唯一聖女を有する国である「クラーク王国」。大国「オルグレン帝国」に属さない数少ない小国である。
聖女がいるおかげで、魔物の討伐はそれほど必要なく土地も豊か。特に王都は美しく栄えていた。
そんなクラーク王国の中にあって、いわば国から見捨てら
れているといっても過言ではないターナー辺境領の男爵令嬢であるシェリルは、魔力量の多さから聖女候補として王宮に招集される。
これから三ヶ月間、聖女候補としての教育を受けることになるシェリル他、聖女候補たち。
シェリルの他に招集されたのは、ベリンダ=アシュトン侯爵令嬢に、カレン=ピアース伯爵令嬢だった。
聖女になれば、王太子妃は約束されたようなものであり、その地位を狙う二人から数々の嫌がらせを受けるシェリル。
シェリルはそんなものには興味がなく、早く領地に帰りたいと思っているので、迷惑なことこの上ない。
いかにしてリタイアするかを考える中、クラーク王国に遊学中のオルグレン帝国第三皇子であるネイト=オルグレンが、神殿の裏庭で漆黒の卵を発見する。
魔獣の卵かもしれないが、聖獣の卵である可能性も捨てきれない。大神官は聖女候補たちに世話をさせ、ひとまず孵すことにした。それを機に、シェリルは思いつく。
「魔獣の可能性があるなら、うちの領地で孵せばよくない?」
ターナー領で卵を孵し、魔獣ならこちらで対応すると請け負うシェリル。そして、聖女候補から外れることを請う。
見事シェリルの願いは受け入れられ、喜び勇んでターナー領へ帰ろうとするが、おまけがくっついてくる羽目に。
「俺が見つけたんだから、孵るまで見届ける義務がある。卵の中身も気になるが、それ以上にあんたが気になる」
なんと、ネイトまでターナー領へついて来ることに!
シェリルを気に入ったネイト、少々強引な彼にタジタジなシェリル。
彼女と彼の心の中には、何が生まれる……?
***
エブリスタでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 12:10:43
210642文字
会話率:45%
ベアトリス・ナミュールは敗者だ。
王太子の婚約発表の夜会にて。アデルバートは、マリー・ベルティエという子爵令嬢を連れていた。
「ねえ、知ってる? あのマリーって子、ベアトリス侯爵令嬢が付き従えてた令嬢なんでしょ?」
「じゃあ、自分の
連れに抜け駆けされちゃったってこと?」
「最初の頃はベアトリス様が婚約者になる予定だ、なんて言われてたのにね」
まさしく、婚約者を奪われた敗北令嬢として。
ベアトリスは社交界の場で後ろ指をさされていた。
だが、それでもなお。
ベアトリスは、凛と立ち。堂々と、真っ直ぐに前を見据えていた。
それは、ベアトリスが「未だなに一つ諦めていない」からであり。
同時に。それこそが「敗者」の在るべき姿である、と。
――勝者には、花道があって然るべきだ。
これは、ベアトリス・ナミュールという敗北令嬢の。
矜持と信念による、立ち居振る舞いである。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-25 18:45:02
43181文字
会話率:40%
「さぁ、早く選んで。”君の死”か、”君の姉の死”か」
自らの死を選んだ『ひかり』は、異世界の侯爵家令嬢『ルーチェ』として転生していた。
そのことを彼女が思い出したのは、”神子の儀式”の最中。現れた神具がこの世界では見慣れない”なぎなた
”だった時だった。
前世の記憶を思い出したルーチェは、そのことを隠しながら仲間の神子たちとともに各地域に設置された”浄化の像”をめぐる旅に出る。
しかし、仲間たちにもそれぞれが抱える秘密があった。
_______
・毎週火曜更新予定
・「アルファポリス」様でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 18:27:23
11579文字
会話率:52%
男爵令嬢エミリアは前世の記憶を持っていた。
前世はガルシアの宝石とも呼ばれ、15年前成人間近に亡くなった侯爵令嬢マリアンヌ。全てのことを家に決められ自由のない暮らしをしており、来世では絶対貴族に生まれるもんかと思っていたら、また貴族に生まれ
てしまった。
しかし今世は前世よりもしがらみが少ない男爵令嬢。
今度こそおばあちゃんになるまで生きて、自由を謳歌するぞと思っていた。
だけど、自由を謳歌するまで時間があるので、前世の幼馴染を観察することにしました。
優しくてちょっと意地悪で泣き虫な幼馴染のテオドールはどうなったのかと思ったら、そこには昔の面影すらなくなったテオドールがいて────。
これは前世でやり残したことを謳歌する為に自由に生きる少女と、孤独と絶望で心を閉じた男のお話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 14:38:11
2154文字
会話率:2%
「あなたみたいな屑に生きてる価値なんてないじゃない。」
(違う違う違う!こんなことが言いたいわけじゃないのに!)
