大陸に住む人々の想いが語られる物語。
※現在連載中の『香りのパレット』の短編集です。そちらを先に読んでいただいたほうが分かる内容となっております。サブタイトルに「タイトル(第〇章)」という具合に、書かれている部分を掲載しております。
※
LINEノベルに掲載している短編(間章)は掲載しておりません(拍手ボタンに掲載しております)。
※本編に準じて残酷描写ありに設定しております。
※一部作品は企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 14:29:52
6004文字
会話率:45%
生まれついての悪が居る。
それは|死と破滅《おわり》を振りまく災厄の存在。息をするように他人をおとしめ、その事にこの上ない快楽を感じる汚物のような存在だ。
彼女の名はアムリタ。
存在するだけで不幸を振りまく、地獄のような大淫婦。
誰も彼女の瞳から逃れる事は出来ず、誰も彼女の吐息に絡めとめられない事は出来ない。
彼女は人生の絶好機に訪れる。
姦淫による穢れに満ちた金杯を手に持って。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-22 17:27:16
1982文字
会話率:35%
前世は暗殺者で勇者パーティの一員でした。冒険の途中で死んで現代日本に転生し幼馴染み(元勇者・記憶なし)と共に平和な世界を謳歌していたのに2人で異世界に呼び戻されました。
魔王を退治してこいと命じられ、一回は拒否るが帰る方法は魔王退治しかなく
…前世の記憶と現代の記憶を活かし再び始まる冒険劇の始まりです…。
※軽度の残酷描写あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-09 09:47:18
109215文字
会話率:21%
ひと気の無くなった放課後の学校で、三谷藤若菜(みやふじわかな)は声を掛けられる。若菜は驚いた。自分の名を呼ばれるなど、有り得ないことだったからだ。
◆サイコホラー、短編、完結済です。あまり怖くはないと思いますが、やや残酷描写あり。
最終更新:2020-04-05 15:10:38
9066文字
会話率:30%
亡き母の言葉を胸に、幸せを求めループする。
どこか乙女ゲームに似た世界。
登場人物に名前はありません。
うっすらと同性愛描写と残酷描写あり。
最終更新:2020-03-31 17:00:00
2089文字
会話率:11%
非異世界転生、異世界転移の作品です。
本作は『アルクレプス大陸英雄譚 破滅の魔女と古の神々』の前日譚です。
三人称で展開が遅かった反省を生かし、一人称視点で、スピーディに進めていきたいと思っています。
以下あらすじ。
顔に引っ掻き傷のある
、バンダナを巻いた少年ランドルフ。
彼は幼少期、幼馴染のアメリアと一緒に親に捨てられた人狼である。
少年たちは、人間と相容れない存在として迫害されながらも、同じような境遇の者たちが集まった里で、助け合いながら懸命に暮らしていた。
だが、平和は長くは続かなかった。
シャーリー率いる魔女と、トリカブトの名を冠したアコトニス教団に追われるようになったのだ。
―――暗黒の時代。
これは後世にそう語り継がれるであろう時代と、運命の悪戯に翻弄された少年たちの物語。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-20 20:05:28
16955文字
会話率:34%
※非異世界転生、異世界転移の作品です。地の文多めで展開遅め。
人の数倍はあろう昆虫や巨大な飛竜が日夜飛び交い、生を営み、そして母なる大地へと還っていく夜闇の森。
その森の奥深くで、古来より神樹の声に耳を傾けているエルフの長老が
「破滅の
魔女現れし時、古代の神が目覚め、大陸に大いなる終末が訪れるであろう」
と青ざめた表情で呟くと、人が、風が、大陸中にこの予言を瞬く間に伝聞していった。
その風の噂が人々に伝わるとほぼ同時に、、大陸を支配せしめんと目論む魔女が現れた。
