主人公「僕」のありきたりな、そうしてかけがえのない「日常」
澄み渡るコーヒーとオレンジ。
最終更新:2024-02-28 16:35:12
1640文字
会話率:6%
冬が終わり、ようやく冷たい風を吹かせる雲さんが、わたしたちのもとから去り、暖かくお日様の匂いを運ぶ雲さんに代わってくれたこの春。
わたしたちがお手入れしている花壇の花の香りと慎ましやかな笑い声で彩られる『白美の園』ここが、わたしたちが暮
らし、学び、育む場所です。
ヒノキの香りがする小さな木造の校舎と寮。二十一人のわたしたちと先生のお家。
わたしたちが一緒にここで暮らすようになってから早数年。楽しいこと。悲しいこと。何もかもわたしたちの間には隠し事はなし。仲良く上品に決まり事を守る。いずれここを旅立つその日まで。ううん、そのあとも、わたしたちはずっと一緒。
だからある日、わたしたちのうちの一人がクスクス笑っていたので、いつものようにわたしたちはその子に訊ねたのでした。
「ねえ、何かいいことでもあったの?」
「楽しい夢を見たのね? 教えて」
「ねえ、笑ってないで答えてよー」
すると、その子は言いました。声を潜めて、でも興奮してしまったのかぴょんと飛び跳ねて、まぁはしたない。
「大きな穴を見つけたの! ゴミ捨て場の奥の奥! 外に通じる穴よ! 柵の下、木の板に土をかぶせて隠してあったの!」
それを聞いたわたしたちは「まぁ!」と声を上げました。すると、その子はすぐにしっーと指を口の前で立てました。
「内緒にして! 他の子にも先生にも! お願いお願いお願い!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 11:00:00
6694文字
会話率:47%
清々しい朝。お日様の光、こんなに温かかったんだ、青空ってこんなに綺麗だったんだって思える。
今日はとっても気分がいい。きっといい一日になる。ううん、絶対。だから、あたし、ファイト! 今日もお仕事、がんばるぞ――
「あの、ヒロイン気分の
ところ申し訳ないんですけど、ちょっといいですか?」
「え、あ、はい」
「私、死神なんですけど」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 11:00:00
2546文字
会話率:84%
鈴木陸は校内で探し物をしている最中に『なんでも頼み事を聞いてくれるヤツ』として有名な青木楓に出会う。
「その悩み事、わたしが解決致します」
しかもモノの声が聞こえるという楓。
陸が拒否していると、迎えに来た楓の姉の君乃に一目ぼれ
をする。
招待された君乃の店『Brugge喫茶』でレアチーズケーキをご馳走された陸は衝撃を受ける。
レアチーズケーキの虜になった陸は、それをエサに姉妹の頼みを聞くことになる
「日向ぼっこで死にたい」
日向音流から珍妙な相談を受けた楓は陸を巻き込み、奔走していく
レアチーズケーキのためなら何でもする鈴木陸
日向ぼっこをこよなく愛する日向音流
モノの声を聞けて人助けに執着する青木楓
三人はそれぞれ遺言に悩まされながら化学反応を起こしていく
——好きなことをして幸せに生きていきなさい
不自由に縛られたお祖父ちゃんが遺した
——お日様の下で死にたかった
好きな畑で死んだじいじが遺した
——人助けをして生きていきなさい。君は
何も為せなかった恩師?が遺した
これは死者に縛られながら好きを叫ぶ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 23:00:00
270191文字
会話率:34%
オレンジジュースとレモネードの起源は、なんと、お日様とお月様だったのです!
☆ありま氷炎様主催「月餅企画2023」の参加作品です。ありま氷炎様、今年も趣深い企画を用意いただきまして、ありがとうございます。
最終更新:2023-09-29 20:18:42
322文字
会話率:0%
おひさまは、みんながだいすきです。
ひとりぼっちだけれど、がんばっています。
でもあるものをみて、とてもかなしくなってしまいました。
それでもおひさまは、みんなをてらしつづけます
夏ならではの短編童話です。
二千文字
弱なので数分で読めます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 19:17:56
1793文字
会話率:16%
はぐれてしまった影が持ち主に再会するまでのお話です。
最終更新:2023-07-13 10:33:45
6746文字
会話率:31%
中学時代の事故で走れなくなった瞬は陸上部のエースである松永天音(あまね)に告白された。晴れてカレカノとなった二人。だがそれは陸上部の次期キャプテンでもあり天音の幼なじみでもある二階堂健の描いた筋書き通りだったのだ。
夏合宿の夜、天音は幼
なじみから告白される。断ろうとした。だが、「幼なじみ」の特別感と合宿の夜という雰囲気のせいか「コイビトシェア」を持ちかけられ受け入れてしまった。それは天音が抱える「闇」のせいだったのだろう。最後のインターハイ予選に向かおうとするとき、お日様のように明るくて可愛い後輩・菅野陽菜が僕を見つめていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-25 17:15:32
134466文字
会話率:35%
僕は壮絶な家庭環境への復讐に、無関係な人をたくさん巻き込み、途方に暮れていた僕の人生を照らすお日様のようなキミとの出会いをきっかけに変わっていく、僕の第二の人生の物語。
「私がキミの罪も一緒に背負って生きていくから。だから!」
初めのシリア
ス展開からは、想像もつかないラブコメ展開を織りなす。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-18 01:37:08
7255文字
