押し入れの中板の、人型の染みたちが、その男の子の友達だった。
両親の仕事の都合で引っ越してきた古いアパート。
その部屋の押し入れの中には、赤黒い人型の染みがたくさんあって、
押し入れに逃げ込んだその男の子は、恐れるどころか友達になった。
前の学校の友達との連絡は途切れ、新しい学校にも馴染めない。
本当の友達は学校ではできない。本当の友達は押し入れの中の染みだけ。
しかしアパートの取り壊しが決まって、染みの友達たちとも別れることに。
その男の子は友達たちと運命を共にする覚悟で押し入れに残るのだが。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 02:11:36
4412文字
会話率:6%
押し入れのタイムカプセルに入っていたビデオテープ。
そのビデオテープには、幼い頃の自分の姿が映っていた。
大人の僕は夢を叶えられましたか?願いが叶うおまじないを教えます。
資格試験の勉強に悩む男が、
ビデオテープに映る過去の自分に言われる
がまま、おまじないを試す。
すると、僅かにだが成績は上がっていき、夢へと近付いていくのだった。
それは願いが叶うおまじないの効果なのか、はたまた別の何かなのか。
タイムカプセルが時間を超え、過去と現在の二人を繋ぐ物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-05 04:24:31
6320文字
会話率:7%
ロビン少年はとある家の押し入れに住んでおり、養父の家族から蔑まれ、物を投げられ、虐げられて生きてきた。そんなある日、彼に宛てた一枚の手紙の存在に気が付いた。そこに書かれていたのは【魔法学校】への入学を促す内容であった。
そして魔法学校へ入
学する事になったロビンだが、セブンス魔法学校の特色として、最初に【使い魔】を召喚し、【魔杖】を生成するという取り組みがあったのだ。
皆がそれぞれに使い魔を召喚し終え、最後に彼の番が回ってくる。その時魔法陣は血の様な赤に染まり、真紅の光を放出し始めるのだ。そこからまさかあの様な存在を召喚するとは、教員を含めたその場の全員が予想だにしない事態が巻き起こり、ロビンの人生は加速的に変化していく事となった。
【本作は一話1000文字程度の軽い内容となっております。小説の1ページ感覚で休憩中や移動中にスマホでお楽しみ頂ければ幸いです】
※フラグやタグはゆっくり回収致します。よろしければ物語を生暖かい目で見守って頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 20:00:00
248756文字
会話率:63%
2004年。桃園ゆかりさんは福井市でひとり暮らしの大学生です。ここ数年、男性関係で嫌なことばかり続き、子ども時代の明るく元気な面影はなくなっています。
そんな彼女を元気づけてくれる友人とその母親の勧めで、母親の知り合いの家に引っ越しを考
えます。愛宕坂の途中にある古ぼけた駄菓子屋の二階、窓からは趣きのある景色が広がり、彼女はすぐに引っ越しを決めました。
荷物はたいしてないけれど、細い階段の坂道ですから、友人と何度も行ったり来たり。ようやく荷物を運び入れて、大家さんと部屋の掃除をしていると、押し入れに木彫りの小さなお地蔵さんを見つけます。
「欲しかったらどうぞ」と大家さん。何気なく胸ポケットに入れたゆかりさんに、再び不思議なことが起こります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-12 16:28:36
95459文字
会話率:49%
ある日、深夜まで残業続きで疲れきった体を引きずるように帰宅すると、押し入れから妙な物音がした。まさか事故物件かと思ったが……もっと大変な代物と遭遇する事に!! 社畜街道まっしぐらだった青年の元へ現れたのは、見目麗しき異世界娘だったが、彼女の
正体は邪神を復活させようとしていた神官娘だった! そんな非日常に巻き込まれた大伝青年の運命や如何に?(娘は血を捧げて色々と召喚します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 15:40:19
85076文字
会話率:43%
大嫌いな弟が、毎日毎日押し入れを開けてくる…。
●この作品は、ノベルアップ+、ノベマ!、Berry's Cafe、野いちご、pixivでも掲載しています。
最終更新:2023-07-20 07:59:15
1620文字
会話率:17%
早朝の澄んだ町の片隅で、やっと訪れた春に関心を持ちつつ怠惰に過ごす人物が一人いた。
彼女の名前は『佐倉恵美』という。
恵美は、ある春の日に”何もしないと決めた”日』を過ごしていた。
八畳の部屋の中で寝転んでいると、押し入れから物音が聞こえ、
自分と同じように床に転がっていた先にゴルフボールがついている孫の手を引っ掴み、襖の取っ手に指を掛け、勇気を出して戸を開けた。
振り下ろした孫の手は、確実に何かを叩いた。
押し入れの暗がりからは、なんとも情けない声が聞こえ、恵美は目を凝らす。
中には立派な縦ロールの長い髪を持った、これまた舞台の上でしか見たことがないようなドレスを着た女性が自身の頭を庇うように体を縮こまらせていた。
これが『佐倉恵美』と『プルメリア』の出会いであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 07:00:00
199359文字
会話率:39%
ある日、俺は会社を辞めて、家の掃除をしていた。押し入れから出てきた不思議なお香に火を入れた途端煙に巻かれて、俺が着いたのは、江戸時代の元禄!?