侯爵令嬢、リヴィア・アメシストは心の中で悲痛な叫び声をあげた。10年ほど前から、自分の心に反して体や口が勝手に動いてしまう
という呪いにかかってしまったのだ。しかも、憧れの皆のヒロインであるアナスタシア様に酷いことばかりしてしまう自分の体に嫌気がさす日々を送る。しかも、本当は好きでもないのに王太子であるカーティスに勝手に惚れる私の身体。アナスタシアとカーティスの恋路を応援する心に反して、私の身体は勝手に嫉妬してしまう。
──そんな非常に厄介な呪いにかけられたのリヴィアを愛する人などるはずが……ないのだが??最強魔導士に愛されるって……どゆこと??
※こちら、少し愛が重いです。重いやつが好きな方、大歓迎です。
※R15タグは保険でつけているつもりです。若干の残酷描写?のようなものは入っているかもしれないので、そちらは注意してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 08:42:10
15798文字
会話率:65%
ある日目覚めたら、そこは見たことも聞いたこともない…異国でした。
ここは、どうやら転生後の人生。
私は大貴族の令嬢レティシア17歳…らしいのですが…全く記憶にございません。
有り難いことに言葉は理解できるし、読み書きも問題なし。
でも
、見知らぬ世界で貴族生活?いやいや…私は平凡な日本人のようですよ?…無理です。
“前世の記憶”として目覚めた私は、現世の“レティシアの身体”で…静かな庶民生活を始める。
そんな私の前に、一人の貴族男性が現れた。
ちょっと?訳ありな彼が、私を…自分の『唯一の女性』であると誤解してしまったことから、庶民生活が一変してしまう。
高い身分の彼に関わってしまった私は、元いた国を飛び出して魔法の国で暮らすことになるのです。
大公殿下、大魔術師、聖女や神獣…等など…いろんな人との出会いを経て『レティシア』が自分らしく生きていく。
という、ちょっと…長いお話です。
鈍感なレティシアが、大公殿下からの熱い眼差しに気付くのはいつなのでしょうか…?
※お話の進度は遅めです。
※この作品は他サイト様にも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 21:00:00
559588文字
会話率:56%
1行あらすじ:
真面目だけが取り柄な元悪役令嬢の精霊帝が巻き起こす地方改革溺愛スローライフ!
あらすじ:
元悪役令嬢で現精霊帝の少女は、人間界での貴族生活のやり直しに憧れ、精霊国から抜け出し、隣国レンベルク国の商業都市フォンテーヌで侯爵令
嬢レーヌ・フォンテーヌになることを決めた。だが貴族学院に二度目の入学を果たすも、再び王太子に断罪され、辺境の地ドルクへ追放されてしまう。失意の中、ドルク地方領主の館で使用人として雇って貰おうとするレーヌ。そこにいたのは王弟アルルオーネだった。事情を知ったアルルオーネはレーヌから話を聞くことに。そしてアルルオーネは客員貴族としてドルクに迎え入れると告げる。レーヌの魔力の高さや精霊国でしか知られていない知識を使った改革でドルクは発展していく。そしてレーヌは王弟アルルオーネからの溺愛を受けることに!?王都に戻ってこいって言われても快適過ぎて無理です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 00:02:40
45069文字
会話率:47%
「悪役令嬢?生温いわね」
高熱で死線を彷徨ったカサンドラ・ヴェンデル侯爵令嬢は、自分が転生者であることを思い出した。前世は芸能プロダクションの社長。そしてカサンドラは小説「光の聖女の救世物語」に登場する悪役令嬢だったのだ。
だが前世で
悪辣な手腕を使い成り上がってきた彼女には、カサンドラの悪事など児戯に等しい物であった。
「本当の悪役というものを、見せてあげるわ」
短編「悪役令嬢というものは」(https://ncode.syosetu.com/n9479jn/)の連載版です。
全13話予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 22:28:49
34577文字
会話率:34%
カラゴル博物館。
それは腐らないように処置された遺体が数多く展示される、風変わりな博物館だ。
滅びた国の騎士、画家の右手、うら若き聖女、生まれたての赤子……
骸たちはなぜこの場所へ持ち込まれることになったのか。オムニバス形式で綴る、彼らの
物語。
※ 死体に関する描写や、残酷な描写があります。ご注意ください。
【収録作品】
1.亡国の騎士
クラリス・ヴァロワ侯爵令嬢は、エヴリーヌ・シャリエ子爵令嬢に嫌がらせをした罪で王太子リオネルとの婚約を破棄された。さらにエヴリーヌの毒殺を企てたとの疑いをかけられ、国外追放となるが……?
