ベテラン冒険者のゲンツは今日も冒険者稼業に勤しむ。
日々生きていく日銭と、遠くない未来に迫っている冒険者として引退、その後の生活費を稼ぐために毎日堅実に仕事をこなす。
そんなゲンツの楽しみは、毎日仕事が終わった後の食事だ。
食事は彼の生活を
彩る花のようなもの。
夢の冒険者生活を掴むことが出来なかった彼の、ささやかな幸せ。
そんな日々に現れた小さな幸運。
彼の冒険者人生はどのような終わり方をするのか、
まだ、誰も知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 10:00:00
65527文字
会話率:40%
超ひも理論というものがある。
ここで統一理論について多く触れるつもりはない。
知って欲しいのは、この世界がその理論で言うと九次元らしいということだ。
しかし、たて、横、高さ以外の次元はまだはっきりわかっていない。
一つ思うこと、
それは素粒
子というものが拡がりヒモとなるのなら、単位も拡がりをみせるのではないか、ということだ。
非常に小さい点で一次元に拡がったヒモ、それは九次元の中でしか生きられない。
たて、横、高さ。知られていない六次元。そのヒモは九つの中から一つの次元にランダムに浸かる。
非常に小さい素粒子の単位と浸かった次元はイコールで結ばれる、そう考えてしまったたんだ。
すると残りの六次元が求められ、次元は非常に小さいとき物質にもなるということが分かった。
次元は非常に小さくても大きくても、存在そのものは変わらないはず。
もしかすると、次元がこの世界の入れ物のようなものからこぼれたとき、何かに変わるということになるのかもしれない。それはまるで、私の好きな超能力のように。
いや、こういうのはよそう、本当はなってほしい。
一からやり直したいと何度思ったことだろう、安全で確実で幸せな世界に行きたかった。
でも。私がもっともやり直したい場所は、厳しくて不安定で不幸な、この世界だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 08:10:00
295469文字
会話率:44%
ダンジョン探索者としてセカンドライフを歩んでいた本宝治洋一は気がつけば見知らぬ森の中にいた。
一緒に行動していたはずの仲間の姿も見当たらず、途方にくれる洋一。
仲間を探す目的を掲げながら洋一は魔獣が跋扈する森の中を彷徨った。
一方で人類圏
の中で『禁忌』とされる森に侵入する一団の姿があった。
学者と騎士の一団だ。何か薬草のようなものを探しており、その捜索中に強すぎる魔獣の群れに襲われた。
囮役として魔獣の気を引くために残された騎士ヨルダは、偶然居合わせた洋一と出会い、一命を取り留めた。
食事をしながらの会話中、ヨルダは迫害されてきた過去を語る。
洋一はヨルダに過去の自分を重ねながら、弟子入りを志願するヨルダを受け入れて一緒に暮らすことにした。
これは最強ながらも人間不信気味な師匠と、搾取され続けた弟子が田舎で心の安寧を取り戻すための物語である。
その一方で絶賛行方不明中である仲間は、とある家出少女と誤認されていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 07:10:00
23665文字
会話率:35%
これはとある依存気味な少女と依存されてしまった青年との話───
「はいっ。初めましてこんにちは。本作の主人公こと、エンプティです!あらすじを書くのがとんでもなく苦手な作者に変わり、あらすじを言いますよ!
とある出来事からVRMMOを
治療目的でプレイすることになった私は、その世界で神様…己の全てとも言える人物と出会います。
暫くは安穏とした生活を送っていたのですが、とある日、神様ランキングなるものがある事を知ってしまいます。勿論、私は神様を一位にする為に頑張るわけですね!
