のチートボスも余裕で圧倒し仲間にしてしまう。
さぁラスボス戦だ!と思ったがどうやら様子がおかしくーー
「お主みたいなバケモンと戦いたくなんかないわ! そ、そのなんじゃ仲間になってやるから殺さないでくれ」
戦わずして【ディーナ】を制覇したラグスは父ランドと弟リアンに復讐を決める。
地獄の底から這い上がってきた少年の無双譚が幕を開けるーーー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-25 21:48:11
4991文字
会話率:29%
オリュンポス十二神の一柱であるヘルメスは、ある日ネットサーフィンをしていたところ「小説家になろう」というサイトを見つける。
そこで、ヘルメスは、何千年と生きてきた自身の記憶をここに記そうと思い立つ。
しかし、今まで自身の功績を自慢した
くともできなかったヘルメスは、ここぞとばかりに自慢話をつらつらと書き始めてしまった。
ヘルメスの自慢話にちょいとばかり付き合ってくれたら、きっとこの人間好きな神様は喜ぶだろうね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-11 20:14:14
2986文字
会話率:0%
貧民街の孤児の家で、私生児の悪魔憑きだと呼ばれ虐待を受けて育った少女『カラス』は、偶然にも居合わせたホロウバルト公爵家の当主アンゼルムによって救い出された。
魔導師としての素質があった彼女は、ヘルメストリス魔導学院へ通う事を勧められ、
師となったアルメルに魔法の基礎だけを学んでから自身が貧民街出身の私生児である事を隠して通う事になる。
そこで出会った人々と心を通わせながら、彼女は大魔導師としての道を歩んでいく────。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 05:00:03
138403文字
会話率:54%
ミリアムとエルマは常に一緒にいた。
だが、エルマは吸血欲を抑えられない、ヴァンパイアであった。ある日ミリアムと言う愛しい人間の血を吸ってしまった事柄から、2人は離れ離れになる。だが、エルマはそれを覚悟していた。一方ミリアムはエルマを諦めき
れず、ヘルメスというヴァンパイアと契約をして、エルマと再会をしようと試みる。だが、そう簡単には行かない。
別れや、痛みなどを経験して…
果たして2人が再会し、結ばれる事はあるのだろうか?
悲しい愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 22:20:00
4430文字
会話率:39%
北海道沖の島に立つ双之塔は、旧日本軍によって建てられた研究施設で、忌まわしい歴史を孕んだ場所だという。施設に従事していた医学博士は不死について研究をしていたが、閉鎖空間に長期間閉じ込められたことでついに発狂した。施設の研究員を次々惨殺し、そ
の肉を食らって塔の中に生き続けたという。そして、彼は頭部移植を自らの体で成功させ、若い研究員の身体を奪って生きながらえ、今も塔に訪れる若い人間の身体を欲しているという噂だ。そんな曰く付きの場所に集められた探偵・日出最子とその助手・片藁観月を含めたメンバーは、そこで行われていた生物研究によって生まれたとされる、塔の中に眠るある医学的に重要な発明を明らかにするように依頼を受けていた。しかしそんな中、島に集まったメンバーの一人が首を切断されて発見される。そこから次々と首を切られて発見される探偵たち。これは血に飢えた不死身の医学博士の仕業なのか。そして、岩手県沖の島に立つ子之塔でも、同時期に同様の事件が進行していて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 00:56:17
114492文字
会話率:45%
※本編完結済み(外伝、番外編は不定期で連載中)
朝の来ない、明けない夜の国――極夜国――
霧に閉ざされた常夜の国に住むのは、石人と呼ばれる妖精たち。月の光を糧に生きる彼らは、左右どちらかの瞳に宝石を宿して生まれてくる。
彼らは探す。己の石
に導かれ、魂の片割れ、すべてを捧げるべき存在――半身――を。
そして悩み、疑う。その想いは本能に強制されたものなのか、真の心なのか……
これは業深き石人たちと、彼らに関わる者たちが紡ぐ物語。
※ 章ごとに主人公が変わります。各章が少しずつリンクするDQ4構成。
黒玉の章→ミオソティス(女主人公) 箱入り娘とツンデレ王子の王道少女小説風
蒸着水晶の章→ヘルメス(男主人公) 素直な少年と無垢な少女のボーイミーツガールの冒険譚
藍玉の章→マーレ(男主人公) 能天気自由人と人魚姫の童話ベース少々メリバ風
変彩金緑石の章→ミラビリス(女主人公) 強がり女とヤンデレ紳士のホムンクルスをめぐるスチームパンク風
前日譚→ファートゥム(男主人公) ハッピーエンドのためのバッドエンド
百花の章→マレフィキウム(男主人公) ポンコツ魔法使いと導かれし者たち
※ ★印のついているお話にはイラストがあります。必要ない方は挿絵機能をOFFにしてください。
※ 全5章+前日譚。百花の章で本編は完結。
※ 参考文献 アンデルセン/矢崎源九郎訳(1967) 『人魚の姫 アンデルセン童話集Ⅰ』 新潮社
※ 「MAGNET MACROLINK」「アルファポリス」にも掲載しています
※ 第2回「マグネット!」小説コンテスト銀賞受賞(権利返却され済み)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 20:15:37
767770文字
会話率:47%
梅津という大学教授が薬物犯罪組織ヘルメスファミリアに命を狙われていると情報を受けたライナス財団の高橋と大山は、先に梅津と接触すべく出勤を待ち構えていたものの二人の武装した男と鉢合わせた。銃撃戦の末に敵の撃退に成功するものの、高橋が駆けつけた
ときには梅津は服毒した後で、死の間際に石花紅葉という女性への謝罪を口にする。調査によって石花が京阪大学の杉原研究室に所属する博士課程大学院生だと分かると、高橋はその研究室への潜入を試み、そこで秘密を握る北山という男と出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 18:08:29
24414文字
会話率:68%