やっとの思いで平穏な学生生活を送っていたひずるは、学校の帰り道、期待を裏切るかの如くトラックに轢かれて死んでしまった。その先にあったのは死界。ひずるは死ぬ事すらも許されないのだと憤慨をあらわにするしかない。そんな時、ひずるを追うように友人が
死界に現れ、突如現れた神を名乗る者の横暴で友人が新たな神になってしまう。それは永遠の孤独を意味する事同然だった。故に友人はひずるに殺してくれと願い、ひずるは苦渋の末に神の殺害を決断する。そしてひずるは神を殺すに足る肉体と力を得る為、異世界転移を果した。これは神になってしまった友人を救う物語、いつも過酷な運命を強いられる少年が、たった一人の友人を救う為に奔走する、そんな物語だ。
ガチで書籍化を目指しています! 感想などをくれたら嬉しいです。
※血や死体が出たりします……
※現在は一度書いた話を全て再編集して投稿しているので、投稿頻度は結構高いはずです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 21:10:00
381420文字
会話率:41%
人が死に、骨となった身で動く物だろうか?
答えは否。
もしいるとすれば、それはモンスターと呼称されるものに成り果てる。
人では無くなってしまう。
なら、自我を持った元人間の骸骨は、どうだろうか?
答えはない、持ち合わ
せていない。
これは、かつて滅んだ国の騎士が目覚める物語。
彼の王を探す冒険譚。
既に死した肉体で、彼は何を成すのか?
既に朽ちた肉体で、彼は何を思うのか?
王を見つける。
ただそれだけが、彼の目的。
王の魂、王の気配だけを探って旅を続ける。
やがて見つけた王は、少女になっていた。
記憶はない、威厳もない。
ただただ心優しい少女へと。
それでも、騎士は傅く。
姿形は変われど、王への忠誠は揺るがない。
当作品は
https://ncode.syosetu.com/n0040in/
の連載版となります。
一話目は短編に多少加筆修正したものになりますので、読んだことがある方は二話目からでも問題ないと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 21:05:55
167273文字
会話率:34%
一条寺財閥の御曹司、一条寺義臣(いちじょうじ よしおみ)には犬猿の仲の女子が居る。
それは一条寺財閥の商売敵である咲宮ホールディングスの社長令嬢、咲宮エレーナである。
幼い頃から財界パーティー等で顔を合わせては互いの事業をディスり合うラ
イバルの関係性。
そんな2人はある日、親に強いられたお見合いを経て強制的な同棲生活を始めることになってしまう。
犬猿の仲の2人は初めこそいがみ合っていたが、徐々に手と手を取り合い、親密さを増していくことになる。
これはそんな2人の不器用な恋のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 21:03:55
2664文字
会話率:43%
ーーかつて神は危惧した。
自分が作り出した存在である感情を持つものたちが罪という咎めを背負うことを恐れなくなったからだ。
人々はそれを嘆き、そしてそれを悲劇と呼んだ。
何十年という日々を過ごしても、何百年という時を過ごそうとも、その
悲劇は収まることはなかった。
そんな悲劇が続いたある日、神はある存在を作り出した。
ーー罪という咎を許さない者
ーー罪という咎めを背負う者を許さない者
そのような存在を神は『罪狩り』と呼んだ。
罪狩りは罪人(つみびと)から見ると言わば『死刑執行人』と呼ぶべき存在であった。
神から与えられた力によって罪狩りは影ながら暗躍し、世界に蔓延る罪人たちを文字通り狩り続けた。
そのため、罪狩りたちも力を与えた神に忠誠に近いものを持って生きていた。
ーーしかし、それはある一人の罪狩りを除いての話である。
ーーそして、これはそんな罪狩りの御話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 21:01:18
