合理主義者が織りなす謀略系ダークファンタジー「サイコパス?違うな、私はただの社畜だよ」
全てが高スペックのエリート社畜、彼が転生するとどうなるか――勇者として?どこかの貴族として?違います。転生先は悪の組織の大幹部です。
彼が上司から受けた
最初の指示、それはとある学園の主席となることだった。
極上の悪意と最高の勘違いが人生を狂わせる。
※この小説に王道や正義感を求めてはいけませんので、ご理解いただけると助かります。
【変人の世界にようこそ】
転生?転職?した先は邪教徒の大幹部。
30代半ばのエリート社畜、彼は死んでも尚ブラック企業(邪教徒)に就職する事となった。
給料は最高、拘束時間も悪くない。……しかし、その業務内容がひたすらブラックだった。
本社勤務を目指して日々活動する彼、その目的は後方勤務、夢のデスクワーク、安心安全な邪教徒ライフ。
感想くれたら、更新スピードが1.5倍になります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-11 21:45:46
456322文字
会話率:16%
私雛沢可憐は召喚術士(サモナー)として異能学園華菊学園人数入学してきましたよー!
沢山の同級生や先輩後輩達と日常を送ったりテストに苦しんだり楽しい日々を送って行きます!
恋愛ありバトルあり悪役令嬢あり!?のバトルラブコメディ!
最終更新:2021-12-06 19:49:36
14020文字
会話率:79%
10年前に発売された「Unfinished Fantasy Online」。
最先端の技術を集結したこのゲームのおかげで、様々な世界のVRMMOが発売されていき、その内「Unfinished Fantasy Online」の世界から他の世界
へと移っていく人が増えていき、「Unfinished Fantasy Online」の世界は10年で終焉を迎えた。
その最後の日に、この世界の最初から最後まで見てきた主人公、ヴァルダは自分の全てを捧げてきた世界を惜しみつつも楽しんだ。
数少ない友人との会話、自分の全てを捧げていた「世界」を見る。
そうして最後の瞬間を待っていた時、睡魔に襲われてしまって寝てしまったヴァルダが次に目覚めた時……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 16:00:00
1255064文字
会話率:27%
タイトルだけの見切り発車だった3本目
最終更新:2021-11-30 23:20:44
1968文字
会話率:40%
ふと思いついた三部作の1本目
最終更新:2021-11-30 23:12:13
3046文字
会話率:50%
主人公ユウは、異世界転生した、魔法終末期で、魔法学園の生徒会長リリスと、人類存亡の危機を対処するために、学園生活をしながら、仲間と旅をしたり、時には、ラッキースケベな事にもなりつつ……。エロ萌え終末期魔法ストーリー始まります。
最終更新:2021-10-31 17:00:00
88317文字
会話率:59%
魔法遣いアークは勇者一行と魔王を倒す旅をしていたが、無能ゆえに、濡れ衣を着せられ勇者にボコボコにされてしまう。倒されて目が覚めた時に、モンスターに拾われたが、女の子にしか見えない。どうやらモンスターは擬人化されて人に見えるようだ。マーダ神殿
にて魔物使いに転職し、打倒勇者を目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 13:00:00
5803文字
会話率:65%
全世界同時に突如として現れた様々なサイズの漆黒の沼は近くにいた生物を触手で捕食し始めた。
沼が出現してから六時間後。世界が対策を練っている間に一つの沼が光り輝き消滅する。その場に残されたのは取り込まれた生存者たち。
事情聴取の動画で魔法
の存在が知れ渡ると都心部の民間人は一斉に沼の位置の情報を求め、魔法を我が手にと暴徒と化す。
