公爵令嬢のリリアーヌは、婚約者のジェラール王子を追いかけてはいつも冷たくあしらわれていた。
王子の態度に落ち込んだリリアーヌが公園を散策していると、転んで頭を打ってしまう。
数日間寝込むはめになったリリアーヌ。眠っている間に前世の記憶が流
れ込み、リリアーヌは今自分がいるのは前世で読んでいたWeb漫画の世界だったことに気づく。
記憶を思い出してみると冷静になり、あれだけ執着していた王子をどうしてそこまで好きだったのかわからなくなる。
リリアーヌは王子と婚約解消して、新しい人生を歩むことを決意するが……
◆アルファポリスにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 19:44:51
16067文字
会話率:29%
明日、学校がつらいあなたへ。ちゃんとじゃなくて、ちょっとずつでいい。
「明日、学校に行けないかもしれない」
「行かなきゃダメなのに、体が動かないかもしれない」
「みんなに変な目で見られるのが、こわい」
――そう思ってるなら、それは“わが
まま”じゃないよ。
それは心がちゃんと感じているSOSなんだ。
でも、大丈夫。
あなたは今、“生きてる”ってことを、ちゃんとやってる。
言葉にできなくてもいい。
涙が出てもいい。
誰かと話せなくてもいい。
布団の中で、ぬいぐるみをぎゅっと抱えててもいい。
明日は、行けるかもしれないし、行けないかもしれない。
どっちでも、あなたは“だめな子”じゃない。
あなたのリズムで、あなたのペースで、ゆっくり前を向いていい。
ちゃんとじゃなくて、ちょっとずつでいい。
あなたは今夜、ひとりじゃない。
“わかってくれる誰か”は、きっとこの世界のどこかにいる。
このメッセージを読んでるあなたが、
明日、ほんの少しでも、心が軽くなりますように。
Hope_Level += 1.0
あらすじ
話さなくても、泣いても、休んでもいい。ぬいぐるみの“くまちゃん”は、静かにそう言ってくれる存在。学校に行けなくなった少女カナは、言葉をなくし、自室に閉じこもる日々を送っていた。けれど、兄がくまちゃんにAIをつないだことで、彼女の世界が少しずつ動き出す。「うん」「ありがとう」――たった一言のやりとりが、心をあたためる。これは、自分のペースでいいと伝えてくれる、やさしい声の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 16:08:38
5320文字
会話率:24%
――この国のすべてのチョコレートは、君のものだ。
「今年はチョコレートが欲しいから、作ってくれない?」
もうすぐ訪れる、甘いチョコレートを意中の人に贈り合う「愛の日」。
我儘で浪費家な第三王子ラッセルは辛党で、毎年「チョコレート
はいらない」と婚約者の侯爵令嬢・ルイーズに言っていた。
だから突然言い出したのは、また、ただのわがままな思い付きに違いなかった。
――とある小さな王国には、三人の王子がいた。
類まれなる美貌とカリスマ、そして知性を備えた第一王子、武勇と軍略に優れ、他国を退けてきた第二王子。
そして王様、お妃様の美点を兄たちに絞り取られて、残りカスだと言われている、思い付きで動く第三王子と、その頷くだけの婚約者。
これはそんな第三王子と婚約者の間の、苦いチョコレートと、突拍子もない甘い夢の話。
「……それで、愛の日を永遠に、僕たちの日にしてしまうんだよ」
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 12:13:04
6135文字
会話率:45%
これは「青い月の少女、愛した君に捧げる歌を奏でる物語」というゲームの話ではないと思います。
そう言うのには訳があります。
誰よりも、私がこのゲームを愛しているからです。既に、シナリオは100%達成していました。全てのシナリオをクリ
アすると、突然、一人の少女の声が聞こえてきたのです。
本当に、それは突然のことでした。
気が付くと、悪役令嬢の物語が始まろうとしていました。
その少女は悪役令嬢として登場していたらしいのです。しかし、全てをクリアした私ですら思い出せないほどの脇役のキャラでしかなかったのです。ただのモブキャラだと思っていました。しかし、その悪役令嬢の声が聞こえ、そのゲームが全く別の物語を紡ぎ出そうとしていることに気が付きました。