さあ、その道行を見たい人は寄っていって下さい!決して、暇はさせませんから!(多分。)
…あっ。注意事項です。このお話は割りとリアル面が出てきたりします。また、恋愛色強めなようでコメディー的でシリアスななんとも言えないストーリー構成となっておりますので、耐性の無い方はご注意下さい。
そして、当然ではありますがこの物語はフィクションですので、人によってはおかしく感じる点もあると思います。違和感を感じて我慢ならない場合はブラウザバックをお願いします。
それでは、皆様にとって良き暇つぶしとなりますようお祈り申し上げます。」
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※神様ランキングについて※
神様ランキングとはギルドランキングのようなものです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 00:00:05
867122文字
会話率:41%
4人の子どもを育てる母ちゃんの子育てのちょっとしたつぶやきのようなもの。
最終更新:2024-05-11 22:42:21
129503文字
会話率:1%
小さいころから読書が好きである。
好きな作家さんについて、あれこれとまとめて書いてみることにしてみた。
作品編についてもそのうちかけたらよいな。作家について書いているが、読書録のようなものなのかもしれない。
最終更新:2023-12-15 07:00:00
7056文字
会話率:2%
ある日の学校帰り、高倉捺音(なつね)は、知らない男性に声をかけられる。ただ、その声の主はおらず、自分の頭の中に響くように感じる。その夜、高熱を出し倒れ、数日後目覚めたとき、捺音はかつて地球とは別の、異世界の人間でフィーネと呼ばれていた頃の、
前世の記憶を思い出していた。
前世であるフィーネは、その世界の国のプロジェクトに参加し、同じ年齢くらいの男女数名の者たちと地球の日本に転移してきた。フィーネの真の目的は、その世界から出ること。本来は帰還の際に姿を消すつもりだったが、元の世界で問題が発生し、プロジェクト参加者全員帰還できなくなってしまう。その後、日本の地で命を落とした異世界の者たちは、地球で生まれ変わることになる。
捺音は謎の声が聞こえて以降、度々前世の記憶を夢で見ることになった。それから約1年後、高校生になったある時、同じように前世の記憶を思い出していた、共にプロジェクトに参加した、かつての仲間たちの存在を知る。そして、元の世界の者?たちによる様々な思惑に、捺音たちは巻き込まれていくことになる。
前世での出会い、仲間たちと出会えたこと、そして現在、再び巡り合っていく。
これは、捺音とフィーネを中心に、出会いと様々な想いが交錯していく、そんな物語――――――
*前世の話は、不穏で重めの話になると思います。序章は、日常や恋愛模様的な予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 21:00:00
204990文字
会話率:42%
中原といわれる世界。
かつてそこには『災厄』が存在していたという。
『災厄』がどのようなものであったのか?今となっては定かではない。
ある者は民を苦しめた悪逆の王であったと言い、またある者は異形の化け物であったと語る。あるいは天地が
崩壊するような災害であったと書かれた書物もあった。しかし、そのどれもが明確な確証などなく、今もって判明していない。
その『災厄』を鎮めた者がいた。英雄、義舜である。
義舜は『災厄』を鎮めると、これに協力した七人の仲間にそれぞれ神器と領土を与えた。七人の仲間達はそれぞれの封土に向かい、国を興した。
即ち、印、泉、龍、静、斎、翼、界の七国である。この七国はよく治まり、中原は平穏となった。
それから五百年余り。各国では幾度も乱が起こり、義舜が望んだ安寧な世界は過去のものとなり、神話上の夢物語となっていた。
その七国を巡る、興亡と戦乱の物語。
※別サイトにて試験的にも投稿しております
※当作は著作権を放棄しておりません。無断転載を認めておりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 19:06:45
1512834文字
会話率:51%
地(ち)龍(りゅう)の歴史は古く謎に満ちている。
時は平城とも平安とも言われ、日本には人と人ならざるものが共に暮らしていたという。今では人がそれらを見ることも稀になったが、当時は誰もがそれを普通に目にすることが出来たという。それらと人とはそ
の種の違い故か無秩序で混沌とした世を生きていた。そんな世を憂いた一匹の龍が、初代の地龍当主に特別な力を与えた。その力によって当主は人の世とそれらの世とが共に平和に暮らせるようにしていったという。
そんな言い伝えの真偽はどうあれ、時を経て地龍は大きな組織になっていき、表だって知られる事はないが日本を支える無くてはならないものとなった。
そして現代。時は平成も終わりを迎えようという頃である。
地龍のあり様は変わらず、『昼』と『夜』のバランスを守ることだ。
『昼』とは人の世を『夜』とは人ならざるものたちの世を指した。地龍は『昼』『夜』の共存と平和のために、双方に等しいバランスを守ることを目的としている。
バランスを犯す事象を『揺らぎ』と呼び、『揺らぎ』を討つことで治め、世を守ってきた。
地龍は人の身にありて人にあらず。その特別な力は『夜』を視て、屠ることができるのだ。長い時を経て尚、地龍の武士たちは刀を携え、『揺らぎ』を斬り続けている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 18:58:25
3927117文字
会話率:51%
今回の婚約は王太子だった。彼は発見された聖女様と婚約するためにリラとの婚約を破棄した。それを誰より喜んだのは婚約破棄されたリラ自身だった。
これでようやく自由になれる!
