セイラムは美しい少女だった。
けれども、すらりと伸びた背筋に、長い黒髪の彼女を美しい女性ではなく美しい男だと思う者達も多い。
そんなセイラムは、どこか秘密の多い友人のヴィネアに微かに心を揺らしながらも、自分の魂の前歴となる美しい男にずっと
叶わない恋をしていた。
静かな日々は、とある事件と共に一転してしまう。
翼を持つ追っ手と、セイラムの前歴を巡る秘密に隠された嘘。
そのどちらが、セイラムを破滅させるものなのか。
稀なる魂の残る写本を蒐集する高貴な獣達が、誰にも知られずに密やかに生きる世界。
これは、とある世界から姿を消した美しい竜を巡る、一人の少女とその少女を愛した困った生き物達の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-14 16:01:33
143166文字
会話率:30%
私が手術のため入院した時に体験したことがもとになっています。
病院で遭遇するのは背筋が凍るような恐怖体験、だけではないんです。
不思議な怖い事もあるんです。
あの笑顔・・今でも覚えていますが、どこかで見たような・・気もします。
最終更新:2019-07-11 18:13:12
2988文字
会話率:17%
僕は、高校二年の夏に入院した。
その夏にあった、とても不思議で背筋の凍る話・・・
最終更新:2019-07-05 09:22:14
1261文字
会話率:17%
彼の名前は上沼蛇尾。
特徴のないただの男だった。
職場にも同僚にも恵まれ、幸せというほどではないが、不自由なく暮らしてた俺は、不慮の事故でこの世を去ってしまう。
死んでしまったと思っていたら、不思議な空間におり、真っ暗闇へと放り投げ出され
てしまう。
目を覚ましても真っ暗闇。手足を動かそうと思えば……。
「って!手がねぇ!!」
やっと真っ暗闇から抜け出せたと思ったら、そこは薄暗い森の中。
手足のない体で、長く綺麗に背筋を伸ばし、自分の体を見てみると……。
「俺!蛇になってるぅ?!」
これは、1人の男が不慮の事故により蛇に転生する話。産まれたての彼には厳しい自然の世界。
四苦八苦しながら食らいつき、強くなっていく。
そしてしばらくして現れたのは、謎の魔法陣。
今後どうなってしまうのか、それは最後までわからない。
※人外転生※俺TUEEEE無し※チート無し※ハーレム?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-31 16:53:40
37455文字
会話率:41%
現実世界で筋トレに励んでいた須田タケシはある日川に溺れている子供を助けようとして自分が溺れ死んでしまう。
肉体を失い魂の存在となったタケシに救いの手が差し伸べられる。それは異世界の戦乙女。
再び肉体を手に入れる代わりに異世界のエインヘリアル
として転載しその鍛えた肉体を王「オーデン」のために戦士として使役されることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-07 22:00:00
2197文字
会話率:34%
無機質な音が屋敷に響く。それは何の音だろうか。考えるだけで背筋に冷や汗が伝う。今度は俺の番か?
だが俺はちゃんと全てのルールを守ったはずだ。
最終更新:2019-04-30 18:00:00
3317文字
会話率:19%
背筋が、弱くなった気がする。
最終更新:2019-02-18 04:00:00
740文字
会話率:0%
塾に宿題に友達付き合い。忙しい小学校生活に疲れた赤木文香は塾の帰り道、一人夜の公園で座り込んでいた。
「こんばんわリトル・レディ。こんな時間にお散歩かね?」
その時出会ったのはいたずらっ子のような笑みを浮かべた背筋の伸びた初老の男。自ら
を「悪い男」と称するその男との出会いは文香の人生の転換点となるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-22 20:58:28
18510文字
会話率:31%
外はもうすっかり暗かった。ムッとした風が僕らを熱心に誘っている。涼しいコンビニから出てきたものだから、その勧誘はますます強烈に思えてきた。絡みついてしがみついて、何がなんでも離れない。そんな心意気を感じるくらいだ。
「うーん、解放感!」
――それなのに隣の彼女は、やけにすっきりした表情で背筋を気持ち良さそうに伸ばしている。何だかな。あまりにも幸せそうで、僕は思わず毒気を抜かれてしまった。
※自サイト『ゆらり』より転載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-05 09:28:08
1384文字
会話率:58%
「果たしてこの作品は児童文学だろうかと考えたとき、YA(ヤングアダルト)にするにしても、やはり無理があるように思えてなりませんでした」(――第59回講談社児童文学新人賞選評より)
第59回講談社児童文学新人賞最終選考作が早くも小説家にな
ろうに登場。
「『ごん狐』を読んだあなたの感想について、正しいものを選びなさい」
放課後、誰もいない六年一組の黒板に記された国語の問題文。
――「自分」の感想について「正しいもの」を選ぶ?
