かつて小説家を志していたロクでもない青年、禄先生。小説に行き詰まり、麻雀にうつつを抜かす彼は「運を使い果たして死ぬ」という迷信のある天和と九蓮宝燈を同時に出してしまう。もう自分は長くないと運命に怯え、より投げやりに生きる彼が、帰省の際に縁談
を組まれた相手は、かつて禄先生が書いた小説を読み、同じく小説家を志すようになった夕子さんだった。夕子さんに小説を教えてほしいと頼まれるも難色を示す禄先生だったが、夕子さんを小説家としての自分を看取る死神とすることで、死を受け入れるようになるのだった。 牧田紗矢乃さま主催【第四回・文章×絵企画】参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-01 00:05:14
12885文字
会話率:88%
老犬を介護しつつ、考えたことや思い出などをつらつら書いていきます。
約十四年連れ添った愛犬の最後の時の記録。
生き物が死んでいく話ですので、苦手な方はご注意ください。
最終更新:2017-10-10 20:08:32
6877文字
会話率:2%
病室のベッドにて、死期を待つ老人の後悔。彼を看取る妻の、最後の宝物。
老夫婦の、最後の恋愛物語。
最終更新:2017-09-12 15:35:44
9898文字
会話率:20%
「アンタの親父の面倒はもうみたくない!」兄夫婦のところに身を寄せていた父。その父に切れてしまった兄嫁からの介護拒否の電話で父が私の所に帰ってくることになった・・・そのため、自由きままな一人暮らしが一変、介護世界にわが身が突然転移してしまった
のだ。たった一人で老いた父を看取るまで介護しなければならなくなった私は、その、いつ終わるか分からない介護のストレスから逃れるために、一度は挫折して諦めていた若い頃の夢・・・今となってはちょっと無茶な夢を介護の間、追いかける事・・・夢茶る事にした。
※改訂を兼ねて、先に単行本レイアウト形式でネット小説大賞五に投稿した《職業介護、但し無給》のスマホPC画面でみやすいように、文字の大きさを約1.5倍・・・単行本見開き2ページ分をスマホ3ページ分にレイアウトし直した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-23 17:30:20
2356文字
会話率:0%
(スマート本)集積タグボート<ルネ・デフォルト氏の第六十感>内にプールしていた【第24~38感】<職業介護、但し無給>を統合長編化した作品です。
突然帰って来た父を最終的には離職介護して看取るまでの9年のエッセイです。たった一人で看取るま
で介護しなければならなくなった私は、そのストレスから逃れるためにデジタル挿絵付小説で芥川賞を取るという無茶な夢を追っかけることにした。それは父に、介護のために離職したのではない、デジタル挿絵小説を作るためだと見栄を張るためでもあった。そして私は父が逝くまでに、最低でもデジタル挿絵小説本を完成させることを目指すことにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-17 00:39:40
3124文字
会話率:0%
「神は死んだ――」
五つの部族が存在するユートピア大陸。
その部族の中で最も発達した文明をもつフール族は、神を称えて生活する一族だ。しかし、父親とのすれ違いにより神を信じなくなった異端者が一人いた。フール族の族長の息子、ノア・フール。彼は
神に仕えることを優先し、母の死を看取ることすらしなかった父を憎んでいた。
ノアの18歳の誕生日、友人と妹に誕生日を祝われ、最高の誕生日になったと、眠りについたものの、彼はフール族の信仰を甘く見ていたことを思い知らされる。
闘いに酔う巨人、クラウニン族。
美しき芸術家、アルル族。
自然の守り人、レクイン族。
武器を持った平和主義、タローネ族。
旅の途中で色々な人間と出会い、仲間も増えていくが、同時に黒い影がちらつく。
旅の途中に不穏な気配を感じながらも、ノアは自分の目的のため、足を止めるわけにはいかない――!
