「俺が君を愛することはない」
「構いません。この結婚が旦那様のためになるのでしたら、結婚も、私のこともお望みのままにご活用ください」
誰にも望まれずに生まれてきた侯爵令嬢・ティアナ。
当然愛情など向けられず、孤独の中で育った彼女に待ち受け
ていたのは、自国が戦で降伏したことで、戦勝国である敵国の辺境伯に戦利品として嫁ぐという過酷な運命だった。
それでもティアナは運命を受け入れる。
どうせどこにいても同じなら、せめて誰かの役に立ちたい。
そう考え、英雄と称えられる裏で“悪魔辺境伯”と呼ばれるアレックスに嫁いだのだが…。
「私は、旦那様のお役に立てていますか?」
「役に立つ、立たないではなく自分のために生きろ」
「私が怖い、ですか?」
「……あぁ、小さくて、細くて、触れたら壊れてしまいそうで怖い」
お互いが戸惑う中で始まった生活だったが、共に過ごすうちにティアナはアレックスを、アレックスはティアナを知り、その心に触れれば触れるほど、ティアナは徐々に自分の“本当の感情”を取り戻し、アレックスの気持ちも次第に変化していき…?
これは、似たもの同士の孤独な二人が互いに失っていたものを拾い集めて、やがてかけがえのない宝物になる、愛と幸福の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 20:00:00
115672文字
会話率:44%
恐怖で世界を支配し、『征服王』と呼ばれ恐れられた魔王ヴィンセント・グレイスが勇者により滅ぼされてから500年。
悪逆非道なる魔王に操られ、殺戮を繰り返していた魔族は、人間の世界デュアルソレイユへの侵攻をやめ、魔界セレネと人間界デュアルソ
レイユは、共生の道を歩みつつあった。
そんな時代、平凡な人間(と本人が思っているだけでいろんな意味で破天荒)に生まれた少女ヴィクトリアには、とある秘密があった。
それは今は魔法が使えないものの、前世が魔王ヴィンセント・グレイスであるということ。
このことは絶対秘密にして、今世は平凡に生きてゆく!
そう決意していた彼女の前に現れたのは、かつての部下である美形魔族の臣下たち。しかもそのうち一人は、愛する者の魂を見抜く力を持つと言われる金色狼で、ヴィクトリアの正体をヴィンセントだと言い当て、そのまま無理矢理魔王城に連れて行かれてしまい……!?
前世魔王の主人公「今の私はただの人間だから関わらないで!」
前世の宰相(臣下)「貴方の全てが欲しい」
前世の育て子(臣下)「こんな子猿があいつのわけないだろ」
前世の育て子の友達(臣下)「全ては陛下のお望みのままに」
500年前、死ぬその瞬間まで、誰も信じることが出来ず、自分は嫌われていると思っていた。
そのはずなのに、かつての臣下たちが自分に向ける感情は、悪意ではなく好意のようで……?
主人公の元臣下たち×普通の平凡な人間に生きたい主人公+αのお話(※前世魔王の時点で平凡とは程遠い)
主人公至上主義メンバーが主人公の敵には容赦がないため、割とサクッと血生臭いのでご注意ください。
ヤンデレと一途が紙一重。基本的に愛が重い。
(いろんな意味で)ドキドキできる話にしたいなと思い書いています。
(『魔王様の言うとおり!』というタイトルで掲載していましたが、表示されたときに内容が見づらいかなと思って現在は削除しています。カクヨムにも掲載中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 21:02:42
255304文字
会話率:36%
婚姻を間近に控えた或る日。公爵令嬢グレイスの元にやってきたのは、婚約者であるレブロン王国第一王子ハリス。
「婚約を破棄したい」というハリスに、「お望みのままに」と、ふたつ返事で了承したグレイスは、慰謝料を支払う用意があると告げるハリスに「殿
下、ご冗談を」と笑い飛ばす。
グレイス・ベルナ・ローゼンハイムは、ただの公爵令嬢にあらず。
魔神から世界を救った【七耀の星】であり、ラターニア大陸で最も崇められている超攻撃型の『光陰の聖女』である。
「そんな端金などいりませんわ」
彼女はすでに、一国の王子など足元にもおよばぬ名誉と金を持っていた。
別れ際、グレイスは告げる。
「さようなら、殿下。今日の日の決断を、ゆめゆめ後悔なさいませんように」
※ 『エブリスタ』 『魔法のiらんど』に掲載中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 18:22:37
148652文字
会話率:38%
7人の王が覇権をめぐって争う『希望と瑞宝の島』。
新しい『王』の領地に召喚された四月一日(わたぬき)鳶(とび)は、主たるリヒェルダの大いなる望みを叶えることができるのか?
