【2020年10月25日 オーバーラップノベルスより販売されました】
現代世界をモチーフにした乙女ゲームの悪役令嬢に転生。けど、現代世界だからこそ悪役令嬢のスローライフにはいろいろと苦労があって、NAISEIするにも日本近代史と現代経済史と
グローバル経済が主人公に襲いかかる。
頑張れ悪役令嬢!負けるな悪役令嬢!!ちょっと太平洋戦争に負けたり、バブルが崩壊したり、フィナンシャルクライシスが襲いかかるけど、ちゃんとスローライフを送るために主人公とイケメンを放置して歴史改ざんとマネーウォーズに身を投じる悪役令嬢桂華院瑠奈の奮闘記。なお、この物語はすべてフィクションであり、偶然の名前や事件の一致等がありましても実在の人物・団体等とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 00:49:05
1885835文字
会話率:27%
僕の名前は咲見(さきみ)暖斗(はると)、中学2年生。夏休みを利用した本物の空飛ぶ戦艦の、体験乗船のメンバーに、このたび選ばれた。超ラッキー!! だったんだけど、あれ?
男子は僕だけ‥‥。え!? 他の15人全員女子!?
で、なんか色々あ
って、僕が人型戦闘兵器DMT(デアメーテル)に乗って戦うことになって。
‥‥ただ、問題はそこじゃなくって。
そこにはクラスメイトの女の子がセーラー服に白衣を羽織って待ちかまえてるんだけど。
「暖斗(はると)くん。運動負荷心電図検査(CPX)、始めるよ~。でもその前に」
「え? 何? 愛依(えい)さん。急にかしこまって」
「うん。暖斗くん。いつも、DMTに乗って戦ってくれるでしょう? わたし達みんなを守るために。ちゃんとお礼を言ってなかったなあって」
「いやあ、改まってそう言われると。僕の方こそ戦闘の度に君に面倒かけてる感じで」
「それは、わたしは医療人として当然のことをしてるだけだよ?」
「出た。『医療人』」
「それじゃ、そろそろ検査しよっか」
「はいはい。いつものヤツだね。一発合格するよ?」
「良いかな、その意気。合格したら、あなたは自室に帰れてのびのび。医務室(ここ)で毎日24時間わたしと顔を合わせる苦行から、ついに解放されま~す。がんばってね」
「うん」
「じゃ、センサー付けるから、Tシャツ脱いで。はい、ちょっとヌルヌルひんやりしますよ?」
「‥‥あれ、暖斗くん、ちょっと体格良くなったんじゃない?」
「そうかなあ、まあ、パイロット用の訓練とかやってるし。一応だけど」
「うんうん。男子の中2は成長期だからね。背も伸びるし。」
「あんまりジロジロ見ないでよ。愛依さん。ホント、『医者の顏』の時と、『素の顏』と、キャラが違うよね。君は‥‥。あれ? 愛依さん?」
「暖斗くん。ウチ男の子の兄弟とかいないんだからね‥‥。そういうこと言わないで」
「あ、顏赤くしてバックヤードに消えていった」
「『素の顏』が出ちゃったか。上着脱げって言ったのは君でしょ? おーい。検査はぁ?」
「ダメ。この顏じゃ人前に出られないよ。ち、ちょっと待っててよ‥‥」
「ホント、『医療人モード』と『素の中2女子』とのギャップが」
「‥‥もう! 今度暖斗(はると)くんが『赤ちゃん』になっても、ミルクあげないんだから。もう」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 00:27:01
1184320文字
会話率:45%
【大雑把あらすじ】
平凡大学生、久保くんがひょんなことから怪異に遭遇、不思議体験をする話。
それがいつの間にか、怪異妖怪、幽霊が起こす事件を解決するお手伝い?(足手まとい)をしながら、くたびれたおっさんの不器用でちぐはぐな恋の行方を見守るこ
とになる。
※実質、主人公はおっさん。久保くんはあくまでも、その場に居合わせただけ。
【ちゃんとしたあらすじ】
大学構内掲示板に貼られていたアルバイト募集の紙。軽作業、事務処理、初心者歓迎。
平凡な大学生、久保は時給のよさに惹かれてそのアルバイトを始める。
くたびれた中年の雇い主と、はたまた潔癖症なのかと思うほど綺麗に整頓された事務所の相反する光景を目にし、不思議に思いながらも仕事をこなしていく。
雇い主であるくたびれた中年、見藤(けんどう)と、頻繁に遊びに訪れる長身の女性、霧子。
この二人に出会い平凡な大学生は、長い人生のほんの短い時間ではあるが不思議な体験をする。
※R15程度の性的・残酷描写が若干ありますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 22:12:10
746789文字
会話率:38%
私、長谷川 雫は双子のお姉ちゃんの雫と買い物に行こうとしたら、奇妙なウサギに異世界に連れていかれた。
そこに現れた神様が言うことを纏めると、詫びに願いを叶えてやるからこの世界で生きてくれってことだった。
学校は!?お姉ちゃんとの買い物は!?
