「あなたを愛することはない」
戦争のあった二国を結びつける政略結婚に際し、若き王アベルは、十歳年上の王女エステルに冷笑を浮かべてそう言った。
しかしエステルには「目を合わせた相手の心の声が聞こえる」という能力があり、アベルの内心が言葉
とは真逆であることに気づいてしまい……!?
“こんなことを言ったら絶対に嫌われてしまう。嫌われたくない……ッ。でも周囲の反発を抑えきれていない現状で、俺がエステル姉さまを溺愛していると知られたら、エステル姉さまを危険に晒してしまうッ”
遡ること十二年前。
アベルは、二つの国が一触即発、戦争となれば身の安全は保証されない――そんな過酷な状況下で、実の父に捨て駒扱いをされて「人質」としてエステルの国の王宮で暮らしていたことがあった。
周囲に対して心を閉ざしたアベルに、年上のエステルは真正面から向き合った。
そのときからずっとエステルに淡い思慕を抱いていたアベルであるが、いざ大人になり憧れの相手と「夫婦」となると自分の大き過ぎる感情に戸惑うばかり。しかも、辛い日々の中でうまく笑うこともできなくなっていた。
再会したエステルはアベルの窮状に気づき、ふたたびその心を開くために寄り添う決意をする。
素直に愛を示せない年下の国王と、自分の思いが恋愛とは気づいていない年上の王妃。
大人になって出会ったふたりが、互いを伴侶として意識し、恋に落ちて結ばれるまで。
※短編「陛下、「あなたを愛することはない」と言ったそばから、心の声がダダ漏れでして」(https://ncode.syosetu.com/n7109ho/)の連載版です。現在は【連載版】を入れたタイトルですが、後ほど変更予定です。
※ストレス展開・流血表現あり。タグ等確認の上、苦手な要素の含まれる方はご注意ください。短編版の場面までに過去編があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 18:15:03
102383文字
会話率:30%
帝国軍の兵士、ルイザは捨て駒に使われ、重傷を負う。身寄りのなかったルイザは魔王の幹部に拾われ、魔族の地で生きる。
最終更新:2022-04-03 17:49:39
2122文字
会話率:8%
「沼の住人が乙女ゲーのヒロインなんてありえない! だからここは貴族版牧場物語の世界よ! 道楽で牧場経営するナメプお嬢様になって沼を堪能するの!」
某乙女ゲーム(諸説あり)に似た世界で、ゲームでは魔王すら捨て駒にしてヒロインも攻略対象者も絶
対殺すウーマンと化す、国唯一の公爵令嬢に転生した主人公(幻覚強めの雑食系オタク。非プレイヤー)が悠々自適のエレガントスローライフを目指す話。なのに、なぜかなかなか上手くいかない。
「私の完璧な計算が、どうして?!」
逆ハーフラグ? ジャンル違いです。お帰り下さい。お帰りくださぁーい!!!!!
一方その頃、ヒロインに転生モブ(プレイヤー)は田舎でせっせと芋を作っていた。
「ひ、ろ、い、ん……? いいえ、私は土の中の芋です! 芋ったら芋なの!!」
※残酷描写タグは念の為
ゲーム世界は修羅モードだけど、転生世界は悪役令嬢が仕事しないのでまったりモード。
※現時点ではロリ主人公です(=攻略対象者もショタ)
※主人公が雑食オタクなので、BLやGLを強烈に想起させる思考が出てきます。
※4話以降オタク成分強めです。
※転生悪役令嬢(主人公)と転生ヒロイン(モブ)の絡みは予定していません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 20:07:44
325059文字
会話率:40%
16歳の少女、九条佑華は異世界の神によって不十分な力だけ与えられて神同士の勢力争いの戦争の真っ只中に勇者(捨て駒)として放り込まれた。ところが1年後、捨て駒だったはずの佑華は圧倒的な戦果を挙げて停戦協定を成立させる。バイルは佑華が自分に牙を
向かないように与えた力をすべて取り上げ、佑華は行方不明となった。
さらに1年後、佑華はバイルへの復讐を…とくに考えることなく、異世界をのんびり旅していた。だが再び動き出した神同士の勢力争いが佑華を絡めとらんとしたとき、佑華は失ったはずの力を再び振るいだす。
「(旧)元勇者な少女は我が道を行く」をリメイクしています。
できるだけ更新します。評価、感想、指摘よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 01:00:00
24815文字
会話率:32%
