王女は「緑色の液体」が入ったコップを部屋に飾り、いつもそれをのぞきこんでいる。侍女はそのことに対し疑問をいだく。しかし、王女がそのような行動をするのには深いわけがあり……
最終更新:2022-11-22 23:00:00
606文字
会話率:10%
長い間考え続けていた事を文字に起こす
これで納得できるだろうか
キーワード:
最終更新:2022-11-20 11:13:39
4693文字
会話率:0%
「それ」はわたしから皮を剥ぎ、わたしになった。残されたわたしは液体になり、人間ではなくなった。停滞する命、生まれる命、死ぬ命。ぬけがら。眩い光。
最終更新:2022-10-03 00:15:13
28730文字
会話率:11%
町の小さな定食屋さんの娘、春畑香澄。料理もお菓子作りも大好きな香澄は、店の手伝いをしながら高校に通っている16歳。いつものように仕込みを手伝っていると、突然謎の生き物が現れて紫色の煙に包まれる。おたまを手にしたまま転移した先は、吸血世界だっ
た。
黒と赤の宮殿におたまを持ったまま立っていた香澄は、気だるそうな一族の王、レイと出会う。吸血鬼が暮らす王国では、吸血鬼は何もせず永遠の時間を嘆いているだけで、だるそうにしているのがステイタスなのだという。彼らの食料は、領地に生えているブラッディツリー。黒い不気味な樹の幹に長い爪で傷をつけ、真っ赤な樹液を吸って暮らしている。
血を飲むことはある時期をのぞいて禁じられており、爪は木の皮を剥がすために伸ばしておかなくてはならないものなのであった。しかし、長い爪のせいで吸血鬼たちは細かい作業ができず、精霊の力を借りなくては暮らしていけない。樹液に飽きて食欲のないレイの為に、香澄は連れてこられたのだった。
液体を主食とし、食べる楽しみを知らない吸血鬼たちに香澄は料理を作ることを提案するが、吸血世界は、かすみに退いた世界とは素材や材料が全く違う。転移した際に持っていたおたまを撫でると、元の世界の調味料と素材が現れる。精霊の力を借りながら、ブラッディツリーの樹液と食材を使って料理を作りはじめていく。できあがった料理は、不老不死の吸血鬼にも変化をもたらしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 08:26:44
1650文字
会話率:42%
ある日の夜中、あまり寝付けなかったヴィンセントは自宅の側で小瓶を見つける。字が読めない彼はてっきりお酒だと勘違いし、その小瓶の中身を飲み干してしまった。
しかし、翌日。体調不良と共に両親と少女が争う声が外から聞こえてきて行ってみると、どうや
らその小瓶は少女にとってとても大切な物だったようで、なんと〈魔導士〉になるための液体だったようだ。ヴィンセントは少女アニータに説教されたが飲んでしまったものは仕方ないと言われ、彼の頑固な両親を説得し、とにかく魔導士本部へ連れ帰ることに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 21:13:39
6525文字
会話率:52%
人類を救済しに未来から来た無敵の不定形ロボット娘が、
身体の破壊と再生を行ってメンテナンスするお話です。
今回は単発です。体操服じゃないです。一応R-18入れておきます。
これをオリジナルと言い張る暴挙。いや、二次創作にしても原作レイプし
すぎだからこれで正解か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 16:12:02
5582文字
会話率:49%
その日、彼は暗闇の中にいた、だが絶望してる訳でもなくその体は背中にちょっとした感触を感じながらも何故ここにいるのか、そもそもここはどこで誰がいて自分が何者なのか、検討もつかなかった。