※この作品は文芸サークル『夜行日記』にて安曇野藤として刊行しています。当ページにて掲載のものは、書籍名『NOA』にて刊行されているものを一部修正したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-24 00:47:54
100960文字
会話率:47%
それぞれが自分の寿命を確認できる世界。
正志、美鈴、遼は幼いころからいつでも一緒だった。美鈴は正志と遼の二人に依存して生活していて、これからもずっと死ぬまで一緒なのだとそれぞれが思っていた。
ある日、遼が寿命が来たといって死んでしまう。
教
えられていた寿命はまだ先で、突然のことに戸惑いながらも正志は遼の死を受け入れていた。
しかし、美鈴はそれを受け入れられない。
美鈴を殺した人間を殺すのだという彼女に、警殺(誤字ではない)はあくまで彼女の死は正当だと主張する。
遼を殺した人間は医者という、自分の命を削って寿命の来てしまった人間を看取る職業の人間だった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2016-09-05 05:52:48
10947文字
会話率:42%
毎日何処かで命が生まれ、そして、何処かでひっそりと消えていきます。
人間にとっては、無関係な生き死にかもしれません。
誰にも看取られない命かも知れません。でも、彼らは確かにそこに居ます。
生きようとしています。
その命を奪うのも看取るのも
、どちらも人間なのでしょう。
これは、ペットや野良、捨てられた動物たちの視点のお話。
幸せになる子も、そうでない子も出てきます。
私はその子になったことがないので、どんな風に感じているのかは想像でしかありません。
でも、事故で死ぬ子、病気で死ぬ子、虐待で死ぬ子、殺処分される子、そして幸運にも天寿を全うする子。様々な子が居るのは事実です。
短い命を誰にも知られることなく散らせていく子たちが居ることを、そんな子が居たことを、そっと胸に留めて置いていただければ幸いです。
一匹でも多くの命が、幸せになれることを心から願っています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-26 00:05:52
2644文字
会話率:3%
誰も病院に面会に来ない男を看取る話
最終更新:2016-04-19 11:00:00
2851文字
会話率:8%
昭和が舞台の怪談仕立ての短い推理小説集です。
「前世」は、「私」の母が、兄の同級生に死の間際に「前世の母」と名指され、看取ることから始まる不思議な話です。
最終更新:2015-12-23 21:39:53
20584文字
会話率:17%
死を看取る死神と、死の間際にいる少年の話。
文芸部での2作目です。
最終更新:2015-11-20 10:36:28
9287文字
会話率:56%
小さな漁師町で次女として産まれ育ったマリ。父親の愛情を受けてないと思い すれ違う親子の心… 大好きな母の死によって変わるマリの父に対する心の変化
夫婦の理想を追い求めながら、幾度も恋愛や結婚に失敗しながら生きて行く姿
小さな頃から自分自身は
我慢しても 人の喜んでる姿に幸せを感じるマリ。
父の最期を看取るまでの父子の寄り添っていく心の変化や マリが歳を重ねるごとに理解できる父の想い
苦労すればこそ 人の傷みや悲しみがわかります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-14 23:58:28
615文字
会話率:0%
――私に残されたのは、余命わずかな妹の恋人。
高1の春、多美は長く病気をしていた妹の実加を失い、新しい生活を始めた。妹が亡くなった後に、多美が受け取った遺書には、ただ一人の名前があった。「お姉ちゃん。梓を、どうか、お願いします。」
妹の最初で最後の恋人の後を頼まれ、多美は彼――梓の元へ訪れる。自身も病床にある梓は、すでに生きる意欲を失っている「のっぺらぼう」だった。
「無理なんかしなくったって、そのうちいくしね」
そんな風に言う彼を看取るために、多美は病院へ通い続ける。
そしてあるきっかけで、多美は彼が妹とかつて起こした、そして二人を危ういくらいに近づけていた心中未遂の真相を知ることになる。
「きっと俺のこと、軽蔑すると思うけど、聞く? 俺と実加ちゃんの思い出」
新しい生活、新しい友達を得て、そして疲れ果ててしまった家族を支えながら、多美は次第に梓に惹かれて身動きがとれなくなっていく。
「俺、今すごく弱ってるから弱音吐くけど」
そして「のっぺらぼう」の梓もまた、多美の存在がきっかけで、苦しい戦いを強いられていく。
「そばにいて」
ただ叫びたいほどに思うのは一つだけ。
「どうして、私は、この人の明日を望んではいけないの」
残り少ない時間の中で、二人はそれぞれの恋に、生き方に、どう決着をつけるのか。
よろしければ、見守ってやってください。
ジャンルでいえば、ストレートな青春小説になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-20 22:00:00
103173文字
会話率:53%
苦行に次ぐ苦行が、私を突き動かす。
家族も居ない。看取る奴も居ない。
それでも『俺は新世界の神になる!』
最終更新:2015-08-11 16:44:50
838文字
会話率:47%
末期がんの母を看取る姉妹を描いた短編。エリート会社員・離婚歴ありの〝文化系メガネ女子〟の姉と、活発な〝アスリート〟の妹。考え方も性格も現状も正反対で、疎遠になっていた2人が、母の最後の治療をきっかけに心を通わせる。
キーワード:
最終更新:2015-06-09 21:41:24
13292文字
会話率:37%
僕を看取る話。
「私」は愚か者である。
最終更新:2014-07-03 12:00:00
1372文字
会話率:0%
漫画を読んでいたら、見知らぬ白い空間。白く発光する人型に彼は出会う。
「――君が望むものをひとつ与える。その代わりに僕がほしいものを君から奪う」それは、一人の人間が”死に場所”に変わり多くの人を看取るだけの話。
最終更新:2014-02-04 01:31:07
2167文字
会話率:32%
短編集「大好き!」第八弾。認知症のおばあちゃんを看取るお話です。
最終更新:2013-09-23 22:08:28
583文字
会話率:48%
二月一日。この日、ある少女が息を引き取った。少女の死を看取った少年。看取ることを拒否した少女。彼女の死は、彼らに何を残していったのか。
kanon美坂栞ルートBAD END後のアナザーストーリーです。完結済。基本は多少繋がりのある短編集と
考えてもらっていいかと。予定では全八話の構成。テーマは、アンチテーゼ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-01 18:00:00
52717文字
会話率:29%