義理の姉に虐げられていたエルナはこの国の守護竜の生まれ変わりであることを思い出した。初代国王である勇者を背に大空を飛び回ったのだが、義姉は、自分こそが守護竜の生まれ変わりであると主張する。
「自身でもまさかという思いもございましたから、今
日まで誰にも告げることはできませんでしたが、私は竜としてこの空を羽ばたいた記憶がございますの!」
(こ、ここまで堂々とするのは逆にすごい、なんというアドリブ力!)
そして、どうやら勇者も生まれ変わり、王様になっているようだ。
※短編版題名【竜が花嫁】の連載版です。
※短編と序盤はほぼ同じではありますが、一部キャラが増えるなどの変更点あります。ゆっくり更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 13:20:20
233269文字
会話率:44%
空に浮かぶ魔法都市〈ウィスタリア〉
そこに住む見習い魔法使い・リーズは、魔法学園の落ちこぼれ。召喚できるのは、ただの蝶。空も飛べず、魔法もうまく使えない。でも、彼女にはたったひとつの特別な力があった。
それは、蝶の羽から“心の色”を抽出し、
魔法のインクに変えること。落ちこぼれの魔法使いがはじめたのは、「魔法の手紙屋さん」
悲しみも、喜びも、言葉にできない想いも、手紙にして届けます。転校生と学園の七不思議を巡ったり、恋やすれ違いを手紙でつないだり。少しずつ、誰かの気持ちに触れていく中で、リーズは本当の“魔法”の意味を知っていく――
これは、「できない自分」が「なりたい自分」になるまでの、小さな魔法の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 17:30:00
100364文字
会話率:45%
ここは夜の国。 一年中真っ暗闇の、魔物たちが住まう国である。
あるの日のこと、人間からの生贄として一人の女の子が木箱に入ってやってきた。それは小さくて痩せぎすな、銀の髪のお姫様だった。
「まったく、人間とはなんと愚かな……生贄など魔族には不
要だというのに自分の娘を送ってくるとは……ってこら小娘! なぜお前は魔王様の膝の上に居座っている!?」
「……ハンッ(鼻で笑う)」
「鼻、今、鼻で、わた、私を、魔王様の一の従僕である私を鼻で笑っ……!? 魔王様もなにかおっしゃってくださいー!」
「…………特に問題ないな」
「大有りですが!?」
しかしこの生贄、なんだかおかしい。
常に無表情な美形の魔王と、その膝にどどんと座る喋らない幼女のお話です。
短編『捧げ物のお姫様』の長編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 09:08:58
110770文字
会話率:49%
「次の正しき魔女はお前だよ」
祖母の今際の際の言葉で、次代の魔女として指名されてしまった主人公、ショウゴ。
遺産として受け取ったのは、祖母の家にただ一冊残った浮遊の魔導書だった。
『男性でも魔法少女になれば魔法が使えます!』
魔導書と契
約したショウゴはカワイイ少女の姿になり、黒胡椒スパイスと言う魔法名を名乗ることになる。
まずは職場に発生したダンジョンを攻略。
そこで配信者に目撃されたスパイスはネットで有名になり。
会社も潰れ、めでたく無職となったショウゴは失業手当が続く内に、ダンジョン配信で生計を立てることを目論む。
世界よ、これが謎の美少女魔法使い系ダンジョン配信者、黒胡椒スパイスだ!
「美少女に見えるけど、実はおじさんです」
リスナー「おじさんでもいい!!」「おじさんカワイイ!」「
スパイスちゃんはおじさんのふりをする幼女なんだ!」
ダンジョン配信は今、カワイイの時代へ。
ついでに祖母から他の魔導書を奪った黒い魔女たちとのバトル、世界中のダンジョンに散逸した魔導書の断章探し、そして芸能活動……!!