婚約者にはなぜか幸運が舞い込みハッピー・ライラックなどと呼ばれ
、男爵令嬢でありながら王太子と婚約するまでになってしまった。今回も念願の聖女発見がなされたが、リラ自身はうんざりしていた。なにせ自分にとっては幸運ではなく呪いのようなものでしかないのだ。男爵である兄から次の婚約を強要されるのを阻止すべく、今回の婚約でリラは取引をしていた。婚約破棄の代償としてリラ個人に準男爵位を与えてもらったのだ。
自由になれると思った矢先、公爵家のレオン・ソレイユは自分が新しい婚約者だと言い出した。
そんなに幸運が欲しいのかと嫌悪し、どうせすぐに婚約破棄になるとたかを括っていたが、それまでの婚約者と違ってレオンはリラを溺愛しだす。
自由を得るために婚約破棄をさせたいリラと、リラに惚れてしまい結婚したいレオン。
レオンに運命の女性が現れたり、ストーカーされたり、リラの兄がざまぁされたりしつつ、二人の関係が変わっていく。
婚約した相手が幸せになる女 対 そんなひとを幸せにしたい男
※爵位制度は(準男爵)・男爵・子爵・伯爵・侯爵・公爵・王族の順になります。
準男爵は生粋の貴族以外にも与えられる称号です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 15:10:00
389040文字
会話率:42%
【毎日13時投稿】
「異世界から元の世界に戻るとレベルはリセットされる」⋯⋯そう女神に告げられるも「それでも元の世界で自分の人生を取り戻したい」と言って一から出直すつもりで元の世界に戻った結城タケル。
死ぬ前の時間軸——5年前の高校2年
生の、あの事故現場に戻ったタケル。そこはダンジョンのある現代。タケルはダンジョン|探索者《シーカー》になるべくダンジョン養成講座を受け、初心者養成ダンジョンに入る。
レベル1ではスライム1匹にさえ苦戦するという貧弱さであるにも関わらず、最悪なことに2匹のゴブリンに遭遇するタケル。
絶望の中、タケルは「どうにかしなければ⋯⋯」と必死の中、ステータスをおもむろに開く。それはただの悪あがきのようなものだったが、
「え?、何だ⋯⋯これ?」
これは、異世界に転移し魔王を倒した勇者が、ダンジョンのある現代に戻っていろいろとやらかしていく物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 13:10:00
41475文字
会話率:44%
とある夜。うとうとしかけていた男は慌てて布団を跳ね除け飛び起きた。
それも当然のこと。瞼の向こう側で淡く光が滞留しており大方、外の車のヘッドライトの光がカーテンの隙間から入ってきているのだろうと思い、苛立ちつつ目を開けた。しかし、その光
の正体は……。
「か、神様……?」
そういう他ない、長い白髪に白く長い髭。白いローブのようなものを着ており、全身から淡い光を放っている。イメージした通りの神の姿がそこにあった。しかし……
「そうだが違う」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-11 11:00:00
1566文字
会話率:90%
とある砂漠。新たに砂に埋もれていた遺跡を発見したと言えど、一年近くも経てばその熱も冷め、また元々大して世間の興味も引いておらず、深夜。調査を続けていたのはある年老いた考古学者のみであった。
「うーむ」と唸る博士。数週間前、遺跡の屋上のこの
石板に触れたとき、確かに電流のようなものが走り、また文字が光って見えたのだが、やはりあれは気のせいか。徹夜続きだったものなぁ……。
と、博士が上体を大きく反らし、伸びをするとパキポキと子気味のいい音が鳴った。そして美しい星空をその瞳に映すと自然と頬が緩んだ。これでいい。これまでも、そして老い先長いとは言えないこの人生を捧げ、後の世代に知識の橋渡しをするのだ。
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最終更新:2024-04-21 16:00:00