小説の続きは!?
その中で幸いだったのはお姉ちゃんが一緒だっていうことだ。
うん、お姉ちゃんと一緒ならきっと大丈夫。
でもなんでお姉ちゃんは異世界で暮らしたり旅する気満々なの。
あぁ、もうわかった!せめていっぱい神様にお願いして、お姉ちゃんとこの世界でのんびり旅をして暮らすんだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 22:00:00
777905文字
会話率:62%
まだ、この小説を書き出したばかりなのであらすじは決まっていない。
思いついたことを書いているので、長くなった時調整で変えていくと思う。
今まで、ちゃんとした小説を書けていなかったので、今回はシッカリ小説になるといいなと期待している。
過去に
、
壮大なネタ帳を書き公開している僕はマヌケかもしれないね。
初めて、大ジャンルに文芸
小ジャンルに純文学をみつけ、選択してみた。
このあらすじは、小説が続けば加筆変更していこうと思っている。
とりあえず、以上。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 21:14:45
56429文字
会話率:13%
人造人間しろちゃんと彼女をとりまく生みの親のシロウ博士や、あんこさんとのほんわかで時にはブラックな日常コメディー
この作品はアメーバブログの作者投稿ブログ(https://ameblo.jp/sirou0310?utm_source=ga
mp&utm_medium=ameba&utm_content=general__sirou0310&utm_camp)にて設定や裏話などが掲載されることもあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 21:13:01
238458文字
会話率:85%
吹奏楽部の山見琴中学2年生部長。陰キャで仲の良い子にしかまともに話せない。また、腐女子でもあり、百合好きでもある。そんな中、吹奏楽部に新たに入部した中山紗南は陽キャで明るく接してくる。そしていつしか彼女に秘かに想いを寄せてしまう。
最終更新:2025-03-02 20:30:00
6513文字
会話率:28%
転生した俺、下宿先の猫耳美女メイドの部屋のタンスの下段に鎮座せし下着の隙間からSSSランク武器《迅雷滅炎剣・エクスカリバー》を手に入れてしまった剣 ~この世界に、愛を~
この世界に、愛を。この世界で、愛を。
俺達なら行けるよな、我が愛剣
、SSSランク武器《迅雷滅炎剣・エクスカリバー》!!
