ある日の昼休み、親友に連れられて向かった先――学園の屋上には幼馴染の少女が佇んでいた。
言葉にしなくても、想いは通じ合っていると信じていた。
……だけど、僕達が積み重ねて来た時間と想いは、彼が彼女へ贈った言葉、そのたった一言の重みに
すら満たなかったようだ。
「……私、先輩と別れたよ。本当に大切な人が誰なのか気が付いたから……。だから……だから、たっくん! 私ともう一度……」
彼女が涙ながらに発した言葉へ僕は……。
※所謂BSSを題材にした作品です。胸糞描写はほぼございませんが、幼馴染と復縁するような甘々な展開にもなりませんので、ご了承願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-15 13:09:34
4402文字
会話率:43%
私は超高齢出産で生まれた。母とは、祖母と孫くらい歳が離れている。
だから、こんな日が人より早くやってくる。覚悟はしていたけれど、まさか20代でやってくるなんて…。
10年前まで、好きなことも、生き甲斐も、みんな隅っこにやって、ただただ一生
懸命育ててくれた母。
とっても逞しく、私たちを影に日向に守り続け支えてくれた母。
いまは、駄々をこね、憎まれ口を叩き、暴れ回る。
1分前の事なんて覚えていやしない。覚えてないフリもする。ほんとに憎たらしい。
半面、笑うときは二歳児みたい。泣くときは叱られた小学生。可愛くて、愛おしくて、そして切ないその姿。
会わずにいたコロナ禍の1年半、一気に進んだ認知症。
慌てふためき心揺れ続ける兄妹。見守り、支え、手を差し伸べてくれる義姉と夫、そして介護のプロたち。
そんな日々の一コマ一コマ。
※ 経験を元にした創作ですが、似たことが起きています。大切な人が老い弱っていく姿、それを見守る家族の物語。親を持つ子ならほとんどの人に訪れるその時を、少しでも垣間見てもらえれば、と思います。
※ この作品は、カクヨム様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-28 22:00:00
30735文字
会話率:15%
…なにが、間違っていたのだろうか…?
ぼんやりと霞む視界、重い手足。
「…、…」
ああ、そうか。術封じの手枷に足枷のせいだ…。首輪にボロボロのローブに身を包んだ俺。それが今の俺だ。まるで他人事のように思える。どうでもいい、自分よりも大切な…
そう、大切な人がいたから。
ひとりの愛しい人の姿が浮かぶ。
『凪斗…』
途端に視界が広がった。
ああ、俺の、一番…大切な…。自然と笑みが浮かぶ。彼女の事を考えると幸せになるんだ…。誰よりも何よりも俺の大切な…。
ふと視線を感じた。その視線は…聖騎士の後ろから覗きこんでいた彼女だった。彼女を見つけて嬉しくて笑顔になる。だけど俺と目が合った途端に、ふいっと顔を背けた。
なんだよ、それ…。
ガチャ…と鎖の音。
「…?」
何だ、これ…?
枷どころか封術鎖で地面に縛り付けられてる。そして周りは聖騎士隊に囲まれているじゃないか…!
一歩も動けない状態だった。
「…」
俺を悪しきモノとして扱う聖騎士隊。
まさか、俺が君を襲うとーー…??
「…ティアラ…」
…愛しい彼女の名を呼んでしまう。その途端に彼女はカタカタ…と震え始めた。
「…っ、…」
怯えてる、俺に…?
そんな彼女を、そっと抱きしめるのは聖騎士隊長のハーブだった。俺達は親友だ、そう言っていたのに…!彼女の傍らには常にハーブがいた。
「…、…っ…」
悔しいが、まるで寄り添う二人は絵画のようだった。美男美女でお似合いのふたりだと噂されただけはある。噂だけだと思ってたのは俺だけでふたりは心通わせ恋人へとなっていた。
「せめて…友として、あの世におくってやろう」
スラリと構えた剣に俺は嘘だろう…と呟いた。ギラリと輝く、それ。なんだ、それ…俺は…俺は…、親友だと言ったのは嘘だったのか!