江戸時代を舞台にして、主人公を助けてくれた町娘と、主人公とのラブストーリーを書こうと思います。
この小説はこのサイトのほかに、「Novelist.jp」、「ノベルアップ+」、「カクヨム」、「アルファポリス」、「MAGNET MACRO LINK」、「NOVEL DAYS」、「Novelism」、「Pixiv」でもアップロードをしてございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-26 00:15:15
155727文字
会話率:36%
あたし!花川めぐみ!
高校入学を機に一人暮らしを始めたんだ〜!
でも、部屋には幽霊がいるし部屋の押し入れは別次元に繋がってるしあたしの生活、これからどうなっちゃうの〜!!!
あっ!もう勝手に部屋に入ってこないでよ!!
ここは私の部屋なん
だからね!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-08 21:33:09
5474文字
会話率:60%
久しぶりに実家に帰省した雫(しずく)は、両親に命じられて断捨離をする。そして、押し入れの段ボールに入っていたぬいぐるみのニャミィを見つける。子どもの頃の自分がニャミィをどんなに大切にしていたか、雫は思い出した。
最終更新:2023-05-26 22:54:52
1955文字
会話率:29%
私はYKアパートの206号室に引っ越してきた。それは隣の205号室に住む林田修一郎の行動を監視するためだ。彼には爆弾犯の容疑がかかっていた。私は押し入れの壁に機器を取り付けて盗聴するが、なかなか動きはない。果たして・・・・
最終更新:2023-04-14 22:05:05
10105文字
会話率:49%
ある日、俺はボロいアパートに引っ越してきた。すると、押し入れの奥に、見覚えの無いおふだの貼られたリングケースが置いてあり。
そのリングケースのおふだを誤って剥がしてしまったら、幽霊が…ひなこが出てきた。
色々あって、俺は幽霊のひなこと結婚し
、幸せな日々を送っていた。
そんなある日、俺が家に帰ると、純白のエプロンを着けたひなこが駆け寄ってきた。
抱きついてきたひなこを見ていると、どう見てもエプロン一枚だけしか着てなように見えるけど…これが噂の裸エプr…!?
こちらの作品は、なろうラジオ大賞4への参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 08:55:28
1000文字
会話率:54%
大学進学を機に一人暮らしを始める由紀。
年末の大掃除で片付けが苦手ながらも何とか進めていくと、懐かしいランドセルを見つける。
この季節ならではのお話を書いてみました。
ランドセルって捨て時がわからないですよね〜。
長いと6年間ほぼ毎日使
う物ですから思い入れがある方もいるのでは?
