マジェリスタ王国には、呪われた白の王女がいる。
色が抜け落ちた様な白髪に、同色の瞳。肌も透ける程に白く、体内に仄かに宿る魔力さえ、白い光属性である。
白に愛され、白に蝕まれ、白に呪われた王女。
正妃の忘れ形見であり、マジェリスタ王国建国時か
ら続き保たれてきた、マジェリスタ王家。その直系の存亡を賭けた、最後の直系の血を引く未来の王妃。
その名を、セレスティア・マジェリスタ。
彼女は不気味な程に、神々しく美しく可憐であった。
この物語は、とある乙女ゲームのバッドエンドしかない悪役に転生してしまった、ネガティブ思考な思い込みが激しく正義感があり、自由奔放で天然気質で諦めの悪い、お馬鹿なところ以外はハイスペックな主人公と、その亡き母である正妃を中心に、周囲が救われたり思い悩まされたり協力し合ったり、と画策し合いながらも全力で二人を守り続ける、幸せにたどり着けるか不明の、とある王家の王族一家の日常である。
主人公視点は基本、シリアスです。
他はたまにシリアス。基本は、呆れと愚痴の雑談会になると思います。
至らぬ点も多いと思いますが、頑張らせて頂きますので、よろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-15 16:49:51
9498文字
会話率:10%
普通であることほど幸せなことはありません。世界には普通でありたくても普通になれない人や、生まれながらにして普通ではない赤子もたくさんいます。
自分を「不幸」と思い込み、「幸せ」に気が付けなかった娘。
優しすぎたためかえって自分や周囲の人の首
を絞めることになった父。
善人であるプラスと悪人であるマイナスがぶつかり合う貧相なお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-13 08:00:00
4143文字
会話率:32%
小学生(四年生)の日常です。
«登場人物»
月見里(やまなし) 風(ふう)・・・本作主人公。小学四年生で、年長さん(五六年生)に憧れる。子役顔負けの美少女だが、本人に自覚なし。少し、思い込みが多い。
鶴(つる)峰(みね) 秋(あき)・・・
月見里の大親友。月見里を、群がる男子連中から守っている。活発、男勝りのくせに、勉強もできるというある意味完璧人間。
佐竹(さたけ) 翔(しょう)・・・高校一年生。何かと月見里と関わること(迷惑をかけられる事)が多い。月見里の初恋の相手(?)。
小鳥遊(たかなし) 春(はる)華(か)・・・月見里を妙にライバル視している、お嬢様。わざと漫画のお嬢様のような発言をしているが縦巻きロールではない。
中(なか) 直樹(なおき)・・・月見里のことが好きな男子。しかし、月見里には恐れられている上、名前を『田中』だと思われている。
秋葉(あきば) 尋(ひろ)・・・クラス一の秀才。恋愛沙汰にあまり関心がないが、クジによって月見里の隣の席になったせいで、色々な面倒事に巻き込まれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-29 16:15:07
2017文字
会話率:36%
イマジナリーフレンドとは、名の通り『想像上の友達』。幼い子供が主に保持する、欧米ではポピュラーな存在。
声だけが聞こえる保持者もいれば、そこに居るのがはっきりと視える、頭の中でイメージが視える保持者もいる。つまり、強いイメージ、思い込み
で確立される存在。
これは幽霊が視える?男子高校生・政幸と、彼のイマジナリーフレンド『マサ』の、妄想なのか本当に視えているのかわからない怪談の短編連作である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-16 21:20:35
23244文字
会話率:35%
人の耳と、人の意志と、人の思い込みは、よくできています。
たとえ階下でも、自分の名前を呼ばれれば返事をします。
それは本当に、あなたのこと?