16歳の少女、九条佑華は異世界の神『バイル』によって、不十分な力だけ与えられて神同士の勢力争いの戦争の真っ只中に勇者(捨て駒)として放り込まれた。ところが1年後、捨て駒だったはずの佑華は圧倒的な戦果を挙げて停戦協定を成立させる。バイルは佑
華が自分に牙を向かないように与えた力をすべて取り上げ、佑華は行方不明となった。
さらに1年後、佑華はバイルへの復讐を…とくに考えることなく、異世界をのんびり旅していた。だが再び動き出した神同士の勢力争いが佑華を絡めとらんとしたとき、佑華は失ったはずの力を再び振るいだす。
できるだけ毎日1時に1話更新します。評価、感想、指摘よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-20 01:00:00
35262文字
会話率:47%
鉄砲玉と称されて、ヤクザ組織の捨て駒にしか思われていない彼等の無念の胸中やこれいかに。
最終更新:2021-07-10 12:45:15
1391文字
会話率:27%
ここは異世界、人間が獣人という新しい生物を開拓した世界。
獣人ラックは剣術の天才。その才能は[ある相手]を倒す為に使われる。これまでの経験からは捨て駒とも言える行為。
獣人のガルは珍しい力を持っていた。出自は不明瞭だが仲間として迎え入れられ
ラックと共に[ある相手]に挑む為、訓練を重ねた。
仲間と共に偉業を成した二人はどちらも忽然と姿を消した。そして舞台は[時間]だけ1000年後へ…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-02 01:38:32
162258文字
会話率:48%
戦士としてのエリートコースを突き進む若者、アラド・ミッシングは、捨て駒として上司から使い捨てられた挙げ句、証拠隠滅のために殺されかけてしまう。
そこからなんとか命からがら逃げ出し、帰ってきた故郷でも、まるで腫れ物のように扱われ、人生に失望
するが……そこで、かつての幼馴染、サキュバスとのハーフであるミーシャと魔道士見習いのアーリンの二人と再開する。
幼馴染の二人もアラドと同じくエリートとしての人生に躓いたらしく、希望に満ちているとは言い難い状況だった。
しかし三人は友情を再確認、冒険者に転職し、心機一転人生をやり直すことを決意する。
※スローテンポな話かもしれませんが、のんびりとお付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-02 16:16:52
52828文字
会話率:36%
●短いあらすじ。
勇者のイルティア王女の身代わりにされ、魔王軍の中に置き去りにされたルカは、神にも匹敵する不死身の力にめざめる。
20万の魔王軍を撃破し、国を救ったルカは人々から真の英雄とたたえられる。
一方でイルティアは魔王の手先と蔑ま
れ、名声が地に落ちた。
イルティアは、ルカに戦いを挑むが破れ、
自分を奴隷にして欲しいと土下座して許しをこう。
ルカは国王を破って、世界最強国家の陰の支配者となる。さらにはエルフの女王にめちゃくちゃに溺愛され、5億人の美少女から神と崇められてしまう。
●長いあらすじ
15歳になると誰もが女神様からスキルをもらえる世界。
【変身】スキルをもらったボクは、勇者であるイルティア王女に捨て駒にされた。
20万の魔王軍に包囲された姫様は、ボクを自分に変身させ、身代わりにして逃げてしまったのだ。
しかも姫様は魔王の財宝を手に入れるために、魔族との戦争を起こしたと得意げに語った。
魔法が使えないため無能扱いされたボクだったが、魔王軍の四天王の一人、暗黒騎士団長に剣で勝ってしまう。
どうもボクの師匠は、剣聖と呼ばれるスゴイ人だったらしい。
さらに500人の美少女騎士団から絶対の忠誠を誓われ、幻獣ユニコーンから聖なる乙女として乗り手にも選ばれる。
魔王軍を撃破してしまったボクは、女神様から究極の聖剣をもらい真の英雄として、人々から賞賛される。
一方で勇者イルティアは魔王の手先と蔑まれ、名声が地に落ちた。
これは無能と蔑まれ、勇者の捨て駒にされた少年が、真の力を開放し史上最強の英雄(♀)として成り上がる復讐と無双の物語。
勇者姫イルティアへのざまぁは16話からです。
イルティアを剣で打ち負かし、屈服させて主人公の奴隷にします。
彼女は主人公に土下座して許しをこいます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-31 10:01:32
124164文字
会話率:37%
魔魔術が存在する世界。