貴方の家の押し入れには何が入っていますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 00:55:52
923文字
会話率:44%
世界を混乱の渦に巻き込んだ最悪の魔道具師ベンジはとうとう捕まり、流刑地である地球に送られることになった。
大学生、唯野トオルの住むアパートに転移したベンジ。彼は押し入れを占拠し、そこで暮らすと宣言する。
心を入れ替えたベンジは様々な魔道
具を使い、唯野の生活や日本、ひいては地球をより良くしようと奮闘するのだが……!? 彼の善意? はやはり狂っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 17:49:57
10745文字
会話率:75%
押し入れを開けると、そこには宇宙があった――
日々をぼんやりと生きている青年トーマは、ある日自室の押し入れが異様な空間になっていることに気が付く。そんな非日常に彼はおそるおそる、しかし胸を躍らせながら足を踏み出し、彼の知らない世界に真っ逆
さまに落ちていくのであった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-27 02:42:37
2588文字
会話率:14%
終わった
今の自分が居る場所は襖で閉められてる押し入れの中だ
アイツに睡眠薬を知らない間に飲まされて眠ってしまい気づいたらここに居た
別にアイツとは仲が良いというわけではない
というかアイツは自分を嫌っている
だからアイツが家に来た
時から警戒していた
話があると言い家に上がり込むと話す前に喉を潤そうと言いアイツから飲み物をもらった
飲まないのも失礼だと思いながらも何が起きても良いように近くにあった物をアイツに気づかれないように服の中に隠した
そして飲むと、、、この押し入れに入れられていた
体が動く前に目は覚ましていたのでアイツが何をやっていたのかは知っている
アイツは自分に強制的に『ひとりかくれんぼ』をさせるつもりみたいだ
何の準備も無くひとりかくれんぼが起こってしまったら無事で済むはずがない
終わった
そう思っていたら腹の辺りに服ではない物の感覚がした
どうやらあの時、警戒してとっさに隠した物はアイツにバレずにすんだらしい
暗闇の中とっさに隠した物を探ってみるとスマホがあった
家族や知り合いに連絡を取ってみるが、、、全部エラーだった
もう、心霊現象が始まってるのかも知れない
もう駄目だと思ったその時、あることを思い出した
心霊現象や異空間、異世界に行っても唯一繋がるという『掲示板』を
※恋愛や姉妹 (シスコン)要素は二章から出てきます。
アルファポリスなどでも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 12:00:00
64248文字
会話率:3%
心霊写真を探して祖父の部屋へと行きまして
そこで押し入れをあけまして
えらいことになりまして
最終更新:2022-08-15 00:30:47
4455文字
会話率:0%
橘 一樹は、9歳から19歳までの記憶を失っていた。
事故現場を目の当たりにしたショックから解離性健忘を患った一樹は、家族の助力もあり少しずつ記憶を取り戻していく。
やがて日常生活を送れるようになった頃、自室の押し入れに仕舞われた身に覚えの
ない手紙を見つける。
『ずっと待ってる』
何か、大事な記憶を取りこぼしている気がする。
その胸騒ぎの正体を知るため、一樹は手がかりを探るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-11 13:38:13
3966文字
会話率:25%
大学受験をギリギリになって合格した明。実家から学校が離れているため下宿先を探さなければいけないが空き部屋は一切見当たらない。そこで叔父さんから紹介してもらった格安の家賃のマンションに決めることにした。なんで安い家賃なのかわからないまま引っ越
しを完了した。しかし、部屋の押し入れから何やら音が鳴っている。このマンションは何かがおかしい。
ケモミミ、異種族、身分の高い人。様々な人?と出会うことで少年の人生は少しずつ変わっていく。
//お試しで1話分を書いたものです。評価が良ければ続きを書きたいと思っています。題材がよくありがちですがぜひ読んでみてください。//
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-03 21:00:00
13265文字
会話率:40%
『カブトムシ観察日記』が、押し入れから出てきた。そんなある日のことだった。
最終更新:2022-06-15 07:00:00
401文字
会話率:0%
中学二年生の頃、僕はかなり拗らせていた。
怪我なんてしていないのに眼帯で生活をしていた。学生服に金のロザリオという謎のファッションで登校していた。今振り返るとめちゃくちゃ恥ずかしい。
中でも最も痛々しいのが、当時の僕が描いた自作漫画「Cl
imson Chlonicre(クリムゾン・クロニクル)」。
現代に召喚された記憶喪失の創造神が、破壊神の呪いをかけられた姫君と、
呪いを解く為世界を巡るファンタジー超大作。
単語帳からカッコいい言葉を選び、2つ並べただけなのでタイトルに特に意味は無い。しかも綴りも間違えている。
思い出すだけで顔が熱くなる黒歴史の数々。
中二病を卒業し、普通の高校生として暮らすようになった僕はこれら思い出をすべて押し入れの奥へと封印した。......はずだった。
変わり映えの無い毎日の中、突如死んでしまった僕。目を覚ますとそこはファンタジーの世界。
初めて見る世界のはずが、何故だか不思議と見覚えがある。
「お目覚めになられましたか、創造神様。」
「へ?」
そこはかつての僕が作ったファンタジー超大作「Climson Chlonicre(クリムゾン・クロニクル)」の世界だった。目を覚ますと僕は、自作黒歴史漫画の主人公......記憶喪失の創造神“ガリフォンス・ガリルメント”になってしまっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-14 21:39:42
3719文字
会話率:27%