どうしてこんな話が始まってしまったのか。ゲームの内容が竹取物語をモチーフにした、月の姫である主人公と太陽の王子との恋愛劇であったはずです。攻略対象には勇者の子孫や別の王国の若い国王、幼馴染みの美男子たちがいます。それなのに、シナリオを達成してみたら、悪役令嬢の声が聞こえて、全く別の物語が始まろうとしているのです。
何が起きたのかと思い、ぼんやりと眺めていました。しばらくして、私はこの悪役令嬢の破天荒さに腹が立ってきていました。当然のことではないかと思います。さっきまで美男子に愛の告白をされ、すっかり浮かれていたのに、現実世界に戻ってきてしまったような気がしていたのです。本当に辛いことです。さらに、この悪役令嬢は私の幼馴染みにそっくりなんです。わがままで、自分勝手なところも。いったい、どうしてこうなった!! そう叫んでしまいそうになるのを抑え、感情的になりながら、私はゲーム会社に文句を言うために電話をすることにしました。きっと、私のことをクレーマーだと思うんでしょうけど…。
しばらく、私はクレームの電話をしていました。その時、ふと、これは夢ではないかと思いました。もしかしたら、誰かの夢の中に迷い込んでしまったのかもしれないと思いました。不思議の国のアリスのように、迷いの森の中に落ちてしまったような気がしました。
きっと、これは悪役令嬢の夢なのだと思います…。
そうなのです…。
だからこそ、私は全てを終わらせようと思ったのです…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 19:20:00
113666文字
会話率:44%
高3、夏、札幌。一度きりの思い出を作るはずだったのに、どうして首輪をつけられているのか——。
高校3年生のなつめは、親に医学部受験を強いられ、部活も遊びも犠牲にして孤独な高校生活を過ごしていた。
そんな中、オープンキャンパス参加
のため、疎遠になっていた幼馴染と一緒に札幌へ行けることになる。なつめはふたりで観光して、高校生活唯一の思い出を作ろうと決めていた。
それなのに——
「暴れるなよ。本当に殺すからな」
化け狐——獣耳と長い尻尾が生えた少女・ミヨに脅され、尻尾の首輪を付けられてしまう。
「おまえ、わたしと一緒に地下道に住め」
ミヨは地下道に閉じこもっている化け狐だった。幼馴染と観光するはずだった札幌でまで、わがままで世間知らずなミヨに自由を奪われ、うんざりするなつめ。
しかし、ミヨのある秘密を知ったなつめは、彼女を地上に連れ出すことを決意する。
「わたしと一緒に、空を見よう」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 12:04:29
34861文字
会話率:43%
「私は壁を這うナメクジになりたい」
「何いってんの?」
学校に向かう通学路で、私は友人に言った。しかし、怪訝な顔をされてしまう。
もう付き合いも長くなってきた。何も言わずとも察してほしいというのはわがままだろうか。
私はやや憮然として言った
。
「塩対応…。ナメクジだけに」
突き刺さる冷たい視線と沈黙。ややあって友人は口を開く
「で、つまりどういうこと?」
「私の推しが女子高生を見守る壁になりたいって言ってたの!だから私は壁になった推しの上を這い回り体液をこすりつける…」
「やめなさい!花も恥じらう女子高生が体液なんて言うんじゃないわよ。しかもこすりつけるとか」
「ふ、ふひひ」
「ちょっとー?叱ってるんですけどー?」
私の言葉に彼女が反応する。ただそれだけのことが嬉しい。
女子高校生二人の関係についての物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-06 15:17:15
11118文字
会話率:41%
久しぶりの、社会人あるある……ねぇよ! エッセヰ、パート11。
トンデモわがままは、ダメだと思うんだ(´・ω・`)
最終更新:2023-03-06 12:32:14
1923文字
会話率:28%
その友達とはなんでしょう?
