雲隠零は、昼は男、夜は女になるという奇妙な体質を持っていた。
それは、かつて悪魔と交わしてしまった契約の代償だった。
零は、幼馴染である椎名陽菜に長年片想いをしていた。しかし、零としての自分は陽菜とまともに話したことすらない。
そんなあ
る日、夜の間だけ“零子”として働いているバイト先に、陽菜が新人として入ってくる。
陽菜は零子をすぐに気に入り、二人は急速に仲良くなっていく。
そしてある夜、陽菜の家に泊まることになった零子は、思いがけず陽菜とお風呂に入ることに――。
「やっぱり女の子同士っていいね。こうやって気軽に触れ合えるし」
無邪気な陽菜の言葉に、零子の胸は苦しく締めつけられる。
友達としての関係を続けるか、それとも――。
“零”として陽菜に想いを伝えることはできるのか?
“零子”として過ごす時間の中で、零の葛藤が深まっていく。
やがて、陽菜が「気になる人がいる」と語り始めた時、
零はその名前を聞いてしまう。
それは――まさかの、自分自身だった。
零は真実を告げるべきか、それともこのまま“秘密”を抱えて生きていくべきか。
交錯する想いの中で、零と零子が選ぶ未来とは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 14:35:12
1650文字
会話率:17%
人間には生まれつき「ソウル」と呼ばれる呪力が存在している。
呪力とは、別名“負のエネルギー”と呼ばれる。
負のエネルギーは、魂の原型となるエネルギーの一種であり、“生物の持つ生命力として“、細胞の中に潜在する「物質」だった。
この
負のエネルギーは必ずしも“マイナスの感情”、つまり「悪」となる元のエネルギーを意味しているわけではない。
ただし負のエネルギーには、同じく人間の持つ“正のエネルギー”の流れを阻害してしまうほどの強さがあり、生命体としての形を維持するために、エネルギーを常に対流させられる「ルート」を構築する必要があった。
負のエネルギーを、外へと放出できる「ルート」を。
そうしなければ、内側からのエネルギーによって身を灼かれ、肉体の原型を留めることができなくなってしまうからだ。
だからこそ、「人」として生きていくためには、肉体と精神を切り離す必要があった。
『魂の契約』と呼ばれるそれは、自我が芽生えるとされる2歳前後の頃に行われる、”社会的義務”の1つだった。
その後、修行を積み、少しずつ負のエネルギーをコントロールできる技術を磨いていくことになり、「モンスター・テイマー」としてのステータスを築いていくことになる。
魂の契約によって、人間には“パートナー”と呼ばれる存在が生まれる。
「幻獣」と呼ばれるそれは、自分自身の分身であり、また、「可能性」そのものでもあった。
時には笑い、時には喧嘩し、人生を共にしていく「ソウルメイト」として歩んでいく彼らを、人々は『友』と呼ぶ。
4年に一度開催されるハンター試験に参加した、タマネギ村いちばんの天才モンスター・テイマー、サーシャ・シュヴァルツシルトも、自らのパートナーである「キューブ」を、“最高のモンスター”であると自称していて…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 08:38:02
2194文字
会話率:0%
精一杯生きようと思っても、死ぬときが来る。その瞬間が怖くて、なにもできなかった余命わずかな少女は、ある日海からやってきた人魚と、1つの契約を交わす。少女が見つけたかったもの、未来に託したかったものとは?
最終更新:2023-11-05 02:21:12
1613文字
会話率:4%
両親を早くに亡くした貴族令嬢イヴォンヌは、義母娘から虐げられる毎日。そんなある日、義母の差し金で50歳の退役軍人の後妻として嫁ぐ話が浮上する。だが相手のギルバートは「これは白い結婚だから安心してほしい」とイヴォンヌに告げる。亡き父の部下だっ
たギルバートは、忘れ形見の窮状を聞き、便宜上の婚姻関係を結び彼女を保護してくれるというのだ。イヴォンヌはためらいつつも、彼の提案を受け入れた。
死に別れした前妻を今でも愛するギルバート。彼の温かい心根を知り、初めての安らぎを得たイヴォンヌは次第に心を寄せていく。しかし30歳差という現実は、予想以上に大きな壁となって二人の前に立ちはだかった。果たしてイヴォンヌは、白い結婚を本物にできるのだろうか?
