そのハイヤーは最期に最高の旅へ連れて行ってくれますよ。お客様が死ぬ理由と過去はそれぞれ。個性豊かなお客様とドライバーの「僕」の心境を描く短編集
最終更新:2022-05-04 11:21:31
20783文字
会話率:57%
これは、亡き親友に捧げる思い出話。
そして同時に、俺たちが十八歳になるまでの生きた証でもある。
俺たちは様々な理由で親がいない子供たち。
児童養護施設「そよかぜ園」で寄り添いながら暮らす毎日は楽しくもあるが、退屈で窮屈
しかし、俺の場合は少
し違う。
なんせ、同じ部屋に住む親友が、俺を非日常の中に連れて行ってくれるからだ。
今回紹介したいのは、そんな俺の親友。
そよかぜ園で俺と同じ部屋で暮らしている同級生の男。誰もが優等生と表現する、完全無欠の山吹頭こと「山吹尊」
これは、そんな親友と過ごすある事件に巻き込まれるまでの前日譚。
先に言っておく。巻き込まれるのは「八重咲関係の事件」じゃない。
俺が高校在学時に巻き込まれる、もう一つの事件の方。
一年ちょっとの話だけど、まあ、気長に付き合ってくれると助かるよ。
各方面にぶっ飛んだ超人と、傍観者気取りの小説家・・・野坂陽彦の物語にさ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 23:32:41
119277文字
会話率:64%
「記憶の中の絶景に足跡を残そう」
魔法が使えずに家を追い出されたマキアは、東霧の平原で死にかけていたところを偶然通りかかったマティーカ旅団によって助けられる。近くに居住地域が存在しないと聞かされたマキアは、旅団の保有する魔導装甲車で最寄り
の町まで連れて行ってもらう代わりに、彼らが受けた依頼を手伝うこととなった。しかしその依頼とは『東霧の平原に存在する私にとって最も価値のあるものを持ってきて欲しい』といった漠然で荒唐無稽な依頼であった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-22 23:58:32
25367文字
会話率:66%
変わらぬ日々、何も起きない平穏な日々に生き、とはいえ、それがこの上ないほどに幸せなことであると色澤(いろざわ)柊(しゅう)は分かっていた。分かり切っていた。
それでも、どうしても何かが満たされないのだ
ある日、柊は自分が何者かにつ
きまとわれているような感覚を覚え始めた。少しずつ、平穏な日常に異変が起こり始めていたそのとき、彼は、道端で倒れていた青髪の幼女と出会う。
彼女は、自らを神と名乗った。
「助けてくれてありがとうございます! お礼に、願いを一つ、なんでも叶えて差し上げましょう!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 23:29:30
77230文字
会話率:40%
婚約者を喪った青年、千葉仲達。恋人の面影を追って東北の霊場・恐山を訪った際、彼は彼女とよく似た少女・椿と出会う。少女は言った。「ヒッチハイクをお願いしに来たの。私も連れて行ってよ」と。奇妙な運命を感じた青年は、少女と共に、新天地である神奈川
県横浜市に向かうが……。
※この物語はフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 12:25:28
12670文字
会話率:38%
普通の高校生だった白奈は、ひょんなことから地上五〇〇メートルのダンスホールで開かれたパーティーにやってきた。まるで異世界のような豪華空間で浮かれていると、ただ一人泣いている少女・季見歌と出会う。
季見歌は一〇年もダンスホールに閉じ込められて
いて、地上の暮らしに憧れているという。
「一緒に外へ連れて行って」と懇願する季見歌を見て、白奈は彼女を地上へと連れて行って全力で楽しいことをしようと決意する。
厳重な警備をかい潜って季見歌を連れて行くために、白奈が考え出した方法はスカイダイビングだった!?