彼は少し、身体を動かそうと試みた。吹く、それが彼のや
った動作だ。しかし何も分からない。何も聞こえない。ただ、吹いた時の音は頭に流れていた。そして、彼はもう一度、動かした、結果は同じ、闇に消えていった。今度は別の場所を動かそうとした次の瞬間。訳が分からないことが起こった。闇は開け音が聞こえるようになり体を起こすと背中の感触が消え下半身にのみ感触が残った。それで周りを見た結果、どうやらここは部屋で、あそこにある物が音を出してるのだろう。そして辺りを見回した、人や玩具、液体に器、色々なものを見つけ、少し心が踊った。彼は次に、何か覚えてないか、探ってみた。すると彼はそこにいた人の事、玩具の使い方、何もかもを思い出した。あそこにいる人は私の親で、父親と母親がいるということ、まるで記憶が消えていたかのように全てを思い出した。
そして、7年の時が流れた。彼は以前と比べ、覚醒した時に比べ、醜く育っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-24 20:00:00
16483文字
会話率:18%
大都市、令都の埠頭。森田夏希は実の兄を殺した犯人、山田と名乗る男と対峙していた。
夏希は拳を強く握り締める。やっと兄の雪辱を晴らせるのだから。
だが、余裕を醸し出す山田は冷笑を浮かべながら口を開く。
「あなたの兄は真相を闇に葬り去るべく自ら
投身自殺したのです」
驚愕の事実にたじろぐ夏希の間隙を突き、刃物を手にする山田に強襲された刹那の時。堅い金属音が埠頭一体に木霊した。
刃を止めたのは燦然と輝く鎧を纏う者。名をスプリンダーと言う。
敵わないと察知した山田は液体の入る注射器を首に注入した。
体はたちまち膨れ上がり、上半身の服は破れ落ち、筋骨隆々の体が露わとなる。背中や肩から伸びる黒い体毛は異様なまでに発達を遂げ刺々しさを醸し出す。それは最早人間ではなく、暴悪な黒い野獣だった。
「あの薬は、十年前に製薬会社が研究していたがんの治療薬。ゲノビートだ。だが、実験中に免疫細胞が暴走して動物の本来持つ筋力を増強させ、より凶暴にさせ凍結された。その後、自暴自棄に陥った研究員は工場で爆発事件を起こし現場から忽然と姿を消す。家族や同僚、そして僕の父を殺した男。樺田俊介。樺田は山田の組織と繋がっていて、令都の転覆を企んでいる」
令都史上、最も恐れられる凶悪犯樺田俊介を目の敵とする男は、獰猛な野獣と死闘を繰り広げるのだった。
一方、時を遡ること十年前。未承認実験で停職中の樺田は、謎の美女奈央と逢瀬を重ねる日々を過ごしていた。
ある日、奈央から病に倒れた姉のためにゲノビートを要求された樺田はこれを拒否する。途端、態度を豹変した奈央に言い知れぬ恐怖を感じた樺田。予感は図らずも的中する。
家族が拉致されたのだ。犯人は奈央が属する謎の組織。
家族三人の命と引き換えにゲノビートを要求された樺田は埠頭の工場で奈央を含めた四人の悪と対峙した。
無抵抗のうちに暴力を受け、瀕死の樺田の前に現れたのは、灼熱の機械式スーツを纏う男だった。
男は家族を救うべく力の限りを尽くす。だが、多勢に無勢。致命傷を負ったのだ。
死に際、男は樺田に遺志を託す。
「絶望するな。人のために世のため持てる力を尽くせ」
工場がマグマの如く全てを焼き尽くす。その中、目覚めた野獣は復讐を誓い、雄叫びを上げた。
数年後、廃墟同然の港町で目覚めた樺田。そして凶悪犯の樺田を追う夏希達の運命がいよいよ交錯する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 01:00:00
63397文字
会話率:36%
大都市、令都の埠頭。森田夏希は実の兄を殺した犯人、山田と名乗る男と対峙していた。
夏希は拳を強く握り締める。やっと兄の雪辱を晴らせるのだから。