カクヨムで完結済みのものを転載しています。続きが気になる方はカクヨム版をお読みください。
ジェーン・オースティンや海外ロマンスのヒストリカルのような魔法なし、派手な事件のない人間模様が中心のお話です。そういうのがお好きな方におすすめです。
本作では、分かりやすさを重視してファミリーネーム=爵位の名前としています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 11:50:00
100814文字
会話率:52%
病や怪我を治す万能薬の原料である青い薔薇。地方領主の令嬢セシリアは、青薔薇を咲かせることができる貴重な聖女として知られていた。20歳の時にクリストファーという高名な騎士と結婚するが、半年後に青薔薇を咲かせる能力を失ってしまう。それからは夫に
裏切られ、虐げられる毎日。クリストファーは仕事もせず放蕩に明け暮れ、領地は貧困にあえぐようになった。せめて、夫から領地の経営権を譲り受け、自ら指揮を執りたいと願うがそれも叶わず、悶々とした日々を送っていた。
そんな中、不満を持った農奴に雇われた傭兵団に城が包囲され、夫は愛人と逃げてしまう。「悪魔将軍」という二つ名を持つ傭兵団の団長、ダミアンは、セシリアの身と引き換えに領地の経営権を譲渡するという契約を持ちかける。事態の打開を図りたかったセシリアは、その条件を飲む。こうして、セシリアはダミアンに自分の身を差し出したのだった。
粗野で横暴な男と思われたダミアンだが、意外にもセシリアを丁重に扱うことに彼女は戸惑いを隠せない。葛藤しながらも次第に心を開いていくセシリアだったが、ダミアンにはある秘密が隠されていた。
カクヨムにも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 11:10:00
34599文字
会話率:58%
聖蛇の仕え人アンジェリーカ、めでたくも聖蛇に求婚されてしまったので婚前契約書を盾に乗り切ります
聖蛇の仕え人という職業があった。
国の信仰の柱であり、魔物との戦線の中核でもある『浄蛇』。
『浄蛇』の王として人が担ぎ上げている『聖蛇』につか
えているのがアンジェリーカだった。
アンジェリーカは今代の『聖蛇』カルネリアを溺愛しているものの、その境遇が自然体の『蛇』のそれとちがうことに罪悪感を抱えており……
きっといつか、自然体に戻すと決意をしておりました。
その求婚すら、自然体でないとうかつにも切り捨てて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 20:00:00
3982文字
会話率:35%
急に召喚された僕は神様の困りごとを解決してほしいと頼み込まれた。
聞けば大層なやからしをした様で、それを僕に押し付ける気ですか?
最終更新:2025-02-10 16:41:41
4264文字
会話率:66%
あるとき悪魔は助けを求める女性と契約をした
最終更新:2025-02-10 07:17:47
495文字
会話率:17%
「お前とは婚約破棄だ!」
「毎度あり! お会計六千万金貨になります!」
王太子エドワードは、侯爵令嬢クラリスに堂々と婚約破棄を宣言する。
しかし、それは「契約終了」の合図だった。
実は、クラリスは王太子の婚約者を“演じる”契約を結んでい
ただけ。
彼がサボった公務、放棄した社交、すべてを一人でこなしてきた彼女は、
「では、報酬六千万金貨をお支払いください」と請求書を差し出す。
王太子は蒼白になり、貴族たちは騒然。
さらに、「クラリスにいじめられた」と泣く男爵令嬢に対し、
「当て馬役として追加千金貨ですね?」と冷静に追い打ちをかける。
「婚約破棄? かしこまりました! では、契約終了ですね?」
痛快すぎる契約婚約劇、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 06:20:00
6146文字
会話率:42%
欧州のとある小国 多分中世なヒストカル
・・・私は御店で働く店員 お洋服を作ってます ですが店はブラックです しくしく
幼い頃は 身分は低いけれど貴族の娘として育ったのですけれど
内乱で生き別れました で、見ず知らずの人に拾われたのです
が あっさり売られました しくしく
様々ありまして 今はブラックな御店で働います
女主人のカラス夫人は お金に厳しいわ こき使うは 怒鳴るわ パワハラな人で
御主人は 酒と女に目がなく しくしく
ですが ある時 貴族の青年の方が・・
私を王女と・・「え?」
病気の王女さまにそっくりだとかで・・
他サイトありです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 23:59:51