背筋を凍らせながら黒板に解答を書いた真名は、教室の地下へと吸い込まれてしまうが――。
* * * * *
補記① 作中の新見南吉「ごん狐」(初出1932年「赤い鳥 復刊第3巻第1号」)の引用は青空文庫【底本:新美南吉童話集(岩波文庫、1997年7月15日第2刷)】に依る。
補記② 作中の『学習指導要領「生きる力」』の引用は、2017年(平成29年)3月改訂版の「小学校学習指導要領」(文部科学省)に依る。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-12 19:19:34
55200文字
会話率:47%
司と潤が部屋で目覚めると、世界が10年前に巻き戻っていた。
大学生をもう一度楽しめる!と手放しで喜べるほど薔薇色の大学生活を送っていたわけでない二人は、迫り来る暗黒の社蓄生活から逃れるため人生逆転を目指す事に。
案外上手くいかない2周目の大
学生活に四苦八苦しつつも、二人の進撃はじわじわ進む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-30 22:27:25
40456文字
会話率:51%
学校の屋上を根城にする奇特な少年、修治。
ある日彼は、思いつめた表情で屋上に現れた少女に声を掛けた。
たったそれだけのきっかけで始まった付き合いに、少女は依存し、少年は不器用に応える。
自覚してか無自覚にか、裏に目論見を抱えたまま――。
自殺願望を持つ少女とスレた少年が紡ぐ、切なくて少し背筋が冷える歪んだ青春ラブストーリー。
※この作品は、コミックマーケット86にて配布した大学文芸部誌短編集にて掲載していただいた作品です。(著者名は別名義:青海蒼汰)
※「Script少女のべるちゃん」にて、同一シナリオのノベルゲームを公開しています。(作者名は別名義:あおみー)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-15 16:00:00
10679文字
会話率:48%
貴族の中でも強力な権力を持つエヴァンズ公爵家の一人娘、イザベラは淑女の鑑でこのアルメリア王国第一王子クラウスの婚約者だ。彼女の一方的な愛の告白によってその強大な権力が動き王子の婚約者に収まったというのは有名な話で、けれど誰もが彼女を恐れて逆
らわない。その魔女のような真っ赤な瞳で見下されると、皆あまりの恐ろしさに背筋が凍った。
そんな彼女には、学園の長期休暇に王都から離れた領地に毎回ダッシュで帰ってしまうという謎があり、領地に秘密の恋人がいるのでは…と噂されていた。
だがそんな彼女は実は───ドがつく程の大のイッヌ好きで………
領地に置いてきた飼い犬たちに会いた過ぎて、早く婚約破棄されて領地に帰りたい令嬢の話。顔が怖い。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-11 06:00:00
195267文字
会話率:41%
見渡す限り……違う。
この星の全てだ。そのすべてに背筋が凍るような感情が蔓延していた。
いうなればこの世界はディストピア
――だった。
誰が始めたかも知れない戦争……いや、そうじゃない。誰かではなく世界中の人々が望んでそれを起こし、
自分たちの生きるという存在意義をないがしろにしていた、はずだった。
それがどうした。汚染物質の雲で覆われていた空は快晴。いつの間にか心地の良い風が頬をやさしく撫でてくれる。
荒れ果てるだけ荒れ果て、超巨大ミキサーでホイップされて歪んだ土地も、今や見事に育った木々が並び立つ。
あっても無かったかのように存在感の消えていた生態系も小鳥のさえずりを聞けば戻ったのだろう。
あの毒の雨の中生きていた個体がいたのか、やはり生物は侮れない。
つい和んでしまうような陽気。全ては夢だったのか? いや、そんなはずはない。
お前も覚えてるだろ。
そうだよな。あんなもの忘れるわけない。今更夢でしたなんて言われても、今のこの状況を夢と信じて疑わない方が容易にできる。
『愚かな……否、訂正しよう。貴様らが作り上げた地獄の日々、愉快だったか? 人間』
なんの声だ? ……ん? 違う。声じゃない。声は聞こえていない。
『くだらない日々にさよならを言え、人間。これからの貴様らの生は吾輩が利用する』
聞こえてはいないのに、言われた。どういうことだ。
『焦らんでもよい。貴様らは全てを理解する。誰一人例外無くな』
……ああ、なんとなくわかった。それをすればいいんだな。