だが、余裕を醸し出す山田は冷笑を浮かべながら口を開く。
「あなたの兄は真相を闇に葬り去るべく自ら
投身自殺したのです」
驚愕の事実にたじろぐ夏希の間隙を突き、刃物を手にする山田に強襲された刹那の時。堅い金属音が埠頭一体に木霊した。
刃を止めたのは燦然と輝く鎧を纏う者。名をスプリンダーと言う。
敵わないと察知した山田は液体の入る注射器を首に注入した。
体はたちまち膨れ上がり、上半身の服は破れ落ち、筋骨隆々の体が露わとなる。背中や肩から伸びる黒い体毛は異様なまでに発達を遂げ刺々しさを醸し出す。それは最早人間ではなく、暴悪な黒い野獣だった。
「あの薬は、十年前に製薬会社が研究していたがんの治療薬。ゲノビートだ。だが、実験中に免疫細胞が暴走して動物の本来持つ筋力を増強させ、より凶暴にさせ凍結された。その後、自暴自棄に陥った研究員は工場で爆発事件を起こし現場から忽然と姿を消す。家族や同僚、そして僕の父を殺した男。樺田俊介。樺田は山田の組織と繋がっていて、令都の転覆を企んでいる」
令都史上、最も恐れられる凶悪犯樺田俊介を目の敵とする男は、獰猛な野獣と死闘を繰り広げるのだった。
一方、時を遡ること十年前。未承認実験で停職中の樺田は、謎の美女奈央と逢瀬を重ねる日々を過ごしていた。
ある日、奈央から病に倒れた姉のためにゲノビートを要求された樺田はこれを拒否する。途端、態度を豹変した奈央に言い知れぬ恐怖を感じた樺田。予感は図らずも的中する。
家族が拉致されたのだ。犯人は奈央が属する謎の組織。
家族三人の命と引き換えにゲノビートを要求された樺田は埠頭の工場で奈央を含めた四人の悪と対峙した。
無抵抗のうちに暴力を受け、瀕死の樺田の前に現れたのは、灼熱の機械式スーツを纏う男だった。
男は家族を救うべく力の限りを尽くす。だが、多勢に無勢。致命傷を負ったのだ。
死に際、男は樺田に遺志を託す。
「絶望するな。人のために世のため持てる力を尽くせ」
工場がマグマの如く全てを焼き尽くす。その中、目覚めた野獣は復讐を誓い、雄叫びを上げた。
数年後、廃墟同然の港町で目覚めた樺田。そして凶悪犯の樺田を追う夏希達の運命がいよいよ交錯する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 00:00:00
62447文字
会話率:38%
大都市、令都の埠頭。森田夏希は実の兄を殺した犯人、山田と名乗る男と対峙していた。
夏希は拳を強く握り締める。やっと兄の雪辱を晴らせるのだから。
だが、余裕を醸し出す山田は冷笑を浮かべながら口を開く。
「あなたの兄は真相を闇に葬り去るべく自ら
投身自殺したのです」
驚愕の事実にたじろぐ夏希の間隙を突き、刃物を手にする山田に強襲された刹那の時。堅い金属音が埠頭一体に木霊した。
刃を止めたのは燦然と輝く鎧を纏う者。名をスプリンダーと言う。
敵わないと察知した山田は液体の入る注射器を首に注入した。
体はたちまち膨れ上がり、上半身の服は破れ落ち、筋骨隆々の体が露わとなる。背中や肩から伸びる黒い体毛は異様なまでに発達を遂げ刺々しさを醸し出す。それは最早人間ではなく、暴悪な黒い野獣だった。
「あの薬は、十年前に製薬会社が研究していたがんの治療薬。ゲノビートだ。だが、実験中に免疫細胞が暴走して動物の本来持つ筋力を増強させ、より凶暴にさせ凍結された。その後、自暴自棄に陥った研究員は工場で爆発事件を起こし現場から忽然と姿を消す。家族や同僚、そして僕の父を殺した男。樺田俊介。樺田は山田の組織と繋がっていて、令都の転覆を企んでいる」
令都史上、最も恐れられる凶悪犯樺田俊介を目の敵とする男は、獰猛な野獣と死闘を繰り広げるのだった。
一方、時を遡ること十年前。未承認実験で停職中の樺田は、謎の美女奈央と逢瀬を重ねる日々を過ごしていた。