魔女の名はシャーリー。
魔族と人間の間から産まれた、青や赤、紫の肌をした、、俗にハーフデビルと呼ばれる種族の女である。
人々は予言の的中を恐れ、魔女たちの脅威に怯え、悶々とした日々を過ごしていた中
「魔女を討った者には生涯遊んで暮らせる富と、英雄の子孫たちが代々繁栄できるだけの地位を与えよう」
ルクス公国の大公がお触れを出すと、大陸中の冒険者たちは沸き立った。
ある者は破滅の未来を阻止しようと正義感に燃え、またある者は名誉の為に、自分の名を世に知らしめる為に。
皆がそれぞれの思いを胸に、ルクス公国へと向かっていった。
そんな折、二人の人影がかの国へと歩を進めていた。
自分の背丈よりも長い、ハルバードと呼ばれる槍を携えた少年はヘンリー。
反面武器らしい物は何も身に着けていない少女はシェリル。
まだ何も為していない無名の少年少女たちの冒険譚が、今まさに始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-13 17:52:47
49783文字
会話率:31%
※異世界転生ものではありません。
主人公苦戦描写あり。
地の分多めで、やや冗長。
誤字脱字には気付きしだい直していきます。
三人称一元視点のつもりで書きましたが、時折一人称が混じってしまいましたがご容赦を。
不定期更新。
fc2の自ブログよ
り転載。
《太陽と月の代理戦争》。
約八十年前の戦争で《殷雷公(いんらいこう)》ベルンハルド、《サギタリウス》グンナル、《奈落の主》ビョルンの三英雄に挑んだ多くの人間、ゴブリン、オークが彼らに成すすべなく、命を散らしていった。
大戦を反省し、それ以来は人間もゴブリンも、オークもエルフも、互いに生活圏に干渉することなく、各々が平穏な日々を過ごしていた。
そんな中、ルクス大公国にて人間や獣人たちが思い思いに日常を楽しんでいると、そこに一人の少年が姿を現す。
《殷雷(いんらい)の英雄》、《隻眼の武人》と呼ばれる、輝かしい実績を残した父母から生まれた少年ルドルフは、ルクスにおいて招かれざる客であった。
エルフ特有の笹の葉のような長耳が、人間たちにとって恐怖の対象だったからだ。
事あるごとに侮蔑され、馬鹿にされ、避けられ、陰鬱な心持ちでルドルフが歩いていると、深紅の瞳を持つ少女に出会ってしまう。
彼女は名はアデル。
一見、まるで関係のない二人の男女。
だが彼らの因縁は、ルドルフの親友である弓使いアルヴィド、獣人ダグマルをも巻き込んで、やがて大陸全土を波乱に陥れることとなる―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-10 13:00:00
60708文字
会話率:25%
容姿は普通。存在感は薄い。見た目には特に個性はない。時々変なだけの、普通(?)の少年だ。
クラスで一人勇者召喚に入るはずはなかったみたい。
神様にもハブられるんだね。
間違えて召喚されてしまったけれど。
まぁどうでもいいよねってことで、
仲間を集めて旅をする。
スキルのおかげで不老不死になったよ! 食糧が足りない? なら僕の肉をお食べ!
仲間に害を為す奴等は容赦せずぶっ殺すよ♪
人を殺すときはちゃんと場所を選ぶけどね。TPOはわきまえてるよ!
あ、みんなそれは玩具じゃなくて殺戮兵器だっていってるでしょ!
これは僕と愉快な仲間達との『ほのぼの』とした物語。
※残酷描写ありは保険です。
アルファポリス様にも投稿させていただきます。
誤字・脱字が多いと思います。
不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-04 20:40:05
49627文字
会話率:41%
『私の何がいけなかったのですか。』
シルヴィアは未来の夫に殺された。
…目を覚ますとシルヴィアは子供に戻っていて、将来自分は婚約者に殺される運命だと気づく。
自分が殺されるのもごめんだし、彼が罪びととなることにも耐えられない!!!