2.黄金の手
天才画家として学生の頃から持て囃されていたロラン。だが、彼はレオノール・エテュアン侯爵令嬢と恋に落ちたことで、凋落の一途を辿っていく。
※ 「亡国の騎士」は短編版(https://ncode.syosetu.com/n9263je/)と同じ内容になります。
※ アルファポリスにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 20:20:23
24122文字
会話率:28%
ミマーナ王国の第四王子ジュストは、パーティの場で突然ルイーズ・ベルトン伯爵令嬢との婚約を破棄し、フェリシー・ラフォレ子爵令嬢と婚約すると宣言する。しかし「承りました」と彼へ返答したのは、オレリア・クラルティ侯爵令嬢だった。
「待て待て。ど
うしてお前が返事をするのだ」
「どうしてと仰られましても……ジュスト様の婚約者は私ですから」
知らぬ間に行われた婚約者のすげ替えに困惑するジュスト王子だったが、事態は思わぬ方向へ進んで……?
※ 設定はゆるふわです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 19:12:06
6554文字
会話率:39%
グラス森討伐隊で働く聖女シーナは、婚約者に侯爵令嬢を害した罪で婚約破棄と追放を言い渡された瞬間、前世の記憶を思い出した。自分が搾取されていた事に気付いたシーナは、喜んで婚約破棄を受け入れ、可愛い侍女キリのみを供に、魔物が蔓延るグラス森に一
歩踏み出した。
これは、虐げられていた追放聖女がその気もないのに何となく勝ち上がっていく、多分サクセスストーリーである。
※長編となっています。ゆっくり進める予定です。
※残酷な描写があります。
※恋愛要素もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 08:00:00
573768文字
会話率:41%
マリーナ・ユール侯爵令嬢は、婚約者のオスカー第三王子から婚約破棄をされる。
マリーナに番が現れたという理由で。
※ゆるゆる設定の獣人です。温かい目でご覧ください。
最終更新:2021-12-03 12:12:11
13270文字
会話率:45%
幼馴染と婚約者に裏切られ、無実の罪を着せられたオルカ・マゼラン侯爵令嬢は、結婚を目前に婚約破棄を言い渡される。自身の無さからどんな仕打ちにも大人しく泣き寝入りばかりしていたが、流石に今回は理不尽過ぎる状況で抗議するも、オルカの話に耳を傾ける
人は居らず投獄されてしまう。悲しみに暮れていると、罪悪感に耐え切れなかった専属護衛が現れ、オルカを陥れる計画に加担していた事実や、オルカの家族も事実を知っていた事を打ち明けた。そして濡れ衣を着せる計画を考えたのは幼馴染で唯一の友人だと信じていたエイリーンだった。また、直接的な関与はしてないものの婚約者も真実を知っていた可能性があると伝えられ、身内の裏切りを聞いたオルカは人生に絶望し、大きな精神的ショックを受ける。無気力状態で夢と現実の区別が付かなくなっていたある日、何の前触れもなく記憶を保持したまま過去に戻れたオルカは、自身に起きた事を冷静に受け止め、濡れ衣を着せられる未来を回避しようと少しずつ行動を起こす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 21:28:11
255621文字
会話率:37%
名門騎士家の次男であるルークは、皇太子の乳母を務める母の影響で、幼い頃から王宮で皇太子と共に育った。そこで彼は、皇太子の婚約者であるエリザベートに一目惚れする。しかし、それは皇太子も同じだった。彼女への想いを胸に秘めながらも、男らしく身を
引くことを決意する。
「……これで俺の恋も終わりか」
失恋に浸る彼の前に現れたのは、冷徹で才色兼備な侯爵令嬢セシリア・ヴァレンティーノだった。
そして彼女は、開口一番こう言い放つ。
「ルークは私がいただくわ」
今まで会話したことがない彼女が、まさかの猛烈アプローチ!?