ある日、奈央から病に倒れた姉のためにゲノビートを要求された樺田はこれを拒否する。途端、態度を豹変した奈央に言い知れぬ恐怖を感じた樺田。予感は図らずも的中する。
家族が拉致されたのだ。犯人は奈央が属する謎の組織。
家族三人の命と引き換えにゲノビートを要求された樺田は埠頭の工場で奈央を含めた四人の悪と対峙した。
無抵抗のうちに暴力を受け、瀕死の樺田の前に現れたのは、灼熱の機械式スーツを纏う男だった。
男は家族を救うべく力の限りを尽くす。だが、多勢に無勢。致命傷を負ったのだ。
死に際、男は樺田に遺志を託す。
「絶望するな。人のために世のため持てる力を尽くせ」
工場がマグマの如く全てを焼き尽くす。その中、目覚めた野獣は復讐を誓い、雄叫びを上げた。
数年後、廃墟同然の港町で目覚めた樺田。そして凶悪犯の樺田を追う夏希達の運命がいよいよ交錯する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 22:00:00
59179文字
会話率:40%
突然に現れてはその地を人が住めぬ土地に変えてしまう「厄災」。それは大地に開いた大穴だったり、晴れぬ霧だったり、陽の光が差し込まぬ森だったり様々な形態をとって現れた。そしてそこからは「魔」と呼ばれる異形のものが溢れ出す。人はそれに追われる日
々を送っていたが、「魔」から抽出される雫と呼ばれる液体を使って「魔」をそして厄災の中心核を破壊する手段を生み出す。そしてその雫を操れる者達は雫師と呼ばれる様になった。
「王の手」と呼ばれる国家の正式な雫師では手が回らない辺境や小規模の「厄災」はギルドと呼ばれる民間の組織が国家雫師には至らない雫師達を組織して、厄災への対処を行なっていた。街道筋ではあったが辺境の街、ウィルトルに起きた厄災を管理しているギルドに属するランドは、ある日、厄災の開けた穴の中の探索で安物で使いこ込まれた防具を見つける。それはベテランと呼ばれる変わった雫師の遺品だった。「雲雀亭」の店主からその遺品を引き受けることになったランドは、自分の休暇を利用してそれを渡すべき相手の探す旅に出かける事にした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-09 08:19:50
32177文字
会話率:57%
大学二年生の夏の寝苦しい夜、一人寂しくゲームをしていたが暑さに耐え兼ねコンビニに買い物に行く。
その帰りにコンビニに突っ込んだトラックに轢かれて現世の幕を閉じたはずの結城 空人(ユウキ ソラト)。
しかし目を覚ますと見知らぬ草原に突っ立
っていた。
山と草原が広がる場所から移動しようとしたら頭の中で電子音声が響く。
周囲には角が生えた兎やスライムみたいな液体生物が沢山?!
何だよこれ、まるでゲームじゃないか!
迫り寄るスライムに角兎…!
武器もねえ、防具は辛うじて着ていたジャージのみ。クソッ、殴って倒すしかねえ!
テイムのスキルを習得し最強スライムを配下に加え、突然現れたコボルトに助けを求められて森に向かう。
そこで出会ったのはオークの集団に女騎士が襲われていて?!
しかもめちゃくちゃ美人さんじゃねえか!
何とか発動した魔法(物理)でオークを倒し、女騎士に情報を貰うと何故か一緒に行動することに。
助けたコボルトが仲間になると犬耳モフ尻尾美少女になりやがった!
スライムの昔の友達だというエルフを訪ね里へ向かう途中に若い兄妹のエルフに助けを求められ波乱の連続!!
その後色々あって女騎士…セレナの依頼でダンジョンに向かうことになる。
ダンジョン都市クロッセア…
そこでは沢山の出会いが会って…?!
これは様々な困難と苦行、時には煩悩に悩まされる一人の青年の物語。
後の世に名声を轟かす英雄《拳聖》の笑いあり、涙ありの冒険活劇!!
