私が偶然命を救った美しい男の正体は、悠久の時を生きる吸血鬼だった――。
ある夜、暗い路地で傷つき血を流していた男を銀のナイフから庇って〝私〟は死んだ―筈だった。
しかし目覚めてみれば吸血鬼に生まれ変わっていて――?
就職難に苦しめられてい
た平々凡々な大学生から一夜にして吸血鬼の〝姫君〟になってしまった彼女を待ち受けるのは、美しくも癖のある同胞たちとの生活、人の世との別れ、そして空の玉座を巡る血みどろの戦い。
力こそが尊ばれ、血と暴力と異形の者たちで溢れる世界で人間らしさを失わずに生きようと抗う――これは朽ち果ての夜に花ひらいた〝木蓮〟の物語。
▼現代日本とゴシックの香り漂う朽ち果ての国が舞台の物語。流血・残酷な表現・逆ハーレム要素を含み、また気まぐれにアダルティな雰囲気を醸し出しますのでご注意下さい。
▼朽ち果ての王と宵闇烏は魔法のiらんどにて完結済の第1部を改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-02 16:44:26
167338文字
会話率:52%
北関東の山間で、米をつくり暮らしをたててきた集落。
そこに住み、皐月を幼い頃から可愛がってくれた祖母が亡くなった。
親族として葬儀の手伝いをする皐月は、豪農として大きな屋敷を構える本家で、
幼い頃に見かけた「狐の嫁入り」を思い出す。
雨が
降る田のあぜ道を、篠笛の音とともにゆく狐の面をした彼ら。
それとともに苦い記憶が蘇る皐月の前に、一人の男性が現れた。
白彦ーー。
きよくん、と呼び、本家に来た時だけ遊びまわった従兄弟であり、幼い頃の友達だ。
人目を惹かずにはおれない美しい男性に成長した彼に、皐月は気後れしながらも少しずつ打ち解けていく。
そんな時に、ふと現れた、狐面で顔を隠した、小さな男の子。
謎めいた言葉を残しながら、その子は裏庭の古い土蔵へと誘うーーー。
皐月を襲う新たな怪異。
山の神様が住まうという集落のシンボルでもあるお山。
ひたひたと皐月の日常に忍び寄る、悪意。
少しずつ思い出す、過去の記憶。
そして、祖母の命への眼差しとひたむきな白彦の想い。
皐月は、いやおうなく人間と人間ならざる者、生と死との狭間に立たされていく。
その狭間で、彼女はどんな選択をしていくのか。
※この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-11 15:00:00
166678文字
会話率:40%
“平穏が失われた街”のチョコレートショップで働く少女リズは、2か月に一度特別な客にチョコレート配達する。依頼人のブライスという美しい男は、リズにチョコレートの配達だけでなく、一緒にチョコレートを食べるように頼むのだ。ある時、リズは出会っては
いけない場所でブライスと会ってしまい、自分の気持ちに気が付くがーー。《完結済み作品でしたが、バレンタインデーの番外編連載のため、設定外しました。番外編は5話完結です。よろしくお願いします。》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-10 20:00:00
65028文字
会話率:51%
「召喚された歴代最強の聖女ですが、私はただ帰りたいだけなんです」の分割版です。
あちらが重くて読めなかった方々は、こちらをお読みください。
ランキングにあがらない設定にしていますので、評価は非公開となっております。
あらすじ
「どう
かこの世界を救ってください、異界より降臨なさった聖女様」
すべての始まりは、まだユリが中学二年生の時、突如浮かび上がった魔法陣に引きずり込まれたことから始まる。
異世界の美しい男性たちに囲まれ、世界を救ってほしいと頼まれたユリは、二つ返事で聖女となることを了承した。
七人の美しい恋人を手に入れ、豪奢なドレスや宝石を献上される、何不自由ない毎日。
もはや現代へ帰ることさえ忘れていた矢先、ユリは前代の聖女達がどうやって死んでいったのかを夢で見る。
そして知ってしまう。
ユリの教えられたすべては、虚構のシナリオだったことに。
偽りの聖女という存在、偽りの愛を囁く王子たち、偽りの役目。
『聖女』となることの本当の意味を知ったユリは、いつの日か家に帰ることだけを希望に、孤独と恐怖と戦った。
十一年間の時を経て、ついに日本へ帰ることに成功したユリ。