677999文字
会話率:45%
早乙女 雄太、26歳。 彼は誕生日を迎えたその日の朝、身体が少女になっていた。
混乱しながらも病院へ向かった矢先、謎の秘密組織SICKに拉致され、「カフカ症候群」という病名を告げられる。
それは発症者の肉体を、本人が望む理想の姿へと変身さ
せる未知の病だった。
そして早乙女雄太は、かつて高校時代に自分が作成したTRPGのキャラクター、「藍上 おかき」として高校生活をやり直すことを余儀なくされた。
彼……いや、彼女の周りに集まるのは同じ病に侵された者たち。
天災発明家、ドラゴン、稲荷神、忍者、ネコ、魔女……
思ったよりも“なんでもあり”だった世界の中で、彼女の失ったものを集め直す日々が始まる。
これは、なにも手に入らなかった“俺”に渡す“私”からのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 21:01:15
798737文字
会話率:66%
かつて勇者ルネは魔王を道ずれにして、世界に平和をもたらした。
それは一度唱えれば二度と解けぬ封印魔法であり、ルネの人生もそこで終わっていた筈であった……が、彼は訳の分からないまま廃墟で目を覚ます。
そこは400年後の世界であり、かつてとは
何かもがインフレしていた。
ルネを軽くあしらえるようになったモンスター。それを更に上回る現代の勇者。
空を飛ぶ客船。線路に沿って高速移動する列車。天を衝くようなビル群。人の命令に従って動く自動機械。
そして――『蒸気』という見たことも聞いたこともない属性による魔法。
ルネはそれらに振り回されつつも、今では古き英雄として祀られている、かつての仲間達の軌跡を辿り始める。
そうすることによって、この現代で新たに成すべきことが見つかるのだと信じて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 21:00:00
110164文字
会話率:45%
かつて、世界全土で戦争が勃発していた暗き時代。
そのような最中、数百という戦場を駆け、その全てを鎮めたその男は、ヴェラリオ王国の騎士長、グフストル・アンバー。
だが、人々から伝説の英雄とまで呼ばれるようになったグフストルもまた人であ
る。年を取り、とうとう天寿を全うする時が来た。
幼い頃から国のため、争い無き世界のためと尽力してきたグフストル。無論それは己の誇りであったが、ふと自分の人生を振り返れば、あろうことか戦場での記憶ばかり。
「この世界、戦場以外には何があるのだろうか?」
生涯全てを城の中と戦場のみで過ごしてきた彼はそんなことを考えながら、永遠にその目を閉じる………はずだった。
だが、その目は再び開いた。しかしそれは長年共にしてきた肉体ではなく、産まれて間もないであろう赤ん坊。しかもなぜだか女の子。
そんな神の悪戯を受け入れたグフストル改めシルカは、再びこの世界で生き、その全てを見るためにかつて自身がこの世に確立させた職業、冒険者となる。
人、魔物、竜。数々の出会い、そして戦いの果てに、シルカは何を思うのだろうか―――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 21:00:00
171711文字
会話率:47%
コンビニで立ち読みをしていただけだった。
突然突っ込んできた乗用車に巻き込まれ、即死。
気付いたら幽霊になっていた橘悠人(たちばな ゆうと)は挙動不審な美女に拉致され異世界送りにされた!
赤ちゃんとして転生した彼は、名前をハルト・アーバイン
と改めて異世界の地に降り立つ。
これが噂の異世界転生!とwktkしたのもつかの間。お出しされたのは粗方文明を凌辱された後の世界だった!
どこか懐かしい世界。どこか見慣れた文化。
そして姿は違うが懐かしい友人! 友人は神様で、チートよろしく世界で暴れまくっていた!?
ところで見慣れぬ生き物……生き物はどちら様!?
まるで猫型スライムのようなそれは、ハルトを魅了するのだ!