そんな矢先、高校二年生の学生。天鐘通(あまがねとおる)は雨降る中コンビニへ向かう途中に偶然にも漆黒沼を発見してしまう。
これ良しと、騒ぎに乗じて作られた「ダンジョン沼の秘密」といった怪しげなサイトに沼の位置情報をオークション商品として出品する天鐘。
購入が確定し振り込まれた金額は学生には身に余る億単位の大金。あまりの金額にやってしまったと後悔した時、四肢を拘束され沼に引きずり込まれてしまう。
沼の内部は生存者の証言通りのダンジョンだった。
慎重深くダンジョンを進み初のモンスタースライムとエンカウント。偶然持ち合わせた雨傘でスライムに触れることなく核を壊すと天鐘の体に人生で経験したことのない感覚が襲い、レベルアップを果たす。
そしてレベル2になった天鐘に念話が囁いた。「スライム召喚」をその身に授けると。
スライムは無事召喚され天鐘がプルと命名。軽いスキンシップをしてる最中に異変が起きた。
突然プルが変異覚醒。シークレットスキル『封印されし多重核機能』の開放に成功すると、天鐘はこれをきっかけにダンジョン秘蔵情報と秘密技能を次々と手に入れ、次第に頭角を現すようになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 00:00:00
312365文字
会話率:44%
「信者獲得のために今まさに情報戦の技能を収めるべし!!!何々・・・?ツイホウザマーなるものをすれば人気絶頂信者獲得間違いなしとな…!?」
とある狐の神様の勘違いにて追放と言う破門をくらい縁も縁もない辺境(異世界)に飛ばされることになった哀
れなフテン狐の未来はいかに!!!
一方近代ナ―ロッパの帝国に住む商家の旦那様が一人で考え込んでいた
「遠目からは小イノシシでも死んでいると思ったが…こいつは新種のフォックスか…?」
ボーイミーツガールならぬガイミーツフォックス…こうして哀れ追放狐とそれを拾った商家の旦那様はどうなることやら
――――
主人公が妖狐なので人化要素がそのうちあります
しかしながら深度5を超える生粋のケモ体系フェチのケモナーの方には申し訳ありませんが作者のケモナーレベルは深度1のためこの作品のケモミミ達は耳と尻尾のみ生えたケモミミですのでお気をつけくださいませ
なお追放を宣言した狐っ娘が今後の展開次第で可愛そうな目に合うかも知れませんのでご注意ください…ええ、これも追放ざまぁの悲しき定めなのです…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-22 19:55:50
15117文字
会話率:59%
※この作品は「ブレイドスキル・オンライン ~ゴミ職業『サモナー』で最弱武器『弓使い』でクソステータス『幸運値極振り』の俺、いつのまにか『ラスボス』に成り上がります!~(n3398fz)」の二次創作小説です。原作者馬路まんじ先生より許可を頂い
ております。
まんじ先生、心が広いぜっ!
※所々似た文があるのはパクリはありません。オマージュです。(などと供述しており(つまりパクリですね))。
アウトだったら修正します。
原作キャラとの絡み今のところ皆無です。
無理と思ったならばお静かにブラウザバックお願いします。
ジョブ、武器、スキル、アーツ、実績、クエスト全て、勝手に考えました。モンスターとダンジョンはそのまま。
ワールドニュースでどのあたりの時間かお察しください。最初はずらしてたけれど私が混乱したのでやめました。
×以下あらすじ。×
勉強漬けの毎日で目の死んでいる主人公・桜花は、現実逃避で逃げ込んだVRMMOの世界で気ままに暮らしてみるのも面白いんじゃないかと思い立ち、ヨクラートルという名でゲーム空間に降り立った。
「なんか気楽そう」との理由で『バード』のジョブと『楽器』を手にし、ふらりと冒険を始める。
魔王やガバガバな運営達に戸惑いながらものんびりと旅をする、そんな自由気ままな冒険日誌である。
――の予定だったが、どうしてこうなった?