…な
らばまず婚約なんてしなければいいのでは???そう考えたシルヴィアは手段として引きこもり姫になることを選ぶ。
さて、上手くいくのだろうか。
最初だけシリアス。のちに引きこもりというよりオタクになる?あっけらかんストーリーです。
アルファポリスさんでも投稿していますがこちらは少し改編したものを載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-27 12:00:00
20580文字
会話率:47%
「何も原始人に転生させなくたっていいだろう!? そりゃあ何をしても史上初になるだろうけども!!」
神様の手で、現代から七万年ほど前の原始時代に転生させられた主人公。
服すらまだないこの時代で、彼はそれでも死にたくないとあがき続ける。
神様の
目的もわからず、ろくなチートも持たないまま原始時代に放り出された彼の明日はどっちだ!
※2017/4/4の「今日の一冊」で取り上げていただきました!(http://syosetu.com/issatu/archive/no/34/)
※この作品は、同名タイトルの短編を連載用に再編したものです。大まかな流れは短編と同じですが、わりと色んなところが結構違います。
※史料のない時代のお話なので、フィクションの山です。細かいことはいいんだよを合言葉にお読みください。
※不定期更新です。一話書き上げたらストックを作らず投下していくスタイルの予定。
※一部に現代では禁止された薬物を使用するシーンがありますが、物語の展開上のものであり、推奨するものでは断じてありません。
※残酷描写ありは保険です。
※カクヨムにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-13 23:25:30
642946文字
会話率:33%
人類は進化した。
人類は進化し、異能力が確認された。
ソレは突如として空から降ってきた。
ソレは異形だった。
人類は――――――絶滅の危機を迎えている。
最終更新:2020-02-11 12:18:25
2458文字
会話率:16%
皮を剥げ!腹を掻っ捌け!省略されるファンタジーの裏側……それは解体だ!
第8回ネット小説大賞 一次選考通過しました。
https://www.cg-con.com/topics/11422/
二次選考はお察し
ハンターギルドから、素材
の採取方法の本を書くように依頼された、監修のおっさんハンターと著者の大魔道士の少女の物語。
メインは、架空の生き物の解体とその素材処理です。
*注意事項*
残酷描写あり、魔物を解体するので、グロい表現が何度もでてきます。
暴力表現あり、魔物を斬首したり、皮を剥いだりします。
性描写あり、ヒトガタの魔物用の保険です。現実でもあるようにアレを煎じて飲むと精力が……とかのやつです。
悪役とかでてきません。淡々とファンタジー生物の素材処理の話だけになりますがよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-03 00:00:00
124894文字
会話率:37%
本編完結済み。アフター連載中。
27歳童貞、元いじめられっ子で元引きこもりの金属加工会社員、オレこと堀田葉太は、現代兵器大好きな軍オタであり、銃オタでもあった。自前の金属加工技術を使ってハンドガンが作れないか夢想していたオレは、逆恨みである
日、殺されてしまう。だが――目を覚ますと赤ん坊の姿で魔法・魔術が存在する異世界に転生していた!? マンガ好きでもあるオレは魔法を習得しようとするが、しかし魔法・魔術の才能は『ほんの僅か』。その魔力では魔術師として生きていくのは無理、と孤児院の主で育ての親の巨乳ウサ耳魔術師エルに言われてしまう。だがそこは元日本下町の技術屋、その知能と魔法加工技術と魔術道具を駆使し、現代兵器――リボルバー、アサルトライフル、スナイパーライフルなどを作り出すことに! 銃が暴発して指が吹っ飛んだりして、銀髪の犬耳幼なじみ(巨乳予定)のスノーが心配のあまり抱きついてきてふがふが(あいつはオレの匂いが大好きらしい)する中、とうとうオレはリボルバー『S&W M10』を作成し、初めての敵、魔物と対峙する――。これは、後の世において、その知能と独自の魔道具による軍事力で革命的とも言われる英雄となり、自分だけの軍隊(ハーレム)の力で世の中の人を救おうとした1人の男になるかもしれない少年の物語――