強引でマイペースなセシリアに振り回されるルークだったが、次第に彼女の本当の姿を知ることになり──
これは、当て馬系男子が漁夫の利で最強ヒロインにペロッといただかれる、予想外の逆転ラブコメ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 21:19:57
8627文字
会話率:46%
アレクサンドラ・ジェッテ・ブランシェス侯爵令嬢、通称レディ・アレクサンドラは、盛大な婚約破棄騒動後、未だぼっち生活を継続していた。
ひとりぼっちのアレクサンドラを慮ってか、悪魔はある話題を口にする。
曰く『城の離宮に幽霊が出る』というもので
ある。
その話を聞いたアレクサンドラは王宮に昔からある王宮七不思議を悪魔に教えるが、その翌日、母と共に登城すると城の様子が何やら慌ただしい。
話を聞くと西の離宮前で死体が見つかったという。
事件性はないらしいが場所が場所だ。
アレクサンドラは今回の件と七不思議に便乗して何か別の事件が起こっては面倒だ、という言い訳を胸に己の好奇心の求めるまま現場検証に乗り出す。
かつて王の不興を買って軟禁の末に病で亡くなった側妃が使用していたという曰く付きの離宮。
死せる夫人の廃離宮でアレクサンドラが見つけたものは……。
※ネタバレ回避のために感想欄を閉じております。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 19:20:00
62820文字
会話率:38%
アレクサンドラ・ジェッテ・ブランシェス侯爵令嬢、通称レディ・アレクサンドラは、今日も侯爵家の有する美しく広大な庭園の一角にある、家族しか入る事を許されないプライベートエリアでお茶の時間を楽しんでいた。
ほんの二ヶ月ほど前に自身が巻き込まれた
婚約破棄騒動において、事前に入手していた情報をもとに相手側をコテンパンにやっつけて、その憐れな様をご覧なさいと高笑いしてスッキリしたまでは良かったのだが、その時に情け容赦無くコテンパンにし過ぎて社交界でほんのりと孤立してしまったのだ。
そんな彼女のお茶の相手は、ひょんな事からアレクサンドラが封印を解いてしまった自称・上級悪魔。
「そう言えばさァ、何とかって名前の貴族の息子が恋人の後追い自殺したんだって?」
悪魔がもたらした世間話に頷いていたアレクサンドラはふと疑問を抱く。
遺された日記、遺書、恋人からの贈り物。
死せる令嬢の遺したメッセージは何を意味していたのか。
悪魔と共に、アレクサンドラは抱いた疑問を解く為に立ち上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 23:31:36
18382文字
会話率:41%
──ビアンカ・コルドゥラ・リンハルト侯爵令嬢は死ぬ度に人生を繰り返している。
王族殺害を画策したとして冤罪をかけられては処刑され、そして次の瞬間には死ぬ前の時間に戻っているのだ。
無実であるにも関わらず、さもこれまでずっと悪行を重ねて来たよ
うな言われ方をして、ビアンカは断罪される。
そんなのはもう懲り懲りだ。
何よりも、侯爵家の名に恥じぬよう、誇り高くかつ清く正しく生きてきた自分が、身に覚えのない罪で断罪されるのが我慢ならない。
「自分の犯した罪で裁かれるならまだしも、わたくし何もしていないのに」
そこではたとビアンカは気が付いた。
どうせ善行を積んだところで全てが悪行に塗り替えられてしまうのなら、いっそ最初から悪行を重ねてしまえば良いのではないか?
「そうね。そうだわ! 重ねましょう! 悪行!!」
七回目の人生を謳歌するべく悪女になる事を決意したビアンカ・コルドゥラ・リンハルト侯爵令嬢の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 20:12:07
53591文字
会話率:28%
かつて侯爵令嬢マリエッタは、聖女を害したとして冤罪で処刑された。
その記憶を持ったまま、マリエッタは伯爵令嬢マリーとして生を受ける。
「このまま穏やかに暮らしたい」田舎の伯爵領で家族に囲まれのびのびと暮らしていたマリーだったが、ある日聖なる
力が発現し、聖女として王の所に連れて行かれることに。玉座にいた冷徹な王は、かつてマリエッタを姉のように慕ってくれていた第二王子ヴィンセントだった。
「聖女として認めるが、必要以上の待遇はしない」
ヴィンセントと城の人々は、なぜか聖女を嫌っていて……?