『ワン!!』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 18:33:16
2771文字
会話率:36%
藤田翔26歳はニューヨーク勤務のエリート商社マン。ある日、支社長から意外なミッションを言い渡される。それは日本に出張して、名古屋支社の女性とお見合いしてみないかというもの。
出張期間3週間+帰任休暇1週間。季節は夏だから、合わせて四週間のロ
ングサマーホリデイ。といっても、ちゃんと仕事はしますけど。それと、翔の実家は名古屋近郊なので、三年ぶりの帰省でもあった。
その翔が実家の最寄り駅に到着したら、高校と大学を一緒に過ごした同級生の元カノ、水草薫とバッタリ遭遇してしまう。彼女は豪農の娘だった筈が、家が没落していて今は母と妹の三人で安アパート住まい。その上、借金まで抱えていたりする。エリートの翔からすると、理解しづらい境遇にあった。
そして、翔が三年間、アメリカにいる間に、日本の社会全体がどこか違っていて、街は治安が悪化しており、地方都市でも小規模なテロが当たり前のように起こるようになっている。更に自衛隊が自衛軍になった結果、経済的な理由から志願して戦場に行く若者が増えているのだった。
翔としては、そんなの自分に関係ない、と思っていたのだが、徐々にそうとは言えなくなって行く。
一方、当初は乗り気でなかったお見合いなのに、意中の女性、もちろんお嬢様、との交際は順調に進んで行って……。
エリート商社マンの藤田翔と元カノの水草薫、この二人の視点で前半の物語は進んで行きます。
登場人物、多めです。
舞台は、少し先の未来です。でも、最近のコロナ禍が思った以上に長引いてしまっているのを作中ではすぐ収まったように書かれていたり、既にいろいろ違ってますので、完全にパラレルワールドとお考え下さい。
戦争や、貧困、格差社会を背景に加えていますが、あくまで味付け程度であって、テーマは恋愛と一部ヒューマンドラマです。何かを批判する意図は全くありませんのでご了承下さい。
それから、現実世界の団体や地名等を模した記述がありますが、全てフィクションであり、実際のものとは異なります。設定も緩めで、日本の歴史なんかも少々いじってたりしてます。全て適当にスルーして頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 17:56:25
2924517文字
会話率:53%
乃木ちゃんと友達になりたくて仕方なくて、『わからせ』たくなりました!
大人なコラムを武器に耳年増な少女が周囲を巻き込むドタバタ日常劇。
最終更新:2025-03-02 17:52:32
12403文字
会話率:43%
「おまえを愛することはない」
国王陛下のご命令で私と結婚させられた死神侯爵と呼ばれる旦那様に、愛す気はない宣言された私は、力強く頷いてこう答えたのだ。
「お任せください!」
「おま?お任せ?」
「ご安心ください!」
「ご安心?」
はい。安心
して全て私に、いえ、我々にお任せください!
我が栄光のチルちゃん軍に!
私が幼い頃から魔力を吸わせて丸々と育て上げた、なんだか分からないけれども闇と戦う可愛いチルちゃんとその仲間達。
旦那様は知らないでしょうが、私の実家の領地では、ほとんどの闇を倒した凄腕の軍隊なんです。
小さくて可愛いし、私にしか見えないので誰も知らないですけれど、実績があるんです。
だから、旦那様。あなたの抱えるその闇は、我々にお任せください!
あれ?
旦那様の闇、ちょっと深いですね。チルちゃん軍が、苦戦している。
で、でも、だ、大丈夫です。
我々は安心と信頼のチルちゃん軍!新しい仲間もスカウトしました。兵法の勉強もしました。我々にお任せください!
旦那様の闇を倒した後は、円満に離婚していただけたら大丈夫ですよ。
チルちゃん軍と私は、次の闇との戦いの地へ!
と思っていたのに、気がついたら死神公爵に溺愛されて離婚を許されなかった、不可思議な私の物語。
五話ぐらいで終わる予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 16:23:11
257092文字
会話率:29%
【一言で分かるあらすじ】
自身の強さに無自覚なおっさんが、元弟子たちになんやかんや持ち上げられて活躍しちゃってだんだんと名声と評価を得ていくお話。
【ちゃんとしたあらすじ】
ベリル・ガーデナントは、レベリス王国の片田舎に道場を構えるしがな
い剣術師範である。
自分の強さに気持ちの折り合いを付け、のんびりと田舎生活を過ごしていた。
だが、元弟子の一人であるアリューシアが突如訪ねて来て、ベリルを騎士団付きの特別指南役に推薦したと伝えられてから生活は一変する。
騎士団長、最上位冒険者、魔法師団のエースなどなど、とんでもない大物に大成した元弟子たちと久々の再会を果たすわ、実家である道場からは追い出されるわ、指南役以上の依頼が次々に舞い込んでくるわで激動の日々。
