無実の性加害をなすりつけられ、”性転換刑”を執行された不良少年、柚月弥隼(ゆづきみはや)。
クラスの男子にはからかわれ、女子には怖がられ、先生や親には呆れられ、学校では誰も弥隼のことを”人間扱い”してくれない。
停学明け、そんな教室で唯
一弥隼に興味を持ってくれたのは、奇想天外で自由奔放な爪弾き者の少年、吉田。
でも、彼も弥隼と同じで、まともな人間ではなかった。
「僕も柚月みたいに、性転換手術したいな」
天真爛漫だけどおばかな吉田の暴走に巻き込まれ、弥隼は他の友達を作ろうと決意する。
女子として生きていけるようになるために、女社会に必死に食らいつく弥隼。
でも、やっぱり自分は吉田の手を取って一緒に歩んでいくべきだと気づいた頃、吉田はもう、手遅れになっていた。
自分のことを無視しないでいてくれたたったひとりの人間のために、明日をもう一歩だけ前向きに生きていけますように。
*毎日16時頃更新予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 17:02:14
93665文字
会話率:45%
「今際の際だぞ」
治癒魔法士メリンダは、ダンジョンの最下層で勇者パーティであるバゼット一行に追放される。そのときの彼女の呟きを聞いた者はいない。
凶悪な魔物がひしめくダンジョンから脱出を果たしたメリンダの前には、暴力的なまでの自由があ
った。なにをしてもいいし、しなくてもいい。しかし運命の手は、彼女をそのまま放り置くことをしない。
生まれ故郷に館を構え、世俗を離れて長年にわたる隠遁生活を送る彼女の前に、ひとりの人間を遣わすのだった――。
※完結まで毎日19:30分投稿。
※インターバルを設ける場合は後書きにて報告します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 18:02:13
130615文字
会話率:42%
死をきっかけに時を遡り、神のために闘う過酷な運命にあったジル・アナスタシア
アナスタシアの死を見届け、時を巻き戻す天使ルーベル
アナスタシアに命を救われた人間の少女ラクリマ・エヴァーソン
アナスタシアとルーベルは何度も転生を繰り返していた
何度も生まれ変わって、何度も死んでゆく
神が、アナスタシアの魂を再び欲している。それを知ったルーベルは、神の手からアナスタシアを守るため奮闘する
彼らが再び転生した現代
ルーベルは星野蒼として、アナスタシアは藤堂律として、ラクリマは西村ハンナとして生を受けた
アナスタシアとしての記憶を消しただのひとりの人間として生きる律を、ルーベルは自らの責任を果たすため蒼として守り続ける
ハンナもともに普通の生活を送る彼らが、静かに神と戦う奮闘記
アナスタシアの最期を、ラクリマは知らない
ルーベルの最期を、アナスタシアは知らない
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 12:00:00
55732文字
会話率:49%
今日まで人という存在を見下し、多くの人間の命を弄んできた無慈悲で傲慢な鬼のミラ。
そんな彼女が天地を揺るがす死をきっかけに今まで軽視していた人間へと生まれ変わる。
しかしそれは表面上の話で……
人の世の常も、常識も知らない無知で無邪気
な元鬼のミラは、学校に通い、個性的なクラスメートや人々に囲まれて、波乱万丈な人の生活を送っていくことに!?