超高層ビルから飛び降りて始まる百合物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 21:32:04
61114文字
会話率:45%
多くの場合、人生は、未知の世界に旅立たずにはいられない瞬間に遭遇し、運命を手にして、どこまで行けるかを確認します。そして、それが私たちをどこへ連れて行ってくれるのか。これは、一つの人生の中で世界の果てまで行く、旅の中の旅の物語である。
最終更新:2021-12-26 20:47:26
28470文字
会話率:0%
ちょっととぼけた感じのショートSFです。
二十三世紀。タイムマシンで二十四世紀に行く「時間旅行」が富裕層で流行していた。ここに、富裕層なのに「時空酔い」によって時間旅行できない七十代の男が一人。彼は流行に後れることを大変悔しがっていた。そこ
に、六十代くらいの女が現われ、男にこう言った。「わたくし、貴方様を二十四世紀に連れて行って差し上げますよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 19:00:00
4494文字
会話率:46%
空き映画館の掃除の仕事をしている私。そこへ猫が遊びに来て、空想の世界へ連れて行ってくれた。
最終更新:2021-12-14 16:00:00
997文字
会話率:37%
雪の中、僕は、眠ろうとしていた。死んだら天国へ行けるのかと思って。そこがどんな場所でもここよりはましだろうと思った。そして、目を開けると本当に天使がいた。そして僕を花園に連れて行ってくれた。けれども、彼女もまた限りある命を生きる人間だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-08 16:59:33
7144文字
会話率:50%
世界は美しいと誰かが言った。ならば、連れて行って欲しい。その美しい世界へ。悲しみに溢れたこの私の世界から。
キーワード:
最終更新:2021-11-28 22:00:20
223文字
会話率:0%
飼っていた猫が居なくなってしまった、私はどうしても会いたくて探した、そして、猫の妖精ケット・シーを見つける。その猫は猫の国に連れて行ってくれた、そして、会いたかった猫に会う、私は伝えたかった言葉を言う、いつも傍にいてくれてありがとう、大好き
だよと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-02 18:34:44
2306文字
会話率:47%
母初子の葬儀の際に祖父から「サイパンまで連れて行ってくれ」と頼まれた涼子
青春時代をサイパンで過ごした祖父には悲しい恋の物語があった。
最終更新:2021-11-24 15:06:08
250文字
会話率:17%
「すまぬが神社まで連れて行ってくれんかのう?」
いきなり人気(ひとけ)の消えた交差点で俺にそう言ってきたのは、なんと狐の巫女だった。
彼女を送り届けた事件をきっかけに、凡庸未満だった彼の人生は少しずつ狂い始めた。
突然にヒッチハイクされた
り、街角で謎の母子連れに助けを求められたり。
都会の片隅で、さえない独身男が遭遇する不思議な出来事を描く。
ちょっとズレたファンタジー私小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-22 12:00:00
279072文字
会話率:39%
あなたが僕を新しい世界に連れて行ってしまった。やっぱり君と離れたくない
食べることの好きな上条暎万は、自称花よりだんごで年頃になっても彼氏を作ろうとしない。大学を卒業してとあるグルメ雑誌の編集をしている。そんな妹を表では邪険に扱いながらも
心配しているお兄ちゃんの春樹君。とある日、学生の頃からの贔屓の洋菓子店エルミタージュに取材で訪れた暎万ちゃんは、今まで食べたこともないような味を作り出す駆け出しのパティシエ片瀬大生と出会う。「あなた天才」片瀬君の作り出す味の虜となった暎万ちゃんは、足繁く彼の店に足を運ぶようになりますが……
短編でお馴染みの食べるのが好きな暎万ちゃんと彼女の体重管理をするヒロ君の出会いの物語です。しあわせな木の主人公、春樹君と静香さんが脇役として出てきます。
2021.11.1 魔法のIランド、小説家になろう 同時掲載
次の日の朝、彼女は卵を二つ茹でた。綺麗に皮を剥いた卵を僕に見せて彼女は言いました。
「生まれたての恋心はこんな感じ」
