人間と魔物が住む大陸レグ。
戦乱の世の中人々は勇者を求めていた。
レグ大陸の「人間」には、四つの身分が有る。最も高い位置にいるバリヤ。次にログナー。そしてオラクル。最後に最下層の奴隷であるダラーである。また更に、「人間」よりももっと下
等で穢らわしいとされるフラニーと言う身分も有った。彼等は自らの作りだした制度に苦しみ、また更に身分制度を強めていった。
レグ大陸には幾つかの国が有る。大河ナイトレイアとニルに挟まれたマジャバ国。そのニル河を隔てた東側ジャテナーイ国。更に東に位置するバレス国。マジャバ国、ジャテナーイ国、そしてバレス国の一部からナイトレイア河を渡った南側の軍事大国スモールギル国。最後に、スモールギル国と長年ライバルである南東の大国ハルマニア国である。
このレグ大陸には魔物も住んでいる。魔物は人間を脅かして来たが、人間達はそれでも発展して行った。またレグ大陸は、周囲のピュシスを操る力を持つ者も存在しており、彼等はテイウーロゴスと呼ばれる魔法を唱える事が出来る。しかしそれは魔物も同じで、また魔物は人間がある程度素質が有る者しかテイウーロゴスを操れないのに対してどの魔物も使いこなす事が出来ると言う違いが有る。しかし人間は、ディアフィトレウスと呼ばれる武器で、自らの貧弱さを補っていた。
これはそんなレグ大陸に生まれた、一人の男の苦悩の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-24 16:46:20
63696文字
会話率:43%
釣り仲間から紹介されて行った釣り堀では今までに見た事の無い美しい魚を釣る事ができた。彼は知らない。実はそこが異界であることを。黒曜、翡翠、琥珀、水晶、象牙。宝石の名で呼ばれる美しい魚を求めてまた今日もその釣り堀へ。※釣りを知らない方にも楽し
んで頂けるように、極力、専門用語の解説を挟んでおります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-09 07:00:00
70562文字
会話率:10%
最後の日、女性は人形を置いて行った。男の記憶の中で、その人形はいつも女性の傍らにあった。男は女性との思い出を回想する。
最終更新:2014-05-06 17:52:53
1725文字
会話率:15%
とある小さな島には誰にも治せない伝染病が万英していた。
しかし、ある薬を飲むとたちまち治った。
それは、一人の男だけが持っていて高額で売りさばいていたため、金持ちしか手に入らないものであった。
その結果、島は犯罪が増え人々の心が荒んでゆ
くのと同じように島は荒れ果てて行った。
やがて、男は王となった。
王の薬、それは不思議な力を持った姫のカケラであった。
姫は塔に閉じ込められいつもひとりぼっちで
月を眺めていた。そこに、悪魔が現れる。
悪魔は姫の一番大切にしてるものを欲しがり、孤独を恐れた姫は悪魔に無理難題を要求して何度も会いに来させようとする。
そしてついには悪魔に恋をする。
しかし、悪魔の存在を知った王は祓い屋を呼んで悪魔を追い出そうとして塔の中は戦場に変わる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-27 21:14:29
7229文字
会話率:44%
重複投稿。
檸檬を見つめていたら、檸檬の貌が三椏渚男の顔になった。三椏渚男はぼくの恋人友永結衣をヴァレンタイン・デーの日に略奪して行ったかつての親友である。悔しいので齧り倒してやろうと大きな口を開けたら、「やめて!」と小さな声がした。
よ
く見るとぼくの手に持っていたのは、檸檬ではなく野球の硬球であった。そしていつの間にか左手にはグラブをしていた。周りを見回すとそこは甲子園球場で、ぼくはマウンドの上に立っていた。キャッチャーが近寄ってきてこう言った。
「杉野、気にすることはない。俺のミットへ向かって思いっきり投げろ。お前の剛速球なら絶対打たれないさ」。
ぼくは杉野なんて名前ではないと言おうとしたら、キャッチャーはマスクを被って戻ってしまった。塁はすべて走者で埋まっており、アウトカウントは2アウトだった。打者は阿部慎之助だった。ぼくが高々と振りかぶって投げようとすると、「やめて!」と小さな声がした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-23 16:33:21