3626文字
会話率:68%
ある日、柚子白高校に通う露木隼人は幼馴染兼彼女である水菜瑠璃と普段と変わらない日常を過ごしていた。
そんな日常は突如として崩される。隼人に告げられたのはあと7日で記憶が消えてしまうというもの。
その状況の中、心が崩れそうな隼人に瑠璃は「じゃ
あ、隼人の時間を私にちょうだい」と提案する。
これは一人の青年と幼馴染兼彼女である少女が逃れられない運命と戦いながら向き合う恋愛物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 23:20:27
86001文字
会話率:44%
帰宅途中に異世界へ召喚されてしまった中年サラリーマン・保地。
召喚した異世界の美女姉妹と、命と引き換えに主従の契約を結ぶことに。
チートなスキルもこれまで培った特技も彼にはないが、異世界に持ち込んだ週刊少年漫画雑誌に特殊な力が宿ってしまう。
保地は漫画のある表現法を魔術に変換し、異世界の事件を解決することに……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 14:02:15
148681文字
会話率:38%
借金にまみれた元ギャンブラーの男、不破薄斗(ファウスト)は、悪魔との契約によって異世界で理想の容姿と能力を手に入れ、成り上がりの人生を歩み始める。美しき村娘マルガレーテとの愛を誓うも、野望のために高貴な令嬢ガートレーヌを選び、捨てられたマル
ガレーテは命を落とす。だが、その執念は死を越えてファウストを追い続け、彼の寝室には骸骨となった彼女が現れるように…。
果たして、彼女を退散させ異世界で成り上がっていけるのか?それともマルガレーテの呪いは続くのか?
愛と欲望、そして報いが交錯する異世界復讐譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 11:52:32
3154文字
会話率:22%
何でもない普通の生活を送る女子高生レイカ
何不自由ない生活の中どこか物足りなさを感じる彼女に世界を震撼させる大事件が降りかかる。
これは、人間、天使、悪魔そして神
それぞれの思惑と欲望が渦巻く世界で抗い続けていく
そんなお話。
最終更新:2025-02-09 10:29:23
8011文字
会話率:40%
癒月天は友人の御伽愛光と帰宅中黒煙を見つけ現場に駆け付ける。そこにはモンスターと妖精のキボンが対峙していた。二人はキボンと契約して戦いの幕が開ける
キーワード:
最終更新:2025-02-09 10:11:41
10951文字
会話率:63%
平凡な大学生の 不死原 恭也(ふじわら きょうや) は過失運転により轢かれそうになった子供を庇うが、子供は亡くなり自分が生き残ってしまうという結果となってしまった。過失運転者は不起訴となり罪に問われる事は無く、むしろ開き直っている始末であっ
た。
事件について何も対応をしない警察や国、犯罪を行い悠々自適に生活している人間達に恨みや怒り、絶望を感じる恭也は地獄の使者であるリアスと執行人になる契約を結ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 09:35:50
20771文字
会話率:47%
主人公の咲良倉 隠花(さくらくら いんか)は地味な学生生活を送っていた。
そんな中、光の魔法少女アイドル・ショウカが隠花の学校へ転校してきたのだ。
隠花の憧れであるショウカと仲良くなれる事を期待していた隠花だったが、ショウカからは奴隷同然の
待遇を強要されてしまう。
クラスの誰の助けも逃げ道も無くなって絶望していた最中、隠花の前に謎の男が現れると、「現状を、変えたくないか?」と告げられる。
隠花は意味が分からなかったが、藁にもすがる思いで契約する。
まさかその契約内容が、人知れず世界に巣食う光を討つ”闇の姫魔女”になる事だと知らずに……。
これは、闇の姫魔女として世の中の理不尽をザマァする物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 06:30:00
129935文字
会話率:43%
妹を救うため、呪いの呪文に手を出した千尋の前に現れたのは、艶やかな黒髪を揺らす不思議な女性、「ツクモ」。
「私の助けが必要なら、言えばいい。でも、私はあくまで自分のために動く。あなたにはまだわからないだろうけど。」
自分もまた過去の怪奇現象
に巻き込まれ、死神の姿となったツクモ。
彼女は千尋に契約を持ちかける――「一緒に探すのよ。あなたが妹を助けたければ、私を無駄にしないようにね。」
