「君に伝えておくことがある。私は君を妻として愛するつもりはない」
結婚式が終わってやっと一息ついたところで夫になったばかりのアレクシスにそう告げられたメルフィーナ。
アレクシスから開拓中の貧しい土地をもぎ取り、公爵邸を後にしたメルフィー
ナの共はアレクシスのつけた監視役の護衛騎士、セドリックと無口な侍女のマリーのみだった。
結婚直前に前世の記憶を取り戻したメルフィーナは、ここが前世で雑学系乙女ゲームと揶揄された「ハートの国のマリア」の世界であり、自分がアレクシスルートの悪役、メルフィーナ・フォン・オルドランドであると気づいてしまう。
家族とは不仲、結婚相手には愛する気も子供を作る気もないと言われたメルフィーナは、何もかも馬鹿馬鹿しくなった。
実家も婚家も、もう知らない! あんな男のために悪役になって修道院送りになるのもまっぴら後免よ!
不遇に育ち不遇な結婚をしてしまったメルフィーナは、家族も夫も関係なく勝手に幸せになろうと決意するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 12:00:00
927884文字
会話率:45%
傾国とも呼ばれるほどの容姿を持つ女性オルドレット。その容姿のせいで他者から害を与えられることが後を絶たなかった。その全てに対して残虐な報復をし、自身も他者から距離を取って暮らしていた。しかしある夜、美しい男の吸血鬼が人間を喰らっている光景に
出くわしてしまう。その吸血鬼に一目惚れをした夜から、人外と人間のお互いを手に入れるための駆け引きが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 21:21:21
30124文字
会話率:22%
シャレット侯爵家の令嬢であるルルアンナは帝国の皇太子フェリオルドの婚約者であり、貴族令嬢のお手本とも言われる社交界の華である。
そんな彼女には秘密があった。
それは、周りの人間すべてに対して大きな猫を被っているということ。
幼き頃に聞いた愛
する人の理想を叶えるために、家族も友人も、フェリオルド本人に対してさえ本性を偽ってきた。
全ては誰よりも彼に愛される人間になるため。
そのためならば、聖女を演じることも邪魔者を排除することも厭わない。
そして今日も、彼に愛される皇太子妃という未来のために、ルルアンナは己を演じて進み続ける―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 13:55:18
201168文字
会話率:55%
無限に広がる大地、マグナスカブ。
人間社会の発展すら追いつく事が出来ない程に広いその世界で、それでも世界の広さに抗う国家シルフェニアがある。
シルフェニアにおいて国軍に所属し、空を飛ぶ船、飛空船の艦長をする彼、ディンスレイ・オルド・クラレイ
スは、シルフェニアの人間として、そこに自分個人の望みも含めて、広い世界への旅を始めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 20:40:20
732721文字
会話率:45%
シュリーヌ・アウグスタ公爵令嬢は晴れて王太子妃に選ばれた。
派閥の為に、公爵家の為に選ばれたことに安堵するシュリーヌ。
側妃にはレティシア・ブラウド公爵令嬢が。オルド王太子殿下はレティシアの事を愛していて、シュリーヌは悪口ばかり言われている
ような関係であった。
結婚したら更なる地獄が。
子を授かる為に頭を下げ、褥を共にしてもらわなければならない日々。
レティシアはオルド王太子殿下に愛されて幸せそうで……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 14:38:10
6047文字
会話率:20%
シルデフィア・デルベルグ公爵令嬢は銀の縦ロールがビシっと決まっていて、それはもう美しき公爵令嬢だ。
オルドール・アイスレッド伯爵令息は銀の月と呼ばれる程の、イイ男で、王立学園の女生徒達にモテた。
シルデフィアが王太子殿下から婚約破棄をされ、
オルドールと婚約を結んだ事により、悪い噂が。
何か汚い手を使って強引にオルドールと婚約を結んだのではないか?
脅されて無理やり婚約を結んだのだけれども…
オルドールの心は?というお話。
公爵令嬢はピヨピヨ精霊に恋をする。 の続きです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-21 14:07:46
3179文字
会話率:28%
「シルデフィア・デルベルグ公爵令嬢。そなたは、ここにいるリーナ・カルダス男爵令嬢を虐めていたな。そなたの悪行許しがたい。よって婚約破棄をし、私はリーナ・カルダス男爵令嬢と婚約を結ぶ。」
シルデフィアはアルド王太子殿下から婚約破棄を突き付け
られる。
大歓迎だった。これでやっとあの人に好きだってアピールできる。
そのアピールしたい相手と言うのが、実はピヨピヨ精霊だった。
そんなシルデフィアとピヨピヨ精霊であるオルドールとのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-20 14:39:47
8402文字
会話率:27%
剣術大会が行われている闘技場の観客席で、私はおかしな子に絡まれている。
「ジオルド様を解放してください」
解放とは何のことだろう?それにそもそもジオルドとは私の婚約者だ。
は?悪役令嬢?私が?