4057文字
会話率:34%
回りを海に囲まれた国の片田舎に住む少女を中心としたファンタジー。
科学と魔法が適度に発達した世界に住む少女フェリエラ・エアーリヒは、退役軍人である祖父と共に田舎で暮らしていた。彼女の住む世界には、15歳になった子どもをテストし、優秀な成績
を収めた者を王都に徴用し、活躍の機会を与えるという制度があった。
彼女の日常は、祖父から習った剣を頼りに飼い犬で友達でもある半獣のクロと村の墓守をするだけだった。しかし、15歳になったフェリエラはクロと二人でテストを受け、見事王都への切符を手に入れる。
別れ際に祖父から貰った東方の刀を持って、フェリエラとクロは王都へと赴く。そこは、田舎で暮らしていた二人には信じられないような世界だった。見たこともない程お洒落な街並み、街の周りでは軍隊が未知の空飛ぶ機械まで使っている。
二人がそれらの物に目を奪われているうちに、馬車は宮城の地下へと入って行く。宮城で働けるかもしれないという二人の期待とは裏腹に、そこで待ち受けていたのは人間を食肉として加工するための巨大な工場だった。
フェリエラたちを引率していた兵士の話では、フェリエラたちは王都で働くためではなく、ここで殺されるために連れてこられたようだ。フェリエラとクロは、それを聞いて剣と魔法で抵抗を開始する。不意を衝いたせいもあったのか、フェリエラたちは宮城から逃げ出すことに成功する。しかし、抵抗する過程でクロが消耗しきってしまい、途中で出会った王都に住む少女の屋敷に身を寄せることになる。
二人はそこでクー・シー名乗る少女から食糧生産を上回ってしまった人口を支えるための食人の制度について説明を受ける。
少女自身も、軍でそれなりの地位を占める貴族だった良心が現体制に反対し、革命を起こしたために処分されるところだったという。
三人は、ひとまず少女の家で休息し、現状を知るために次の日に王都の街へと繰り出した。
そこでは、華やかな世界が広がっていて、しばらくは昨日の出来事を忘れて観光するフェリエラとクロ。だが、クーに連れられて行った食料品店で、平然と人肉が売られているのを目撃する。
それを見て、宮城に乗り込んでクーデターを決行することを決意する三人。だが、王都や宮城の警備は厳重で、なかなか宮城に侵入する方法が見つからない。
そんな時、フェリエラは王都に来る時に見かけた飛行機を使うことを思いつく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-21 22:36:42
92172文字
会話率:46%
小学生の主人公・佐藤祐樹の前に、ある日突然現れた謎の少女・ティアラ――。
身元もわからず、一切の過去も不明なこの少女は、ひょんなことから、主人公宅に居候することとなり、祐樹は彼女と共に思い出いっぱいの幼少期を過ごす。
しかし、小学校卒業も間
近に控えたある日、ティアラは自分が人工知能(AI)であり、異世界からの逃亡者であったことを打ち明ける。
戸惑う主人公の前に、突如として影のような追跡者が現れ、幼い抵抗も虚しく、彼女は元の世界へと連れ戻されて行った。
涙ながらにティアラの奪還を誓った祐樹は、それから数年間の研鑽を積み、逞しく成長を果たす。
そして、十七歳を迎えた夜。
ティアラが去り際に残して行った不思議な霊石の力を使って、祐樹は遂に異次元世界へと旅立つ。
――そうして辿り着いたのは、パラレルワールドと呼ばれるような世界。
祐樹の元居た世界とは別の運命を辿って、神の名を冠する特殊能力者によって占領された日本だった。
貧民街で出会った五人の少年少女からこの世界のあらましを聞き、ティアラが日本を占領し、果ては世界征服を企む能力者組織の持つ“最終兵器”であることを知った祐樹は、密かに革命を企てていた彼らと結託。
囚われの身となっているティアラを救出し、争いのない世界へと連れ帰ることを決心した。
……一方で、敵も祐樹の持つ霊石の奪取を狙っており、彼は壮絶な戦いの渦中にその身を投じていくこととなる。
次々と差し向けられる強力な刺客を、仲間たちと協力してなんとか退けてゆくも、遂には世界征服の鍵を握る霊石を奪われてしまい、事態は急転。
