いつもの駅、いつもの朝、そしていつもの缶コーヒー。
ゆるやかに流れる日常の中で、ふたりの心はすこしずつ重なっていく。
小さな違和感、ささやかな温度、すれ違いと寄り添いの繰り返し――
この物語は、「忘れていくこと」と「忘れないこと」の間にある
、静かな愛の記録。
ふたりだけの記憶をめぐる優しい時間のなかで、
読者はきっと、自分の“たいせつ”を思い出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 02:41:02
20197文字
会話率:31%
リビドーが先か、ロマンスが先か――
恋愛はよくわからないがティーンエイジャーとしては人並みの『欲』は持ち合わせている男子高校生・深沢蓮《ふかざわ・れん》は、高校デビューから1年経ってようやく合コンに誘われたものの、残念ながらしっかりと浮
いていた。
飲み物を取ってこようと席を立ったところで、ひとりの女子・二階堂菜那《にかいどう・なな》も同じようにして席を立った。合コンメンバーの中でも格の違う美少女だったが、明らかに乗り気ではなくさながら余り物だった菜那。無言に耐えられず口を開いた蓮だったが菜那はそれでも素っ気ない。
さらには「男子って大変だね。結局ヤリ目なのに」と歯に衣着せない菜那の物言いに蓮は言葉を詰まらせていると、さらに彼女は続けた。
「……そんなことしなくても出来るのに」
「じゃあ俺ともできるの?」
「シてみる? ゴム着けてくれれば」
結果的に蓮の目標は達成。欲も発散させ、さらには菜那の連絡先も入手出来たのだが……。
恋愛の先にあるのが行為か、それとも行為の先にあるのが恋愛なのか。
念願だったはずの『春』を越えた先に見えるものは、果たしてあるのか。
ふたりだけの恋愛教科書を紡ぐ旅が今始まる……のか?
※本作はR18を念頭において執筆されておりますが、当サイトにおいては実際の行為などを含んでいる部分はカットして公開されます。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 00:00:00
121978文字
会話率:54%
ふとしたタイミングで舞い降りてきた言の葉と、それが導く少し不思議な関係性。
最終更新:2019-06-27 12:00:00
2582文字
会話率:27%
高校三年の春、卒業式の日に交わしたわずかな会話。
それだけのつながりだった佐々木夏樹と椎名美音は、互いに違う大学へと進学し、別々の道を歩み始める。
やがて迎えた大学一年の夏。偶然の再会が、止まっていた記憶に静かに火を灯す。
ふとしたLIN
Eのやり取り、何気ない日々の共有、変わっていく心の距離。
都会と地元、現在と過去、そのはざまで揺れるふたりの想いが、やがて一つの恋へと結ばれていく。
春に出会い、夏に再会し、恋が始まる。
これは、“たった一度の会話”からはじまった、ふたりだけの四季の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 21:10:00
38706文字
会話率:31%
静かな山あいの村で、魔物を狩りながら暮らしていた少年――エルヴァンティス。
ある日、彼は森で“記憶を失った少女”と出会う。
彼女の名は――リゼルディア。
名前以外のすべてを忘れた少女は、不思議な気配と、どこか“世界の真理”に触れるような魔
力を秘めていた。
「私、何者だったんだろう……でも、今は――一緒にいてもいい?」
突如現れた教団の刺客。
笑いながら迫る狂信者の影。
迫りくる運命の気配の中、エルは自らの双銃を手に、リゼを守ることを決意する。
「お前を狙う奴がいるなら、俺が撃ち抜くだけだ」
名もなき狩人と、過去をなくした少女。
ふたりの旅は、やがて世界の命運に繋がっていく。
――これは、運命の真ん中に立たされた“ふたりだけの旅”の物語。
そして、
その旅の終わりに、彼女が“何者だったか”を知る――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 16:50:00
110330文字
会話率:41%
図書館の隅、誰も訪れない古い短編集の棚。
名前も、声も、顔すら知らないふたりが、同じ本の同じページで、静かに指を止めていた。
話すことはない。ただ、風のような偶然が積み重なり、気配だけで通じ合う読書の日々。
やがて訪れる喪失、初めての声、そ
して「物語の続き」へと歩み出す決意。
図書館という時間の外側で、ふたりの距離はゆっくりと──けれど確かに、近づいていく。
これは、言葉にならない想いと想像が交差する、誰にも読まれないままの“ふたりだけの物語”。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 09:20:28
8292文字
会話率:6%
「雨上がり、ふたり」 は、 生徒会長の千尋と後輩の玲奈が、友情と恋の狭間で揺れ動く、繊細で切ない百合ラブストーリー です。
二人が共有する「秘密の屋上」。そこは、心を隠しながらも素直になれる特別な場所でした。玲奈の転校をきっかけに、千
尋は自分の気持ちと向き合うことになります。
雨の夜にすれ違い、心の奥に秘めた想いが交錯する中、千尋は問いかけられます—— 「それは恋ですか?」
答えられない千尋。しかし、玲奈がいなくなることだけは耐えられなかった。
雨上がりの屋上で、初めて心が重なったふたり。そして訪れる「あと半年」という限られた時間。
友情でもない、恋でもない。けれど、かけがえのない想い——。
「あと半年、私のそばにいてくれますか?」
「もちろん」
雨の向こうに、ふたりだけの物語が続いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 07:08:37
6918文字
会話率:34%
柔道の合宿中に頭を強く打ち、植物状態になってしまった女子高校生 龍野早織。
彼女が目を覚ますその日まで学校に行かないと決めていた幼馴染 逢沢タクトだったが、ある日、彼の元に奇妙なメールが届く。
「私を助けて」
送り主の名前はなく、返信
してもエラー。にもかかわらず、次の日も、また次の日も、同じメッセージが届き続ける。
やがてタクトは恐ろしい事実に直面する。
それは、植物状態のはずの早織からのメールだった。
目を覚ますことのない彼女。迫りくる「死」の宣告。
絶望の中、タクトは一つの可能性に気づく——
彼女の意識は、デジタルの世界に閉じ込められているのではないか?