すまないが、私は残念令嬢ぐらいにしかなれない。
公爵令嬢である私が、おかしな子に絡まれてしまった。そんな一日の話である。
*不快感を感じましたら、そのまま閉じてください。
*主人公は少々言葉遣いが荒いです。
*作者の目は節穴のため誤字脱字は存在します。
*途中挿絵がありますが、ウザかったら削除します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 15:26:33
42550文字
会話率:40%
「あんたはもう必要ないわ、さよなら」
女神官アマリエ・ヴィヴィオルドは、聖女イレーネの策略によって崖から突き落とされる。
2人は実の姉妹であり、アマリエは聖女を演じている姉を献身的に支えていた。
そんな姉の裏切りに絶望するアマリエ。
そん
な彼女の窮地を救ったのは神界から遣わされた神獣だった。
神獣はアマリエに堕神の復活を告げる。
それは神界、地上界、冥界の均衡を崩壊させる世界の危機を意味していた。
アマリエは世界を守るために、神獣の言う【堕神の協力者】を探すことになるが…
「え、神力が使えないってどういう事ですか!?」
聖女なのに神の加護を失ったアマリエの波乱な日々が幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 14:51:32
53755文字
会話率:40%
グレース・オルドヌングは貴族令嬢には珍しく、事務仕事に長け商才のある娘だった。その才能を買われ辺境伯セオドア・オルニエールとの婚約が成立し、すぐに彼の持つ領地に迎えられた。オルニエール辺境伯領は人手不足が深刻で仕事が多く、二人は一般的な婚約
者同士のような歩み寄りの時間を多く取ることはできなかった。それでもグレースはセオドアの領民思いで仕事熱心なところに惹かれていく。……けれど、そうであっても彼らは貴族だった。外聞というものがあるのだ。
大量の仕事に追われやらかしてしまった辺境伯と、身を引く決意を固めるのが早過ぎたご令嬢の話。
元サヤものですしヒーローは貴族らしく手を回しますし、一瞬邪魔が入りますがすぐに退場します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 00:19:24
38585文字
会話率:64%
物語は終ったばかり
を本編とした、前日談。
アーシュリー・オリジンとジオルド・カナリーの学園1年~2年生の日常を書いていきます。
時系列ではないかも。
最終更新:2024-02-15 00:29:51
6070文字
会話率:34%
西の国、オルドルガ帝国の建国舞踏会で皇子に婚約破棄された公爵令嬢ユーラナ・ダチュラ。そんな1人の令嬢のお話。
最終更新:2024-02-11 17:49:54
5762文字
会話率:37%
第三次世界大戦の混乱の中日本国が滅亡した
最終更新:2024-01-31 02:30:27
17379文字
会話率:54%
卒業間近の大学生、クェノン・オルドリッジ。
春休みを実家で過ごしていた彼女の元に一つメールが届く。
高度な暗号技術を持って隠蔽された文字列は、十年前に死んだはずの姉、メイヴィス・オルドリッジからの物だった。
姉が残した最後の言葉、そこに隠れ
たメッセージとは……
「世界は、必死にその醜さを隠そうとするけど、不完全故に隠しきることは出来ない」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 12:00:00
36161文字
会話率:35%
父と二人暮しをしている青年レイは、
物覚えがつく頃からとある一室から出たことがなく、
外の世界を知らない。
父の作った料理をレイへと渡す小さな窓だけが
二人を繋ぐ唯一のものであり、
彼は父の姿すら見たことがなかった。
そんなある日、レイはパ
ソコンで調べた
自分の母親についての記事を見つける。
そこには驚くべき事実が載っていた。
そして父にある疑問を抱くようになる…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 20:22:48
221620文字
会話率:41%
リラ,ミディ,フォール,オルド,レイラはそれぞれの目的の為、旅をする5人の仲間。彼らの行く道には、予想もつかない闘いが次々と立ちはだかる。徐々に見えてくる真実が5人の運命を変えていく。彼らの絆は脅威に打ち勝つことが出来るのか。
最終更新:2024-01-12 20:01:21
35413文字
会話率:69%
北の地、旧オルド領には元連盟術師【灰色の永遠】ラカニシュが眠っている。
彼は悪辣な術師ではない。
むしろ善良だ。
だから世界征服など夢にも思わない。
死の無い世界、永遠の安寧の世界だけが彼の望みだ。
その世界では人は決して死という
終着点には向かわず、生き続ける。
例えどんな悍ましい姿となっても生き続ける。
※
本作は「イマドキのサバサバ冒険者」作中の「北方侵攻」を抜き取り、まとめたものになりますが、本編を読んでなくても真っ当なダークファンタジーの中編として読めるとは思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-10 01:20:45
85768文字
会話率:11%
埼玉生まれ、ガリ勉育ちの北原麗央那。
ひょんなことから見慣れぬ土地に放り出された彼女は、身を寄せていた邑を騎馬部族の暴徒に焼き尽くされ、復讐を決意する。
同じく邑の生き残りである軽螢、翔霏と三人で、邑の仇が住んでいる草原へと旅立つのだが……
?
