「樒(しきみ)の魔女」として名の知られた「私」こと守銭奴現代魔女・アシュタヤは、約二十年前、気まぐれに双子の人間の姉妹を拾った。人間はいい。そのまま眷属として育ててもいいし、いざと気に入らなければ食ってもいいのだ。そんな感じで拾い育てた姉妹
が、実は男兄弟で――?
そのまま二十歳になるまで育てた双子のミゲルとニコルは、果たして実に凶器的な美貌を持つ兄弟に育ってしまった。今や立派に魔術を会得し、家事や経営、薬草採取や薬の調合など、私生活にも抜群に秀でる息子二人は、母である私を片時も忘れずに溺愛してくれる。一方の私はその家族愛というものの豊かさに贅沢に苦悩する生活を送っていた。ああ私はなんて幸せなのかしら。こんなグレートな幸せを一人で囲っていていいんですか……。
そんな私の桃色吐息のバラ色生活は、魔女を追い詰め殺戮しようとする教会の異端審問官の来襲によって幕を閉じる。
どうやらその襲撃の背景には、魔女根絶を目論む地上最悪のアバズレ女「東の聖女」の思惑が潜んでいるようで――?
だがそんな世の中の流れなどどうでもいい。今の私には目的がある。それは強く美しく育った息子たちの嫁探しをし、野球の試合ができるぐらいの人数の孫に囲まれて暮らすことなのだ。その幸せ家族計画を邪魔するヤツなんて、私たち最強家族の敵じゃないんだぜ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 12:10:00
61050文字
会話率:36%
「樒(しきみ)の魔女」として名の知られた魔女・アシュタヤは、約二十年前、気まぐれに双子の人間の姉妹を拾った。人間はいい。そのまま眷属として育ててもいいし、いざと気に入らなければ食ってもいいのだ。そんな感じで拾い育てた姉妹が、実は男兄弟で――
?
そのまま二十歳になるまで育てた双子のミゲルとニコルは、実に凶器的な美兄弟に育った。立派に魔術を会得し、私生活にも秀でる息子二人は、母であるアシュタヤに絶えずこよない愛情を向け続ける。一方のアシュタヤはその家族愛の濃密さに身をよじり贅沢に苦悩する生活を送っていた。ああ私はなんて幸せなのかしら。こんなグレートな幸せを一人で囲っていていいのかしら……。
アシュタヤの桃色吐息のバラ色生活は、やがて魔女を追い詰め殺戮する異端審問官の来襲によって幕を閉じる。どうやらその襲撃の背景には、魔女根絶を目論む地上最悪のアバズレ女「東の聖女」の思惑が潜んでいるようで――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-17 12:00:00
13130文字
会話率:32%
大好きだった婚約者、第一王子ウィルフレイに冷たくされたショックで前世の記憶を取り戻した公爵令嬢のわたし。
ここは前世で大好きだった乙女ゲームの世界では?
そしてわたしはヒロインをイジメて断罪される悪役令嬢ラナベル?
じゃあどんな努力してもウ
ィルフレイ殿下には選んでもらえないの?
・・・いいえ、まだこれ以上無理だというほどわたしは努力していない。
やりもしないうちから諦めない。
そうして何年も努力しつづけたにも関わらず、やっぱりシナリオ通り断罪劇は始まってしまう。
そこに隣国へ留学していたはずの第三王子アランが現れ、いきなりわたしの前で跪いて・・・?
え、求婚ですか?
今ここで?
え・・・?
ウィルフレイ殿下の様子もなにかおかしい・・・?
泣きそうな顔で腕を捕まれたと思ったら、言われた言葉が「このアバズレが」って・・・。
なにそれ、さすがにちょっと酷くないですか・・・?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 20:28:07
146885文字
会話率:16%
彼女の最期の願いは、「あのアバズレ妹を一発ぶん殴って、それに誑かされ、婚約破棄した野郎をぶん殴り、生きててよかったと思って死にたい」だった――。
わらわは、名を持たない。154年もの間生と死の番人を務めた、善き魔女である。しかし、魔女の禁忌
である恋をした結果、想い人に裏切られその命を散らしてしまう。
しかし、死ぬ間際…わらわらの元に、傷ついたとある令嬢の魂がやってくる。名前は『アリセレス』。彼女は義妹によって地位も、名誉も、婚約者さえ奪われ、謂れの無い罪で処刑されてしまった非業の運命の持ち主である。
妙に共感してしまったわらわは、自らの命を対価に彼女の魂を過去に戻す秘術を使ったのだが…気が付いくと、アリセレスの身体の中身は、この154歳のババアの魔女になっていた…!しかも、魔女時代に持っていた『生死の番人の力』が、そのまま継続して使える…が、これは修業が必要かもしれん。と、とにかくアリセレス、おぬしの願いは必ずかなえてやる!!