追い詰められてあとがない主人公は、五人の仲間たちと共に、決死の覚悟で、敵の本拠地であるタワーへと潜入作戦を決行する――……。
《ジャンル/SF異能力バトル》
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-11 19:24:56
467287文字
会話率:26%
遠くない未来、地球は侵略者「レムリア星人」の魔の手にさらされていた。数多くの都市が廃墟となり、おびただしい命が失われていった。長い長い闘いの末、地球を守る国際科学防衛軍〈ISDF〉の奮闘で、地球はこの危機を乗り越えた。レムリア星軍は地球を
去っていき、地球には安寧が戻ると思われた。
しかし、侵略者達は去り際、悪魔の置き土産「K-CORE」を残して行った。太平洋上の絶海の孤島に設置されたK-COREは恐ろしい怪獣を次々と生み出し、地球文明の全てを無に帰そうとした。これに対抗すべく、国連は解体される事が決定していたISDFの再編を決定し、その中から選りすぐりの隊員を集めたエリート部隊〈怪獣攻撃隊|MAS《メイス》〉が発足した。
これは、最新鋭の科学を駆使した装備を操るMASの戦士達の戦いの記録である。
これは後々投稿予定である連載小説の第1部に相当するパイロット版です。ここに寄せられた意見や感想を元に、本編を執筆していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-26 18:06:01
6333文字
会話率:52%
悪魔とは、代償と引き換えに願いを叶える存在。
悪魔はある時、錬金術師達に召喚された。
彼らが望むものを与え、悪魔は還って行った。
数十年後、悪魔は弱虫な刑事に召喚された。
そこで問われる悪魔の責任。
七つの罪を持つ人間に、不用意
に完全なる体を与えてしまった悪魔。
願いを魂と引き換えに叶えるはずなのに、なぜ錬金術師は生きているのか。
契約の奴隷である彼が何故そんなことをしたのか。
止まない事件の連発にしょっちゅうヒステリーを起こす女刑事をなだめる弱虫な刑事と悪魔のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-25 20:35:22
12061文字
会話率:47%
突如として地球を襲った隕石追突を期に発生した謎の生命体「アルビ厶」によって人類は滅亡の危機に陥った。そして、ついには日本は完全に陥落、それに続き次々と国家は滅び生き残った国民たちはエンバース(残り火)と呼ばれ各地に散って行った。日本のエンバ
ースである夏目伊織はそんななかアルビ厶に対抗する為の武器を手に日々戦う。人類存続のために・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-15 13:30:52
28716文字
会話率:38%
世界を二分する戦争から3年が経った。
元北側陣営の先遣隊隊長「ウルザ=リヴァニエミ」は主要国であるノーランド、中央商業地区で賭けごとに興じていた。幸運にも(いかさまで)勝ち、懐が温まった彼は酒をあおりながら小路の壁にもたれかかっていた。
そ
の彼に一人の商人が歩み寄り、奴隷商だと名乗り商品を勧められた。
面倒だと思いつつも冷やかしについて行った建物で、彼は一番奥、一人の少女がいる牢の前へと通される。その少女は南側陣営主要国ソルティエの王女だったと商人が語る。
自分の国に打ち負けたとはいえ、年端もいかぬ少女のぼろ布のようななりを見ていたたまれなくなった彼は少女の購入を商人に言い渡す。
戸惑う少女をウルザは手首を掴みながら引っ張って行った。
この少女を買ったことが原因で彼は北側陣営特務部隊に追いかけられることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-07 00:20:43
990文字
会話率:5%
小さい頃。母に隠れて父はこっそり俺を迷宮に連れて行った。目の前に広がったのは草原や高野。獰猛なモンスター。ひたすら踊っているモンスターなどを見たりした。数少ない幼い頃の冒険の記憶。しかし、それだけで俺を虜にするのには十分だった。俺は求めた。