手がかりを求め、タクトは禁じられた領域へと足を踏み入れる。
そこは、彼女と子供の頃に交わした約束の地——
ふたりだけの「もう一つの世界」。
彼はそこで、最初で最後の約束を交わす。
それが、永遠の別れになるとも知らずに——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 23:50:35
7251文字
会話率:35%
10年前、僕は蓮のように気高く美しい少女に恋をした。
それは一目惚れであり、運命だと感じるほど強烈なものだった。
幼い恋心を抱えながら、彼女との関係を築こうとする僕の努力は、どこか不器用で空回りしてばかり。
しかしその純粋な想いは、彼女のさ
りげない一言や仕草だけで報われた気持ちにさせられた。
そんな彼女には、《蓮の葉》のように隠された「もうひとつの顔」があった。
その清らかさの奥に秘められた泥のような真実を知るとき、僕と彼女の物語は大きく動き出す。
これは、光と影が交錯する中で紡がれた、ふたりだけの青春譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 17:00:00
564文字
会話率:0%
春から大学生になった零斗。彼女いない歴=年齢の悲しい人生を送っていたが、大学で運命的な出会いをする。
相手の名は一夜。口数の少ないひょろりとした少年だった。同じ教育学部生物学科のふたりは、次第に仲を深めていく。
零斗には、推しのバンド
があった。性別不明のヴォーカルを中心とした、V系バンド。バラードしか歌わない、呂華(リョカ)というヴォーカル。呂華のライブに行こうと、一夜を誘うが、一夜は興味がないらしい。
友情でもない、恋愛でもない。ふたりだけの世界が少しずつ結ばれていく、零斗と一夜の物語が、ここから始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 21:45:55
27291文字
会話率:62%
「世界最強の魔術士」の、若かりし頃……。
故郷であるアスグレイの村を飛び出して、まだ一ヶ月。
ルシエル。
アリシア。
ふたりの、ふたりだけの時間は、甘いだけのものでは無かった……?
COMRADEシリーズ最新作。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-22 21:16:13
12696文字
会話率:62%
実習棟の片隅にある文芸部。
幽霊部員がほとんどを占めるなか部室の主のように常にそこにいる部長の先輩新田さん。
読書も創作も大して関心が無いのに入部してしまい、なんだかんだで先輩さんに付き合って顔を出してしまう後輩不二くん。
ふたり
だけの放課後は、いつもコーヒーの香りがする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 16:20:00
138688文字
会話率:53%
辻尾陽都は普通の高校生だが、風俗店が建ち並ぶ繁華街で食事を配達するバイトしている。それはクラスメイトには秘密だ。
ある日繁華街で酔っ払いに襲われているギャルを助ける。それは変装した同じクラスの超優等生、吉野紗良だった。
紗良は事情があり、学
校で優等生の仮面は絶対に外せない。
でも自分は自分で居たい。そんな紗良は陽都に言う。「私を学校でこっそりと穢してくれないかな」
学校でバイト先で、ふたりだけの秘密の関係がはじまる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 11:41:02
503238文字
会話率:39%
風邪をひかないように、星が揺れる
最終更新:2024-01-22 21:28:17
308文字
会話率:0%
教室、日差しが傾きかけた放課後
最終更新:2023-09-29 07:53:01
295文字
会話率:40%
ふたりで、ふたりだけの思いを、話した言葉の中に
最終更新:2021-07-26 23:33:04
448文字
会話率:0%
中学二年の春、朝早くに家を出た主人公、
橘 蔵人(たちばな くらんど)は
クラス分けを控えた その日。
思春期の男子中学生にとって、
なんとも悩まし過ぎる
――日課を片付けるべく
隣の家に住む幼馴染、星山 千影(せいざん ちかげ)
の部屋を訪れていた。
幼馴染ふたりだけの秘密から端を発して、
事態は次第に大きな問題にへと発展して行く。
これは、そんな第二次性徴期を迎えたばかりの
少年少女による
ほんの少しだけ、艶めかしい(……かも知れない)
ちょっと おかしな
ノワール・厨二ボイルド。
* * *
※1話辺りの文字数は、およそ2200文字程。
総文字数は予約投稿分が含まれます。
※挿絵有りと表示されておりますが、現在これは一箇所
だけ差し替えた毛筆フォントによるものとなっております。
※書くだけ白々しくは御座いますが、本作に
犯罪を慫慂する意図は有りません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 23:00:00
448365文字
会話率:31%
パロディです。元ネタのファンの方、すみません。
最終更新:2023-08-10 00:15:05
1917文字
会話率:52%