「俺、この世界をこの生き物で満たしたい!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 21:00:00
6681文字
会話率:22%
ついに勇者の冒険は終わりを迎え、ヘンゼック王国は、新たな時代を迎える
その時、時代に革命をもたらした彼らは、新たな時代を生きられるのか
★☆★☆
槍使い・ウズメには、とある秘密があった。
それは、自らが『転生者』である事。
かつてウズメは『
舞』という名前で、ブラック企業にまんまと入社させられ、上司とのもみ合いの末に転落。
そして、目覚めた時には、魔王や魔族によって脅かされる世界に転生していた。
成長した彼女は、『槍使い』として勇者メンバーの仲間入りをしたものの、ウズメの目的は、
せめて転生した世界では、平和でのんびりした生活を味わう事
その夢を叶える為に戦い続けた日々にも、ついに終止符が打たれる
こうして、彼女はようやく、自分が送りたい『平穏な人生』の為、動き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 20:52:50
159443文字
会話率:21%
「もう何もかも気にしていられない、この世界は常に、命の危機と隣り合わせ
だからこそ私は輝けるのよ」
主人公 玉端 翠(たまはし みどり 17歳)は、『ゲーム好きだから』という理由だけで、クラスメイトから白い目で見られていた。
そ
んな翠達が、『林間学校』の為に、参道の中を走るバスの中で、ひと夏の思い出を作ろうと、『翠以外』のクラスメイト達は、ワクワクしながら到着を待ちわびていた。
しかし、翠達が乗っていたバスは崖下へと転落。翠を含めた『39名』は、命を落としてしまった。
そんな彼女達に、声をかけてきた『謎の人物』により、モンスター蔓延る危険な異世界へと送り出されてしまった39人。
申し分ない装備や武器を持たされたものの、自分達の命を狙う相手と、まともに戦える筈もなく・・・
しかし、そんな39人のなかで、唯一まともにモンスターと戦える存在がいた。
それは、昔からRPGに関しての知識を脳に詰め込んだ、翠、ただ一人だけだった。
ところが、翠のジョブは、回復専門の『ヒーラー』
だが、そんな事彼女にとっては、どうでもよかった。
相手が『スライム』であろうと、『ゴブリン』であろうと、我を忘れて杖で振り回す。
これは、クラスの陰キャが、人間・モンスターの中心に立つ存在へと様変わりしていく、スカッとする、『色んな意味』でアウトローな物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-05 19:49:25
507796文字
会話率:20%
残酷な死を遂げ、人間とは関わりたくないスタンスで生きていた
転生者 コン・シルフォ 15歳 (転生前 節三 紺 せつみつ こん)
しかし、コンは転生した先の世界で多くの出会いと別れを経験しながら、自らの生き方を見直し、考え付いた答え、それ
は
「自分のやりたい事をやる」
という、至ってシンプルではあるが、前世で他人に散々振り回された人生を送っていた彼女にとっては、難しい結論であった。
そんなコンは、自分の見つめ直した生き方を歩む為、国の中心地である『王都』へと向かう事に。というのも、次期国王である アン・マナナーン・ワコンから、求婚を受けていたのだ。
結婚が容認される20歳までの5年間で、彼女は王室についてのあれこれや、次期女王としての教育を受ける。
その過程でも、彼女は多くの出会いと発見を果たす事となる。
「人と触れ合う事は、前世と変わらず難しい
でも、得られる事の方が大きいな・・・」
前部 人間関係拗らせたくないので 人間『以外』に転生します!!