(奴隷、ハーレム、流血ありの予定。人も死にます。苦手な方はご注意下さい。ちなみに、主人公が手につけている婚姻腕輪は増えていく予定です。……ハーレムなので)『株式会社KADOKAWA 富士見書房様より書籍化が決定しました』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-25 12:19:33
2353627文字
会話率:24%
裏社会を舞台に歯車が動き出す。
裏社会を統べる「劉麗社」の女社長と、裏社会から一目置かれる「影宮組」の若き組長。この2人を中心に歯車が再び動き出だす。
時は2020年。オリンピックで盛り上がる東京。その華やかな表世界とは裏腹に、悪の巣窟
である裏世界はいつもと変わらない気持ちの悪い緊張感が漂っていた。
そんな中、表世界にてとある名家の跡取りが射殺されてしまう。裏社会とは全く関係ない人間のはずだが、どうやら裏社会のスパイリストをマイクロSDに保存してといた情報が出てきたのである。
一枚のマイクロSDを巡り、裏社会が大きく動き出す……
――――――――――
基本的に思いつきで書いている物になります。不定期更新&支離滅裂な事もあると思いますので、何かありましたらコメントお待ちしております。
”この話は現実とは一切関係ありません。ただの作者の妄想世界です”
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-15 00:00:00
1807文字
会話率:46%
武田信玄諸戦録の続編になります。カクヨムにも掲載中。五十万字の予定。
最終更新:2020-01-12 12:08:37
514141文字
会話率:30%
これは女神が時間を巻き戻した、とある星のこと。
「大人になったら、お嫁さんにしてくださいね」
幼い魔女(※前世の記憶持ち)と、死にたがりの王子様は約束した。
それから十年、王子様は魔女を迎えに来て!?
うっかり墓穴を掘った魔女が、ヤンデ
レ(※病んでる)王子様の嫁にされる話。
ラブコメ風シリアス闇鍋異世界転生?ファンタジー
大事なものは仕舞っちゃいたい王子様 × 落ちこぼれ魔女による異類婚姻譚になります。
※副題に「?」ありますが、ガイドラインに基づき、異世界転生のキーワード設定しています。
※本編は、自サイト「http://snowsheep.sakura.ne.jp/」にて先行連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-10 20:00:00
18377文字
会話率:43%
「不思議なチカラを使える一族のお嬢様に転生したと思ったんだけどその不思議なチカラも使えないし家を追い出されるし、なんやかんやあって神様にジョブチェンジすることには成功したんだけど結局神通力は使えねーし文字も読めねーしでいろいろ頑張ってはいた
んだが、最終的に世界に飛び散った七つのフシギな玉...じゃねえや。なくなってしまった自分のからだを探さなきゃならなくなった三文小説が、今なら無料(タダ)で読めるんだけどお手透きなら読んでいけ。」ていうはなし。
※この作品はフィクションです。作り話です。
※専門用語は創造です、信じないように!
※様々な描写がありますが、影響されませんように。健全大事絶対!
H30.6.14 残酷描写ありも付け加えました。考えすぎかもしれませんが、念のためご注意をお願いいたします。
H30.8.22 大雑把でありますが、章に分けてみました。少しでも読みやすくなったら、と思います。
H30.9.30 (だいぶ前になりますが)"トータル"の読者様の数が10000人を達成しました。書き始めて一年近く経ちましたが、こんなに多くの方に読んでいただけたことは至上の喜びです。
ありがとうございます!
H31.2.14 総文字数が九万字を突破いたしました。大賞に応募できるまであと一万字弱です。
お読みいただければ、幸いに思います。
H31.3.1 「ESN大賞」のタグをキーワードへ追加しました。(R1.10.2 落選につき削除)
H31.4.4 総文字数が十万字を達成しました!