「どういうこと?」
「ツルツルなの」
「うん」
それから塩をつけて一口食べた。
「それで少しするとこうなるの」
「どういうこと?」
「少しは頭を…」
「はいはい」
「もう少しなるとこうなる」
暎万はもう一口卵を食べた。
「だんだん少なくなる」
「惜しいな。傷つく」
「恋心が?」
「うん。傷つく」
僕をまっすぐ見て暎万は言った。
「この世で傷つかないものはない。そう思うことにした。だから、ツルツルでなくなってもわたしは大切にするから」
本文より抜粋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-17 08:02:04
89945文字
会話率:60%
トカゲの頭部を持つ侍、リンタロウは師匠の仇を捜す旅の途中で幼いエルフのピアと出会う。
活発でこずるいところのあるピアも一人旅をしており、みやこまで連れて行ってほしいと言われる。
そんなとき村が魔物に襲われたという男と出くわし、武士道を重ん
ずるリンタロウは助太刀を買って出る。
だが村にやってきたのは、ただの魔物ではなく通常の武器が通用しない「妖魔」であった。
リンタロウだけでは勝てない。ピアの陰陽術があれば妖魔にも刃が届く。
リンタロウはピアと力を合わせて妖魔を倒す。
そして二人はみやこまで一緒に行くことになったのだが、その途中で妖魔がらみの事件に巻き込まれていくことになる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-04 07:00:00
128844文字
会話率:37%
時は20世紀末、東京の片隅で。
少女は踏切脇の骨董品屋で、奇妙な古い一輪挿しを見つけた。その表面にはびっしりと、古い護符が重ねて貼り付けられている。少女は一枚、また一枚と護符をはがし、そこに封印されていた何かを解き放った。
広松徹(ひろ
まつとおる)は史学科卒の塾講師。妻と6歳の息子がいる。趣味は呪術を陰陽道。彼は鬼となった少女を救うため、独自に調査をはじめる。
遥(ハルカ)は国文学科に通う私大一年生。リア充な学生生活夢見て大学デビューを目指したものの、社交的な自分を演じられず疲れ果てている。現実逃避したくてしょうがないある日の夜、誰もいないはずの一人暮らしのアパートに、夜響(やきょう)と名乗る「鬼」があらわれた。夜響は空を飛び、月まで連れて行ってくれる。
※ごく軽いものですが、女性同士の恋愛をにおわせる描写があります。
※舞台が90年代のため未成年者が飲酒する場面がありますが、当時のリアリティを描いたためです。著者は未成年飲酒に賛成するわけではございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 22:08:41
115685文字
会話率:46%
いつも通りの生活。
いつも通りの学校。
いつも通りの友達。
なのに、どうして?
どうしてなんだろう?
いつも通りの日常が1番まはずなのに、こんな生活に飽き飽きしている自分がいる
いつも通りの日常もいらない。
いつも通りの生活じゃなくてもいい
。友達もいらない。
いなくてもいいから。
何処(どこ)でもいい。誰でもいい。あたしをここじゃないどこかに
誰も行った事のない世界へ誰か連れて行って・・・
そんなことを思ったせいなのか
まさか、思っていた世界に本当に
飛ばされるなんて思ってもいなかったの
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 20:38:23
2467文字
会話率:43%
死にたいのに、死ねない。
こんな辛い世界に生きていて何の徳がある。
何か悪い事をしだろうか。
神様なんていない。
誰か、誰でもいいからどこか遠くに連れて行って。
それか、殺して、、、
最終更新:2021-10-12 21:20:37
363文字
会話率:0%
美咲「私は美咲。普通のOL。おばあちゃんが癌にかかり、余命1ヶ月だと言われています。最近は看病に明け暮れる日々を過ごしています。おばあちゃんには昔はよく遊びに連れて行ってもらい、可愛がられていました。それも懐かしい思い出。」
最終更新:2021-10-05 18:00:00
2835文字
会話率:74%
朝の5時、鬼退治に出発前の桃太郎に、美人の鬼の娘の来訪者が現れ、自分も鬼退治に連れて行ってくれと頼んできた。
最終更新:2021-09-29 19:03:32
2644文字
会話率:58%