だが…中身は154歳のババアなんだが、だいじょうぶかの?しかも婚約破棄した野郎は、王宮にいるようだが。しかもそいつの顔、見たことあるような…?
ババア令嬢、ファントムハントしつつ、亡霊の力を借りて王子殿下に復讐を代行する。
※ババア令嬢の復讐の概念は、通常の復讐と異なります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-24 00:04:01
594195文字
会話率:60%
「『あの!! 彼氏のフリしてくれませんか?』」
この様な台詞を吐く女を見ると、虫唾が走る。
それでも内面を理解する為に演じて見たのだ。
やはり結果は変わらなかった。
色恋の技使って、相手を翻弄する様な奴が、良い女である筈がないでしょう?
だから斬り捨てて。今すぐに。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
鏡花、何度か吐き戻してそうな。
これ、作者の持論なんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 18:03:49
978文字
会話率:39%
卒業パーティーでの茶番、困惑を蔑ろにする浮気男とアバズレ女と普通の御令嬢。
現在この国ではダンスをして卒業できなければ王公貴族は一人前とは認めて貰えない風潮。
何なの、それ!?
茶番劇を見ている御令嬢視点でお送りします。
ジャンルは大枠で
恋愛枠ですので、ガッツリ恋愛ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 00:00:00
2928文字
会話率:24%
わたしはお姉様が嫌いだ。
だから評判の悪い侯爵様のところへお嫁に出そうと思う。
これは、性悪でアバズレな腹違いの妹から見たドアマットヒロインの物語。
最終更新:2023-01-27 12:34:01
8400文字
会話率:1%
過労死した主人公『佐知薄 瑠奈』は乙女ゲーム(終了後)の世界に転生した。……逆ざまぁされた転生ヒロインの娘として。貴族社会なんてまっぴらゴメンな主人公は己の高貴な血筋を隠し、「せっかく転生したのだから」と冒険者となりこの世界を旅することを
決心する。
これは意外と血筋がバレバレな主人公が周囲の人達に支えられて、前世では無縁だった『恋』をするまでの物語。
※初投稿、初小説となります。至らない面が多々あると思いますが、興味を持って読んで頂けたら幸いです。※R15、残酷な描写ありは保険です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-02 18:00:00
44483文字
会話率:41%
19世紀・産業革命後のヨーロッパーーによく似た架空の国、ホルスト帝国
動乱の時代を迎えようとしている世界の片隅で、
ゴールドスタイン家御令嬢・フローレンスは
かわいい弟の虫除けに余念が無かったーー。
次々と沸いて出る蚊虻、鼠輩、アバ
ズレ共を
舌技と舌技で強力殺虫!!
