短大2年生の菅原梅子は、就職面接45連敗中。身寄り頼りもなく、いい加減行き詰って橋から飛び降りようとするも、見知らぬ男に止められる。男は平安時代の公卿小野篁の子孫を名乗り、梅子を冥界閻魔庁へ就職しないかと誘う。信じられないままに流されて、
3日間の職場見学を経て、梅子は閻魔庁へ入庁を果たす。
閻魔庁では折しも働き方改革の途中で、梅子は想像していた冥界とは全く異なることに驚く日々を送る。なりゆきで閻魔様の代理をするなど、珍しい経験もする。
現世では親しい者がいなかった梅子だが、冥界では同じく現世からリクルートされて来た仲間や、閻魔様、書記官、同僚たちと次第に打ち解け合い、自分の居場所を確かなものにしてゆくのだった。
※アルファポリス様にも投稿の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 16:31:23
39987文字
会話率:65%
現代日本と中世ファンタジーが交差する、現実的なようでいてちょっと不思議な世界へようこそ!
転生者支援ギルドの一員トッシュは、「触れた物のステータスを変更する」チートスキルを持ち、超優秀。
しかし、ある日、突然解雇されてしまうのです。
優秀
だから毎日仕事をきっちり終わらせて定時あがりしていたんだけど、悲しいことに、上司が無能すぎてトッシュを低く評価していたのです。
ま、いっかと、家に帰ったトッシュは玄関ドアの前にでっかいクマのぬいぐるみを発見。拾って抱いて寝て、朝起きてよく見たら、それは、クマの着ぐるみを着たロリエルフでした。
彼女の正体は、トッシュの恩人の娘。日本での常識や文化を学ぶために、シルはやってきたのです。
こうして二人は同居生活が始まります。
現代日本の文明を知らないシルは些細なことでも「凄い!」とトッシュを褒めてくれます。
トッシュはそれが楽しくて、つい、シルをからかってしまうのです。
「水の精霊シャワーよ。水を出した前!」
「すごい! 水が出てきた!」
「炎の精霊よ、我に力を!」
「すごい! 水が暖かくなってきた! すごいすごい!」
二人が新居を購入すると、憧れの先輩や、仲の良かった後輩がお祝いに訪ねて来てくれます。
何度も来てくれる人もいたり、新居にゾンビが出現したり、アッシュは毎日、楽しくスローライフを満喫していきます。
常識人のふりをしつつも、やっぱ異世界人だからちょっとおかしいトッシュと、可愛いエルフなのにカピバラみたいな勢いでキュウリをかじるロリエルフの心温まる? ハートフル? な物語をお楽しみください。
◆ 備考
カクヨムに、間違い探しレベルで似たタイトルで掲載しています。
最強の制御不能いい加減男、ギルドを解雇されたからチートスキル『ステータス編集』を使って地球とナーロッパの融合世界で適当にスローライフする
https://kakuyomu.jp/works/16818093090807675650折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 12:33:04
207583文字
会話率:44%
「お父様、お母様のばか〜、いい加減にしろですのよ〜。」
突如、男だらけパプリックスクールに弟の代わりに入学させられた、リズことリゾレット・ハミルトンは家族しか知らないある秘密を抱えていた。秘密を抱えたリズは戸惑いながらも前向きに学園に馴染
もうとするが、「絶対零度の青薔薇」の異名を持つ美貌の侯爵令息にあっという間に引きづられていく。実は彼にも重大な秘密があり・・秘密と秘密が絡み合い、運命の歯車が回り始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 11:49:21
20822文字
会話率:35%
バイト帰りにコンビニを出た瞬間、西洋風な服装のおじさんたちに囲まれた片桐隼人(かたぎり はやと)。
「聖女様が御姿を現されたぞ!」
「え、あ、あの」
だが、隼人を聖女と呼ぶ赤毛の王子は隼人が男と知ると態度を豹変。金髪碧眼の美貌の騎士レオ
が「――ここにもうひとりおります!」と言ったことで、聖女召喚に巻き込まれただけの一般人としてレオと共に城を追い出されてしまう。
てっきりこれはドッキリの類だと思い込む隼人は、「早く家に帰ってインスタント焼きそば(辛子マヨネーズ味)を食べたい!」と願うが、事はそううまくは運ばない。
「我レオ・フェネオン、騎士の名誉に誓い、真の聖女様に揺るぎなき忠誠を捧げる」
あまつさえ、レオにそんなことを言われてしまう。
レオに連れられて異世界を移動するうちに、魔物に襲われてしまう二人。
光り輝く剣で敵を倒すレオは格好いいけど、隼人は最早リバース寸前だった。
――ここまできたら、いい加減認めざるを得ない。俺がいる場所が施設の中とかプロジェクションマッピングとかじゃなくて、本物の異世界だってことを!