今、おじさんが世界にカワイイを見せつける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 08:45:38
668635文字
会話率:40%
クラスメイトの糸城 舞(いとしろ まい)が、学校の屋上で生きたままのカラスを喰っていた。誰かに喋ったらあなたを食べると脅された「僕」は、秘密を守るかわりに彼女になれと要求する。かくして、退屈な日常を変えたかった僕と人知れず生き物を捕食する糸
城との恋人ごっこが始まった。
妹の女子向け雑誌から彼氏の振る舞い方を学び、スマホで彼女と文通する日々。ある日、彼女から犬を捕まえてきてとお願いされる——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:00:00
102135文字
会話率:20%
幼児となった主人公が冥界神の眷属になってまったり生きていくお話(の予定)
冥界神様はトマトジュースがお気に召したようなので生きる為に供物として捧げます。え、継続的にですか?さすがに無理――ワァスゴイ、コレッテチートデスヨネ。ハハッ、アリガ
トウゴザイマス。ハイ頑張リマス……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 18:10:00
630569文字
会話率:37%
天使の王メタトロンと悪魔の女王ルーシェル。
二人は殺し合いをしていた筈なのに、気が付けば天界とも魔界とも人間界ともつかぬ奥深い森の中で魔物のような何かに襲われていた。飛ぶ事も霊力も使えず、武器すらなく逃げ回るしかできない二人だったが全く知ら
ない言語を話す二人の青年に助けられた。
ここが自分達のいた世界とは全く違う世界だと解った二人は、元の世界に戻り再び殺し合いを再開するため異世界での冒険を開始する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 20:00:00
527556文字
会話率:40%
遥か昔、人間が自分達よりも遥かに優れた種族に戦いを挑んだのだと伝承は語る。
人には使えぬ魔法を使い、そして人間を食料とするその種族の名は竜人。
絶対的有利であったのにも関わらず、竜人は敗北、彼らが姿を消す事によって大戦は終結したという。
アーネストは、相棒であるルアードと共に旅の途中で森の中にある小さな村へと足を踏み入れた。しかしそこは見るも無残に『魔』に食い散らかされた村人の骸があるばかり。とても人の所業とは思えぬ惨状の中、二人は唯一の生存者と思しき一人の少女と出会う。錯乱状態でいる少女の話を聞くには、村はどうやら残った竜人――現在では御伽噺とでしか語られていない存在に襲われたようだった。
竜人は御伽噺ではない。
そう確信するのは同じようにして故郷を失い、竜人に復讐を誓うアーネストだった。
敵討ちを旅の目的としている彼は、そんな事をしている時間はないとつっぱねるが「女の子一人をこんなところに置き去りにできない」と言うルアードに半ば引きずられるようにして少女、フィーを安全な場所まで送り届ける事になる。
+++++
全31話、完結済みです。
毎日18:00に更新します。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 18:00:00
110171文字
会話率:35%
天使の王と悪魔の王が殺し合いの真っ最中、どういうわけだか異世界に飛ばされてきた。
様々な紆余曲折の結果、現在ふたりは人間の兄妹に世話になっている。
これは、元の世界に戻る為に奮闘する天使と悪魔、それを世話する苦労人の兄と天然な妹とが繰り広げ
る日常ギャグコメディである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 20:00:00
7717文字
会話率:27%
※入社三年目、ダメ社員の土屋(二十三歳)は、上司達にいびられる毎日に嫌気が差していた。ある日、復讐がてらに彼等をモデルとしたファンタジー小説を執筆開始。異世界では全く役に立たない課長代理や、敵役として立ちはだかるセクハーラ・トウゴウ、ヒステ
リック・ヤマモトなどのハラスメント四天王を登場させ、同僚女子達と協力して次々と打ち倒す。その内容はネット上で評判となり、多くの感想が届くようになった。そしてその読者の中に、偶然にも今務めている会社の社長や同僚女子がいて、現実の仕事や私生活にも思わぬ影響が出始める――。
※★印付きの話はイメージイラスト付きです。
※評価やブクマ登録、感想などを頂けますと、ヒロインや同僚社員一同、大喜びいたしますm(_ _)m。
※この作品は「カクヨム」「マグネット!」「ノベルアップ+」「レジェンドノベルス」にも連載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 17:09:12
235607文字
会話率:37%
やあ、初めまして。俺の名前はユウゴ。脳しか無いけど、よろしく。ん? 物語のネタバレをするな? 安心してくれ、脳しか無い人間って言うのはこの物語じゃ珍しくないんだ。何せ、戦争で生み出された武装機体兵と言う改造人間も出てくるし、癖が強い奴ばっか
りしか出てこない。電脳空間も出てくるけど、脳だけの人間が黒幕で操っていたなんてよくある展開は一切ない。しかも脳だけと言うのは不便だし、俺の雇い主は俺のスペックを無視して電脳空間じゃなくて現実世界の方の仕事ばっかりやらせる。俺の実力が一切活かされることが出来ないんだけど! そんなある日、【電脳疎開】と言う体験版が送られてきて、とあるご令嬢が戦争が終わっても【電脳疎開】に出られないという事実を知った。これはもう助けるしかないでしょう! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 05:07:56
112983文字
会話率:52%
「才能こそが、人間の価値を決める。」
西暦2224年——都市は完璧な秩序のもとに管理され、世界はかつてない繁栄を迎えていた。
犯罪も事故もない。人間の判断ミスすら存在しない。
すべての人間は生まれながらに才能を決められ、持つデータ容量によっ
て未来が決まる。
貨幣は廃止され、家賃も食費も税金でさえも、「データ容量」で支払われる時代。
15歳になったレイ・ユウゴウは、才能管理の最高学府 「セントラル・アカデミー」 に入学する。
「データ容量さえあれば、誰もが最適な未来を手に入れられる。」
それが、この世界の常識だった。
──しかし、入学式のその日、
学園のゲートをくぐったレイを待っていたのは、血の雨だった。
突如として鳴り響く爆発音。
混乱に包まれる新入生たち。
学園のスピーカーが警告を発する。
「警戒警報発令──反政府組織の襲撃を確認」
煙の中から現れたのは、武装したレジスタンス。
「才能管理社会は虚構だ!公共データバンクは欺瞞だ!」
彼らはそう叫び、無差別に攻撃を開始する。
逃げ惑う生徒たち。
戦闘用ドローンが迎撃を開始する。
秩序が完璧なはずの学園で、なぜこんなことが起こるのか?