守護獣として尽くしてきた聖女の裏切り、親友と信じていたハーブにも見放された凪斗。過去に戻りやり直しする物語。本当の愛を見つけられるか?
この作品の元はpixivにも掲載されています。こちらは少し物語を付け加えています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-15 22:06:17
11524文字
会話率:28%
決していい人生を歩んできたとはいえない
けど、、、
大切な人がいたはずなのに…
これから幸せになれるはずだったのにどうしてこんなことになったのだろう
よく思い出せない、わからない
でも、また会いたい
幸せだったのに、ヴァンパイアになってい
た
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 00:00:00
29867文字
会話率:32%
毎週木曜日。
168時間の内の12時間。俺が唯一貴方に会える時間。
数字にしたら意外と大きな数字。だけど、三年間なんてきっとあっという間に過ぎてしまう。そして、過去の記憶になってしまう。
それは嫌だ。
絶対に過去の記憶になんかし
たくない。貴方の隣に俺はいたい。
年の差? そんなの関係ない。俺が貴方を想う強さは誰にも負けない。
知ってるよ。
忘れられない人がいるくらい。どうしようも無いほど大切な人が居ることくらい。だから代わりでもいい。代わりでもいいから。
――……貴方の隣に居てもいいですか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-11 17:20:43
4458文字
会話率:47%
大切な人が、死んだ。
悲しみに暮れる間もなく次々とまた不思議な事が起こる。
一体どうして?
誰が何のためにこんな事に?
混乱する竹人であったがそこに現れたのは…。
現代と異世界をかけめくる星座ファンタジー、第八弾
最終更新:2021-08-24 16:14:57
40609文字
会話率:35%
みなさんは死を覚悟した事はありますか?
実体験を元に執筆致しました。
ある日、一瞬にして家が無くなってしまったら、皆さんはどう感じ行動致しますか?
一瞬にして家族とバラバラになったり、大切な人が居なくなってしまったら、不安や悲しくなりません
か?
死を間近に感じた感情や行動をそのままお届けします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 00:36:00
2975文字
会話率:3%
ここは、剣と魔法の世界。
いまだ魔王と勇者が戦い続けるこの世界で、少年ノアは一人の勇者候補としてこの隠れ里に生まれた。
隠れ里では、生まれた勇者候補を魔族や魔獣、魔王と戦える勇者とすべく、幼い頃から鍛えられ、あらゆる戦闘技術を叩き込ま
れる。
厳しい訓練に、気が弱く心の優しいノアは何度も挫けそうになったが、勇者パーティーの一人でもあった師匠シルフィの支えもあり乗り越えられることが出来ていた。
そして、勇者候補達は十五歳になった時、勇者の証しでもある自分だけの武器を手に入れ、勇者となる。
その武器は「神器」と言い、勇者が宿し体の中に流れる、「神力」というオーラから作られ、あるものは大剣、またあるものは弓、そして槍や鞭など様々な形の武器が発現する。
里では勇者の将来性をその武器の形状により、測るという風習があった。
これまでの歴史で、魔王へと届くと思われる程の力を見せた勇者が発現させた神器は皆、剣であった。そしてまた、歴代最強と謳われた勇者が発現させた神器も長剣、ロングソードだった。
そして数年後その日が来た。
僅かな希望を胸に、鍛練や訓練を...努力を重ねて来た日々。その結果が出る日、そしてノアの未来が決まる日。
「神器」を発現させる運命の儀式の日が来た。
その結果は...