元の世界に帰る為には、別の召喚陣がある場所まで行かなければならない。そんな訳でレオと二人、隣国に向けて逃亡を始めたが――?
ネトコン13向けに書いたファンタジーBLです。
オメガバースは独自設定です。ご了承下さい。
秘密多き生真面目イケメン騎士攻めx明るい勤労大学生受け
ハピエン、完結保証、全29話。
聖女(男)・騎士・追放・後宮・溺愛・執着・王子・異世界・召喚・敵国・偽装・オメガバース(α、Ω)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 06:00:00
101395文字
会話率:45%
今日も元気だ、旅カモメ
流れ流れて港町
いつまでたっても逃亡奴隷
たまにゃ羽でものばしたい
剣術道場にやってきて
きれいな娘と恋をした
剣士でスケベでお調子者の
我らがサムトー、今日も行く
最終更新:2025-07-03 16:05:15
870819文字
会話率:46%
交通事故で死んだ不真面目男子・カミヤ・カズト。
だが、いい加減すぎる神様の気まぐれで異世界転生――のはずが、与えられたのは【運−∞】という最悪の不幸体質!?
魔力は25、スキルは使えず、成長もできず、だがなぜか【ラッキースケベ体質】と【ハ
ーレム体質】が勝手に発動!
不幸が不幸を呼び、偶然が連鎖し、なぜか魔物も魔王も“事故”で倒れていく。
「いや、こんな異世界生活、まともにやれるわけねぇだろ!!」
しかし、騒がしくも優しい仲間たちと出会い、ドタバタな日常が始まる。
世界崩壊級の運−∞に巻き込まれながら、カズトはやがて気づく。
このカオスな世界こそが、誰よりも――好きだった。
だけど、進化する体質がついには異世界すべてを危機に!?
自分を犠牲に、世界を守る決断。
だが、最後に発動する【ラッキースケベ】が、運命すら台無しにする――
「これが、俺たちの異世界生活だ!!」
異世界×不幸×ラッキースケベ×ハーレム!
全部台無しな愛され無理ゲーコメディ、堂々開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 12:09:24
28647文字
会話率:46%
登山中に迷い家に迷い込んだ主人公カミヒトは、妖怪とんでもない美少女と出会う。この出会いをきっかけに、カミヒトは発光している女神に強制的に神にされ、日本と異世界で信仰を集めるため、神として活動することになる。
妖怪とんでもない美少女を筆
頭に、日本、異世界で眷属を増やしながら、様々な問題を神として解決していく。
日本では心霊現象、怪奇現象、都市伝説に遭遇し、またその原因を自ら作ったり、超常的な存在と時には戦い、時には共闘し、時にはお願いされる。
そして、それぞれの神を奉ずる「御三家」の問題とも複雑に絡んでいく。
もう一つの世界――
五大悪氣と呼ばれるすべての生物の驚異となる厄災にさらされている世界。幾度となく破滅の危機に陥ったが、しかし、この世界には“伝説の何か”と呼ばれる救世の何かが現れる。
千年前の“伝説の何か”である“伝説の聖女”カトリーヌは世界を救うため、カトリーヌ教を作り悪氣を浄化し続けてきた。しかし、いい加減なカトリーヌは問題を先送りにしまくって、どんどん負債が積み上がり、千年経った今、どうにもならない自体になっていた。新しい“伝説の何か”を求め、今代の“伝説の何か”の祭神であるカミヒトを見つけたカトリーヌは面倒事を全部押し付けようとするが……。
今代の“伝説の何か”である“伝説の神社”の祭神として、日本と異世界を愉快で個性的な仲間達とともに駆け巡るギャグ多めのファンタジー。
主人公:野丸嘉彌仁(のまる かみひと) 普通の会社員。20代後半。臆病、消極的、善良な青年。
伝説の聖女:カトリーヌ。ガッツリと登場するのは第二章の予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 18:01:11
749531文字
会話率:54%
どーもー。アタシよ。
信長って、本当はオカマだったんだって。
え? オカマは死語で、ニューハーフって言うの?