そして、混乱の中、レイは気づく。
──この世界は、思っていたよりも“歪んでいる”のかもしれない。
彼の選択が、この日、運命を変えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 11:49:56
85935文字
会話率:35%
転校生のもる子ちゃん。
ひょんなことから国宝の靴紐をぶっ千切ったことで、250億円の借金を負うことに。
教室から見えるデモ行進に戦々恐々しながらも、オウゴンオニクワガタを差し出すお金持ちの七億兆万院さんと同棲することに。
クローゼットが密林
になろうとも、お婆ちゃんが行方不明になろうとも、もる子ちゃんはめげません。
七億兆万院さん意外にも、実質虎や鮭、個性豊かな変態共を押しのけてもる子ちゃんはゆるふわガールの真骨頂たる「きらら系」じょしになれるのでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 17:50:00
89400文字
会話率:66%
「八戸イオ」は新聞部の女子高校生。「軍人ゾンビ」の噂を確かめるために廃工場を訪れたとき、彼女は「怪獣」に襲われる。危機に陥った彼女を助けたのは、ぼろぼろのロボットに乗ったサイボーグ「シュウゴ」だった。
怪獣を倒した瞬間、世界の壁が崩れ、半壊
した宇宙戦艦がイオの眼前に現れる。
イオの生きてきた世界は、放棄された特務戦闘艦「クツナギXXVI」の居住区だった。資源を狙う各惑星の政府から、シュウゴはひとりで20年間、世界を守ってきたのだ。
あと1年で母星からの回収班が来ることを聞き、イオは戦いに加わることを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 20:30:00
10248文字
会話率:42%
2000年代初頭、世間を騒がす猟奇殺人鬼「人喰い男」。冴えない京吾(キョウゴ)は一連の事件の犯人になりすまし、身代金目的で九院寺累(きゅういんじ・ルイ)という名の青年を誘拐する。しかし累の不可解な態度や言動から、彼こそが殺人鬼の正体ではない
かと疑うようになる。次第にその運命は、数奇な方向へとねじ曲がり始める…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 11:42:09
130490文字
会話率:36%
マエザワ・ユウゴは先月から新しい職場で部長会のための資料作成の仕事を始めている。
今度の職場ではユウゴは一回りも年下の正社員ヤマグチに馬鹿にされていた。ユウゴは45歳になっていた。
前妻と別れて5年、アキコと再婚して2年が経っていた。
ユ
ウゴは新卒で入った会社を4年で辞め、それからずっと派遣社員として働いていた。
アキコと2人で働いてようやく生活が成り立つ、今の生活を続けるので精一杯だった。
養育費を支払い続けているのも重しとなっている。
アキコは別の派遣会社から来ていた派遣社員だ。
ユウゴと同じように正社員を辞めていたので価値観が合った。
これからの人生に安心と安定といったものがないかわりに希望を語った。
子供をもうけることはおろか、家を買うなど到底考えられそうになかった。
アキコが嬉しそうに人生の計画をノートに書き出すのがユウゴにはうっとおしかった。
まるで、自分には到底できもしない未来を要求されているようで息が詰まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 12:43:33
37208文字
会話率:8%
これは、僕の罪の物語だーー。
主人公の「僕」は、夏のある日、電車の中で目覚めると、広大な草原の中に佇む廃駅の中にいた。そこで、「僕」は不思議な少女、「ユリ」と出会う。それから「僕」は毎日、帰りの電車に乗ると、何故かその廃駅へと向かうように
なる。そこで、ユリと触れ合う内に、二人の間に不思議な関係性が築かれ始めるがーー
これは、僕の罪の物語だーーでも、同時に許しの物語だ
不思議な廃駅を舞台に繰り広げられる、青春群像劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-05 14:52:19
16896文字
会話率:25%
この世を蓋世するのは、数多の英霊たち。
彼らの遺したものによって、人々は超常を日常とする。
だって彼らが生きたから。だって彼らが息絶えたから。