終戦後から六年、暗殺者として組織から雇われていた主人公『シュウ』。シュウは極秘の任務にて、貴族の娘を組織へと送り届ける直前、捨て駒として自分が組織から裏切られたことを見知らぬ男から知らされた。そして、組織から自分だ
けではなく、大切な仲間も殺されてしまうことに気づいたシュウは、組織に反乱することを翻意した。大切なものはもう二度と失わない。
——そうだ、今度こそは届かせてみせる。この手できっと……
こちらはリメイク版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 19:00:00
186321文字
会話率:47%
スキルと魔法が好きで、それを自由に操ることを夢見る新米ハンター――フユマ。しかしギルドの鑑定によって告げられた言葉は「スキルも魔法も付いていない」。つまり『スキルゼロ剣士』だったのだ。
それによって人々から白い目で見られ、挙げ句の果てに
は仲間だと思っていたパーティーに、捨て駒として置いてけぼりにされて……フユマの人生はまさに絶望そのものだった。
そんな絶望の最中、彼はあるダンジョンを発見する。それは伝説の魔龍ファフニールを核として制御されたダンジョン――あとに『ファフニールダンジョン』と名付けられるものだった。
このダンジョンには金属で構成された魔物がはびこっていると同時に、彼の強大な力が凝縮されている。しかもフユマはそのファフニールの力をスキルとして受け取ることが出来た。
フユマは今日もダンジョン攻略をする。自分が求めていたスキルと魔法……それもファフニール由来の斬新なものを獲得する為に。
カクヨムでも同名タイトルで連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-16 20:09:19
165659文字
会話率:42%
サメ映画の視聴が趣味である俺は、異世界に召喚された。
そこで世界平和のために勇者となるはずが、戦う力のない役立たずだと判明する。
俺が持っているのは、なぜか発動しない【召喚魔術】と謎の能力値"SAME"のみ。
他の異世
界人みたいなチート能力は持っておらず、どうしようもなく弱い。
結果、育成価値がないと判断されて、魔獣の餌に選ばれてしまう。
魔獣に殺される寸前、俺は現実逃避をする。
「これがサメ映画なら、目の前の怪物を喰い殺してくれるのに」
その時、魔獣の足下に魔法陣が生まれる。
魔法陣から飛び出したのは、映画に出てくるあのサメだった。
不意打ちで魔獣を捕食したサメは、まるでペットのように懐いてくる。
そこで俺は自分の真の能力を理解した。
異世界召喚で得た【召喚魔術】はサメに特化したものである、と。
紙一重でピンチを切り抜けた俺は、追放されたばかりの王城へ戻る。
そこでは優秀な異世界人に対し、勇者育成のプロジェクトが実施されていた。
俺を切り捨てた連中が、世界平和のために、善人面をして努力している。
この身に受けた残酷な仕打ちを思い出しながら俺は呟く。
「――クソッタレが。今度はこっちの番だ」
王城の頭上に巨大な魔法陣が展開される。
そこからせり出すようにして、巨大なサメが現れようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-23 07:15:53
116016文字
会話率:12%
地球が異世界と融合し、ダンジョンが出現した現代。
蒼崎篝《あおざきかがり》はスキル【不死鳥憑き】で不死身になった冒険者である。
しかし、不死身でしかない篝はパーティーに利用され、危険な役回りばかりを押しつけられる便利な捨て駒扱いだった。
そ
れに嫌気が差した篝は自らパーティーを抜け、ソロでダンジョンへと向かう。
そこで瀕死の重傷を負った少女を助けたことで【不死鳥憑き】が覚醒し、不死鳥が持つ死と再生の炎が操れるようになる。
不死身なだけではなくなった篝は、各階層ごとに異なるダンジョンが広がる塔型迷宮を攻略し、最強の冒険者へと成り上がるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-24 19:03:42
25552文字
会話率:38%
異能を持って生まれる「呪い子」である少女トリクスは、幼くして親元から引き離され、軍の捨て駒として戦う日々を送っていた。そんな19歳の夏、豺狼と渾名される軍人マーヴィスに仕えることが決まる。目的の為に手段を選ばない冷血漢の下で戦功を立てていく
トリクスだが、ある日命じられたのは無辜の小村の殲滅だった。冷淡ではあるが、その根底には国と民を守る信念が潜んでいるのだとマーヴィスの評価を改めつつあったトリクスは、裏切られたという失望と共に反抗を決める。しかし、それはマーヴィスを陥れようとする一派の策略だった……。