1449文字
会話率:45%
目を開けると、私は暗い部屋、タイル張りの床に横たわっていました……。
体の自由が利かず、動かせるのは眼だけ。そして、その部屋には手術台のようなものがあり、その向こう側に男が一人、こちらに背を向けて立っていました。
男は私の視線に気づい
たのか振り返り、そして足音を響かせ私に近づき、見下ろしながらこう言ったのです……。
『お前の肉を――キロ頂く、と』
男は私を抱え上げ、台の上に乗せました。そして……そして、わ、私の指をノコギリで切り始めたのです! まるでトマトのように血が、血が、噴き出して……。それから、さらに、さらに……。
「大丈夫。落ち着いて、そう、深呼吸を」
「はい……すみません」
「もう少し、ベッドを倒しましょうか。疲れたでしょう」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-18 11:00:00
1745文字
会話率:54%
主人公「櫻 流」は足音が聞こえ真っ暗な場所で目を覚ます。目の前には檻のようなものがあり自分が囚われているのだと分かる、そんなときある男が話しかけてきて牢屋を開けてくれる。その男について行き能力バトルの存在を知り、自分も能力者だと知る。そんな
流に起こる波瀾万丈な”非“日常を書いた小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 07:54:17
1576901文字
会話率:52%
【脚は飾り】の超理論は時を超える。前作「退役聖女は脚なんて飾りだと思っている」の初代魔王誕生秘話のようなもの。
【エルフ】【獣人】【鬼人】等のファンタスティックな原住民がバラバラに住んでいた大陸に、文明を持つ【外洋人】が入植しそこに国
を創った。
それから二百数十年。いつしか国はヴァルハラ川を境に二つに分かれ、原住民と外洋人とその混血達はお互いを支え合いながら共に生きていた。
そんな世界の片隅で、鬼人の血を引く男と、獣人の女が出会う。
魔法あり、【既成事実】あり、スプラッターあり、技術開発あり、発電所あり、物騒ありのトンデモファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 06:03:48
154203文字
会話率:38%
とある学生(ただの厨房)がただ日常に対して反応を書き連ねる日記のようなもの。
最終更新:2024-05-11 01:16:48
19523文字
会話率:0%
旅に果てはなし…現つ世の旅~常世の旅
「詩を少々」の幻想の旅路編
「詩を少々 2022~2023」から抽出して、手直しした詩集です。
最終更新:2024-05-10 23:41:41
3696文字
会話率:67%
「オタクくん!ゲームしよ!!」「……ゲームなんてしたことないけど?」世界で同時に配信された超大作VRゲーム『Across the original Zenith』通称『AtoZ』。実際に体を動かす感覚でゲーム内のキャラクターを動かせるという
ことで、普段ゲームをしない人々もプレイし始めていた。同じクラスの男女がチームを組み、仮想世界を冒険する。【道楽者】というよくわからないジョブのギャル『白瀬千秋』、王道のジョブ【魔法士】の男『高橋直人』。プレイヤーとNPCが折り合い、紡がれていくストーリーに一喜一憂しながら、現実でもゲーム内でも成長していく二人の【人生】のようなもの。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-10 22:00:00
4274文字
会話率:64%
暗くて短い短編集と詩のようなものです。
各エピソードは独立しています。
暗い話が苦手な方は積極的にお控えください。1エピソードずつ投稿いたす予定です。
最終更新:2024-05-10 21:10:02
1423文字
会話率:5%
【簡単な紹介】