どっちだっていいわよ。
コンセプトは、『もしも信長がおバカなオカマだったら』。
信長をモチーフにした作品が大量にある中で、ここまで
『おバカ』な信長を書いた作品はどこにも無いはずよ。
というわけで、いい加減な知識をもとにフザけた想像で描く、アタシのしょぼい解説と雑談も漏れなく付いてくる超適当な信長ストーリー、いざ発進!
あ、もちろん見切り発車よ。
まだ途中までしか書いてないけど、基本的には一話一話読み切りみたいな感じだから、安心してちょーだい。
けっこうエロネタが多めなので女性が読むにはキツイかも。
読みたければ自己責任で。
投稿は不定期。
※本作品は、別名義で連載して削除した同名作品のリベンジ版となります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 01:10:00
120725文字
会話率:47%
「次元の間を様良いし者…正しき世界へ導かんとする。選ばれし者よ、望みを付けて案内しよう」
そう言って柔らかく笑い神と名乗る存在を前に、
私は拳を突き立てその顔にめり込ませた。
「初めましてみたいな顔してますけど、これもう10回聞いてんだ
こっちは」
毎度毎度勘弁してくれという少女の名は翠(スイ)。
地球ではない場所に生を受ける予定だった、今度は魔法界ではない場所に生を受ける予定だった……そんなことを繰り返して早云百年。お前、いい加減にしとけよ。忙しいから人の人生間違えちゃったんで軌道修正します?振り回されているこっちの身にもなってくれ。
言い訳は聞きたくない、私はお前と敵対する。
雑で適当で人の気なんて知りもしない神を倒すため、翠は最後と願って転生する。必ずお前を倒しに行くと宣戦布告したはいいが……転生したらまさかのロリで。
しかも、体はもうこれ以上成長しないだと!?
リアル合法ロリと化した翠が、神と戦うために織り成す笑いあり涙あり青春あり恋愛ありのファンタジーコメディ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:30:15
5691文字
会話率:23%
伯爵令嬢のユフィリアは、我儘な妹を溺愛する家族と浮気性でいい加減な婚約者を持ち憂鬱な日々を送っていた。学園を卒業後はそんなダメ婚約者との結婚が控えているので、自立できるよう資格を取得しつつ将来に備えていた。
そんなある日、隣国ゼイングロウか
ら貴人が人探しをしているらしい。なんでも『番探し』ではないかと聞くが、婚約者のいるユフィリアには関係ないはず――そう思っていたらある夜、怪我をした小さな梟を保護して治療したが一夜にして姿を消してしまう。
それから唐突に王宮に呼び出され、見覚えのない絶世の美丈夫ヨルハがユフィリアの前に現れる。
蔓の恩返しならぬ、梟の恩返し? それとも行き過ぎた恋煩い? 番を溺愛が止まらない梟の王とちょっと不器用な心を持つ完璧淑女のラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 15:00:00
395577文字
会話率:22%
セシリアは、勇者パーティメンバーの一人なのだが、戦いだけじゃなく、素敵な恋を求めたい。
そんな気持ちから、色々と行動するのだが、ことごとく勇者に邪魔をされてきたセシリアは、ついに不満が爆発した。
そして、セシリアが取った行動はなんと勇者
の……人間の敵である魔王の配下になることだったーー!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 01:54:36
6752文字
会話率:20%
飲みすぎで泥酔し異世界転移で貰えるチートの変わりにゲームのキャラクターになってしまった男。
説明も聞かず異世界にダイブしたため戦術戦略ゲームまで対象になってしまいすべての技能とアイテムが凍結されてしまった。
自身は考察を重ねに重ねうまいこと
異世界に溶け込んでいるつもりだがすべて的外れ。まわりからはいい加減にしてくれないかなと思われている残念エルフ娘として元気に生きる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 00:00:00
2042360文字
会話率:31%
町長に許可をもらってよろず屋を開店した、自称・すごいスライムさん。