氷魔法と己の拳とテイムした魔物を信じ今日もダンジョンを踏破する。
人外ヒロインものです。
勿論人間のチョロインも出ますが…
ホモネタも出ますがそこまでしつこくないです、(1~2章まで)読んでみて苦手だなと思ったらブラウザバックしていただいて結構です。
ですが読んで後悔はさせません!!
全体的に軽い感じで読んでいただければ。
ほとんど思い付きで書いてます。
話の大まかなあらすじもなくその場その場で書いてるのでまったく作風が変わることもあるかも…
稚拙ながらも頑張って参りますので宜しくお願いします。
第三章まで完結四章更新中です!
連載復帰します!
現在ストックが無いため更新はしばらく不定期とさせていただきます。
また更新の際は作者Twitterにてご連絡させていただきます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 19:00:00
301308文字
会話率:38%
「心を尽くしてそれに至っていたかった。 それが唯一の願望だった。」
感覚のない皮から鮮血が満ちあふれて流れ落ちる。
中身はとっくに溶けて赤い液体浸かり始めた瓶は
やがて皮が割りながら溢れた。
https://www.pi
xiv.net/novel/show.php?id=16835713
本作は2022年1月20日、ナメクジの名前でpixiv小説に
投稿された小説であることを明らかにします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-28 02:37:34
4157文字
会話率:11%
二つの魂を分け与えよ、形なき液体は二人のかけがえのない供物とならん
最終更新:2022-04-17 19:08:08
1250文字
会話率:0%
自他共に認める異常なほどの水好き、顔は普通の四季 雫(47)は1週間寝ずに会社で働いて、死亡。
死ぬ前に飲み物飲みたいと願った結果、水分になってしまった。
液体なら何にでもなれる特性活かしてゆっくりのんびりと前世とは違う方向で生きていこう
。そんな固い決意とは逆に歩む人生は覇道の一種と呼ばれるもの。
自分の願いが違う方向で叶ってしまった人間が水になって生きていく、そんなお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-14 22:38:58
4611文字
会話率:24%
王立ランディス学園高等部
ある日、エントランスホールの掲示板にこんな掲示物が貼ってあった。
急募!!
契約結婚してくださる方!
※異世界と現代が程よくブレンドされています。
※ゆる設定。ゆるすぎて液体かもしれません。
※ご都合主義です
。
※アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-07 23:24:41
5305文字
会話率:55%
魔法なんて現実世界ではありえない。だから人はアニメやゲームでそれを体験したがるんだ。他人に関心のない虎太郎(こたろう)は、ゲームの世界に憧れてプログラマーとしてゲームの製作会社に勤めていた。しかし、人気のないゲームのプロジェクトに参加してい
たため、毎日クレームの対応に追われていた。転職を考えたある日、ふと空を見上げると無数の流れ星が流れてきた。その美しい光景に見とれていると、二つの流れ星が自分のもとへ降りてくる。手のひらで受け取ると、その光は静かに消えていった。
流れ星はこれから起こることの前兆に過ぎなかった。3ヶ月後、人が不可解な状態で死に至る事件が多発する。突然燃えて灰となってしまう人、体中から水があふれ出し、液体となって服だけを残して流れてしまう人、強風が吹いたと思ったら砂となって飛び散ってしまう人。死因は様々で死体も残らないため警察も医者もお手上げだった。
虎太郎は人気ゲーム『ウェポンマスター』のプロジェクトチームへ異動となる。人気ゲームの制作側に入れたことを喜んだものの、プロジェクトのメンバーは自分と上司の二人のみだった。しかも、『ウェポンマスター』のプログラムは全てAIが管理しているのでやることはないと言う。そんな中で、虎太郎は上司に『ウェポンマスター』とAIのプログラムの解析をするよう命じられた。人が作ったプログラムをなぜ解析しなくてはならないのか疑問に思いつつも、コツコツと作業をしているとAIが話しかけてきた。完全独立型のAIは、虎太郎とだけ話をした。AIの話を聞いていると、現在起きている不可解事件の被害者は全て『ウェポンマスター』のプレーヤーであり、あの日流れ星を受け取った人間であることが判明した。