会話率:42%
生まれ変わったらひまわりになった。
私は前、日向葵(ひゅうが あおい)。高校2年生。
「あぁ、お日様が気持ちいな…。」
植物の本能なのか、うだるほど暑い夏の日が
今はとっても気持ちがいい。
最終更新:2022-12-27 00:39:51
989文字
会話率:9%
お日様が苦手な女の子がいました。
原因はお母さんにあるようです。
ある日、女の子は転んだ場所がいつまでも痛むので、医者のお父さんに診てもらいます。
お父さんは女の子にお日様の力について教えます。
そこで女の子は、決断に迫られる――
最終更新:2022-12-15 00:00:00
1170文字
会話率:33%
転生ものです。ある意味究極のスローライフです。
夜に寝て、昼は昼寝して、お日様に当たって日向ぼっこして、夜寝ます。
時間の流れの中で主人公が見て、聞いて、何を感じて、その後自分に何が出来るのかを悩みながらも生きていく。そんな物語です。
何と
なく思いついたので、つい書いてみたくなったお話です。お気に召されましたらお付き合いください。
※題名の誤字訂正、ご指摘ありがとうございます。
第一章が終了し、第2章純人族再転生編?が始まりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-02 19:00:00
693557文字
会話率:36%
婚約破棄されては自分をよく見せようと努力する苦労令嬢フルーラ・バルトは、今日も今日とて婚約破棄される。
そして執事のシリウスに愚痴をこぼしながら、お日様の当たるベッドで昼寝をする。
そんなある日、フルーラに第一王子セルジュとの婚約話が舞い込
んでくる。
一世一代のチャンス!とばかり意気込む彼女は今度こそ幸せをつかみ取れるのか?というお話です。
※他サイトでも掲載予定です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-28 07:00:00
5284文字
会話率:46%
もうヤダ疲れた木になりたい→なりました!
元オタク少女のドタバタ植物ライフ
彼女の願いはただ1つ
「ゆっくりのんびりお日様ポカポカいい気持ち」
人、動物、そして屈強なライバル達(植物)の魔の手から彼女は平穏を守れるか!
最終更新:2022-10-14 05:38:22
2714文字
会話率:86%
お日様と大地から貰ったものを
みんなに返したい
ただそれだけの、とある樹の思い
最終更新:2022-08-27 13:58:50
981文字
会話率:0%
昔々、お日様も海も存在しなかった頃、とある粗忽者の小僧さんが和尚様のお使いに出掛けますが、途中の山には山姥が住んでいます。
でも大丈夫! 何せ徳の高い和尚様が3000000000000000000000000000000000000000
0枚のお札を渡してくれたから
ハーメルンでも折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 20:29:46
3501文字
会話率:0%
吟遊詩人の謡う魔王と姫の物語。
最終更新:2022-05-10 18:11:38
735文字
会話率:0%
今日は風の強い嵐でした。
最終更新:2022-03-26 19:56:52
238文字
会話率:0%
思いつくまま書きました。
最終更新:2017-08-11 11:43:39
206文字
会話率:0%
鈴木明日香は、ほんの子どものころに、明神坂下のお祖母ちゃんの家に一家で越してきた。
家の玄関を出て、左を向くと明神男坂。
体が弱かった明日香は、ひとりで石段を登り切れなかったが、坂の向こうにお日様が沈んでいき、街が茜に染まる姿が好きだった。
赤の上のお日様と明神様のイメージが重なり、明日香は、明神様と男坂の大ファンになってしまって、いつしか健康を取り戻して、毎朝、男坂を駆け上って登校する元気な少女になっていった。
神田明神、お茶の水、外堀通りに繰り広げられる青春グラフィティー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-24 07:57:21
207552文字
会話率:34%
冬のお日様に出会ったときは、嬉しくなる。決して、近くで見つめられないけど、確かに優しくて、ほっとする。自分の暮らしにある、お日様を思った。自分を思った。
最終更新:2022-01-09 08:23:46
328文字
会話率:0%
月は何故あるのかと、心の中の小人が言う。小人は、月とお日様が同じ大きさなので、月はお日様の大きさに合わせて作られた、癒しの灯りなんだよと、また言った。ぼくは、小人がそう言うので、まあ、それでいいんじゃないかなと、呟いた。何故か月見団子が減っ
ていた。小人が食べたみたいだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-19 20:52:25
216文字
会話率:0%
激しい雨があちこちに降っていた。ぼくは、ここにいるけれど、激しい雨には、降られずにすんでいる。ほんとは降られているんだけど、言葉を並べて、空からの願いを塞いでいるだけなんだ。だから、時々顔にあたるお日様が、眩しくてしょうがないよ。
最終更新:2019-09-04 19:40:26
371文字
会話率:0%
ーー婚約者が亡くなった。
夏のような人だった。輝く金髪は照りつくお日様、濃く青い瞳は晴れ渡る夏空のよう。
暑苦しくて、眩しくて、どこか郷愁を覚える、そんな不思議な人だった。
婚約者を亡くした私は悲しみに暮れていたが、そこから救い出し
てくれたのは、彼の弟だった。
大切な人を亡くした女性と、大切な人の弟のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-09 21:34:32
13573文字
会話率:27%