しかし、ツクモ自身も自分の呪いをどう解けばいいのか、正確にはわかっていない。都市伝説の裏に隠された謎、古い真実の欠片。それらを求めて旅を続ける中で、千尋は妹を救う手がかりを掴めるのか。そして、ツクモの呪いを解く方法は見つかるのか。
不安と希望が交錯する中で始まる、迷いと恐怖の旅。絡み合う運命の行方は――。
呪いと伝説の狭間で紡がれる物語、「ツクモレコード」。いま、旅が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 23:33:09
20413文字
会話率:41%
冒険者のエルロックは、契約する精霊・エイダとの約束を果たす為、グラシアル女王国の王都へやって来た。
第一章:Ⅰ.女王国編 Coup de foudre
グラシアル女王国。かつては雪と氷に閉ざされていた貧しい国だったが、絶大な魔力を持つ女
王の存在により、豊かな国へと成長した。
第二章:Ⅱ.王都編 Embrasser
ラングリオン王国の王都・アヴェクノーヴァ。大陸屈指の巨大な城塞都市として知られる。中央以北は富裕区で、南へ進む程、貧困層が増えるのが特徴。サウスストリートの果て、職人通りに薬屋がある。
第三章:Ⅲ.冒険編・前編 Chercher, Partie "Aller"
ラ・セルメア共和国。ラングリオン南部に位置し、二年前まで、ラングリオンと国境戦争を行っていた。琥珀の産地として知られる。
・・・つづく
※小説家になろうver.に改稿中。完了次第、順次投稿予定。
※長くなることが確定してるので、気長にお付き合い下さい。
序章 2023/12/9
Ⅰ-ⅰ.ライラ 2023/12/10〜折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 19:00:00
248218文字
会話率:53%
「若い神よ。ラグナロクの真実について語ろう」
彼は語る。
神々の王・オーディンが恐れた予言について。
終末の必然と、彼が辿り着いた答えを。
彼は、人々から豊穣を期待されて生まれた大地の神である。
同時に雨を呼び、虹と川を統べる水
の神である。
病を人の力で治せるよう助言を与える医療の神である。
その一方で、その逆の効果も与える毒の神である。
また、約束の順守を期待された契約の神である。
彼は他のどの神よりも人々に対し慈悲深い神として知られる。
その神の本体は、大きな白い蛇の姿をしていた。
彼女は彼に想いを馳せる。
最期の時まで共に居ると誓った彼のことを。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-26 01:00:00
128598文字
会話率:54%
王立魔術院に勤めるジェシカは、爵位を継ぐために結婚相手を探していた。
そこで、大きな商会の支店長ユーグに見合いを申し込む。
魔力の相性がいいことだけが結婚相手の条件というジェシカ。ユーグとジェシカの魔力の相性は良く、結婚を進めたいと思う。
ユーグは子どもを作らない条件なら結婚してもいいと言う。
「契約結婚ってわけだ」
「契約結婚? そもそも結婚って契約でしょ?」
……という二人の結婚生活の話。
-----
西洋風異世界。電気はないけど魔道具があるって感じの世界観。
魔術あり。政治的な話なし。戦いなし。転移・転生なし。
三人称。視点は予告なく変わります。
※本作は2021年10月から2024年12月まで別サイトで公開していた作品を修正したものです。旧題「魔術師令嬢の契約結婚」
-----
※アルファポリス様にも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 00:39:48
83751文字
会話率:49%
ミックは王立魔術院の新人研究員。専門高等学校魔術科を卒業して就職一年目の、平民出身の魔術師だった。
魔術院の主任エイプリル伯爵から演劇のチケットを譲ってもらい出かけると、隣の席にはチェルシーがいた。
彼女は魔術師を多く輩出する魔術師貴族の令
嬢で、本当は伯爵とお見合いする予定だった。
気まずい空気で別れ、二度と会うこともないと思っていたミックだったけれど、後日、別の場所でチェルシーと再会して・・・。
-----
西洋風異世界。電気はないけど魔道具があるって感じの世界観。
魔術あり。政治的な話なし。戦いなし。転移・転生なし。
三人称。視点は予告なく変わります。
※本作は2022年11月から2024年12月まで別サイトで公開していた作品を修正したものです。旧題「新人魔術師の身分差婚」
-----
「魔術師○○の契約結婚」シリーズ5作目になります。
1作目の「魔術師令嬢の契約結婚」の約10年前です。