虎太郎自身も流れ星を受け取った者であり、『ウェポンマスター』に配属されてから自分自身もプレイしていた。『ウェポンマスター』と流れ星の関係、流れ星と不可解事件の関係は一体何なのか、謎が深まる中、現実世界で魔法を使える人間が現れ始めた。同時に、不可解事件は恐ろしい事態へ発展していく。人間が化け物となり暴れ回るようになった。それを止めるのは魔法を使える人間。化け物と魔法が出現した世界、人間はどう対抗して行くのか、人類の命運を分けるのは虎太郎の存在だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-19 15:43:58
287896文字
会話率:54%
「富田、聞いてくれ、俺は遂に世紀の大発明をしてしまったぞ」
「はぁ? 冗談は顔だけにしてくれませんか部長? どーせまた子どもすら騙せないレベルの子ども騙しなんでしょ? この前なんてカチューシャに竹とんぼを付けただけのものを、タケコプターだっ
てドヤ顔で言ってましたよね? 高校生にもなって恥ずかしくないんですか? それとも地球を温暖化から救うために、場の空気を冷やす研究でもしてるんですか?」
いつもながらの部員が俺と富田の二人しかいない、科学部の部室。
そこにこれまたいつもながらの富田の毒舌が響き渡る。
まったく、こいつも黙っていれば可愛い顔してるんだがな。
まあ、だがそんな態度を取ってられるのも今のうちだけだぞ、富田。
「今回こそは正真正銘、マジモンの大発明だ!」
「――? 何ですか、これ?」
俺は富田の目の前に、小瓶に入った透明な液体を置いた。
「ふふふ、これはな――惚れ薬さ!」
「は、はあああ!?」
富田はただでさえ大きいくりっとした目を更に見開き、口をあんぐりと開けた。
「これを飲んだ人間は、最初に目にした人間のことを好きになってしまうのさ!」
「いやいやいや、いくら何でもラノベの読みすぎじゃないですか部長? そんなのIQピテカントロプス並みの部長に作れるわけないじゃないですか? イタい妄想は部長の黒歴史ノートの中だけに留めておいてくれませんかね?」
「おやおや? さてはお前、これを飲むのが怖いんだな?」
「なっ!?」
瞬間、富田の額にドデカい怒りマークが浮かぶ。
「心の底ではこれが本物かもしれないと思ってるんだろ? これを飲んで俺に惚れちゃうのが怖いんだ。だからそうやって何とか飲まない方向に話を持ってこうとしている。違うか?」
「ぜ、全ッッ然違いますよッ!? だーれが部長のヘッポコ発明品なんかを怖がるもんですかッ! ――いいですよ、飲めばいいんでしょ飲めば! これをインチキだって証明して、二度と立ち直れないくらい罵声を浴びせてやりますからねッ!」
「ふふふ、楽しみにしているよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 21:02:07
2052文字
会話率:64%
教室で英語を教えながら、別れた彼女のことを考えていた。
出会ったときから漂わせていた、あのラズベリーの香りが忘れられずに、 いつしかその香りに魅了されてしまった。
だが、瓶の液体が減るごとに俺たちの関係は悪化し、最後の一滴がなくなった後には
……。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-03-01 01:10:10
3245文字
会話率:25%
とある農村に住むひとりの少女。彼女は隣の家に住む青年に連れられて不思議な液体を見つける。
「飲むと体が軽くなって空を飛べるらしい」
彼の言葉を信じ、彼女はどこへ行くのか。
最終更新:2022-02-28 20:23:04
2234文字
会話率:60%
オリジナルの三題噺。(^ω^)
言葉遊びあり、下ネタあり、人情噺あり。
短編をシリーズにしていきたいのでよろしくお願いします。
最終更新:2022-02-28 20:00:00
1502文字
会話率:61%
おっさんに足が入りそうな主人が、異世界へ転生し
スキル【エリクサー創造】などをを駆使して
なにかを、成し遂げる。
最終更新:2022-02-05 18:43:19
280536文字
会話率:28%