そんな人生の中で、"人とは何か'について学んでいく。
情、嫉妬、悲しみ、愛。
形成されていく「月夜野美来乃」という人としてのミラの人格。
徐々に芽生える罪の意識。
明らかになっていくミラの転生理由。
人と鬼の境地に苛まれたミラが行き着く先とは…
そして彼女と同時に、鬼のミラに殺められたひとりの人間もまた転生という不可解な事態に巻き込まれていた。
"鬼から人へと転生した'ミラと"人から鬼へと転生した'少年という、まるで正反対な境遇で育った二人がやがて交錯する…
そんな人と異種との物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 19:31:25
27902文字
会話率:39%
あるひとりの人間の頭の中についてを書きました。というか自分自身ですね(笑)
こんなこと考えている奴がいるんだなー程度に見てもらえれば。
最終更新:2023-11-19 22:09:30
956文字
会話率:0%
書評というのは、作品に一本の糸を通すようなものだと私は感じています。それがよいものであるかどうかは、ひとまずのところ問題ではありません。どんな形であれ、そこに糸が通うということ自体が作品の持つ奥行きや豊かさを、結果として浮かび上がらせるこ
とになるからです。
私は本来、自分の言葉なり表現というものを持たない側の人間ですが、そういう誰かの言葉や表現に蔦を這わせることでしか文章を綴れない人間が、こうした場で居を設けることは相応しくないと言ったら、否定してくださる方はおそらくいらっしゃることでしょう。というのも、小説に関する場である限り、ここには書かない人間がいるとしても、読まない人間はいないからです。そして、自分の小説を好きに書くことで自分を満たす以外に、この場に私が居合わせる意味があるのだとしたら、読み手として振る舞うことの可能性を示すくらいしか、私には思い当たることがありません。
誰もが表現に向かうことのできる場というのは掛け値なく素晴らしいものですが、ひとりの人間の受容性を遥かに凌駕する物量の作品が今この瞬間も生まれていることを思うと、他人の文章について私たちが持ち合わせている警戒心、このどうしようもなく冷静に作品を峻別してしまう私たちの眼差しには、確かな正当性があるとも言わなければなりません。これは誰の責でもない、それぞれが読み手として勝ち得た私たちの立派な能力なのですから。
ですが、叶うのなら私はそういうものを崩してみたい。この眼差しに耐えられるものだけが私にとって読まれるべき優れた作品ではないということを、私の持てるすべてを使って示してみたい。私の構えを解き、躓かせ、膝をつかせたその先で、私の目がとりこぼしてきたものを優しく掬い上げる新しい作品があることを、私自身が知らないままにこの人生を終えたくない。今はただ、そういう気持ちでやってみようと思っています。これを読まれる若い方に肩を並べられるだけの熱量を私が持ち合わせているとしたら、おそらくこの一点に限ってでしょう。
この書評がどれだけ続けられるとしても、それは最後まで作品性というものをひとかけも持たない文章の羅列になるでしょう。そしてそういうものを、私は誰に恥じるでもなく平然と続けていくつもりです。それだけが私が自分を許すことのできる、誰にも奪うことのできないものだと、そう信じているからです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 09:20:06
15246文字
会話率:5%
千年前の英雄として名前を残す英雄が、現代でも生きている──。昔から伝えられる彼女の歴史には虚偽があった。
それを知るのは、王室とその一部の関係者、そしてローヴァイン家とベイツ家のみ。
ユリア・ジークリンデは、現代に生きる普通のひとりの人間
として再び歩もうとしていた。
彼女には、未だ消えぬ心の闇、迷い、望みがある。それでも、世話になった人々のために、世の中にはびこる事件を解決するために動く。
そのすべてを断ち切ろうとする者が、闇に蠢いているなどとは知らずに──。