発現したノアの「神器」は強い勇者になるとは到底思えない、ボロボロで所々歪みひび割れた小さな盾だった。
元々、ノアは他の勇者候補や、里の人々にイジメられていたのもあって、将来も期待できない「神器」を目の当たりにし、それを期に勇者になることを諦め始めていく。
数年前、魔王討伐へと旅立ち帰らぬ人となった、師匠シルフィの仇を討つと誓ったのが、それも果たせそうにない。
全てが無意味になり、失意の中、いつも一人鍛練を重ねていた場所へと自然に足が向かう。そして、出会った。ノアと似た境遇の、同じ心の傷を持ち、その気持ちをわかりあえる魔族の少女、ステラと言う魔王の娘と。
里の落ちこぼれ勇者ノアと、追放された魔王の娘ステラ。二人の世界を変える旅が始まる。
【たった一人大切な人がいれば、自分《世界》は変わる。】
※可愛い女の子がたくさん出てくる予定です。
※ざまぁ要素あります。
※主人公はいずれ最強になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 12:22:09
295716文字
会話率:32%
大切な人が亡くなった悲しみはそう簡単には消えないのかもしれない。
それでも今僕が生きているのはあなたのお陰です。
だから言える言葉は「さようなら」ではなく「ありがとう」
いつか会えるその時まで
最終更新:2021-06-20 16:00:00
637文字
会話率:6%
夢日記さん。ポジティブカウンセリング室を夢の中で経営しはじめました。哲学カウンセラーの愛鐘さん達が訪れます。。哲学漬け人間をポジティブにお悩み治療します。よゆーーー。は。笑。おほほほほほほ。笑っちゃうのよ不謹慎なタイミングで不幸な堅苦しい時
こそ笑っちゃうのよ。。笑。大切な人が不幸な時こそくだらねーー。って笑い飛ばすのよ。その次に今日1日の楽しい事だけ話し出すのよ私。笑。私とっっっても平和活動してるのよーーーーーー。笑✨✨✨折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 19:11:32
5217文字
会話率:0%
アイヴィーが、前世大好きだった乙女ゲームの世界のヒロインに転生したと気付いたのは四歳の頃。
将来のシンデレラストーリーに夢を見ていられたのもたった数年。
夢を見るより、現実を見るようになったアイヴィーは、幼馴染の少年のことを好きになる。
これは、たった一人を一途に想い続け、大好きだった乙女ゲーム展開を断固拒否したいアイヴィーの物語。
『ヒロインに転生したけれど、大切な人が出来たので平民のまま生きていきたかった。』
https://ncode.syosetu.com/n2576gv/
の連載版となります。大筋は短編と変わらず、掘り下げたものとなります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-20 06:00:00
102019文字
会話率:25%
「そんなの一つも無い」
『ヒロインに転生したけれど、大切な人が出来たので平民のまま生きていきたかった。』
https://ncode.syosetu.com/n2576gv/
その後のちょっとした話。
殿下視点。
恋愛要素がほぼない。
最終更新:2021-03-19 07:03:28
6448文字
会話率:18%
私はラミア、兄と姉の二人の転生者の妹だよ、私は極普通のくらしがしたかったのだけど、「自分の身は自分で、大切な人ができたら、守れるように」と兄は私を鍛えて、私も、それが普通の様に受け入れていた。そして、それが規格外で、それゆえに、自分の希望か
ら、かけは慣れて行く少女の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 06:00:00
44713文字
会話率:44%
「これは俺と大切な人との繋がりなんだ」
そう言ってレオ・ブラッドリーは自身の左手の薬指にはめてある指輪に口づけをを落とした。
それを見つめて死んだ魚のような目をするのは、十歳になったばかりのマリー・ブラッドリー。
実はマリーはレオと恋人
関係であったフィオナである!
敵国の魔法薬で幼女になってしまったフィオナは、なんとか生き延びて偽名マリーとして姿を偽り、元の姿になって自国に帰ろうと奮起していた。
レオや仲間が敵国に潜入したことで、なんとか戦いが終わったのはフィオナが幼女マリーになって六年過ぎた後の話だった。その間、まだ幼女である。
敵国の中将に飼われていたフィオナ、幼女マリーは牢屋生活だろうと思っていたけど、なんと待っていたのはレオとの同棲。
いつか自分をフィオナと気付いてもらえたら、と期待していたがある日レオがマリーにある物を見せる。
それは左手の薬指にはめてある指輪。
え?なにそれ?知らないんですが。私持ってないですよ?大切な人との繋がり?