『さあ、この吾輩が直々に試練を与えてやった。誰よりも早く、何よりも早く試練を超えて吾輩の元へ来い!』
じゃあ、そっこーでクリアしてやろうじゃねーか。
「行くぞ、一華!」
――そうして始まった試練をとある少年と一華という少女は、瞬く間にクリアしていった。
そして、少年と少女は始まりの地点となる最後の試練に向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-25 13:37:06
311495文字
会話率:56%
白河夜船: 知ったかぶりをすること、または、ぐっすり眠り込んで、何が起こったか知らないことのたとえ。(コトバンクより転載)。
二十歳の誕生日前夜、私は叔父の車で「夜釣り」に連れて行ってもらった。家の者には行き先も告げずに行う、叔父の家の儀
式めいた伝統だ。あれ程背筋のぞくりとした夜は、後にも先にもあの一夜だけだった。
それから三十年、私は息子にだけこの秘密を語り継ぐことにした。奇しくも、私の誕生日の晩の事であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-20 14:00:00
8076文字
会話率:30%
ヒーローとヴィランがいる世界で、昔、世間を沸かせた背筋が凍るほどお綺麗なヴィラン兄弟がいた。彼らはギャングでカジノのボスと右腕だった。仲が良くて、少し狂っていて、やばくて恐ろしい悪いやつら。
そんな彼らがヴィランにされてから死ぬまでの少しの
間の話。
注意
残酷な描写とあとはっきりとは描写していませんが、女性とのあれこれの描写があるので、R15にしてます。
あと、BL臭がするかもしれませんが、決してそういった意図ではなく、彼らが面白がってそう見せようとしているという体なので、違います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-03 20:00:00
144498文字
会話率:48%
もうずっと昔のこと、私が子供の頃暮らしていた田舎町で体験した不思議な出来事のひとつです。
さほど怖い話ではないかも知れませんが、熱帯夜に背筋を冷やしていただければな、と。
最終更新:2018-07-20 03:11:07
5973文字
会話率:22%
「ずばり、裏観光。ジャック・ザ・リッパーって知っているか?」
これは僕の背筋が凍った怖ろしい話。
最終更新:2018-06-23 09:24:40
1764文字
会話率:24%
平凡な高校生の間野司は自分の面倒くさがりな性格を改善するために、毎日腕立て、腹筋、背筋を一万回ずつ行った。
その結果、司の体は筋骨隆々になった……わけではなく、今までと変わらないまま。代わりに、司の周りでは怪奇現象が発生するようになる。
あ
る日、司が目の前に現れた真っ白な扉を開けると、その先には賢者の少女がいた。少女は司の存在が筋トレによって高まりすぎたことで、世界がそれに耐えられず、崩壊しかけていることを伝える。
世界崩壊を防ぐため、司は少女のいる世界に転移することに決めたのだった。
高まった存在を圧倒的な防御力として手に入れた司の異世界生活が始まる――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-21 22:39:24
40041文字
会話率:46%
もし、ギリシア神話の神々が人間に転生したら。これは、そんな彼らの日常と青春の物語。
炉の女神・ヘスティアの魂を持つ明日香は、かつてヘラであった友、結衣の起こす騒動に巻き込まれながらも平和な生活を送っていた。
ある日、明日香のクラスに黒川
仁という一人の少年が転入してくる。市内の図書館で、彼の本を返したことが縁で仁と関わることになった明日香は、帰り際、冷たい眼差しでこう問いかけられた。
「ゼウスの雷霆、ポセイドンのトライデント、ハデスの隠れ兜はどこにある?」
それは、ギリシアの先住民、ティタン族との間に起きた戦争、「ティタノマキア」で活躍した三人の武器の名だった。
背筋が凍るのを感じながら、それを聞いてどうするのかと明日香が聞くと、仁は淡々とした口調で告げた。
「ティタン族を再興し、再びこの世界の支配者となる。それがクロノスの願いだ」
この一言を皮切りにして、明日香達、神の魂を身の内にもつ者たちは、再びティタン族の魂をもつ者と戦うことになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-26 19:08:05
15805文字
会話率:33%