URL https://ncode.syosetu.com/n3623gy/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 19:15:56
126322文字
会話率:23%
幼くして両親を失った、18歳の少年〈花菱 龍憲〉は13歳の時から東京の街で喧嘩に明け暮れていた。
その喧嘩の腕や不思議と慕われる才能から東京中の半グレの中心人物になった。それは300人からなる愚連隊のトップになっている事から分かる。
そんな龍憲だったが、組織が大きくなりすぎたのか、日本でもトップレベルのヤクザ組織である《純友会》の下部組織と抗争になった。
一時は上回る時もあったが、それでも本職の純友会が本気を出した事によって潰されてしまう。
するとそこに純友会とならば日本最大組織である《大阪百鬼会》の三次団体で、若頭をやっている〈青山 誠司〉に命を助けられる。
そして舎弟盃を受けて、残党である180人を連れて大阪に渡るのである。
ここから龍憲は腕っぷし1つで、日本の裏社会を成り上がっていく。
そして大阪百鬼会の日本統一を目指す。
※本作は犯罪・暴力行為を容認、推奨するものではありません。
※各団体、組織を侮辱する意図はございませんので、そこのところのご理解をよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 20:52:37
31082文字
会話率:56%
取り柄といえば人助けを多くしているくらいな高校1年生《春咲 純平》。
ある日、同じクラスの《色間 琴音》の秘密を知る事になる。それは………感情が目に見える事だ!!
そんな2人は〈相談部〉という部活に入部し、学校の問題を解決していく!
!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 11:34:18
16931文字
会話率:38%
――落ちこぼれた
この言葉は正しくないと思ってる。
本当の落ちこぼれというのは初めから存在を認識されないものだから。居るけど。居ない。
だけど、それは……
――這い上がれないという意味じゃない!
文字通りの世界のどん底に落ちた今、ぼく
の意思で一歩進めばそれはもう前進だ。
他者にあらゆる面で劣る。
魔力を扱う素質に乏しい。
そんなちっぽけな悩みは、このどん底でなお誇り高く生きる獣を見て吹き飛んだ。
力が弱い……なら精霊の力を。
動きが劣る……なら獣に学ぼう。
魔術が使えない……なら武器を使おう。
ひとりで生き抜ける力なんて、欲張りなことは言わない。
ひとりでダメなら誰かの力を借りて一緒に這い上がる!
これはひとより劣るぼくが精霊と獣という、ひと以外に救われる物語であり、そんなぼくが誰かを救える力を得る物語だ。
そして――
どん底の地獄の環境で、綺麗なお姉さんの温かい手をいつか握りしめるために死に物狂いで這い上がる物語でもある!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 20:51:58
82382文字
会話率:30%
Vtuber事務所『Fmすたーらいぶ』の1期生として活動する、清楚担当Vtuber『姫宮ましろ』。そんな彼女にはある秘密がある。それは中の人が男ということ……。
そんな『姫宮ましろ』の中の人こと、主人公の神崎颯太は『Fmすたーらいぶ』のマ
ネージャーである姉の神崎桃を助けるためにVtuberとして活動していた。
同じ事務所のライバーとはほとんど絡まない、連絡も必要最低限。そんな生活を2年続けていたある日。事務所の不手際で半年前にデビューした3期生のVtuber『双葉かのん』こと鈴町彩芽に正体が知られて……
この物語は正体を隠しながら『姫宮ましろ』として活動する主人公とガチで陰キャでコミュ障な後輩ちゃんのVtuberお仕事ラブコメディ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 20:51:16
1087349文字
会話率:73%
「実は私……パーティーを解散したいんです」
ある王都の宿屋の一室で、ギルド冒険者パーティー『精霊の剣』のリーダーのリリス=エーテルツリーから驚きの発言が飛び出す。それもそのはず、『精霊の剣』は現段階で王国最強と呼んでもおかしくはない程の実
力者たちだからだ。
またリリス=エーテルツリーは26歳という若さですべてのジョブをマスターしたとんでもない人物であった。