最終更新:2015-07-09 21:54:18
284文字
会話率:0%
ある日、露天商風の姿をした人物から声を書けられた男、青空凌治は漢字検定で満点を取ればただでプレゼントを貰えるという言葉に乗せられて検定を受けてしまう。
見事に満点を取り、プレゼントされたのは禍々しいデザインをした羽根ペンととあるゲームを紹介
する小雑誌。露天商風の男はとあるゲームのPRをしていたのだ。
魅力的なゲームの設定に惹かれた凌治は、小雑誌の最後のページをただでゲームが貰える応募券だと思い込みサインすると――。
突然、草木が芽生え恐ろしい野獣の咆哮が聞こえる秘境の中にいた。
『神字』と呼ばれる『世界に“俺ルール”を刻む』能力を使い、凌治は必死にこのファンタジー世界で生き延びる。
さらに凌治よりも先にこの世界に転移してきた99人の『神字使い』は何を企むのか……。
テーマは『転移者全員総チート』。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-09 03:21:37
4642文字
会話率:23%
多分半数の人は共感して頂けることもあれば、全く意味がわからない、そんな事あるわけないと思われることもあります、あと、そんなの当たり前だろうと言うこともありますがご了承ください。
最終更新:2015-07-03 18:00:00
3541文字
会話率:0%
洋食屋の一人娘である葛篭 彩(つづら あや)は、学校帰りの電車の中で、なりふり構わず活字を貪る少年に出くわす。本を読み終わってしまったという彼に、彩は電車を降りるまでの間だけ、料理の本を貸した。
翌日。本好きの友人である指宿 恵里(いぶすき
えり)の話で、昨日の少年が文芸部の部員で行成 清三郎(ゆきなり せいざぶろう)という名前であると教えられる。
恵里のお膳立てにより、昼時の文芸部室で彩は清三郎と再会。これまた恵里が口をすべらせたせいで、彩の家が洋食屋と知られてしまい、料理好きの彼に「後学のために店にお伺いしても?」と頼まれて、渋々了承するはめに。
清三郎と文芸部の面々が自宅の洋食店にやってくる日まで、特訓を重ねる彩。なぜなら、彼女は『料理好きの人』に対して、どうしても知られたくない秘密があったからだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-27 22:44:34
10227文字
会話率:57%
能力を失った元能力者・皇恭一郎は自らを中ニ病だったと思い込み、能力のことを忘れるべく恋人になった小日向千佳との日常に馴染もうとしていた。しかしプールでの出来事を皮切りに、恭一郎の日常は超常に侵蝕されていく。
その原因「世界の外側」から襲来し
た黒幕アウトサイダーの真意は恭一郎と融合することだった。アウトサイダーは多次元宇宙の上位世界から恭一郎たちの物語を「読み」、千佳に恋をし、彼女と結ばれることを願って物語への参加を目論んだのである。
脳腫瘍を患った恭一郎との融合を企むアウトサイダー。しかしアウトサイダーは自らのミスにより恭一郎の能力「確率変動」を復活させてしまい、融合を果たせず沈黙する。恭一郎の夢に現れたアウトサイダーは恭一郎にこの世界の秘密を語った。この世界はアウトサイダーが創った複製世界だというのである。脳腫瘍の治癒と交換に融合を求めるアウトサイダー。恭一郎は融合を拒み、病院での治療のため高校を休学することを決意した。
だが入院前の思い出作りに夏祭りへと繰り出した恭一郎を「世界の外側」からの刺客、懲らしめの天の使い・懲天使が襲う。懲天使たちはアウトサイダーと重なった恭一郎を襲うが、千佳を初めとする知己に憑依したために恭一郎には手が出せなかった。アウトサイダーは懲天使ごと千佳たちを殺してその後で蘇らせれば良いと告げるが、それは恭一郎には到底受け入れられない案である。激怒する恭一郎だったが、懲天使たちの捨て身の猛攻で千佳が致命傷を負った時、恭一郎はその助命と交換にアウトサイダーとの融合に応じた。
その時、恭一郎の防衛本能が融合に干渉する。無意識に発動した「確率変動」の影響でアウトサイダーの自我が恭一郎の自我に飲み込まれたのであった。アウトサイダーの能力を吸収した恭一郎は千佳の命を救った上、彼女に憑依した懲天使を分解・再構築して造物主となった己の眷族に転生させる。
恭一郎は千佳との連携で懲天使たちを死なせずに撃破した。恭一郎と千佳はアウトサイダー亡き後の世界を管理する宿命を負って日常に帰還する。
そしてふたりは改めて互いに互いを最良のパートナーであると認め合うのであった。
(第6回京都アニメーション大賞投稿作品)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-22 20:12:59
63472文字
会話率:53%
主人公カガリは、小さな村で過ごしていた。しかし、弟ハルナの誕生日に、何者かに村を焼き払われ、村を、そして家族を含めたすべてのものを、失うこととなる。
絶望に崩れるカガリは、村人の仇討ちをしようとするが、返り討ちにあってしまう。しかしそこ
に現れたのは、ザレスという王国「フロート」の若き王であった。カガリは、ザレスに導かれ、フロート城で生きることとなる。
はじめは優しく穏やかであったザレスだが、あるとき、カガリに残酷な真実を述べる。その真実とは、「村を焼いたのはザレス」ということ。フロートの右翼軍である「レイアス」という魔術士部隊を使い、村を焼き滅ぼしたというのであった。ザレスの目的は、はじめから「カガリ」を手に入れること。ザレスはカガリに、「お前は罪人だ」と言い聞かせ、狂わせていく。闇に呑み込まれたカガリは、完全にこころを閉ざしてしまうのであった。
誰もが、カガリを避けていく。そして、カガリもまた、自分に関わったものは「不幸」になると思い込み、独りで生きることを胸に誓った。