けれどそこにたち塞がるのは、ユリを異世界へ連れ戻そうとやってきた、欺瞞で塗り固められた異世界での恋人たちだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-04 19:18:30
65598文字
会話率:18%
――どうかこの世界を救ってください、異界より降臨なさった聖女様。
異世界の美しい男性たちに囲まれ、そう頼まれた日本の中学二年生の少女――ユリは、二つ返事で聖女となることを了承する。
七人の美しい恋人を手に入れ、豪奢なドレスや宝石を献上さ
れる、何不自由ない毎日。
もはや現代へ帰ることさえ忘れていた矢先、ユリは前代の聖女達がどうやって死んでいったのかを夢で見る。
そして知ってしまう。
ユリの教えられたすべては、虚構のシナリオだったことに。
偽りの聖女という存在、偽りの愛を囁く王子たち、偽りの役目。
『聖女』となることの本当の意味を知ったユリは、いつの日か家に帰ることだけを希望に、孤独と恐怖と戦った。
そうして十一年間の時を経て、ついに日本へ帰ることに成功したユリ。
けれどそこにたち塞がるのは、ユリを異世界へ連れ戻そうとやってきた、欺瞞で塗り固められた異世界での恋人たちだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-31 20:40:37
65594文字
会話率:18%
《「人間ってバカで醜くい、おまけに物分かりが悪い!」人間嫌いだった元妖精のリオーナが、人間に心を許し、恋に落ちるまでの心ときほぐれるラブロマンス》
人間にいたずらするのが大好きな妖精・リオーナは、いたずらのしすぎで王様に人間に変えられてし
まう。人間の体は重く、ここで死ぬのかと諦めかけた時、助けが来た。ジャックと名乗る妖精のように美しい男はリオーナを馬車に乗せ、彼の屋敷にかくまう。
行くあてのないリオーナはジャックのところに留まっていたかったが、彼は身元不明のリオーナをどこかの貴族の娘だと思い、家族を探すと言って諦めない。そのために、体調を整えろといわれ、人間になって初めての食事を口にするが……。
【レイアウトについて】
改行少なめ。画面右上「表示設定」から、各自で調節していただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-10 20:33:00
103767文字
会話率:37%
※若干の推敲を加え、一回ごとの分量を減らして他サイトへの転載を検討しております。
※作品タイトルを正統派よりに変えました。
悪遮羅流皆伝、身長2メートル強の大女(おとめ)片山富嶽は、巨大な鬼女が行く先々で破壊と殺戮を繰り返す悪夢に苦しん
でいた。
末家の娘に家宝の中道剣を奪われたことが不服な悪遮羅流本家の娘・大里逗初らは、山中に籠城した富嶽を襲撃するも、肉体を鋼化する悪遮羅身を会得した富嶽にあしらわれ、取引を持ちかける。
本家からの使者として来た伊良忠太は桜花の精霊と見まがうほど美しい男子であった。気の毒な忠太の身の上に同情した富嶽は、彼を幸せにするためにも本家の持ち出す試練をクリアしようと誓うが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-18 18:40:48
48159文字
会話率:43%
なんでも願いが叶うという祭り、言結祭り。
そこを訪れた少年は美しい男、サクヤに連れられて願いの叶え方を探す。さみしくて、会いたい気持ちを抱えた少年の願いとは――
*続きとかあったりなかったりするのですが、とりあえずこれだけ。数年前に書いた
ものになります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-29 01:45:10
10324文字
会話率:43%
僕(岡田)は優しく気弱な性格の刑事。(仕事が向いていないと悩んでいます)
ひょんなことから「死神」だと名乗るとても美しい男に友達になることを強要され友達になります。
これは気弱な優しい刑事と死神との友情物語…、になればいいと思っております。
最終更新:2017-04-12 00:00:00
45975文字
会話率:32%
『あなたは、運命を信じるか?』
『白薔薇の化身』と名高いライゼント公爵家の御令嬢ジュリアは、十歳の誕生を機に不思議な夢を見るようになった。
そこで、出会ったのは漆黒の瞳に艶やかな黒髪、全身に『漆黒』を纏った美しい男性だった。ジュリアはそ