ハナオカは寝たきりの親父と二人暮らし。ある日突然、ハナオカは同じ村に住む男により、王宮殿の牢獄へ入れられてしまった。それは彼が首からさげていた小さな緑の石のせいだった。長年にわたり、歴代の王たちは何とかしてこの石を見つけよ
うとしてきたが、見つけられなかったのである。「真の持ち主を護る」という石の力とは一体どのようなものなのだろうか。"あの者たち"とよばれる謎の集団が星の住人を次々と拉致している。新しい"仲間"を得た、ハナオカは連れ去られた人々を救い出すことができるのだろうかーー。
そのカギを握るのは宇宙飛行士、華岡光一(ハナオカコウイチ)の過去にあった。
お茶目な相棒のウサギと口は悪いが人情のあるカラスのドタバタ劇が所々に出現しております。最初からおしまいまで是非とも読んでみて頂きたいストーリーデス。
では皆様をスペースアドベンチャーへご招待致します!
【推しポイント】
その一、
毎回の投稿の後書きに、登場人物たちの一言コメントやつぶやきや豆知識など、どうでもいいような(?)話を載せます。
そのニ、
宇宙のことが色々分かります。(実のところ、作者は宇宙について無知です。そのため色々と参考となる資料を調べて書きます。参考資料に基づいた内容が所々にありまして、それについては「*」をつけて記載します。専門用語(現実に使われている)については『』で表します。)
その三、
原石についても分かります。(本当に色んな種類があるんですって)
その四、
何を書くのだったか忘れました…。
【投稿予定日と分量】
基本的に、毎週金曜日に本編の投稿をします。もしかすると、水、木に+αの投稿をする場合もあるかもしれません。1エピソードにつき二千文字程度ですが、時には倍になってることもありますし、それより少ない場合もあります…。ご了承下さいませ。
【最後に…】
分かりにくいところもたくさんあると思いますが、とりあえずよろしくお願いいたします…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 20:14:04
6893文字
会話率:56%
世界は、謎の肉塊に包まれた。
それは言ってしまえば、寄生虫のようなものだ。ありとあらゆる物に寄生し、肉を広げ、寄生した生物の性質を帯びながら獲物を待つ。生物非生物関係なく、全ては彼らの捕食対象であり、寄生対象。
そんな世界で生きる
少女アリスは、ある日その肉塊によって父親を殺されてしまう。頼る相手を失い、自身の命を捨てようとしていたアリスの元に現れたのは、生前、父親と交流があったルカという名の青年だった。
ルカから父の遺言を聞き、生きることを決意したアリスは、彼と共に奇妙な小屋で暮らし始める。
だが、ルカは普通の人とはかなり違っていて……?
※この作品は他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 20:02:38
60781文字
会話率:26%
カグワトは、シュクラに特有の習慣だ。
家に仕える専任の神子のようなもので、家名を継ぐべき嫡男の『護り』というべき存在だ。大抵その家の次男か庶子が、十三かそこらのときにカグワトの儀式を行って長男に仕えるものだ。護りといっても武術に長けた弟
が、兄の護衛をするということでは無い。もっと呪術的なもので、カグワトは大抵屋敷の奥深くの一室に、ひっそりと暮らして主の訪れを待つ、厳しい戒律に縛られた霊的な存在だ。神殿の僧侶なみの潔斎を強いられ、当主以外の他人には顔を見せることも憚り、また結婚などももちろん禁じられている。それを侵せば本人にも、またその主にも災いが及ぶと信じられている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 19:20:00
80724文字
会話率:49%
メモ書きのように書き溜めたものです。
日記のような雑記のような日々心にとまったものを書いています。
最終更新:2024-05-10 15:00:00
251969文字
会話率:6%