※アルファポリス様にも掲載中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 09:38:59
50257文字
会話率:48%
エステル(20)は、年下の婚約者の卒業を待って結婚する予定だった。しかし、彼が下町のウェイトレスと恋に落ちたため、婚約破棄となる。
数日後に控えた建国式典の大夜会に新しい婚約者を連れて行くと宣言してしまったエステルは、王立魔術院に勤める魔術
師で従兄のルイス(23)に婚約者役を頼むことにした。
ルイスも魔術院の同期に振られたばかりだという。
お互いの兄たちも含めてきょうだいのように育ったエステルとルイス。成長して会う機会が減っていたけれど、一緒に参加した大夜会で久しぶりに二人ですごして・・・。
-----
西洋風異世界。電気はないけど魔道具があるって感じの世界観。
魔術あり。政治的な話なし。戦いなし。転移・転生なし。
三人称。視点は予告なく変わります。
※本作は2021年12月から2024年12月まで別サイトで公開していた作品を修正したものです。旧題「魔術師令息の偽装婚約」
-----
「魔術師○○の契約結婚」シリーズ4作目になります。
1作目の「魔術師令嬢の契約結婚」を先に読んでいただいた方がいいかもしれないです。
※アルファポリス様にも掲載中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 08:57:46
27328文字
会話率:49%
ラスボスに真っ先に殺されるモブに転生したアリステラ。 死にたくないが故に毎日奮闘していると、ラスボスであるシルべアンと『契約結婚』することになった。
アリステラは二つ返事で了承する。 離婚後はもらった慰謝料でスローライフを送ろうと考えていた
。 それから時は経ちアリステラが成人したある日。 約束通り離婚しようと思ったのだが……。
「絶対に離婚はしない」
「これは契約結婚だったでしょ!」
「俺は契約書など作っていない」
スローライフを送りたいが故に離婚したい妻vs妻が大好きなので絶対に離婚したくない夫。
ほんわかとした戦いが、今始まる!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 23:19:46
44542文字
会話率:36%
◆書籍10巻まで、漫画版は5巻3月25日発売◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、泊り込みのできる方。月給25万+歩合給】――すぐに面接に行き、契約書
にサインをする。だがその勤務先は異世界だったのだ。契約により強制的に異世界送りにされ、生き抜くためのチートを貰ったマサルだったが、衝撃の事実を告げられる。「この世界は20年で滅亡します」――ただのニートに世界の破滅は回避できるのか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 18:00:00
2347164文字
会話率:48%
マーガレットは父が決めた婚姻に不満があった。
そこで彼女は自身が悪者となり都市から追放されることを画策する。
自分の脱出だけならば何とでもなると踏んだマーガレットだったがそれでは輿入れに伴い新しい都市に付き添った者たちが置き去りとなってしま
う。
さらに悪いことに都市運営に見識のあった彼女の視点から見て輿入れ先はすでに手遅れの状態であり早期の割り切りと住民の避難が必要と決断する。
だがそれを行うためには人手も現地でのコネも時間も不足していた。
自身から相手に願う形での正式な契約破棄手続きでは事務処理に時間がかかりすぎて手遅れになる。
そんな彼女が思い出したのはかつてお世話になった人から聞いた話。
『聖女、レンタルします』
どんな困難な状況でも打破してくれる演技派の偽聖女を派遣してくれるところがあるという。
たとえそれが自分を悪役に仕立て上げるための生贄役としての聖女であっても。
無関係な人を巻き込むことに苦悩したマーガレット。
だが彼女には事後の隠蔽まで込みで速やかに自分を追放対象としての悪役にしてたあげてくれるパートナーがどうしても必要だった。
藁にすがる思いで連絡を取ったマーガレットの元にわずか数日で一人の少女が現れる。
「初めまして、マーガレット様」
それはピンク色のふんわりとした髪に空を思わせる青い瞳を備えた美少女。
「リリーナと申します。貴方を貶め追放するために来ました」
これは二人の努力が実を結び追放される一幕から、追放された彼女が無職になり無事再就職するまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 08:10:00
10551文字
会話率:55%