の男性を一目見たときから少しずつ惹かれていく。しかし現実のジュリアには、政略結婚により決められた婚約者がいた。婚約者がいながら、夢の中の男性に惹かれる自分に罪悪感を覚えるものの、一度火がついたこの思いを止めることなどできない。それでも公爵令嬢として、この気持ちを蓋をしようと決心するジュリアをさらなる悲劇が襲うのであった。
※アルファポリス様でも重複掲させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-23 07:00:00
4808文字
会話率:28%
みちるはある日突然、家に帰ると誰も家族がいなかった。
お父さんが会社での地位を失った次の日のことだ。
そんなみちるの前に現れた漆黒を纏う美しい男。彼に伸ばされた手を、戸惑いながらも取った。それは救いの手だったのか、それとも破滅へと導く手なの
か。
カゴメの意味を知る時、本当の選択を迫られるーー。
みちるが幸せになるまでのお話です。
ファンタジー×恋愛
魔法のiランドとアルファポリスさんで同じ名前で連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-17 20:37:14
22658文字
会話率:19%
男子を軽々持ち上げたことから、『ゴリラ女』と呼ばれているヒカリ。そのあだ名によって、恋愛とは縁遠い生活を送っている。ある日、眠りにつくと、気付けば異世界にいた。そこで、美しい男に出会い、恋に落ちる。ヒカリは彼に好かれるため、力持ちであること
を隠す決意をした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-03 17:01:19
118435文字
会話率:50%
神社の娘である鈴音(りんね)は、白蛇を助けたことにより異世界へと迷い込む。
迷い込んだ異世界は神の暮らす世界。その場所で、玄武と名乗る美しい男に保護された。
物語でありがちな役目も、不思議な力も手に入ることなく、ただの人間のまま。
やることも、この世界に来た目的もなく不安に心を揺らす彼女を支え続ける玄武。
なんの力もない、普通の人間である彼女を甘やかす玄武に、初めは戸惑っていた鈴音だったが、時間が経つとともに淡い想いを自覚していく。
そんな中、ようやくこの世界に慣れ始めた鈴音の前に現れたのは、玄武以外の四神である他の神々。
離された手と、世界に迷い込んだ意味。悪戯っ子の様に笑う白の神様は、ひどく悲しそうに彼女へ手を差し伸べた。
「はじめまして。黒の……いや、俺の花嫁」
そして、新たに迷い込んできた、純白の髪の可愛らしい少女の存在が、鈴音の心をかき乱していく。
彼女が意味を知るとき、絡まってしまった運命が静かに解かれ始める。
全ては白蛇の導く先にーー。
スキマノベル様にも連載をはじめました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-24 21:19:36
21738文字
会話率:34%
「男性の顔の見分けがつかないんですの」そう言うのは青の国キチューゼルの王女ミーチェ。彼女は共に暮らす狼のルゥを溺愛し片時も離れたがらず、そのせいで「狼王女」と変人扱いされ、結婚から縁のない生活を送っていた。
そんな狼王女ももうすぐ十八歳。王
族は結婚相手を選ばねばならなかった。
臣下の策略により、国の一大イベントである闘技大会の出場者から結婚相手を選ぶ流れになってしまったミーチェ。「だからわたくし、男性の見分けがつかないんですってば」。困惑する彼女の前に現れたのは、大好きなルゥと同じ髪、瞳の色をした美しい男性で――
★本編+番外編の構成です
★2016年夏コミ(C80)のオリジナル短編の後日談ですが、単品でも問題なく楽しめます。
★ヒーロー(?)登場は5話から。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-19 11:31:16
94276文字
会話率:39%
幼馴染の少女を目の前で亡くしたその日から、不幸続きの少女・相川緋凪。それでも空元気に日々を過ごしていた彼女のクラスに、ある日転校生がやってくる。美しい男女の転校生、そんな彼らは言う。「あなたは悪魔に狙われています」緋凪は二人に不信感を抱くも
、幼馴染を殺した化け物が現れて――!?
※comicoのベスチャレにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-16 00:00:00
12989文字
会話率:48%
大学入学目前のある夜、箕姫影耿は事故に遭い、目を覚ますと『吸血鬼』になっていた。
人としての生を狂わされことを不幸だと思いながらも、吸血鬼であることを受け入れ始めていた影耿の前に、一人の美しい男が現れる。
その男こそ、影耿を吸血鬼にした張本
人だった――
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※気を付けてはいるのですが、誤字脱字などございましたら教えてくださるとありがたいです。
※「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-28 19:30:08
24527文字
会話率:33%
友人のルイーズ様は、魅惑的でとてもお美しい御方。先日の殿下とルイーズ様のやりとりは、まるでロマンス小説のようだったわ!今日はそんなルイーズ様とお茶会ですの。ル、ルイーズ様!あの美しい男性はどなたですの!?*悪役令嬢顔をしたルイーズの友人、ベ
ネディクトが意気揚々とお茶しに来たら、やって来たルイーズの兄に一目惚れして顔を赤くする話。(『悪役令嬢と腹黒王子の戯れ』を先に読んだ方が分かりやすいかと思います)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-08 18:45:07
4163文字
会話率:57%
同じ雪の名をもつ少年、少女の話…
両親を殺された少女は長い間犯人を追い求めていた…………
犯人────殺し屋の名前は分かっていた
十狩紅牙〔トガリコウガ〕。
そう自分に名乗った。
丁寧に白紙の名刺に両親の血で名前を綴り自分に渡してきた。
そ
の時自分は僅か八歳。あの日は両親が血を流し倒れる様を見ているだけだった。
血色の髪に血色の目をした美しい男─青年が両親を殺す様をただ見ていた。
その光景に涙さえ出なかった。
男は言った。
「お前を殺せとは依頼されていない。だから俺はお前を殺さない。
お前が俺を憎むなら………殺したいと思うならば…俺を殺しに来い。」
そう言って血塗られた名刺を渡された。
あれから8年──────長かった。漸くあの男の所在を掴んだ。
しかし男はもうこの世にいなくて…
そして少年に出会った。
少女の名は雪菜〔ユキナ〕。
少年の名は雪那〔セツナ〕。
少年に出会い、少女は『死』ではなく『生』を選ぶ。
そしてこの出逢いが二人の運命を……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-03 20:18:43
242文字
会話率:0%
順風満帆な大学生活を送っていた火野燈-HinoAkari(21)はオーストラリアに住んでいる叔父からの誘いで夏休みを利用してオーストラリアに行くことになる。そこで出会った日本人の美しい男リオ。会うたびに絡んでくるリオを最初は鬱陶しく思ってい
たものの、いつの間にか気になりはじめていた。果たして恋になるのか。そんな彼らのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-29 07:06:38
1160文字
会話率:26%
大好きな登山をしていたら、突如、異世界に来てしまった更科麗。
困り果てていたところ、彼女は天使のような美貌をもった美しい男性に会う。
その男性は、異世界の次期国王であった。しかもその男性に一目ぼれまでされて戸惑う麗の出した答えとは――
最終更新:2016-01-05 11:16:44
23991文字
会話率:35%
ごく普通の女子大生、美奈子は友人と訪れた山で美しい男と出逢う。男の虜となった美奈子が最後に見た光景とは・・・
最終更新:2015-07-07 08:38:02
4474文字
会話率:56%