×
『……私もブレスキ世界で吟遊詩人っぽいのやってる人の話でも書いてみようかな……(ごろ寝』
という私のツイートを、まんじ先生にリツイートされてもらったから始まったお話です。
まんじ先生に見つからなければそのまま没にしようかと思ったけれど、見つかってリツイートされちまったもんだから書くしかねェよなド畜生。
――って感じなので更新速度はお察しください。
一応、本編を雑に追っかけながら気ままに書いてみようと思います。
などと、色々言ってますが、リツイート、嬉しかったです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-21 11:02:12
53747文字
会話率:28%
【バトって!モンスター】というゲームコラボイベントがやりたくて新作VRMMOを購入した主人公。
コラボイベントだけやるつもりだったが、いつの間にか最強になっていて.....
新作VRMMOのタイトルすら知らないサモナーの主人公は、
コラボ
イベントを終えた時、トップのプレイヤーになる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-20 15:32:54
3161文字
会話率:24%
ダンジョンが出現した世界の現代日本で、仲間と共にダンジョン攻略に勤んでいた粕谷富嶽は、ある日パーティーから追放されてしまう。
有り金を全て叩いて、唯一持っているスキル【見習い召喚術】に注ぎ込んだ結果、なんとスキルが進化して【ガチャ】に!
召喚される異世界の美少女、そして規格外の装備! 大いなる力を手に入れた富嶽はダンジョンに潜り、世界を救う戦いに挑む!
だが彼は気づいていなかった。世界を蝕むダンジョンの真実、社会を取り巻く人間のエゴ、そして己の力の見えざる代償に……。
これは責任と代償、大いなる犠牲と少なからぬ救いの物語。
物語の行く末を丸ごと運に任せた狂気のファンタジーが幕を開ける!
【作中のガチャは作者が100面ダイスで決定しております!】
UR 1.00%(1)
SSR 4%(2〜5)
SR 15%(6〜20)
R 30%(21〜50)
N 50%(51〜100)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-19 15:43:40
249473文字
会話率:47%
主人公がケモノ達と最長していくほのぼの系(?)物語
キーワード:
最終更新:2021-10-14 23:25:20
1789文字
会話率:4%
現代に突如現れたダンジョンに世界は大混乱に陥った。
だが十数年で安定し、ダンジョンを探索する人【探索者】という職業ができ、その専門の高校もできた。
その高校の入学条件は、高ステータス・有能スキル・ユニークスキルのどれかを持つ者が入学でき、主
人公は「カード召喚」というユニークスキルを持っていたので入学できたが、スキルの使い方がわからずステータスも最低値なので、高校でいじめを受けていた。
それで高校を辞めようと実家に一度帰ることにしたが、実家の自分の部屋がダンジョンと化していた。
そしてそのダンジョンに潜っているうちに「カード召喚」の使い方が判明して、周りを見返していき、そして最強の探索者を目指して行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-13 12:00:00
22234文字
会話率:40%
異世界行ったらやり直す?もう一回始めるドン?
いや、違う。そうじゃない。人間は過去に戻れないし、人生も一度きりしかない。
だがしかし!そんな事は知っている。十二分に存じ上げているのである。
それでもなお!やめることができないのが、ゲームなの
だ!
この物語は、そんな現実と2Dのはざまに揺れる主人公が、
ゲームと、そして、一緒に過ごす人との出会いを通じて成長していく、
そんなものがたり。
※週1回程度でのんびり更新予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-03 16:29:54
38566文字
会話率:52%
2025年9月、地球になぜか沢山のモンスターが現れるようになった。
主人公櫛山仙斗は魔物を一番最初に倒した恩恵で特殊スキルを授かることになった。
魔物を倒し、レベルアップする、そんな社会、一部の人間は妄想したことが何度もあるはずだ。
チート
で最強になり、ハーレムを作る。
サモナーになり、伝説の魔物を使役する。
いろいろな形の妄想ができる、そんな平行世界の地球。
……………………だが、世界は甘くなかった。
体育会系の嫌ないじめっ子、面倒くさい老害、貧富の格差、障害者、犯罪者、キチガイ、そんなものがスキルを手に入れるだけで解決されるはずがあるか?