超常のパイオニアであるツナギとリュウゴは、一つの体を二人で共有している存在。互いが互い
を高め合い、必要とし、罵倒する。どっちかって聞かれると嫌い寄りって答えるくらいには。繰り広げたケンカは数知れず。
紡がれ始めた彼らの道程は、世界に彩りを加えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 12:00:00
27017文字
会話率:59%
突如異世界に転生してしまった男ショウゴ。
彼の前に現れたのは、小説家兼探偵のエルフであるシンゲンだった。ショウゴが転生者だと判ると、自身の家に招き入れ、そこでショウゴの質問に答える。するとそこに来客が。
彼は近くの街で、ある宿を営むオーナー
だった。部屋に結界が張られる『結界宿』では、魔法が使えない。だが、その部屋の中に変死体があったという。人が死んだと知られれば今後の運営に支障が出ると思い、シンゲンに事件究明と隠蔽の手助けを求め来たのだ。
謎の殺害方法の真相、そして探偵の隠している事実とは。予測不能の異世界ミステリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 12:42:46
24748文字
会話率:51%
ある日の昼下がり、街中を歩いていたとある男。
彼は目の前を歩く女を目にした途端、体に電流が走った感覚がし、思わず近寄り声をかけた。
「プ、プリティッシモン……」
「パ、パウ?」
女は突然、男が口走った言葉に驚きはしたが悪い気はし
てない様子。
男もそれがわかると、ソワールソワールと女を口説きにかかる。しかし……
「……ゲグ、グライガガウゥ?」
「ピ、ピネ……」
「ガイガッガガウゴウア!」
「ペピン! ペピン!」
突然、二人の間に別の男が割って入ってきて、女を怒鳴り散らした。どうやらこの二人は恋人同士のようで、彼氏は声をかけられ満更でもなかった彼女にお怒りといったところ。それがわかり、退散すべきところだが、彼女の余りの怯えように危険を感じた彼は引き下がらなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 11:00:00
1387文字
会話率:66%
「君はラヴに感染している」
喜入颯真は高校入学後まもなく訪れた病院で告げられた。
恋愛拒絶ウイルス(Love Apocalypse Virus)と訳されるラヴ(LAV)の感染者は好きな人にキスをすると忘れられてしまうと聞いた颯真は絶望
してしまう。
なぜなら颯真は青春とは恋愛であり、かわいい女の子と胸がキュンキュンするような毎日を過ごすことだと考えていたから。
しかし、颯真はすぐに気づいた。
「ウイルスの力を使えば、いろんな女の子にキスし放題だ」
少し付き合って飽きてしまえば、キスをして忘れられてしまえばいい。
幸い、モテる努力を重ねてきた颯真は彼女選びに苦労しなかった。
そうして、颯真はキスだらけの青春を送っていた。
最近妹の葵や生徒会長の菊池加那、幼馴染の谷山さくらの様子がおかしいのだが、それでも颯真は女の子と楽しい毎日を送ることだけを考えているのだった。
※この物語はフィクションです。登場する地名や団体名などは実在するものと一切関係ありません。念のため。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 21:47:56
100932文字
会話率:41%
「この部はね──気象予報部。人呼んでキボウ部だよ」
小野寺一真は高二の始業式の放課後、同級生の水無瀬希にシャツから透けるブラを見ていたことをとがめられ、無理やりに気象予報部――通称、キボウ部に入部させられる。一真は自分はもっと大きなこと
をしたいと言って拒むが、希にブラを見ていたことをほかの人に言うと告げられて観念する。
しぶしぶ部活を始めた一真は、部員の来栖麻帆や松本琴音らとともに動画配信サイトで天気予報を発信することになった。
徐々に活動が軌道に乗り始めたある日、生徒会長の名倉美空が部室を訪れてキボウ部の廃部を宣告した。
(エブリスタにも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 15:30:21
111656文字
会話率:62%
高校二年の春、伊達碧人には三人の彼女ができた。
生徒会長で三年の宇都宮花香、各委員会を束ねる専門委員長で二年の朝霧月奈、風紀委員長で一年の浮羽つぐみ――の三人。