フィオナは悟る。もうレオには新しい大切な人が出来ていて、私とレオの関係は自然消滅していると。
これ、私がフィオナってバレたらいけないやつなのでは?
※ハッピーエンドです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-10 08:31:40
85494文字
会話率:30%
一人の女性シンガーソングライターが歌うことに悩み、大切な人が励ます話。
1ページだけですが、多くのシンガーソングライターのみなさんを励ます話になれば、幸いです。
最終更新:2021-01-31 18:04:06
418文字
会話率:5%
滝島翔は彼女の鷺ノ宮美梨の浮気を疑い、それでも信じていた。しかし志半ばにして彼は。
真相を知った各々が自分の行動を後悔するのを見て、彼は一体何を考えるのか。どう動くのか。
主人公は1人だけではありません。
浮気はほんとに互いに害しかない
行為です。
ほんとに大切な人がいなくなった時、やっと気付きます。自分が何をしていたのか。
処女作ですが、書いていて辛くなりました。心にあるものをそのまま綴っているため文章の拙さにはご覚悟を。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-21 06:00:00
12806文字
会話率:29%
※こちらは『男爵令嬢の辺境領主生活』(https://ncode.syosetu.com/n5174ew/)の続きとなります。
プラン・リフレストは一番大切なものを守る為、この世界から孤立した。
皆から忘れられ、ラストネームすら失ったプ
ランだが、その意思は何も変わらなかった。
『大切な人が沢山暮らす、愛すべきリフレスト領を守りたい』
その為プランは力を持つ決意をした。
それはプランが恐れ嫌う武力だけでなく、ありとあらゆる力という意味でだ。
そこまでしなければ、あの脅威は打ち崩せないとプランは理解していた。
だからこそ、身分に関係なく誰でもなれ、あらゆる力が渦巻く冒険者の学び舎をプランは目指した……のだが、完全に時期外れでどこにも入る事が出来なかった。
困ったプランはこの時期にコネも金もない自分がが入れそうな場所を断られた養成所に尋ねた所、養成所は一つの学校名を挙げた。
『アルスマグナ冒険者学園』
王都にあるノスガルド最大の冒険者学園である。
コネも金もない今のプランが入れる唯一の冒険者学園であり、プランの目的である強くなる事に最も適した場所と言っても過言ではない場所だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 06:53:00
1925637文字
会話率:35%
ユージンは伯爵家から婚約の顔合わせを受けた。心に大切な人がいるにもかかわらず。 私の可愛い妖精さんのユージンの視点です。
最終更新:2020-12-27 19:34:17
5970文字
会話率:47%
関係する事ならどんなものでもいいので、ご意見・感想をいただきたいです。
これは、【大切な人が登場する】【800文字以内】という条件の下で書いたものです。
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最終更新:2020-12-13 16:08:02
798文字
会話率:0%
関係する事ならどんなものでもいいので、ご意見・感想をいただきたいです。
これは、【大切な人が登場する】【800文字以内】という条件の下で書いたものです。
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最終更新:2020-12-13 15:38:50
712文字
会話率:55%
マグノリア王国には、代々伝わる家系魔法のせいで『卑しいのぞき魔』と呼ばれて忌み嫌われている伯爵家があった。
そんな伯爵家の末の娘リリーは、『のぞき見』とも言える魔法を使って、王太子とその婚約者、そして二人の周囲を監視する仕事に従事していた。
しかし、ある日一人の少女が現れた事によって、リリーの大切な人が危機にさらされてしまう。
はたしてリリーは大切な人を守り通すことができるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-24 14:26:39
10109文字
会話率:53%
大切な人が、大好きな人が眠りにつく時。寂しくて悲しくて仕方ないけど、ただ、安らかであればいいと願ってる。
キーワード:
最終更新:2020-09-28 00:18:17
335文字
会話率:0%