●他サイトにも掲載しています。
●誤字脱字本当にすいません…!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 18:23:03
110975文字
会話率:31%
「すまないが、しばらく君と距離を置かせてもらってもいいだろうか」
感情表現が乏しいせいで""氷鉄令嬢""と呼ばれている侯爵令嬢のフェリシアは、婚約者のアーサー殿下に唐突にそう告げられる。
これは婚
約破棄の危機――そう思ったフェリシアは色々と自分磨きに励むけれど、なぜだか上手くいかない。
とある夜会に忍び込んだフェリシアは、アーサーの隣に見知らぬ金髪の令嬢を見つけてしまって……!?
重すぎる愛が故に婚約者に接近することができないアーサーと、なんとしても距離を縮めたいフェリシアの接近禁止の婚約騒動。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 19:00:00
34108文字
会話率:34%
十六歳のアリス・ピリーには、幼い頃からの憧れがあった。それを叶えるには、婚約者となったエリオット・ストレイスの協力が必要だけれど、無理強いはしたくなかった。とはいえ婚約者との仲は良い方がいいし、また手触りが良い方がいいだろうと努力は怠らなか
った。彼との仲は悪い方ではなかったはずなのに、不意に彼が必要以上にはアリスに触れようとはしないことに気が付いた。モテる彼の話も聞いていたアリスは、エリオットが自分で触れないのだと認識をする。そうしている内にエリオットの誕生日が近付いてきて…。
ハッピーエンド主義による、ご都合展開・設定等がございます。温かい目ご覧いただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 18:00:00
44567文字
会話率:42%
アルベロヴェッタ王国の王都にある大豪邸。そこの主は、傷物となってしまった元侯爵令嬢のマリアローザである。
王太子の婚約者だった彼女はその立場を追われ、さぞや辛い思いをして――…
「あぁ!傷物人生、最高‼もう窮屈な王妃やら奥様やらなんて生き
方、真っ平ごめんだわ。一生分の資金はあるし、後は好きなだけ怠惰に生活してやる!!」
……は、いなかった。
もう何もやりたくない。マリアローザは、早くも第二の人生として隠居生活を謳歌する気満々だ。
さて、今日はどうやってダラダラと過ごそうか?時間を無駄に消費するなんて、何という贅沢!!
そんな時である。
「……ッマリアローザ様‼お願いします、お助けください!!」
「……………………。」
なぜか彼女のもとを尋ねて来る、人、人、人……
のんびりと隠居生活を楽しみたいはずのマリアローザは、今日もまた厄介事を引き受ける。
※5話以降は不定期更新になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 14:00:00
89374文字
会話率:46%
侯爵令嬢のポーリーンは、第二王子の望まれない婚約者だった。
だからようやく想い人を解放したのに、今更になって『本当は好きだった』と復縁を懇願されてしまう。
――これは拗らせた元婚約者に振り回されたポーリーンが、平穏と幸せを手に入れるお話。
※R15は念の為折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 12:39:26
15148文字
会話率:13%
侯爵令嬢のクリスティナは、結婚式が近づいたある日に突然呼び出された挙句、婚約者の第一王子に「聖女候補を愛しているので、お前とは結婚できない」と、酷い言葉を投げつけられ身勝手に婚約破棄された。
にもかかわらず、数日後に再び呼び出された王宮で「
側妃にしてやる」と元婚約者の王子に尊大な態度で告げられたクリスティナは、自分を都合よく扱おうとする彼らに対して、我慢することを止めた。
「『俺のことを愛しているんだろう』? 愛があるなら許せだなんて、馬っ鹿じゃないの!?」
我慢を止めて、言いたいことを言うようにしたクリスティナと、彼女を追いかけ続けて新しい婚約者に納まった皇太子。
これはそんな彼女たちによる、仕返しのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 14:24:52
22145文字
会話率:31%
ヴォルヘルム王国の王太子であるジルクハルト・ヴォルヘルムと婚約していたレティシア・ヴィクトリウス侯爵令嬢は、実の両親を事故で亡くしてから子爵位だった親戚が侯爵位を継いだことで虐げられていた。
身の危険を感じたレティシアは弟のセシルを連れて
邸から逃げ出し平民として暮らすことを決意する。
男装して男として生活して騎士となり王都警護班に配属されたのも束の間、訳あって王太子(多分まだ婚約者)の専属護衛をすることに!?