話もできるし、誰も知らないアイテムを扱う有能さも見せるけれども、代金がいい加減だったり、疲れて閉店にしてしまったり、変な遊びを始めたりと気まぐれ。
そんなスライムさんが気
になった、近所に住んでいる女の子、エイム。
今日もよろず屋に出かけます。
※土曜更新の予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 14:14:46
610867文字
会話率:67%
隣国の王太子の歓迎舞踏会でシルフィアは婚約者である第二王子から婚約破棄を言い渡される。婚約して10年。普段からいい加減で仕事もろくにしない第二王子に辟易していたシルフィアはこっちから願い下げ!と言い返すと、第二王子と婚約破棄したならオレのと
ころに来いと俺様な発言で隣国の王太子サイレスに婚約を申し込まれる。
家族会議の結果シルフィアはその申し込みを受けることに。新たな国で生き生き生活するシルフィアは、最初は何も思っていなかったサイレスに溺愛されているうちにかけがえのない存在と思うようになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 16:47:20
96707文字
会話率:58%
レイデン・ローゼスは、世界でたった五人しかいないSランク冒険者の一人。
付与魔術師として凄まじく優秀だが、その反面、酒と女に非常に弱く私生活がだらしない。
ある日、酒の席での発言が原因でパーティーをクビになってしまう。
路頭に迷っていたレ
イデンは、とある弱小Fランクパーティーに勧誘を受け話を聞きに行った。
最初は「Sランクの自分がFランクパーティーに入るわけがない!」と思っていたが、向こうのパーティーメンバーが全員Sカップ美少女だと知り加入を決意する。
※ハーメルン、カクヨム、ノベプラにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 20:10:00
110839文字
会話率:37%
蜀への帰路を失い敗死した関羽は、異世界に転生して若返った。
奴隷の少年ユーリンと仮初かりそめの主従関係を結び、従者としてその大望に協力することを誓うが、ユーリンの笑顔の裏に秘された狂気の闇を関羽は洞察していた。
「そなたの宝玉のごとき才
の使途、ゆめ誤ってはならぬ」
孫のような年齢のユーリンの行く末を案じる関羽であったが——。
(以下略)
かくして関羽は自由を得て、新しい趣味を開拓した。
遥か古いにしえにエレバス界に転生したとされる日本人女性陽子が広めた『スイーツ』。
めくるめく耽美な官能ッ! 極上の甘味菓子巡り……っ!
――チョコレートクッキー、シナモンロール、フィナンシェ、ベリーパイ、綿飴、リンゴジャムパン……
「これが、すいーつ……なんという芳醇な甘さだ。我が生涯の目的を得たり!」
関雲長は再び立ち上がった。
スイーツ食べ放題の太平を、エレバス界に創世するために。
「儂わし、スイーツ神アマガミになる! ……いまどき軍神とか古臭いわ。あといい加減そろそろ女(重要)にモテたい。山賊とか盗賊とか奸賊とかはもういい、男はもういい。モテ期を招来せしめたい」
「ウンチョー、キミってヤツは……」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 01:19:42
297515文字
会話率:42%
『魯鈍の人(ロドンノヒト) ~信長の弟、信秀の十男と言われて~』書籍化記念⁉
読者様の応援のお陰で書籍化する事になりました。
ありがとうございます。
すべて、読者様の応援のお陰であります。
その書籍化を記念して、お約束の外伝を贈らせて頂きま
す。
俺、魯坊丸は戦国の覇者である織田信長の弟だ。
勝ち組に生まれたと喜んだ。
のんびりダラダラと過ごしていた俺の前に立ちふさがる生活の壁にぶち当たり、意図しない生活改善を始めた。
戦国時代は滅茶苦茶だ。
安全を確保していると、勝手に仕事が舞い込んでくる。
もういい加減にしてくれ。
まったく、どうしてこうなったか?
思い返すと頭が痛くなった。
さて、数え三歳になった頃に母上から字の練習で日記を書くように言い付けられた。
何でも日記とは、昔の事を思い出して書く事もあるそうだ。
これまで父の右筆に任せてきたが、親父(織田信秀)に出す手紙はなるべく直筆がよいとか?