戦う少女と冷淡な軍人の歳の差凸凹コンビ・バトルファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-12 23:46:25
73076文字
会話率:40%
特殊能力を持つ芳は暗殺組織の捨て駒であったが、ある男と出会い救われていく。
最終更新:2020-05-15 14:55:50
2062文字
会話率:26%
エドワード老公はこれまで二度、主君に裏切られた。
一度目は妻を奪われ、二度目は戦場で捨て駒にされた。
それでも彼はその国に仕え、いつしか『忠義の騎士』と呼ばれるようになっていた。
だがしかし、その忠誠すらも裏切られた。
城か
ら追放された最強の老騎士は、人を信じることをやめ、昔読んだ物語に出てくる『七色の朝日』を探すため、辺境の村へとおもむく。
そしてその村での一人の少女との出会いが、固く閉ざされた老公の心をゆっくりと変えていく……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-10 16:32:01
7555文字
会話率:28%
大地が東西南北4つに分かれる世界。北の大陸の大国『ルギウス』に北の僻地の小国『ジルベルト』から1人の姫がやってきた。
ジルベルトの姫にルギウスの王子は言い放つ。
「お前は俺が王位に就くための捨て駒だ」
これは悪鬼と呼ばれた姫と反逆の王子のお
とぎ話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-03 20:50:26
152754文字
会話率:52%
食う寝る遊ぶよりもイタズラが大好きなお嬢様、板金楿子とその悪ふざけによく絡まれる中野ワタシが送る日常を綴るストーリーです。
舞台は2人が通う私立紅茶の水学園で、2人は華も霞む高校1年生。学校の教室や体育館、グラウンドなど校舎で繰り広げられ
るアレやコレやの魔の手からワタシちゃんは逃れる事が出来るのか…??
シリーズ累計発行部数50億冊突破(真っ赤な嘘)!
全米が泣いた笑った感動した、あの話題作が今始まる…!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-24 00:00:00
10292文字
会話率:47%
世界征服の為に、と魔王が行った禁忌魔法『レベリング』の影響により世界中の生き物はレベルという概念によって個々の能力を制限されることになった。
最終更新:2020-02-21 15:17:23
3302文字
会話率:28%
幼い頃から「捨て駒」としてのみ存在し、次期当主の姉に比べて不遇の扱いを受けていたソフィア。いつしか心は色を失い、嘆くことも悲しむこともなく実家を諦観しながら生きる日々。生まれながらに決まっていた婚約で家を出られると思っていたが、その婚約者に
姉が横恋慕をして――。ささやかで平凡な人生を求めるヒロインが割と平凡な幸せをつかむお話。
※中世西洋の各国が混ざった想像の国が舞台で、家庭が舞台の話なので国自体の設定は緩めです
※主人公は実家を諦観。読む側はヘイトがたまるかと思われます
※主人公側から実家に対する復讐などの直接的なものはありません
※妙な構成で恐縮ですが恋愛パートは2章目、そのネタバレが1章最終話です
!番外編1,2話に年の差夫婦が存在します。苦手な方はご注意下さい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-04 20:07:53
153769文字
会話率:34%
「今、君は運命を選ぶことができる。確かに手の中にある宿命と、手を伸ばした先にある可能性によって」
わたしが与えたのはその言葉と、チェスの駒と、そしてそれをはめ込む錠前。ただそれだけだった。
だがそれだけが、ふたりの少年と、龍脈渦巻くひ
とつの学校の運命を変える。大きく局面を変じさせる。
ある少年は『騎馬』を乗りこなし、武と信義の道をひたすらに進んでいる。
その朱槍で貫き、切り拓き、自らの生と才とをまっとうするべく至強に挑む。
ある少年は『歩兵』を手にした。
周囲に翻弄される捨て駒が、いかなる苦難の道を前進し、どう成るか。見物ではある。
彼らと共にあるわたしは時州瑠衣。
希代の臥龍にして、不世出の鳳雛にして……今は、定価540円のウサギの人形だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-02 11:24:37
284870文字
会話率:31%