そんな『精霊の剣』に商人あがりの荷物持ちとしてパーティーの一員にいる主人公のエミル=ハーネット。彼も驚きを隠せない。そしてリリスの理由に更に仲間全員が驚愕をする。
「ギルド受付嬢になりたいんです」
その言葉に激怒し呆気なくパーティーは解散する。部屋に取り残されたエミルとリリス。しかしエミルはとんでもないものを目撃する。それはお淑やかで温和な性格だと思われたリリスからの止まらない毒舌の嵐……
そうこれは商人あがりの新人ギルドマスターと最強と呼ばれたある1人の冒険者がなぜかギルド受付嬢として、色々な問題を解決し冒険者ギルド経営しながら第2の人生を楽しむお仕事系エンジョイストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-21 12:06:07
100899文字
会話率:68%
『魔女』それは、この世界に災厄をもたらす存在。ある物語では悪の権化として語られ、また別の物語では人類の守護者として語られることもある。
そしてこの世界における魔女は、前者の方だった。その力は強大で、その昔、国一つを一夜にして滅ぼしたと言
われるほどだった。
時は流れ、世界に厄災をもたらすために『魔女』と呼ばれる存在はまた暗躍することになる……。
世に蔓延る悪魔を断罪する特殊悪魔討伐対策組織『レイブン』。そこに在籍する主人公、アデル=バーライト。普段は普通に王立魔法学院に通う学生だ。
そして同じ学院に通う、仕事の相棒のあまり感情を表に出さない、淡々としている性格のツンツン公爵令嬢アリスティア=セブンシーズ。アデルは唯一の身寄りである愛しの妹を養うため、日夜、悪魔を狩っている。
「中に入る前に言っておきます。あなたは守り専門です。前に出ないでください」
「いちいち言わなくてもわかってるよ」
「あとアデル=バーライト。変装か何か知りませんが、その伊達メガネ、ダサいですよ?」
「うるせぇ!余計なお世話だよ!」
そんなやり取りは日常茶飯事。それでもこの二人は若き『レイブン』の魔法士としての実力があったのだ。
悪魔憑きを産み出す魔女『ドール』と呼ばれる人物を狩るため、最強の「剣」と「盾」の魔法士バディが今日も王都を駆け巡る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-03 20:00:00
90138文字
会話率:67%
戦争孤児だった16歳の香香は、猟師の雲嵐に恋をした。
香香は、ひょんなことから西の国との和平条約の調印に関わった。広大な央の国を隠密に横断。いっときは雲嵐と結ばれたが、離れ離れになってしまう。そのころ、国内は乱れ、香香は知らないうちに、
民主化のシンボルにされてしまった。
弱体化した央の国に異国が宣戦布告。李一族はこれを退ける。裏では香香が、汚職による埋蔵金を暴いて戦費を工面していた。ところどころで李氏の異能が発揮される。それは、人を見ると男性経験人数が分かるというしょーもないもの。だが、意外に有益。
民は皇帝を排除し、新しく民主国家ができた。
香香は雲嵐のもとへ行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 20:49:04
43871文字
会話率:42%
吾妻慶一、十八歳。
そこは、能力や技能、そしてそれを獲得するための修業が何より重要視される、とても堅実な世界だった。
しかし、それを嘲笑うかのように、たった一夜で最高位を凌駕するスキル「万魔殿」の一つを手にする男がいた。ところが――。
辺
境の田舎町で育った二人の冒険者は、まだ何も知らなかった。
万魔殿の一つが泣いている。
――離れないで。
それは、世界を揺るがす災厄への警鐘だった。
何が言いたいんだ、俺はどこにも行かない――。
少しずつ、離れていこうとする、その手を掴んだ。
※新作です、よろしくお願いします。
感想などもお待ちしています。
こちらが本投稿です、すみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 20:34:43
115531文字
会話率:25%
皿洗いメイドのリーザは、伯爵の愛人の勘気を蒙って屋敷を追い出される。
だが、それは三歳の伯爵子息の身の安全を図り、隣領の大叔父のいる薬草園へ行くためだった。
ブラウエンハイムの山の上にある薬草園は、大叔父のアルフレートの他に、管理人のパウル
、夜間従業員のヴァイツなど、個性的な面々が働いており、リーザ達もそこでしばらく共同生活を送ることになる。
呪いは解けるのか。
訳ありな面々が、互いに気遣いながら暮らしてゆく先には……。