\(^ω^)/
R1.10.2 「SD大賞1」のタグをキーワードへ追加しました。(o`・ω・o)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-15 16:50:31
115167文字
会話率:16%
男、男、女。幼い頃から、近所の幼馴染として3人でいた。
そのうち、一番下の年齢の彼女が、一番上の自分の事を好きだと言った。
それを受け入れて良いと思っていた。だけど、もう一人、真ん中のが末の彼女を好きになった。
自分は悩んだ。自分は彼女に、
彼らのような愛情を持っていないと知っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-13 21:18:43
12978文字
会話率:18%
病気で死んで、プレイしていた乙女ゲーム『ミラクル☆セレブレーション』の、ヒロインに生まれ変わっていた私。
えっ!? 確かに女神さまに願ったけど、ヒロイン!?
転生者の悪役令嬢に断罪されて破滅したりしないの!? どうしよう!?
それに、ご令嬢
方からのイジメが酷くて、ご令息からの励ましが無いと心が折れそうなんですが・・・。
※R15、残酷描写あります。
※本作品は、ご感想へのレスは無しの予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-04 00:00:00
304591文字
会話率:43%
――そう、命を宿す彼女は幸せだった。凶行に晒されるあのときまで。
■妊婦に対する暴力描写があります。
■2019.11.15~11.18毎日更新にて完結。初日以外21時更新。全四話。
最終更新:2019-11-18 21:00:00
10735文字
会話率:13%
水神を崇める一族に生まれてしまった焔の神様のおはなし。
水上瑩我ピチピチの17歳。ニート。水神を崇める水の一族に焔の神様として生まれてしまった。どうしようもない!というところから始まるおはなし。
封印された神様である主人公は封印がとけれ
ば最強です。だって神様だもん!そして自分を封印してきた一族超ムカつく!滅ぼしてやる!いつか。と思っています。ざまぁってしたいです。
初投稿につき文体など不安定かもしれませんが、広い心で読んでいただければ涙がでる程嬉しいです。また、下書き等もないので、更新は亀になるかと思われます。しかし完結はさせますので、気長にお待ち下さい。
残酷描写ありの予定なので制限かけますが、予告なく書くので苦手な方はご注意下さい。
時々視点を変える予定です。その際はタイトルに書きます。
ド素人の作者とつたない作品ですが、よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-02 21:17:20
43913文字
会話率:34%
アイリーン・ブラニングは、恋人ヴィクトル・スラッドリーと付き合うようになってから悪評を流され、友人を失った。
新月の貴公子、などと呼ばれている彼と付き合う私を僻んでいる、そう思っていた。
ある日、私は三人の令嬢に人気のない所まで乱暴に引
き回された。
彼女らは私の髪をナイフで短く乱雑に切っていった。
貴族令嬢が短く髪を切ると言う事は、俗世を離れ修道院へ行く時だ。
私はもう、幸せな結婚が出来ない。修道院へ行くしかない。
絶望に打ちひしがれていると、ヴィクトルがやってきた。
しかし彼は、助けてはくれなかった。
私を見下ろし、四人で笑っていた。
「ただの遊びだ」
ヴィクトルはそう言って、三人をはべらせて出て行った。
私の髪を切ったのはヴィクトルの仕業だとようやく気が付いた。
お兄様の手を借りて家に帰り、自室で一晩泣き続けた。
泣いても仕方ないと髪を切り整えると、太陽の貴公子と呼ばれるお兄様にそっくりだった。
これを武器に出来ないだろうか。
私はもう幸せにはなれない、なら復讐の限りを尽くしてやる。
今、会いに行くからな。
※男装×復讐。女である主人公が令嬢に言い寄るシーンがありますが、恋愛の為では無いのでガールズラブ要素は皆無だと思っております。
基本週2(土曜日曜)更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-29 14:13:01
147821文字
会話率:44%