いや、そんなの不可能なんだ。
でも、人類は歩みを止めない。過去なんか一時的に忘れてやる、この世界を変えるその日まで……………!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-30 22:05:42
1811文字
会話率:25%
「アペディオン」という剣と魔法の世界。
そこに亜人を率いて覇を唱え世界征服を企んだ「魔王ミゲル」がいた。
【万魔の魔王】と呼ばれた彼は千を超えるモンスターを召喚し、数万の部下を指揮して広大な地を平らげていく。
しかし彼はまだ戦いが続く最中、
突然に姿を消してしまう。
指導者を失った魔王軍は後退を余儀なくされ、狩られ奴隷などに身をやつすようになった。
――それから300年の月日が流れ、亜人は人間たちに怯え隠れ住むのが当たり前になった頃、物語が再び始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 19:00:00
99739文字
会話率:44%
高校二年生の直安は授業が終わり帰宅途中にいきなり意識を失う。
目覚めたそこは異質な密閉空間で同じ学園の生徒たちが3人倒れていた。
彼らのポケットに入っていたのは不思議なボード。
そしてそこに表示されるのはまるでゲームのような自分たちの『ステ
ータス』。
美少女なのに傲慢な『プリースト』、大きい体の臆病な『ガーディアン』、何かを隠している『シーフ』。彼らと共に『サモナー』になった直安は『何でも願いが叶う』と言われるダンジョンの最奥へと目指すことを決める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-17 21:00:00
132267文字
会話率:36%
最弱モンスターであるスライムしか召喚できないクレムは、奴隷としてこき使われるだけの日々を送っていた。
そんなある日、クレムはその弱さを見限られダンジョンの奥地で捨てられてしまう。だがそこで手に入れた『祝呪の鍵』により、彼の隠された力で
ある【無限スライム】が覚醒した。
1人1体までという召喚のルールを逸脱したクレムのスライムは、際限なく、個体数を増やせるようになったのだ。
しかし、同時にクレムは知ることになる。『祝呪の鍵』がただの強化アイテムなんかではなく、「その時考えていた望みに少しでも反した行動を取れば死に至る」呪いのアイテムだったことを。
そう。奴隷として死ぬ寸前だった彼は、力を得る際「国中の人間を跪かせ足蹴にしてみたい」というどうしようもない望みを持ってしまったのだ。
望みを叶える以外に解呪の方法はない。クレムは全てを受け入れ町へと繰り出す。
「おい、なに奴隷が堂々と道歩いてんだ。どけ」
「それはこっちのセリフだ」
「は?」
「てか今すぐ跪け」
「……ふぁ?」
これは、自身の命と引き換えに全ての逃げ道を失った少年が、"S級"の呪いに導かれ成行で下剋上を果たしてしまう物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-18 01:31:47
15419文字
会話率:51%
異能力。特殊能力。そう言った物が二次元にしかないと思っていませんか?
これは、サモナーと呼ばれたことのある俺が、自分の特異体質によって起きる異世界との交友を綴った読み物です。
これをフィクションと捉えるかノンフィクションと捉えるか、それはあ
なたしだい。
きょうのでんぱのアーカイブもあるよ。
ーー 以下は無断転載対策文章ですので、お気になさらず。 ーー
作者:ぷちミント
初回投稿日:2018年 02月06日 20時23分
「小説家になろう」にて掲載中。
無断転載を固く禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 17:13:44
23459文字
会話率:12%
対怪人組織に所属する倉沢直樹は、ちかごろの怪人 シグマドの強化に疑問を持ちつつ、日々それらと戦っていた。
時を同じくして姿を見せた、金色の戦士との因果関係を探りながら。
そんな或る日、彼は数々の思いもよらない出来事と遭遇する。
これは、
悲しき悪夢に立ち向かった、
異界を繋ぐ緑の光に導かれた、戦士たちの物語である。
てんまが撃ち、和也が走り、オ嬢が斬り、カグヤが殴り、ディバイナが放つ!