※登場人物全員、倫理観がおかしいです。
※直接描写はありませんが、肉体関係を匂わせる描写があります。
※男女同士、女性同士のディープキスの描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 19:47:07
14927文字
会話率:44%
右も左もアバズレクソ女。クズ女騎士、再び見参。
斜陽を迎えつつあるかつての大国【帝国】に対し、東の覇権国【モスクワ連合】は、突如として宣戦を布告した。破竹の勢いで初戦を制したモスクワ軍は、帝国東部領レーゲンスブルクの制圧に成功する。モ
スクワ軍少尉ソロヴィヨフは、そこで捕虜として身柄を拘束された帝国軍の女騎士ヘレネと出会う。
「いやだあ! 死にたくない、何でも話すから助けてえ!!」
仲間の命運など知った事ではない、自分が助かれば何だってかまわない。
およそ貴族らしからぬ卑しさ、騎士道の風上にも置けぬ悪辣な性格のヘレネに幻滅するモスクワの兵たち。そんな中、ヘレネはソロヴィヨフにひとつの取引を持ちかける。
「死にたくなかったら、あたしの言うことを聞け」
※ニュース速報VIP板、ならびにSS速報VIP板にて投稿させていただいた
『女騎士「いやだ!死にたくない、仲間の居場所でも何でも話すから!」』
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1374167969/
を原案としています。
※カクヨム内にも同じ原稿を掲載させていただいております。
https://kakuyomu.jp/works/1177354055385472533
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-26 20:00:00
290939文字
会話率:46%
『剣盾の誓い』というAランク冒険者パーティーにサブリーダーとして所属している【移動要塞】という二つ名持ちの俺は、我慢の限界を迎えた。
辛い記憶から記憶が歪んで俺を常に殺そうとしてくる女、その女に惚れて少しでも気に入られようと俺を陥れようと
動く男、パーティーリーダーに惚れて、少しでも気に入られようと俺に冤罪とも言うべき罪を被せまくってくるアバズレ、その全てを知っていてそれでも解決しようとしない幼馴染みのパーティーリーダー。
俺は何も悪いことはしていない。いや、売られた喧嘩は買ったがそれだけで後は何もしていない。なのに全て俺が悪いことにされる。しかも俺より弱い奴等に何故か『自分より弱い役立たず』と思われてだ。
我慢の限界を迎えるのは当然だった。
だから俺は、パーティーリーダーに言ってやった。「俺はもう、お前達に着いて行けない」
やっとクソッタレなパーティーから解放され、自由に生きる事が出来るようになった俺。あぁ、気分が良い。これからは日がな1日を受けた依頼を達成して慰安の旅に出よう。
だが、どうやら周りは俺の事を放っておいてはくれないらしい…。
放っておいてくれ!!俺はもう、厄介事はごめんなんだよ!!
これは自由に生きたいのに自由に生きられない俺の苦労の物語。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ざまぁ系を書きたくて仕方なくなったので書きました。
これまでの私の作品の中では1番話を練って書いてるつもりです。
執筆開始日
2020/06/15
投稿日
2020/07/06折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-16 12:00:00
71185文字
会話率:28%
どうも、私は転生担当女神のエル!
個性のかけらもない連中を監視しなきゃならない仕事に飽き飽きしてたんだけど、そんな時に出会ったのが私にとってのプリンス、いや女神の一樹春哉《いつき はるや》くん!
彼、すっごく可愛いの!顔も綺麗だし、
15歳にしては身長が低いし…しかもとっても優しいの!自分より他人のことを優先して…15歳なのにとっても立派なんだよ!
そんな彼に釣り合うのは、女神たる私だけだよね!だから自分の立場を利用して、彼を転生させて監視してるんだけど、別に悪いことじゃないよね!
でも彼の行った異世界はモンスターがとってもいて危ないの…だから、私が全力でサポートしてあげるんだ!
ついでに彼にまとわりついたお邪魔虫みたいなアバズレたちを吹っ飛ばして、私に振り向かせてみせる!
そんな私の観察記、みんなも見てねー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-15 20:00:03
19111文字
会話率:37%
寿司屋でアルバイトをする21歳のむぎ子。出会う男たちを次々に翻弄し、弄んでいる。寿司をつまむように、軽々しく不倫をし、浮気をするむぎ子。しかしそんな彼女には、ある重大な秘密があった…
最終更新:2019-04-22 20:50:41
42154文字
会話率:47%
高校生になっても、僕には友達ができなかった。
今思うと、それは当然のことのように思える。だって、当時の僕は、特に面白い奴でもないし、魔法や超能力といった魅力的な才能もない。さらに、僕は人見知りだったから。
そんなある日、一人の転校生
が僕の目の前に現れた。名前はアリス。夢は世界征服。この争いだらけの世界を自らの手で変えたいという、ぶっ飛んだ思考の持ち主だった。
そんな彼女と僕は隣どうしの席だったというだけで、深くかかわることになる。
僕に初めての友達ができた。
アリスのとんでもない行動力に振り回されつつも、僕の周りが次第に賑やかになってゆく。モノトーンだった日常が、彩られてゆく。
この話は、僕が幸せだった時代の物語。
そして、まだ、僕が争いの中で生きてゆく前の、幼かった時代の物語。
―――今、あの子たちは、何をしているのだろうか?―――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-07 15:42:06
64279文字
会話率:26%
クズ系金髪美少女17歳と一人称が我の王様が結婚しちゃう(ざっくり)話
※主人公は酒もドラックやってるアバズレ系悪役美少女です!苦手な方はお気をつけください!
最終更新:2015-01-01 05:02:39
4313文字
会話率:52%