中華風異世界転移ファンタジー、未だ終わらず。
広大な世界と深遠な精神の、果てしない旅の物語。
第一部↓
進学先は異世界、就職先は後宮 ~泣き虫れおなの絶叫昂国日誌・第一部~
https://ncode.syosetu.com/n6836ik/
の続きになります。
【登場人物】
北原麗央那(きたはら・れおな) 15歳女子。ガリ勉。
紺翔霏(こん・しょうひ) 武術が達者な女の子。
応軽螢(おう・けいけい) 楽天家の少年。
司午玄霧(しご・げんむ) 偉そうな軍人。
司午翠蝶(しご・すいちょう) お転婆な貴妃。
環玉楊(かん・ぎょくよう) 国一番の美女と誉れ高い貴妃。琵琶と陶芸の名手。豪商の娘。
巌力(がんりき) 筋肉な宦官。
銀月(ぎんげつ) 麻耶や巌力たちの上司の宦官。
除葛姜(じょかつ・きょう) 若白髪の軍師。
百憩(ひゃっけい) 素性不明の僧侶。
覇聖鳳(はせお) 騎馬部族の頭領。
邸瑠魅(てるみ) 覇聖鳳の妻。
☆女性主人公が奮闘する作品ですが、特に男性向け女性向けということではありません。
若い読者のみなさんを元気付けたいと思って作り込んでいます。
感想、ご意見などあればお気軽にお寄せ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 19:54:35
222319文字
会話率:31%
オルドラン王国には魔法という概念が存在しない。にもかかわらず、ある日突然治癒の力に目覚めた公爵令嬢ロジーヌは、そのことをひた隠しにしていた。
両親だけではなく、オルドラン王国の王子でもあり婚約者でもあるエルランにさえも。
ある日、エルラン
の父にして、暗君で知られるオルドラン王国の国王ドルニドの暗殺未遂事件が発生する。
エルランとともにその場に居合わせたロジーヌは、命の危機に瀕するドルニドに、ひた隠しにしていた治癒の力を施すことを決意する。
そのおかげで命を救われたドルニドは、近衛の騎士たちに命じる。
「我が騎士たちよ、ロジーヌを……この化け物を拘束せよ」
エルランは牢に囚われたロジーヌを救うためにドルニドに抗議するも、ロジーヌの両親を盾にされてしまったため何も言えなくなり……結果、ロジーヌは国外に追放されることとなってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 00:23:04
22096文字
会話率:33%
魔法使いのルーナ・オルドリッジは十二歳の頃、今いる世界がファンタジー小説の中で、自分が三十歳になる年に帝国を揺るがす世紀の大悪党として殺される運命を思い出してしまう。その運命を変えるために幼少期の主人公たちに会いに行き、再教育(ルーナは悪い
魔法使いではないという刷り込み)を施すことに!
数年ほど再教育をしたルーナは十八歳のある日、帝国に恐れられている魔獣・黒龍を封印するついでに自分も封印されれば運命から逃れられるのでは?という思いつきから、一〇〇年ほど眠りにつく計画を立てる。封印は成功し、無事眠りについたルーナだったが、たった十一年で主人公たちに起こされてしまい、さあ大変!自分と同年代になった彼らは妙にルーナに執着していて……?
再教育をしたものの、彼らの元を去ることを決意したルーナは黒龍とともに逃亡を試みるが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 20:46:15
90033文字
会話率:47%
イレーニアが留学から戻ってきたときには、すでに結婚の話がまとまっていた。
相手はオルドーニ辺境伯を継いだロベルト王子。旅芸人と恋に落ち、破局したことが原因で、社交界では遠巻きにされていた。
さらに謀反の疑いまでかけられていると従姉妹から聞い
たイレーニアは、彼を暗殺してくれないかと持ちかけられる。
結婚式の直前に会ったロベルトからは、条件付きの結婚を提案された。いわゆる白い結婚――書類上だけの妻でいてほしいと。二年ほど我慢をすれば、イレーニアが望む縁談を探してくるという。
嫁いだ先の辺境で、ロベルトが隣国と通じているような証拠を見つけたイレーニア。しかしイレーニアから見たロベルトは、領民の暮らしを良くすることに注力する人だった。
どちらの姿が正しいのか迷ったイレーニアは、暗殺用に渡されたナイフを手に行動を起こす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 20:51:33
103343文字
会話率:49%
不慮の事故により18歳という若さで死亡した俺こと入表勝(いりおもてまさる)は、オルドという神様の計らいにより異世界転生を果たすことに。
心機一転これで冒険者として新たな一歩を踏み出してやるぜと意気込んだのも束の間。なんと、俺自身がダンジョ
ンマスターとして生まれ変わってしまったんだ。
ダンジョンに隠りっぱなしの生活は嫌だと考え強引に外へと飛び出す俺だったが、戦いの最中にダンマス特有の戦術を生かせることに気付いた。
最初の地の無人島で知り合った謎の美少女ロージアの助力もあり、冒険者兼ダンマスとして異世界イグリーシアを駆け回る俺の冒険が、今幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 23:19:48
466511文字
会話率:64%