まぁいいか。
転生とか下手な事は掛けないが、色々と思い返す事を書きつづろう。
俺の愚痴を聞いてくれ。
こんな感じの魯坊丸が神童として祀り上げられてゆく過程を魯鈍人外伝として書かせて頂きます。
只今、魯鈍人の書籍化の途中ですので、連載は不定期となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 11:00:44
679385文字
会話率:29%
『もう! いい加減にしてよ! ああ、うるさい! なくのをやめなさい! あんたなんか捨てたっていいんだからね!』
ぼくは、どうやら野良犬になるらしい。
この一週間、ごはんがいつものドッグフードから美味しいお肉に変わった時点で、なんとなく
嫌な予感はしていた。
車を運転するママの横顔は、どこか寂しげだった……と、思いたい。でも、たぶん違う。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-21 11:00:00
1807文字
会話率:37%
「えー、本日は皆様、本ツアーにご参加いただき誠に――」
「まぁこぉとぅに、ありがぁとぅーございまぁす!」
「お前が言うんかい!」
「はははははははっ!」
「ねー、バシアンの新作み?」
「あー、み。敬徳」
「あら、あなた。ダメですよ、こんな
ところで服を脱ごうとしちゃ」
「首のあたりがなんか苦しいんだ」
「はぁ……」
「ため息はいい加減やめたらどうだ。せっかくのツアーなんだぞ」
「ふー、なんかぁ、けったいなところんだんなぁ」
「んだなぁ」
「むふふ、どうだ? 私の雄姿をちゃんと記録できているか?」
「ええ、ええ、もちろんですとも社長、ほほほほほほ!」
「……えー、当ツアーは今回で記念すべき1000回目で――」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-05 11:00:00
3973文字
会話率:100%
ある夜。とあるアパートの二階の部屋にて、二人の男がテーブルを挟み向かい合いって酒を呑んでいた。
いや、正確には呑んでいるのは一人。もう一人、その部屋の主である男は手に持つ缶ビールの蓋を開けることもせず、頭からまるでローブのように布団をか
ぶり、震えていた。
「……で、いい加減話せよ。店長、ブチ切れてたぞ。無断欠勤、無断欠勤。ようやく連絡ついたと思えばしばらく休みますとか。こっちにまで皺寄せが来て、ちょっと大変だったんだぞ」
「ああ、悪いと思ってるよ……」
「んー、そんな状態でそう言われると、こっちも責めらんないんだよなぁ。
まあ、店長も急なヘルプでバイト代、増やしてくれるって言ってたから俺はいいけどさ……。でも、理由くらい聞かせてくれよ。まあ、仮病じゃなさそうなのは見てりゃ分かるけどさ」
「ああ……その……実は見ちゃったんだ……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 11:00:00
1255文字
会話率:88%
星の軌道に導かれ、人は誰と結ばれるかを定められる世界、〈セレスティア王国〉。人々の婚姻はすべて「星詠み師」によって決定され、運命の相手と見合いをすることが常であった。
だが、王都のはずれに住む薬師の娘リュナは、もう三十路を迎えようとし
ていた。幾度も星詠みがなされたが、彼女に与えられる縁談はどれも気が進まぬものばかり。家族や親族からは「いい加減、運命に従え」と責められ、ある日とうとう最後通告のような縁談が持ち込まれる。
その男、顔も知らぬ貴族の末裔という。リュナはため息をつき、断る決意を固めた——その夜、森の奥で不思議な男に出会うまでは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 20:42:51
5088文字
会話率:29%
真奈美まなみは、帰宅ラッシュの電車の中でふと窓に映る自分の顔を見て、小さく息を吐いた。34歳。最近、年齢を口に出すたびに喉が詰まる。
「いい加減、ちゃんとしなきゃ」
そう思って婚活アプリに登録したのが3ヶ月前。メッセージをやり取りし
、カフェでお茶をして、時には食事もした。
けれど——折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-05 18:29:20
3353文字
会話率:20%
「お前らいい加減にしろよ! 俺は魔剣技師で何でも屋じゃねぇし、ここは工房で、食事処じゃねーんだよッ!!」
日本人だった前世の記憶を持ってこの世界に生まれた主人公バッカス。
彼は子供の頃に神が振るう神剣と呼ばれる武器を見た。
それ以来
、彼は神剣に憧れそれに迫る魔剣を造ることを夢に、魔術と魔導技術の世界へと足を踏み入れた。
そして現在――24歳のバッカスは、酒好きの多い町ケミノーサで魔剣の研究をする片手間に、日用品の魔導具を造ったり魔術士として何でも屋を手伝ったり昼行灯として食事をしたり酒を呑んだりしながら生活している。
魔剣だけ造っててもお金にならないので仕方が無い。
神剣にこだわり続けてても生きてはいけないから他のモノも造る。
いつかは神剣に迫る魔剣を造りたいがそれはそれ。
魔剣技師バッカスは好き勝手生きている。
酒を呑むのは好きだし、食事も大好き。料理そのものは趣味ながらプロの域。
何でも屋としても腕利きで、魔術士として戦闘するのもお手の物。
気づけば餌付けしてしまっていた友人知人に囲まれて、魔術の腕前頼りにやたら厄介事が舞い込んでくる気がするけど気にしない。
口は悪いがお人好しのバッカスは、喰って呑んで魔剣を造って、時々舞い込む厄介事に手を貸して、ちょっぴり女難の相に悪さをされながら、日々の生活を営んでいる。
冒険控えめ、食事は多め、時々バトルな、スローライフ気味異世界生活を送るバッカスの雑記帳。
これは――強き芯を抱く者たちの幻想譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 21:59:19
589738文字
会話率:45%