三つの宮殿に眠る最高級のドロップ品とスキルカードを。絶賛家出中の皇子は美しい女性と出会った。彼女は奴隷でしかし、ある国の姫で……。時に冒険。時に人助け。そんな気紛れ皇子の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-23 20:00:00
43201文字
会話率:13%
とある企画物でした。
ではあらすじ。
誰もがあこがれる田中君、彼と付き合いたいと思う女子は沢山いるが
彼は異常に鈍感なのだ。これは彼へのアタックで散って行った
女たちの記録である。
最終更新:2014-02-21 02:09:28
3068文字
会話率:19%
主人公は特殊能力をもったやつだった。ひょんなことから生首を追いかけて走って行ったハラハラドキドキの連載小説です。
最終更新:2014-02-18 21:34:33
309文字
会話率:0%
アパートの隣室の住人だった少女が、今日の昼ごろ出て行ったらしい。
私はそのことに違和感は覚えないまでも、感傷的な気分にならざるを得なかった。彼女にもらった折り鶴がそこにいるから。
最終更新:2014-02-15 04:13:00
1925文字
会話率:14%
クリスマス・イブ。恋人が出て行ったその日に、春子の前に現れた男の背中には黒い翼が生えていた。男は弱々しげに言う。
「――悪魔です、すみません」
「ちょうどさっき、部屋がひとつ空いたのよ」
この部屋にひとりでいたくない。相手がだれであって
もかまわない。そう、たとえ悪魔だとしても。
ニックは呆然と春子を見ていた。まるで悪魔に魅入られた人間のように。
心優しい悪魔と、過去を隠して振る舞う気の強い女。
奇妙な同居生活が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-08 21:14:22
80510文字
会話率:31%
ゴールデンウィークの騒動から約1か月後。聖セルヒオ教会はすっかり宇宙人のシェアハウスとなっていた。そんな中、ガヴィ=アオンが武藤虎徹の下に伝言として現れる。
言われるままに教会に着いて行った虎徹は、スフィーのおつかいで宇宙に出ていたメリ
ッタ、プシケ姉妹からアペイロンが殺し屋のヴァルコクルスに狙われているという情報を掴んだ事を聞かされる。
殺し屋ヴァルコクルス――宇宙一の狙撃者と恐れられ、その射程距離は40万キロ。しかもその威力は絶大で、時には目標を星ごと消滅させる事もあると言う。
そんな相手に対抗するには、宇宙格闘術の奥技「宇宙廻し受け」しかない。だが今の虎徹は、肝心の宇宙廻し受けをまだ会得していなかった。
ヴァルコクルスが地球を、アペイロンを射程距離に捉えるまであと12時間。
(カクヨムにも投稿してます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-02 15:36:36
69424文字
会話率:46%
今回は、露天風呂とディナーがウリのペンションで、休暇を過ごす事になった、探偵と助手。
勿論、助手が行きたがったんでしょうね。
そして、嫌がる探偵を無理やり、根性で引っ張って行ったはいいが・・・・。
最終更新:2014-01-24 12:00:00
10416文字
会話率:31%
半透明でぷかぷか浮かぶ私に、足元に転がる自分の身体。どうやら、私は幽霊になってしまったらしい。途方にくれる陽菜子を見つけてくれたのは、琥珀色の目をした霊感少年だった。彼に連れられて行ったお店で出会ったのは、風変わりな店長さんで……。美しい尾
裂狐に、おしゃべりなつくも神、季節外れの雪童子。ちょっと不思議な陽菜子の日常を覗いてみませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-22 00:04:13
58596文字
会話率:28%
美をこよなく愛する主人公『今野勇太』は幼馴染の彼女を助け、高い橋の上から落下して行った……しかし彼女は、笑顔で見送る勇太の後を追いかけて飛び込んでしまう。二人が落ちた先は、美少女ばかりの国。人気子役並みに可愛い『前唐教子』に冒険者になる事を
勧められた勇太達は、その国に伝わる偉大なる? 予言を頼りに魔の大陸を目指して歩き始めた。はたして、彼等の運命やいかに……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-21 21:05:41
693336文字
会話率:34%