義家族と婚約者である王太子から逃げて平民として暮らしたいレティシア(男性名レオン)と、婚約者を救い出して愛し抜きたいジルクハルトの攻防
■2020.11.05 完結 全57話
■小話更新中
■番外編はジルクハルトとセシル、ジェイド側のお話を更新予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 19:48:43
216901文字
会話率:35%
ヴィータ王国のソフィア・オルランド侯爵令嬢は婚約者となる第一王子のアルベルトと対面した際に眩暈で倒れてしまい、次に目が覚めると前世の記憶を持っていた。
学園へ入学してからヒロインと仲睦まじいアルベルトを見て嫉妬に狂い嫌がらせをする令嬢がソフ
ィアだ。
その乙女ゲームの悪役令嬢に転生した事に気づいて運命に抗うことを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 20:00:00
17516文字
会話率:22%
リズタリア王国の王太子であるシオン・リズタリアは学園へ入学する歳になっても婚約者が決まっていない。
婚約者を決めるためのお茶会を開催してから既に三年が経過しているが決めることをせず成り行きで最も身分が高く王妃に相応しい令嬢を婚約者にするべき
か決断を迫らせている。
狂う程の愛を知りたいと思いながらも国のための結婚であることを理解しているから諦めていた。
そんな時に出逢ったのは少し失礼な態度で変な噂を吹き込まれた令嬢ーーーーーー
女性を見て初めて手に入れたいと思った。
何にも興味を持てなかった王太子が人としての感情を取り戻し、一人の女性に愛を乞う。
■毎日0時に更新
■2020.10.06 完結 全46話
★お月様で連載している『僕は婚約者を溺愛する』のIF話しを、なろう向けにしたものです。
★今作だけでも楽しめます。
★連載中の話とは設定や登場人物の名前は同じですがストーリーや性格が多少違います。
★連載中の『僕は婚約者を溺愛する』を書くにあたりボツにしたストーリーです。
★お月様の番外編でも公開中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-06 00:00:00
139691文字
会話率:43%
光属性魔法が使える伯爵令嬢リディスは公爵子息のフィアンと婚約していたが、フィアンの不貞に心を痛めて自害してしまう。
気がつけば14年後。
どうやらリア・ノーツ侯爵令嬢として生まれ変わったようだ。今世こそ幸せ掴みます!
アルファポリスに
も投稿中。
Copyright©︎2020-まるねこ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 18:10:00
86114文字
会話率:34%
侯爵令嬢のセナは、暴漢に絡まれているところを助けてくれた青年騎士・エーベルに一目惚れする。
その後セナはエーベルに猛アタックをしまくり……結果、晴れて婚約が決まる。
大好きなエーベルと婚約関係となれて幸せいっぱいのセナ。
しかし、エーベルは
婚約者となったセナにも態度は変わらずで……。
次第にセナは、じぶんだけがエーベルのことを好きなのでは?と、寂しさを募らせていく。
さらに、あるときからエーベルに一方的に避けられてしまう。しまいにエーベルの浮気の噂を耳にしてしまったセナは、とうとうじぶんに自身を失くし、エーベルとの婚約破棄を決意する。
……が。
『婚約破棄? そんなの許さない。君はもう、俺のものだ』
お互いのことが大好き過ぎるゆえにすれ違う……!
婚約破棄から始まる逆転溺愛ロマンス!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 17:30:39
15829文字
会話率:46%
マグノリアは、朝目が覚めたら知らない世界に転生していた。
それも前世33歳だった筈が3歳になっていて、何と侯爵令嬢に生まれ変わっていた。どうも転生先の家族にはハブられており、第二の人生は前途多難な様子!?
可愛い見た目に関わらず、オ
バちゃんの頭脳と鋼の心臓(!?)を武器に、こつこつちまちまと現状打破に動いていたら、ある日同じく地球からの転生者に遭遇し、人気乙女ゲーム『みんなあなたに恋してる!』の世界だと知らされる。
聞けばマグノリアは第二悪役令嬢で、なんとも冴えない様子。エンディングは生涯幽閉の危機らしい。更にゲームの次作では、ヒロインになった挙句、隣国と戦争になってしまうらしい。
残念なことに、マグノリアは『みんなあなたに恋してる!』を殆どプレイしなかったため、異世界転生者お約束な筈のシナリオも分からず八方塞がり。
悪役令嬢なんてやってらんない! 全部回避して生きるんだ!! と、周りを巻き込みながら異世界での人生を切り開いていきます。
※R15は万が一に備えて。
※ゆるい設定です。お気楽な気持ちでお読み頂けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 16:10:00
1389680文字
会話率:27%