聖女へ嫌がらせをしたとして、王太子から婚約破棄されたあげく、国外追放の刑に処された公爵令嬢ロベルタ。
日々楽しげな彼女だが、婚約破棄されたショックで全ての記憶を失っていた。
ロベルタの面倒を見ているのは、イケメン従者のサディアス。剣だけ
でなく、料理にお菓子作りまで得意な彼は、貧乏くじを引いて元公爵令嬢のお守り兼監視役に任命されてしまったらしい。
実は神殿騎士に想いを寄せる聖女と王太子に執着する公爵令嬢は、ふたりだけの秘密の契約を交わしていて……。
細かいことは気にしない、図太い能天気ヒロインと、腹黒で毒舌に見えてヒロインの幸せのために健気に尽くすヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 20:16:18
7940文字
会話率:60%
領主の娘の身代わりとして、生け贄になることが決まった主人公。彼女は生け贄としてして捧げられるまでの期日を、想いを寄せる教会の神父の元で暮らすことになる。
好きなひとのために役立ちたいと考えたことが修行と判断され、うっかり聖女の力に目覚める
主人公。聖女の認定を受ければ、生け贄から逃れられるだけでなく、王族との結婚も夢でないと言われるが、神父の隣にいられないならどうでもいいと彼女は聖女の力に目覚めたことをふたりだけの秘密にしてほしいとお願いする。
そして、儀式の当日。降臨した神さまは、彼女に思わぬことを申し出て……。
不幸な生い立ちのせいで初恋をこじらせた主人公と、呪いのせいでいろいろと大事なことを伝えられない執着心たっぷりな神父さまのお話。ハッピーエンドです。
この作品は、アルファポリス及びエブリスタにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-26 20:05:52
8012文字
会話率:60%
──はるか昔、その星(セカイ)には“月”と呼ばれるモノが存在しなかった。
昼は太陽が赤々と地上を照らし、夜は頼りない星明かりと闇が支配する。
そんな星(セカイ)で、人々は穏やかに暮らしていた。
しかし、そんな日々は唐突に破られる。
恵をもたらすはずの太陽が……夜を喰らったのだ。
生き物が堕ち、大地は焼け、海は干上がった。
こうして、この星(セカイ)は緩やかに、しかし確実に死に絶える……はずだった。
闇の消えた星(セカイ)に、黒より暗い漆黒の鱗が舞うまでは。
──これは神話に語られる物語と、たったふたりだけの記憶に残った物語である。
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《アルファポリス》《pixiv》《小説家になろう》《カクヨム》《ノベルアップ》《ツギクル》に投稿しています!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 01:00:00
2127文字
会話率:5%
ユウカとわたしは、一緒に居ちゃいけない──。
夕焼けの放課後、ふたりだけの美術部。
非の打ちどころのない美少女・ユウカと、彼女に秘かに想いを寄せている少女・アマネ。
頭も人柄も運動神経も良いユウカにとって、わたしは枷になっている
のではないか? わたしは彼女を不幸にしてしまうのではないか?
アマネはユウカをデートに誘うことにした。
この関係を、断ち切ってしまうため……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-09 22:00:00
19386文字
会話率:36%
世界の中で、実際に存在していたのは、たった二人の少女だけだった。
夢のような世界に取り残された彼女らは、そこに存在する、『実体』と共に世界を放浪する。
最終更新:2022-09-23 15:38:40
4026文字
会話率:36%
眠りについてしまった人類の復活を信じて活動している機械たち。
微弱な生体反応を確認するため、惑星コーラルへ向かったヒト型アンドロイドのマークが廃墟施設で見つけたのは、海と陸地を模した巨大なアクアテラリウムと、その中で生きている薄紅色の髪の女
性・ウル。
彼女は、かつての人類が人魚を造る実験の過程で突然変異した、人間と珊瑚のキメラだった。
マークを「博士」と呼んで親しげに振る舞うウル。
生命保護のためにそれに付き合うマークに対し、母星から指示がくだる。
アンドロイドの青年と人造人間の娘による交流の結末は。
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この作品は第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストの共通文章から創作したものです。
https://www.pixiv.net/novel/contest/sanacon2
他投稿先:pixiv、カクヨム折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 13:10:51
10695文字
会話率:26%
夏はもう始まっている。
汗ばんだ縁側から見えた空は、青く、広く。
ガンコなキミと、陽だまりのようなサキ。
これは、未だ綴られていく、ふたりだけの物語。
最終更新:2022-07-29 20:59:41
1255文字
会話率:44%