絶望の淵に立たされたカガリは、それでも「生きる」ことを選ぶのか。
それとも……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-25 14:05:37
85720文字
会話率:40%
資料が少なく書くのに挫折した御話を
「oso的 キノコ擬人化図鑑」の内容をお借りしてセルフリメイクしました。
元の話は・・・
偶然知り合った花の妖精を「人と思い込み」友達になった
養蜂家の家に育った少年とその幼馴染が
冬になったら会えなく
なると言う「花の妖精の為」に自作の巣箱で蜂蜜を採り
それを花の妖精と大切な人達に配ったら、その蜂蜜が毒のある花の蜜で…
と、言う設定で始まり
その花の妖精の力を借りて、他の花の妖精とも友達になっていき
最終的には、毒の花の妖精と交渉して毒の呪いを解いて貰う…
と、言う御話
擬人化キノコ様達を見て、主人公の年齢を高校生に再設定
幼馴染と同じ高校に行く比率の低さを考慮して
友達とは、これから仲良くなって貰う設定に…
妖精設定の擬人化キノコ様とも
顔見知りからスタートして頂く事にしてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-27 10:25:46
61005文字
会話率:24%
ある日、強力な魔法陣を編み出す。 強力な魔法陣を編み出した主人公は学院に通い、国を引いては世界征服を目指し主人公は言う。 「僕はこの世界で最強だ!」 (最強では有りません。主人公の思い込みです。) この物語は野望にまみれた主人公アイリーン・
エオドランが世界を混沌に巻き込むお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-25 00:36:31
5765文字
会話率:17%
「うんちく大好き。てつがく大好き。ただ一つ、トマトだけは大嫌い」
そんな少年は、坂道を降りていた。気が付くと、異世界に飛ばされたこと気づく。トマトの呪い、トマトの祟り、錯綜する脳内思考。突如と現れる、ロリ金髪美少女。雨とムチを避けながら、少
年はもがく。思い込みの激しい、トマト大嫌い少年による異世界脱出ファンタジー開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-21 23:53:18
6585文字
会話率:17%
己の勝手な思い込みから派生する人生の感懐。結局バカはお前だと思い知る。
最終更新:2015-02-19 03:00:00
351文字
会話率:0%
「ほんとうは、おとこのこなの」幼稚園のときに美少女だと思っていたお友達にカミングアウトされ、私は「なつきも、おとこのこなんだぁ!」と答えてしまった。それから高校生になった今も、幼馴染は私のことを男だと思っているらしい。
最終更新:2015-01-16 00:00:00
8495文字
会話率:53%
ロバは過去を思い出す。あの電話が僕にとって重要な出来事で、未来さえも変えてしまう特別な行為だった。
感情は未来に約束できない。気分はすぐに様変わりするから、恋なんて言葉はただの思い込みにすぎないなんてわかっていた。
偽りでも、現在は、進む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-01 00:00:00
3265文字
会話率:50%
素直になれない少女、ストーカー気質の少年、思い込みの激しいもう一人の少年、そして完全犯罪を目論む少女――様々な思いを胸に抱えた若者たちの狂気と悲劇の物語。
最終更新:2014-12-14 00:57:10
6031文字
会話率:40%
一日目 古戸晶(ふるど あきら)は「お勤め」が終わり、元居た家に帰る。そこを吉瀬友菜子(きせ ゆなこ)は目撃し、家に近づく。古戸は留守電を聞いていた。吉瀬はそれをよく聞こうと窓側へ行き、聞き耳を立てる。古戸は、しばらく留守にしていた家を換気
しようと思い立って窓を開ける。そこで、古戸と吉瀬は出会う。吉瀬はここにいる経緯を話す。古戸は吉瀬に名前とそれを証明できるものの提示を求める。吉瀬はこれに従う。古戸は吉瀬を解放した。その後は、古戸が家を留守にしている間に頼みごとをしていた友人、二ツ橋(ふたつばし)のもとへ行く。解放された吉瀬は、帰路の途中に、お詫びをすることを思いつき、店へ立ち寄りお詫びの品を買う。帰宅して一日を終える。
二日目 吉瀬は古戸宅を訪れる。古戸はそれを受け入れ、会話を交わす。きせは謝罪の言葉を述べた後、古戸宅を後にし、友人である樹利亜(じゅりあ)と遊ぶ。古戸は用事を済ませたのち寝る。
三日目 古戸は就職活動のために必要なモノを買いに出かける。その際、吉瀬とその友人に出会うが、会話をせずに遠くからの会釈で済ませる。吉瀬は学校が終わった後、樹利亜宅へ招待されて、それを承諾。途中古戸と会って、会釈。樹利亜宅へ着き、樹利亜のお父さんに会う。そこで古戸の過去を聞き、樹利亜宅を後にする。
※ノベルジム様にて同様の作品を公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-03 22:53:16
55140文字
会話率:50%
劣等感が多い秀才が生活環境に嫌気がさした後に家出する恋愛話です。R‐15は保険です。
最終更新:2014-11-02 14:44:18
46367文字
会話率:55%
まず、状況を整理したい。俺には二人の幼馴染がいた。一人は要領と面倒見の良い掴めない奴で、一人は奇行が目立つものの憎めない奴だった。そんな二人と再会し、奇行が目立つ方と向き合い、俺は言葉を失った。だっておまえ、何で――――――スカートを履いて
いるんだ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-24 01:25:25
51371文字
会話率:54%