愛のカタチは、ひとつじゃない──物語の幕は、再び上がった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 10:14:16
321323文字
会話率:49%
ある日、五人の男女の自宅に封筒が届く。中には他人に見られてはいけない写真とともに「お前は人殺しだ」と書かれた便箋が同封されていた。やがて五人にパーティーの招待状が届き、生まれ育った町の近くにある廃墟に集合する。そこで彼らは、十五年前にひと
りの人間を死に追いやっていたことを知らされた。主催者の指示により、彼らは廃墟の中を探索することになるが……。
※作中に登場する地名は架空のものです。また、最低最悪の人間しか出てきません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 00:23:24
120626文字
会話率:31%
ひとりの人間が踏んだ孤独の進化
キーワード:
最終更新:2023-03-25 23:00:00
212文字
会話率:0%
地球から遠く離れた星、ドロメダ星にひとりの人間がワープさせられ、その影響によって繁栄して行った獣と人間が合わさった生物…半獣。それを調査すべくある人間が星へと向かう…
最終更新:2023-03-22 23:25:07
1506文字
会話率:0%
周りの人間から避けられ文字通り空気のような扱いを受ける少女リーリエは学園に入学したことを機に、自分が王子の呪いに関係する『生贄』だったことに気づく。
空気ではなくひとりの人間として生きたいリーリエは王子に呪いを解くことを提案する。
そも
そも生贄であるリーリエのせいで呪いが発現した王子ローレウスは半信半疑であったが、今まで何をしても消えることのなかった呪いを解くことについてリーリエと協力することに。
生贄のリーリエがなぜ生きているのか、そもそもなぜ呪いは存在するのか。
家族からさえも空気扱いをされたことで信じられない打たれ強さを発揮するリーリエに振り回されながらも、2人は真相に近づいていく。
呪いを解いたその先には何があるのか、空気な贄の少女と常識人な呪われた王子の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-05 05:38:00
11885文字
会話率:25%
「ファンタジーは実在しましたーっ♪」
ファンタジーを愛して求め続けたひとりの人間は、ある日、気がつくと“シャルラハート”という女の子のような男の子に生まれ変わっていた。
彼が生まれ変わった世界は一種の理想郷だった。剣に魔法に異種族と、
地球で求めに求めた夢のようなリアルファンタジー世界に、好奇心と探究心を刺激されまくりのシャル。だが、そんなファンタジー世界での探求を邪魔せんと襲いかかるのは、空気を読まないシリアス君。
手を替え品を替えて邪魔してくるシリアス君を討ち滅ぼし、シャルは心ゆくまでファンタジー探求をすることが出来るのか?
チートとご都合主義を武器にテンプレを打ち砕く。
始まるは異世界混沌物語──。
※挿絵は『ギャラリー』にまとめて載せているので、本編には載せておりません。
※可愛い+楽しい+幸せなカオスを目指して書いていきたいと思います。構想的には物語が進むごとに混沌としていくと思いますので、それをご承知の上で読んでいただくと幸いです。序盤は比較的お真面目展開が多めです。
※TS(?)要素、女の子っぽい男性の主人公が苦手な方は特にご注意下さい!
※定期的にミスチェックをしておりますが、誤字脱字など見つけましたら報告頂けますと幸いです。迅速に修正いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 21:00:00
523773文字
会話率:28%
遂に開幕! ワールドカップ。
あれこれと、言いたい奴には言わせておけ。
俺には、捨て試合なんてない。
全ての選手とスタッフ、そしてサポーターの人生が背中に伝わる、熱狂の1ヶ月が始まったんだ!