そして、こんな自分を慕ってくる元弟子たちに嬉しく感じながらも、大して強くもない自分とは不釣り合いだと謙遜を重ねるベリル。
しかし本人が気付いていないだけで、ベリルは類い稀な才能の持ち主であった。
自分の力に無自覚なベリルは、彼の力を知っている弟子たちに囲まれながら、徐々にその力を世界に知らしめていく。特に自覚のないまま。
◆SQEXノベル様より書籍化予定◆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 13:30:52
1098562文字
会話率:38%
住伏暗(アン)は葉後島に住む高校一年生。彼の夢は、友達がピンチになった時ちゃんと助けられる強い”ハート探偵”になること。
人の心を操る道具、『ハートコントローラー』を持つ者が集まる裏社会、”ハート業界”。
アンが憧れるのは、そこで戦う
”ハート探偵”と名乗る草子愛亜(アイア)という人だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 10:00:24
75662文字
会話率:56%
舞台になるのは『極夜の館(きょくやのやかた)』。主人公は青年。名前は思い出せない。
青年の記憶は、極夜の館を取り巻く茨の森に辿り着いた所から始まっていた。館で暮らしているのは、吸血鬼、ゾンビ嬢、人魚。怪物だらけの館で暮らすことに嫌気が
差しがちな青年は、度々ここを抜け出そうとするが、どれだけ出口に向かって進もうとも、不思議と茨の森から出ることはできず、結局は館に帰ってくるのだった。
青年と怪物たちとの日常を描きながら、青年が無事に森を抜け、極夜の館を後にするまでを追う物語。なぜ、彼らは館に集められたのか、どうして茨の森から出ることができないのか。青年の正体は、吸血鬼の過去は……。彼らと、館に纏わる謎を、館に残された天井画、図書室の本などを手がかりに解き明かす。
※ちゃんとあらすじを書き直しました。ちゃんとね。
※アルファポリスさんにも投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 09:58:10
411068文字
会話率:53%
ハイテンションな女子校生とダウナーな女子高生ふたりの毎日な小説。
どうも姫野風優です。風優と書いてふうと読みます。ふーちゃんと皆からは呼ばれております。これは私が遥々小笠原諸島からこっち長野まで『女子校生っぽいことをしたい』がために引っ越
してきてからの聖ちゃんとの毎日です。毎日こんなんです、はい。ちなみに聖はひじりと読みます。そのまんまひじりちゃんと呼んでやってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 09:00:00
70628文字
会話率:43%
アジアン風な架空の世界。
国の二番目に大きい都市、その郊外の礫里地区で幼馴染5人が集まって今日も何かワチャワチャやっている。
私は紅一点。でも、女子力が著しく欠如していて、全然紅には見えないって言われてる。くそぉぉ~。
かてて加えて4人の男
子たちも奥手なんだよねぇ~。
これでちゃんと恋愛に発展するのぉ!?
前半は、人間や動物の死が結構出てきます。
死についての詳細な描写はありませんが、苦手な方はバック願います。
何となく懐かしいそんな感じのお話になるといいなぁ。
年内は毎日アップ、ストックが切れたら週一くらいのペースで考えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 07:50:00
98766文字
会話率:20%
令和の時代にいたはずなのに、気が付くと昭和の街に佇んでいた。金もない、戸籍もない、そんな状態だったので、昭和の時代の母ちゃんと子供の俺が住んでいるボロアパートに潜り込んだ。戸籍もないので会社勤めは出来ない。さて、金を稼いで3人で楽に暮らすに
はどうしたらいいか。決して頭の良くない俺だけど、破れかぶれなりに母ちゃんの名前を使って細々と事業を始める事にした。
完成しています。全29話です。毎日、1話づつアップします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-23 08:00:00
76046文字
会話率:35%
神木家の双子の妹弟・華と蓮には、絶世の美男子と言われるほどの超絶美形な"兄"がいる。
女性に間違えられるほどの中性的な容姿と天使のような笑顔で、常に人々を魅力しまくるお兄ちゃんは、まさにみんなの人気者!
だけど、そん
な兄には何故か彼女がいなかった。
幼い頃に母を亡くし、母親がわりだったお兄ちゃん。もしかして、お兄ちゃんが彼女が作らないのは自分達のせい?そう思った華と蓮は、兄のためにも自立しようと決意をする。
だけど、このお兄ちゃん。
実は、家族しか愛せない超拗らせた兄だった!!
