精霊術――「先天的に使える能力」である超能力と「後天的に学ぶ技術」である魔術の二つから成る、もう一つの科学。
精霊術を使える者は「術師」と呼ばれ、精霊術を知らぬ者たちの世界と分け隔てたところで、もう一つの社会「術師界」を営んでいた。……
できて「あたり前」のことが、何一つできない高校生・青梅賢治。
哲学が好きで読書家である以外に、何の取り柄も趣味もない彼は鬱屈とした日々を送っていた。
だがある日、賢治の目の前に魔術を使う大男に追われる少女・因幡現世に遭遇する。
現世は、全宇宙のエネルギーが集まる異空間「霊極」にアクセスすることができる超能力〔門〕を持っている術師であり、悪の術師たちにその力を狙われているのだ。
悪の術師に追いつめられる二人。しかしその時、現世と感情を共鳴した賢治は、現世の超能力を共有して全宇宙のエネルギーとアクセスし、精霊術――魔術が使えるようになる。
賢治と現世は〔門〕の力を頼れる仲間の術師たちとともに守り抜いて、「霊極」の謎を解き明かしたものに与えられる術師の最高の位階、「魔導師 アデプト」の称号を目指すことになる。
だが術師の世界は、能力、貧富、人種、血筋、宗教などによる差別や偏見が渦巻く分断と混迷を極める世界であった……
解き明かされる世界の謎に胸を弾ませるともに、人間としての「正しさ」とは何かを問う、現代ダークファンタジー。
※ 月~金 8時更新。(現在、更新休止中)
※ 本作は以下の投稿サイト様にて、重複投稿をしております。
「ラノベストリート」様(連載終了)
https://ln-street.com/novels/d568ddba-57fe-44be-b117-392f5d54579f
「カクヨム」様
https://kakuyomu.jp/works/16816700427107470399
※ 用語集・解説ブログ
https://fairyring-fairytale.blog.jp/
※ 本作は2024年8月更新分まで、一部の文章においてAI翻訳・言語変換ツールを使用しておりました。現在は使用しておらず、該当箇所は全て修正済みとなっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 08:00:00
1316915文字
会話率:35%
――金が無いなら死んだ方が良い。それがこの世界が定めた絶対のルールだ
人体と電脳の融合《マン・マシン・インターフェイス》により人類が種の世代を一つ越えた世界。
科学の進歩のつけを払う様に汚染された世界もまた同じ様に世代を一つ越えた
のだろう。
空気は、空から降る雨は、最早ただの人では耐え切れない程に汚れていた。
そんな世界が人を拒絶した世界。
人々は積み重ねるようにして造られた積層都市でしか生きられなくなっていた。
電脳化すらされていないストリートチルドレン、コマヒコはそんな積層都市の一つ、カワセミの第四層の住人だった。
第四層。公的には存在しないとされている下層区画。
ゴミ溜めの様な街での暮らしは最悪だ。
いつだって飢えていた。
いつだって渇いていた。
でもコマヒコにはそこから抜ける手段が分からなかった。
その日、一人の達人《アデプト》に出会うまでは――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-01 22:00:00
138666文字
会話率:33%
現代日本でヒーリングとタロット占術を仕事としている守生(シュウ)は、泊りがけの出張帰りに見知らぬ場所に飛ばされる。
ウシの怪物をシュウのキャリーケースを投擲して倒したのは、翼をもつ男サイラスオサイリスだった。彼から「国王に召喚された【大いな
る幸いを運ぶ者】だろう」と説明され、ここが異世界であると理解し始める。
羽持ち、動物の頭を持つ人間たち。魔法。
本来可視化されないはずの「場の設定」の痕跡をサイラスに気づかれて動揺しつつ、サイラスとその仲間が住む小屋に案内される。
サイラスにかかった呪いを解くことを試みた翌朝、シュウはサイラスの部下に突如襲われる。
それを助けたのは、王城から来たというドムトートとアベルアヌビスという二人の騎士見習いだった。
エジプト神に似たキャラたちと、古代ギリシアのような異世界で
肉料理や身分制度、文化の違いに困惑しながら主人公が自分のやるべきことを見つけて行動するお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-05 21:08:20