これは、気まぐれなお姫様とそのたった一人の騎士の──。
あるいは、
めちゃくちゃな思考と行動をする一人の女の子と、彼女に思う存分振り回されて困るだけの男の、取るに足らない物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-02 11:15:17
4832文字
会話率:32%
東京都新宿区。
欲望渦巻くこの街には悪魔達が蠢く。
悪魔は人間と契約し悪事を働く。
悪魔と契約した人間、《悪魔憑き》は感情と自らの血液と引き換えに、悪魔は悪魔憑きに力を与える。
その力を使い悪魔憑きは、《地獄の玉座》に悪行を示し、地獄の玉座
を自分の物にする事を目的とする。
地獄の玉座を手にした悪魔は、ほかの悪魔を絶対服従することができ、悪魔憑きは人間界の理を変える事が出来る。
「なぁ、お前の望みはなんだ?」
契約をせず、気がついた時には悪魔憑きとなっていた引きこもり少年。太宰明乃。
「私があなたを愛してあげる」
誰かに愛されたくて悪魔憑きとなった地雷系少女。可愛紗良。
「お望みのままに、貴方へ尽くします」
悪魔憑きから人々を守る為に、悪魔憑きになったホスト。志食太郎。
これは地獄のような心理状態の彼等が織り成す青春の物語。
この作品はNolaノベル(https://story.nola-novel.com/novel/N-aa1245bc-74cd-48fe-97d0-1d93c4a804ef)にも投稿されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 07:18:04
28376文字
会話率:22%
彼女から一生懸命のお誘いを受けた。
素直に応えてあげたいけれど、そのままじゃ面白みに欠けるからね。
もう少し、焦らしてから。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
恋愛です。R15です
。
そろそろ運営様からお叱り受けそうです。
ヤバさを感じたら、とりあえずお逃げ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 18:22:31
1019文字
会話率:53%
コーウェン家の若様ノアに侍従として仕えるコリンには悩みがあった。それは、ノアの妹アリスお嬢様のこと。
最終更新:2020-05-13 21:05:53
33546文字
会話率:36%
王国の女王の座についた若きリチェルーシア女王。王女時代と同様に自由を愛するリチェを支えるのは、幼馴染の秘書官ルインズ。ルインズへの仄かな恋心にリチェ自身が気付かぬ内に、ある日、ルインズの口から、リチェルーシアと帝国の公爵との結婚を提案される
。国を思うリチェの選択とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-10 21:26:08
11093文字
会話率:37%
その海峡では、霧上艇や飛空艇がことごとく姿を消すという。
「ようこそ! 私の城、霧惑海峡の幽霊船へ!」
嵐に呑まれて辿り着いた先は、継ぎ接ぎの幽霊船。
漂流者の少女を歓待するのは、頭の螺子が緩んだ幽霊船長。
歪な日々は、いつか終わりを告
げるとわかっていても、
どうか。どうか、今だけは――。
「あなたのお望みのままに、フロイライン」
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-25 00:00:00
72979文字
会話率:36%
理由も理屈も関係無く、あたしはこの現世から離れ、【死の世界】に帰りたくてしかたない。死の世界に戻る為に自殺を試みるも、あの女が必ず邪魔をしにやって来る。
最終更新:2007-03-05 23:36:25
5424文字
会話率:10%