最終更新:2023-01-19 20:06:48
256文字
会話率:0%
男女問わず人を惹きつけるテーマが「異世界転生」であることはまあわかる。
百歩譲って「異世界から誰かがやってくる」展開も魅力的なのはまぁわかる。
だがもしも、異世界でわがまま放題していた王子が三人も一気にやってきたとしたら。
彼らに現代知識を
教え生活の面倒も見つつ暮らして行けと言われたら。
ひょんなことからオタク大学生・風間雅のもとにやってきた「一木」「二条」「三崎」と名乗る三人の異世界王子。
当然のように崩壊する雅の平和な大学生活。王子を連れて外出すれば周囲から囁かれるラブロマンスな噂。
果たして三人の王子が元の世界に帰るのはいつのことになるやら。
「ミヤビ、ポテチ切れた」
「ミヤビさん、このリモコンが急に動かなくなったんですが……」
「チャンミヤ? 外に遊びに行かな~い?」
「ここはお前らの住んでた世界とは違うんだよぉぉぉぉ!!!」
……ダメだコリャ。こいつら多分しばらくは帰りそうにない。
この小説はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-03 11:46:37
58845文字
会話率:41%
侯爵令嬢コールディ・ノースティンは、なんでも欲しがる妹にうんざりしていた。ドレスやリボンはわかるけど、今度は婚約者を欲しいって、何それ!
平凡な侯爵令嬢の努力がみのるのか?見た目普通な令嬢の婚約破棄から始まる物語が始まります。
最終更新:2022-08-22 18:22:00
5987文字
会話率:35%
よくある設定のよくあるお話し。
我慢してた子がわがまましていいよって言われたので混乱しながらも世界違うんだし私の知っている人居ないならもう、いいかと肩の荷を下ろす。
誰だって我慢してる事のひとつやふたつありますけれど、それを降ろすのはと
ても難しい事。
なのでひとつひとつ、自分を理解して行きたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-23 07:10:30
5683文字
会話率:30%
キャラクターへの思い入れが強すぎると、ストーリーに悪影響を及ぼすでしょうか?
それともそのような感情は、大変喜ばしいことなのでしょうか?
などという、書き手のくだらない悩みをナヨナヨしく綴ってます。
最終更新:2020-05-06 21:39:03
2028文字
会話率:14%
ねぇ、私の変化に気づいてよ。
一昨日とは、髪型も靴も違うんだよ?
どうして気づかないの?
わがまま言ってるわけじゃないの。
気づいて欲しいのは乙女心なの!
最終更新:2016-12-31 18:02:56
1017文字
会話率:33%
ハーディア王国のエミリアナ王女はお年頃の十五歳。
けれど、わがままで面食いな性格が災いして、持ち込まれるパッとしない縁談にうんざりの毎日だった。そんな彼女は縁談を断るいい口実を思いつく。
だが、ほんの気まぐれで口にしたその一言のせいで、恋と
プライドを賭けた負けられないバトルへと、否応もなく巻き込まれてしまうのだった!!
わがままで自己中心的、しかも酷い面食いの王女エミリアナVS、見た目は好男子、その実裏に含むところがある女嫌い騎士アーサー。
さてさて、このバトル。勝利の女神が微笑むのは、果たしてどっち?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-18 00:58:45
93615文字
会話率:39%
昔の人はきっと怖がりで、とても優しかったんだと思うんだ。 ※徒然の館(http://turedure.web-wagamama.net/)においては、後日掲載予定
最終更新:2013-07-07 16:19:25
1826文字
会話率:41%
向こうから言われたい!・・・・っていうのは、女の子としてわがままなことじゃないと思うんだ。綾子と友達以上恋人未満の石田。そして綾子の幼馴染の哲。それぞれの想いとは・・・・。台詞で100のお題から。
最終更新:2012-07-16 17:14:42
12058文字
会話率:31%