515694文字
会話率:58%
2013年9月に富士見書房様から出版して頂いた「グランクレスト・アデプト 無色の聖女、蒼炎の剣士(全1巻)」の、仮に続きが出ていたらこんな話でしたという構想を、簡単に紹介させて頂きます。
グランクレストの世界観や、アデプト1巻の簡単な解説
もありますので、ご存じない方もご一読頂ければ幸いです。
※「カクヨム」にも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-03 19:14:20
10428文字
会話率:11%
核シェルターの奥にただ1人、冷凍睡眠で眠っていた主人公が目覚める。
目覚めたら100年後の世界で、世界は異界へと変わり果てていた。
主人公の居る核シェルターも影響を受け、ダンジョン化している。
謎の通信でアデプトシステムというプログラムをダ
ウンロードし、そのプログラムを使って魔素を吸収して、レベルを上げられるようになる。
魔素はモンスターを倒すと手に入るようだ。
核シェルター内に残っていた警備システムを利用してモンスターを倒し、主人公は核シェルターからの脱出を挑む。
*現在、休止中。
中篇製作と3章のプロットが出来たら再開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-27 18:00:00
190726文字
会話率:26%
〝錬金術〟で成り立つ洋上都市〝錬金領土〟。
便利屋を営む鳴宮道真と鳴宮武の前に、ヘルメスと名乗る少女が現れる。
彼女は〝アデプト〟と呼ばれる、〝転生〟する錬金術師だった。
最終更新:2016-10-18 05:42:33
85740文字
会話率:34%
主人公神崎昭太郎は大県神社の、レストラン茶舗で牛島裕一と再会する。
ヒトラーについての調査が続く。
ヒトラーはナチス入党後14年で独裁者になる。軍備拡張後第2次世界大戦に突入、ほぼヨーロッパ全土を占領していく。イギリスに触手を伸ばすが叶
わず、ソ連に進攻する。日本の真珠湾攻撃に歩調を合わせるようにアメリカに宣戦布告する。
1945年敗北。
神崎は牛島にヒトラーの政治と戦争政策について尋ねる。
ヒトラーは負けると判っている戦争をしているが、その一連の行動は―――ハーケンクロイツの秘法成就のためだった―――と語る。
ヒトラーは自らをキリストに擬していたフシがある。しかし彼は大のキリスト教嫌いだった。ヒトラーの宗教観を調べるとハーケンクロイツの秘法の一端が垣間見えてくる。
次にヒトラーはチベットに興味を持っていた。チベットもナチスドイツに援助を求めて、両国は親交関係にあった。
緑龍会、緑の手袋の会の起源はチベットにある事を知る。そしてヒトラーの戦争原理はオカルトが基盤になっていたが、これはチベット密教の影響が大きい。
平成23年3月、神崎の家は放火により焼失。
以後、舞台は大県神社、鳳来寺山のパークウエイ近くの愛宕神社へと移る。ここで神崎は牛島達から超能力開発の訓練を受ける。
平成24年6月、ゆみは成一を出産する。
平成24年12月、神崎たちは五葉山に行く。ここにある地下神殿で、平成25年1月23日夜間11時から12時までにルシファが魔界から出現する。それを阻止するのが神崎達の生涯をかけた目的だ。ここでルシファの出現を助けようとする緑龍会との壮絶な戦いが繰り広げられる。ルシファは神崎に憑依しようとするが牛島の力により失敗して、再び闇の世界に消えていく。
これですべてが終わった訳ではない。緑龍会は復活して、ルシファもやがてこの世に姿を現す。
―――ナチスドイツは敗北する。しかしナチスは不滅だ―――ヒトラーの予言が不気味な響きを持ってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-11 09:24:35
46282文字
会話率:5%
失われた遺産“魔法術”に代わり、錬金術が学問として栄える国・フォルトゥーナ。
その第三王女・アルディールは国の双剣と言われた元騎士・ジュスティオを共にして、側室でありながら錬成術師(アデプト)であった母の死の真相を追い求める。一年と決められ
た期間でもがく中で生まれる絆と離れる者。さらに二人が掴んでいく情報は、フォルトゥーナ建国の神話まで遡り、国を揺るがしていく。
西洋風・異世界ファンタジー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-08 01:41:09
26789文字
会話率:53%