最終更新:2022-11-21 20:38:11
274文字
会話率:0%
主人公の名前はレイラ。
自動書記と言う特殊能力を持った彼女は、狼男に両親を殺められ、『協会』の教会にあずけられた。
文字司(もじつかさ)、遠隔代筆できる彼女は、協会員の要望を書き留める役割を担う。
『文字司のレイラ』・・・それが彼女の異名
。
役割の時のパートナーは魔法のかかった羽根ペンで、名前はウィリー。
これは彼女がひとりの人間として人生のパートナーを得るまでのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 12:35:21
34244文字
会話率:2%
光の届かない深いその森は、夜の国と呼ばれていた。
異形の魔物達が蔓延り、人間ならば数時間で狂気に陥ってしまう森の中で、白銀の髪を持つ少女は一人の魔物に拾われた。
異形を纏める巨大な角を持った国主、浴槽に沈む潮騒の魔女、午後三時だけに現れる蝙
蝠、カトラリーと腐敗した身体の悪食コック、千切れた羽を鳥籠に閉じ込めた時守り——、そんな異形の者と共に、森の奥に佇む洋館で過ごしていた少女は、ある日ひとりの人間の男を拾ってきた。
少女が拾ったその男は少女とその周囲に変化を齎し、やがて夜の国を少しずつ蝕んでいく。
この小説はpixiv、カクヨムにもアップしています。
更新は4話まで毎日、それ以降は毎週金曜日の20時予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 20:00:00
80444文字
会話率:18%
私立桜ヶ丘学園は桜の木がシンボルの、伝統ある男子高校生。
目立つ容姿のせいでいじめられていた小桜ほたるは、知り合いのいないこの学園に、逃げるように入学。しかし、そこで出会った蓮見尊に好意を向けられ、素直に受け止めきれず戸惑ってしまう。
そん
な中、問題児である双子の兄弟も同じクラスになる。自分たちの世界だけで生きてきたが、ひとりの人間として扱ってくれるほたると、遠慮のない尊に出会い、次第に世界が広がっていく。
病み系わんこ✕戸惑い流され系男子が、桜の木が枯れ朽ちるまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-19 11:59:15
4403文字
会話率:43%
東京、北京と続いたオリンピックが終わりました。
オリンピックって、何でしょうか。
こんなに大きくなって、こんなにお金が掛かって。
でも、確かに、そこには魅かれるものもあるのです。
ここに来てのオリンピック開催には、それぞれいろいろな思いがあ
ったでしょう。
ここでは少しだけ、市井の小さな初老の男が感じた想いを語らせてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-28 18:42:04
1095文字
会話率:0%
とある国のとある辺境。四季の森こと『リースの森』に、ただひとりの王様がいました。
城ではなくログハウスにたたずむ王様――ロイは、大嫌いな冬から大好きな春を越すために家へ閉じこもっています。
そんなある日のこと。吹雪を耐えた森の中に、ひと
りの女の子が迷い込んできました。
名前は朝日ひまる。異世界からやって来た、森でたったひとりの人間。
きらきら星から流れ星に。
ひとりの人間がひとりの王様のために願う物語。
もしくは。
全ては森に。全ては王に。
光を――息を吹き返すため。
ひとりの王様が輝きを取り戻すまでの物語。
※冬の童話祭2022の参加作品です
※『若き氷の王子様』と共通する設定が出てきますが、この物語だけでも把握できます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-13 23:16:53
23039文字
会話率:58%
再び、久しぶりに単独のひとりソロ
主人公で、追蛇智が登場。
別の異世界で、
五星剣と呼ばれる 聖国の最強の五人衆の女たちと戦う他
べつでは、ひとりの人間が厄神 邪神の呪いを受けていた。
魔王たちとの絡みも。
スズメが少しだけわずかに登場
今回 部下 仲間 しもべは出番なし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 16:35:26
2918文字
会話率:0%
人間に未来を託された十六人のAIが宇宙を進み続け、百六十三万年かけて辿り着いた惑星オルブ。
地球とよく似たその星で、やがてひとりの人間が生まれた。
「人間はね、神様に勝ったんだよ」
優しく笑うAIに、彼はそだてられていた。
【ご案内】
この作品は「AIにそだてられた子(https://ncode.syosetu.com/n4783fp/)」の続編となっております。
また、次のサイト様にも同時投稿しております。
・ハーメルン(https://syosetu.org/novel/266799/)
・アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/992662255/461533736)
・カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16816700426826730356)
更新の際には、ツイッター(https://twitter.com/potchpotchbump)でお知らせいたします。
更新頻度は低いです……ゴメンネ、ヒククッテ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 10:54:20
1428文字
会話率:22%
人間に未来を託された十六人のAIが宇宙を進み続け、百六十三万年かけて辿り着いた惑星オルブ。
地球とよく似たその星で、やがてひとりの人間が生まれた。
「人間はね、神様に勝ったんだよ」
優しく笑うAIに、彼はそだてられていた。
最終更新:2020-10-25 00:00:00
31745文字
会話率:45%