そんなハーレム生活は、碧人が臨んだわけではない。
三人のカノジョたち
がそれぞれ学校の三権分立を担う役職に就いていたからだった。
碧人は戸惑いながらも三権分立のバランスを保つために三人のカノジョたちとの交際を始める。
徐々に関係を深めていくのだが、それでも歪な関係が順風満帆にいくはずはないのだった。
(ノベルアッププラスにも投稿しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 20:26:30
96580文字
会話率:40%
山伏姿の、童子レオとバカにされることが大好きな、少々変わった少年。天汰堂煉翁《てんたどうれおう》。
是空界《ぜくうかい》というこの世界。
いや、自然界そのものの、神々の姿そのものの権化、または具現化した姿が、
刃の形をした誠の姿「
真理刀剣神」なのである。
只、その多種多様な生物、目には見えない霊体、宙ノ理のなかで
心に闇を抱えた者だけが、その戸惑いの自分の、
開けない道を、どう切り開くのか。
惑人《まどびと》という人間だけが、目の前の闇を切り、
そのこと切れた闇をどう施すかで、
扱う者の生命がより生きる。またそしてそれを手にし、
生きてゆくこと自体、また始まる「神縛刃」と共に歩んでゆく刀剣。
その神縛刃のなかで、世界の人々の平穏と安らぎ【迷落《めいらく》】とした世界の、その混沌を。希望へと変えることを。
扱う者に一縷の願いを託し、
神々が一同に集い、錬金したとされる
『十八岐ノ焱《じゅうやまたのほのお》』の複数本の一振り
『炎螺剛《えんらごう》』が。
哀愁漂う煉翁の坊主頭のてっぺんに(イメージと真逆じゃねぇか!?)
鋼色の落雷と共に。埋まって、頭髪は赤焦げた色に……?!
そのエンラよっと、炎螺剛が。
生まれつき両手足とも。指が1つない煉翁少年の、左手小指の爪先へ。
まるで別次元へと、渦巻く溶岩のような煉獄の炎と共に、目から見えるようにその爪先に納まり、存在した。
その後腕白な天汰煉翁少年は、図らずもその炎螺剛を宿した小指のある左手に、
法螺貝を詰め込み過ぎてしまったせいで、「法螺」を抜け出せなくなってしまった。
その煉翁少年の身に危険が及んだ時。
こっちも焦げ茶色である、法螺に護られた爪先に。小さく収まっていた、炎螺剛の秘められた力が発揮される……。
そして、煉翁は拳を握り。上手く炎螺剛を操って。
その敵たちと。
自身の宿命ともこれから。
戦い抜くことになってゆく。
未来に待ち受ける困難へと、その先へ悩みながら、もがきながら、悲しみ、苦しみながらも。
でも。煉翁はそれでも悠然と。目に見える・または見えない、目の前にある荘厳であり、壮大な冒険浪漫へと。駆け進んでゆくのだった。
※カクヨムさんでも連載しております。更新は不定期で行います。御意見、御感想、メッチャお待ちしておりますm(_ _)m※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-23 22:00:00
8403文字
会話率:15%
普通の高校に通う17歳の少年枯木トウゴは、夏休みに友達と一緒に神社へ肝試しに向かうが、鳥居をくぐると見たことのない空間に飛ばされてしまう。謎の空間で神様を名乗る人物に異世界での生活を命じられたトウゴは、迷う暇もなく異世界へと飛ばされてしまう
。知らない世界に迷い込んだトウゴの運命とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 21:19:06
19081文字
会話率:58%
聖女として異世界に召喚されたアイラは長旅の末魔王を倒し仲間と共に凱旋した。
しかし婚約者のエルンスト王子は彼女が魔物に魂を売り渡したと断罪する。
その根拠は彼女の黒髪だった。しかしアイラの髪色は召喚された時点で漆黒をしていた。
アイラと共に
召喚された勇者ソウゴは王子の言いがかりに激怒する。
だがエルンストは全く反省せず金髪の美女を腕に絡ませアイラを嘲笑った。
「汚れた色の傷物女が!戦うしか能のない婢女(はしため)はもうこの国に必要ない!」
「……それは、魔王が倒されて世界が平和になったからですか?」
そうだと頷く婚約者を黒髪の聖女は無表情に見つめ言った。
「もういいでしょうか、陛下」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 14:41:04
5571文字
会話率:36%