※この物語はフィクションであり、登場する植物等は虚実綯い交ぜです。
この作品は、以前別名義の時に投稿したものを加筆修正し再投稿したものになります。
この作品は、「カクヨム」にも別名義で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 20:30:00
37166文字
会話率:30%
サブタイトルありなら、『ブラックリスト勇者〜転生したひねくれ金髪とブチ切れ銀髪の異世界生活の代償は凶悪犯の日本人勇者を殺すことだった〜』
という感じです。
幼馴染で大親友の金時と白銀は不慮の交通事故に遭い死んでしまう。
闇の神様と、異世界で
の新たな人生を送る代わりにある取引を持ちかけられる。
それはブラックリスト入りの『勇者を殺す』こと。
転生先の世界では魔王を討伐する為、日本の高校まるごと生徒も教師も勇者として召喚し、その世界の魔王は無事に倒された。
だが、ユニークスキルという特別な力を持ったその世界でも強者である英雄となった日本人の勇者の一部は、その力を悪用しており制御不能。
強いが万能ではない癖のあるユニークスキルをそれぞれ3つもらい、金時は女のような見た目の金髪のアウルム、白銀は大柄なイケメンの銀髪のシルバとして新たな生を受け、異世界に送り込まれる。
国中、果ては各国に散らばったブラックリストの22人の勇者を探す旅が始まった。
拷問、誘拐、詐欺、放火、人身売買、窃盗、殺人、あらゆる罪を犯す勇者たちはアウルムとシルバよりも4年も先に異世界に来ており、知識も経験もレベル差も歴然。地道な修行と犯罪捜査で調子に乗ったブラックリストの勇者にお灸を据える。
シリアルキラーマニアの冷静なアウルムと、筋の通っていない事が大嫌いな熱血のシルバによるバディが新たな世界の平和を守ることが出来るのか。
アウルム「サイコパスと猟奇殺人犯は別物だ。まずはそこから説明を始めるか……」
シルバ「勇者やからって何してもええ訳ちゃうぞ筋通ってないなゴラァっ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 20:20:00
643388文字
会話率:46%
世界に迷い込んだ「謎」を解く……。
魔法師、それは「謎を解く者」。
異世界から迷い込んだ「遊子」のしがらみを解き、元の世界へと還る路を開く者の総称。
魔法省に勤めることになった少年・スクナ。
彼もまたその名で呼ばれる者のひとりだ。
新米魔法師の少年が様々な謎と出会い、それと向き合っていく話
シリーズとしていますが、1話ごとに完結してるので、気軽にお読みください。
BLじゃないです。濃い家族愛です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 20:20:00
76741文字
会話率:48%
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能――—―生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは終ぞ殺される。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限り
を彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一緒を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 20:15:37
61077文字
会話率:48%
「絶対に2人で探索者になりましょうね!私たちで大迷宮の謎を解き明かすの!!」
小さい時にした幼馴染との約束。
子供ならば誰もが思い描く夢物語を叶えるために、テイク・ヴァールは大迷宮を攻略する探索者になった。
しかし、テイクには探索
者としての才能が皆無であった。戦闘力は極わずかで、子供の頃に発現したスキルも【捨てる】という意味不明なもの。加えてパーティーメンバーにも恵まれず、テイクはいつも誰かに扱き使われて虐げられるという地獄の日々を送っていた。
そんなある日、テイクは6年間所属していたパーティーをクビになる。理由は単純明快、役立たずだから。有無を言わさずパーティーを追い出されたテイクは自身の境遇を嘆き、渇望した。
「強くなりたい」と。
そんな思いに呼応するかのようにテイクのスキル【捨てる】は【取捨選択】に進化する。進化したスキルの効果内容を見てテイクは驚愕する。それはステータスを奪えるというものだった。
そしてテイクは選択することとなる。