これは、家族への愛が深すぎる美人なお兄ちゃんと、兄離れしたいけど、なかなか出来ない双子の妹弟が繰り広げる、甘くて優しくて、ちょっぴり切ない愛と絆のハートフルラブ(家族愛)コメディ!
果たして、家族しか愛せないお兄ちゃんに、彼女ができる日はくるのか!?
これは、顔はいいけど、中身が残念なお兄ちゃんをもつ神木一家の波乱万丈な日々を綴った物語である。
***
こちらは、現在comicoノベル・カクヨムにて連載中の作品です。時折、際どい描写はありますが、全年齢向け。ただし、美人すぎる兄が主人公のため、たまに軽いBLネタが入ることもありますので、苦手な方はお気をつけください。
少女漫画みたいな世界観ですが、人間ドラマがお好きな方なら、男性でもお楽しみ頂けます。
また、挿絵イラストは全て自作です。無断転載などは御遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 07:23:08
1359503文字
会話率:41%
クラスのいじめを止めに入ったら、今度は自分が対象になってしまった主人公の世良町。精神が摩耗していく日々に嫌気がさした彼は、お昼休みに教室から人気のない第二校舎へと逃げだした。しかし、誰もいないと思っていたその第二校舎の裏には木陰に腰掛けて本
を読む、絵にかいたような美少女がいて……?大人びているような、浮世離れしているような、かと思えば子どものようにお茶目な君。不思議ちゃんな「彼女」と、どこにでもいる僕の織りなす学園ラブコメ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 02:18:59
123639文字
会話率:57%
目を覚ますと、俺の視界に現れたのは見た記憶の無い女の子。
「おはよう。」
思わず頭をポンポンと触ってしまったが、嫌がる様子もない。
女の子は部屋の隅にある観葉植物を指さしてマナの木だと言い、育てて欲しいから私の世界に来て欲しいとの
こと。
実家から盗ん・・・持ってきた観葉植物が異世界のモノだとは流石に信じられないが、既に目の前の異変すら理解を超えている。
俺の家庭環境はとても悪く、一人暮らしをしてからも長く付き合っていた恋人にはフラれ、38歳になってしまった。
「後顧の憂いもないしな。」
今の生活に魅力は無く、今後の人生も薔薇色になる予定はない。異世界というのは俺がプレイしたビデオゲームのように魔法が存在するようだが、ちゃんと生活できるのか?
通貨は?
言語は?
衣食住は?
神さま・・・?
元の世界に戻れないの!?
それでも俺は行くことにした。何しろゲームのような幻想世界にはそれなりに興味は有ったからだ。行けるのならそれはもう幻想ではない。
詳しく話を聞けば更に興味は湧く。
結婚する為に溜めていた貯金を全て引き出し、色々と準備を終えると、いよいよとなった。
「おおおお・・・。」
辿り着いた異世界は大小幾つもの戦いが続く、予想以上に生きていくのが大変な世界だった―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 00:00:00
1745137文字
会話率:62%
彼女の名前は奈須野あゆみ、みんなからは奈須野ちゃんとかあゆみちゃんとか呼ばれてる。
彼女の年齢は21歳、おれより5つ年上……誕生日とかは別に興味がない。
彼女の見た目はキレイでオシャレで……まあ金もかけてるだろうし当然と言えば当然だろ
う。
彼女の笑顔は、うん、まあ、ね、そりゃ可愛いとは思うよ、男子一般的な意見として。
彼女は日本の歌姫ーー。
それとインフルエンサー、あとなんだっけ、ファッションのリーダー的なやつ、女性がこぞって真似する偶像。いわゆる雑誌とかの媒体でよく見かける人で、店に入れば“miss”とか“phantom love”とか有名曲を耳にする。
いわゆるJーPOPっていうジャンルに興味はないけれど、奈須野あゆみの声だけは、よくもまあおれの心によく響く。それはまるで……ずっと前から、おれを探してたのかのように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 22:20:49
391096文字
会話率:62%