冬仮面ヒーローコラボ映画、そしてニチアサリスペクト祭りで送る、
ぷちミントセルフクロスオーバー、ここに開戦!
ーー 以下は無断転載対策文章ですので、お気になさらず。 ーー
作者:ぷちミント
初回投稿日:2021年 01月25日 20時56分
「小説家になろう」にて掲載中。
無断転載を固く禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-06 18:11:20
114705文字
会話率:40%
バレンタインデー、思いをつずってあの人に手紙を書こう。送り先は神様です。
ただのポップな自虐ネタ、お楽しみいただければ幸いです。
なお、このやりとりはフィクションである。
ーー 以下は無断転載対策文章ですので、お気になさらず。
ーー
作者:ぷちミント
初回投稿日:2019年 02月15日 00時42分
「小説家になろう」にて掲載中。
無断転載を固く禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-15 00:59:03
8018文字
会話率:40%
【サメを讃えよ】「お前、船降りろ」と唐突に孤島に置き去りにされた落ちこぼれ召喚士フィンは、偶然出会った人魚アリアによってZ級シャーク・サモナーに覚醒する空も飛ぶし、砂漠も泳げるし、頭が2つになったりもする、そんな様々なサメを使役できるように
なったフィンは、仲間を集めて伝説のダンジョン《ルルイエ》攻略と彼を狙う秘密教団の壊滅を目指す。海賊だろうと、メカシャークだろうと、ゾンビだろうと、邪神だろうと、邪魔するヤツは全部メガロドンに喰わせちまえ! でも、チェーンソーだけは勘弁な【サメを讃えよ】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 17:32:55
45830文字
会話率:36%
幼馴染が、片思いの野郎と付き合いたいがために、俺を生贄にしやがった。
そんな理由で俺は異世界へ転移して性奴隷となった。
まぁ、そのおかげで脱童貞も出来たし、異世界チートの代名詞であるレア固有スキルも持てたし……。
あれ? 俺って、いろい
ろ酷い状況の割には、結構……楽しんでいる!?
もしかして、本当の固有スキルって……。
そんな訳で、主人公が明るく楽しく異世界で、ほのぼのと暮らす物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-21 08:47:20
209231文字
会話率:31%
怪物との戦争が繰り広げられる世界。
そこでは、戦いに勝利する力こそが絶対と信じられていた。
直接的でも、間接的でも、怪物を倒せる者にこそ価値があったのだ。
召喚術師のセイルは、日々聞こえてくる血なまぐさい話題に、心の底からうんざり
していた。右を見ても、左を見ても、世間の関心は戦争一色。いかに早く怪物を撃退できるか。いつ自分たちの生活に平和が訪れるのか。そんなことばかりである。
しかし、実際に戦うのは戦闘訓練を積んだ騎士や魔術師だ。学徒であれば学院に通い、敵を殺す方法を学んでいく。多くの者が戦うために生き、命を奪うことだけを目標にしている。
そうやって散っていった命が、いったいどれほどあっただろうか。
それがセイルの抱えた憂鬱だった。
自分も魔術師ならば、戦いに身を置くべきなのだろうか。そんな考えさえ出てくる始末だ。
しかし、実際のところ、セイルに戦いを期待するものなど誰もいない。
彼は、戦場はもちろん、模擬戦の場であっても、公的な勝利実績がないのだ。
勝率ゼロパーセントの落第術師。それが世間的なセイルの評価であった。
けれど、彼の本当の姿を知ったなら、その評価を改めることになるだろう。
いまや戦場の伝説にさえなっている存在――獣王。
その正体こそが、ほかの誰でもない、セイル自身なのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-13 21:35:14
51214文字
会話率:41%