このままゴミのように捨てられて夢を諦めるのか、それともこの悔しさをバネに奮起して自力で幼馴染との夢を叶えるのか。
選択は二つに一つだった。
これは一人の非力な少年が分不相応な夢を叶える物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 20:29:18
529681文字
会話率:36%
戦闘奴隷として戦場を駆け巡る青年ハヤテは戦場という普通では無い環境に身を置きながら、常に〈強者〉との戦いを求め続けていた。しかし、5年という長い時を経ても彼の求める〈強者〉は現れない。
気がつけば戦争は終戦し、敗戦国の奴隷としてハヤテ
はまた奴隷市場の商品として売られることになる。そんな折、彼は一人の少女マリネシアと出会う。
マリネシアは〈地下迷宮〉で冒険する為に強い仲間をさがして奴隷市場を訪れていた。何故かマリネシアに気に入られたハヤテは問答無用で彼女に買い取られ、悪意蔓延る地下迷宮へと挑む探索者になる。
そこで彼は出会うことになる。
それは戦場とは比べ物にならないほど、理不尽な強さを持ったモンスター達。終ぞ、出会うことの叶わなかった〈強者〉は地下迷宮にいた。
奴隷の身でありながら、ハヤテはモンスターとの殺し合いに魅了され、狂っていく。
これは一人の奴隷サムライが魔窟にて最強を求め続ける迷宮物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-11 19:34:26
48165文字
会話率:42%
私たちの世界は二つに分かれています。
一つは私たち人間のいる世界、もう一つは魔族の世界です。
私たちと魔族の間には境界があります。
文字通り見えない壁があり、ちょうど半分になっています。
最初からというわけではありませんが、それがあ
るので互いの土地を行き来することもできません。
なぜ境界があるのか、それは私たちと魔族が遥か昔からずっと争っていたからです。
戦いはどんどん激化し、毎日多くの命が消えていきました。
当時の神様は悲しみしか生まない争いに大変怒り、大地をほんのわずかだけ残して海に沈めてしまいました。
神様の力はすさまじく、人間も魔族も大地と一緒にほとんどが海に飲み込まれてしまったのです。
そののちに神様は世界を分かつ境界を作りました。
互いの交流が無くすことで、同じことが無いようにしたのです。
二つの種族は争うことをやめ、残された土地で静かに暮らすようになりました。
人間も魔族も多くの仲間や大地を失くしてしまったため、戦うどころではなかったのです。
長い時間が流れ、人間と魔族の数が増えてきた頃に大きな変化がありました。
それは神様の代替わりです。
以前の神様は、新しい神様へこの世界を任せることにしました。今から三百年以上も前のことです。
新しい神様は人間と魔族にこう伝えました。
『互いに今の土地だけでは限界だろう。お前たちに大地を返していく』
世界中の者たちが聞いていて、そのすべてが喜びの声を上げました。
繁栄のためには数をもっと増やさなければいけません。ただ、増えても土地が無かったからです。
新しい神様はそのあとこう続けました。
『私は戦いの神でもあり、強い者が好きだ。そこで、戦場というものを用意した。自信があり、戦いたい者だけで挑んでほしい。戦いは半年に一度、勝った方に土地を少しずつ返してやろう』
また大きな歓喜が起こりました。
これが今も続いている戦場の始まりです。
※他投稿サイト「エブリスタ」同時掲載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 20:14:57
773630文字
会話率:50%
脅威の偏差値83を誇る天才JK──霰姫 天(せんき あま)は、たった今VTuberとして活動を始めようとしていた!
このVTuber飽和時代、数々のVTuber志望者が夢見て埋もれて挫折する屍の海で、彼女は生き残る最適解を見つけ出した!
それは……"ぽんこつ"である!!!
天才である彼女が視聴者を欺きぽんこつを演じる──如何に容易なことのように思われたが、現実はそんなに甘くない! 数々の危機が彼女を襲う!
彼女は"ぽんこつ"を守り抜き、そして人気VTuberへと成り上がることができるのか!?
彼女は今日もかます……
「あ、配信切り忘れてた!!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 20:11:56
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会話率:30%