通訳の坂上の初仕事は、中国から来た高校生交流団の同行通訳だった。ペアを組んだ若くて可愛い優秀な通訳、辻本麻衣さんの実力に圧倒されながら、坂上は少しずつ中国の高校生交流団の高校生たちと距離を縮めていく。交流団の世話役、須藤さん。マイペースの中
国人の先生たち。交流団の一行は東京から名古屋、京都へと旅を続けていき、各地で日本人の高校生とふれあい、ホームステイを体験する。驚く事件や笑ってしまうエピソードが満載の珍道中で、坂上はいつしか麻衣さんに思いを寄せていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-20 15:50:36
23016文字
会話率:39%
科学技術の発展により、魔法は裏の世界へと追いやられ、次第に人々の記憶から忘れ去られ、御伽話の話へと変わっていった。現代日本の愛知県、社会人は会社で働き、学生は学校に通い勉学に勤しむ当たり前の毎日、名古屋の高校に通う高校生、榊零士もその一人だ
。勉学はそこそこ、ルックスは中間より少し上、取り柄と言えば、困ってる人を全力で助けに行き困らせること。どこにでもいる人間だ。少し世間とは違うとすれば、一族が魔法使いだということである。
そんなある日の夜、11時55分。
外で普通の学校に通い、家に帰って魔法の修行の繰り返し。ストレスが溜まっていた零士は、日頃の憂さを晴らすため、こっそり家を抜け出し深夜徘徊をしていた。1人市役所裏を彷徨ってたいたところ、遠くから、髪を振り乱して走ってくる女の子とぶつかった。髪が中ほどまで銀色に染まった黒髪を振り乱し、息を切らして零士の袖を掴み息を切らしながら助けを求めた。
少女は、零士の後ろに隠れて、身体を震わせる。
すると、黒いマントを着た集団が突然、零士の前に姿を現し、何も言わずに襲いかかってきた。
今まで自分の置かれた環境、人には言えない秘密を抱え、ストレスと嫌気がさしていた零士は、そのはけ口をちょうど求めていた。
彼女を庇うように黒マントに立ち向かい、零士は拳を振るった。しかし、多勢に無勢、襲い来る黒マントに圧倒され、遂に黒マントの凶刃に零士は倒れてしまった。
途切れていく意識のなか、午前零時の鐘が辺り一帯に鳴り響いた。約束の5分が過ぎたのを途切れそうな意識で聞いた零士。黒マントの1人が杖をかざす。しかし、黒マントの集団が次々と炎に包まれ灰となった。放たれた方角に顔を向ける。妖艶な体躯に光り輝く銀髪を纏い、眼は見るものを虜にする血のような紅へと変貌を遂げた黒髪の少女だった。
「私の為に命を賭けて守って下さりありがとうございました。せめてものお礼とお詫びを、貴方にさせてください」
彼女はそう言い、倒れた零士を抱き起こし、首筋に2本の牙を突き立てる。
「私の…初めての眷属になってください」
彼女は、この世界の闇の部分を統べる存在ーーヴァンパイアーー。その中でも希少な半純血の女性のヴァンパイアでありドラキュラの一族の末裔であった。この数奇な出会いをきっかけに零士は、魔法世界の闇へと足を踏み入れることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-12 23:24:54
444文字
会話率:0%
埼玉県にある高等学校「南涯高校」に通う桐島誠哉
彼は不良だった中学時代とは違い、平穏な毎日を送っていた
同じ学校で同じクラスの渡部歩
彼女も同じように、友達との毎日を楽しんでいた
そんな2人の恋愛物語
だが2人の間に立ち塞
がる壁は、いつも人と人との「縁」だった
※この物語はフィクションです 現実の世界とは一切リンクしていない事をご了承ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-31 02:10:02
736808文字
会話率:71%
アーカディア王国は過去の勇者によって、食の大国となっていた。その王都ミリアで客の来ないレストランを経営するリーリィは、ある日不思議な男と出会う。
最終更新:2016-05-27 23:00:00
2399文字
会話率:28%
20XX年。日本は、バブル崩壊後の失われたウン十年にあえいでいた。
そんな中、突如名古屋城が金色に染まり、尾張藩主・徳川宗春が現れた。
彼は、八木公方(はちぼくくぼう)の呪いのために「むだづきゃー」の心を忘れた日本人を、魔剣・怒吝嗇斬(ど
けちぎり)で解放するために"てゃーむすりっぷ"してきたのだ!
キンキラキンと味噌と名古屋と無駄遣いが満載の、日本一頭の悪い経済小説。
※Pixivとの重複投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-09 03:30:46
16253文字
会話率:49%
なぜ私はわざわざ大勢の前で煌煌と光を浴びて演技を見せているのか? と私は私が不思議だった。
すべては彼のせいだとしておけば良いのかもしれないけれど結局は私自身が流され易く落着きのないだらしない女だからだろう。
『つもるはなし、つまりよも
やま―夏の巻―』の物語を軸に遠藤香織の視点で追ったサイドストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-02 12:30:45
6882文字
会話率:53%
遠藤香織と名のついた女との出会いはさっぱりとした味気ないものだった。しかし味気なかったもののインパクトはあった。そして、味気なくもインパクトある彼女との接触が二度三度と重なっていくと俺は自分自身の脆さに泡食う始末となった。
それを俺の無
防備さのせいだと言う奴もいるだろうがすべてはあの女の不意打ちのせいだ。いちいち女相手に構えてられるか。
だから俺は遠藤香織という女に対し、いけ好かない気味悪い出来過ぎた女というレッテルを貼った。
『つもるはなし、つまりよもやま―夏の巻―』の物語を東条英秋の視点で追ったサイドストーリー。
まほろば一座の看板女優、遠藤香織との出会い。そして座長・桂介から突然の出演依頼。英秋の心は大きく揺れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-17 13:14:43
95203文字
会話率:47%
インディーズバンドSalty DOGのギター担当の誠は劇団まほろば一座の座長、桂介からある頼まれごとを受けた。それは今度まほろば一座が実施する肝試し企画のテストにSalty DOGのボーカルギターをしている英秋を誘い込んでほしいという内容
だった。誠は少し渋るも承諾し英秋を誘い入れることに。そして肝試しで見た英秋の行動に誠は思った……
つもるはなし、つまりよもやま―夏の巻・英秋編―第3章 五・一五事件―より誠の視点で送るサイドストーリー。誠と英秋、そしてまほろば一座の看板女優、遠藤香織の関係がより明らかになる。
連載形式の短編小説です。
つもるはなし、つまりよもやま―夏の巻・英秋編
http://ncode.syosetu.com/n6535bs/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-24 16:01:02
14737文字
会話率:55%
「バッカじゃないの?」
「人生最悪だな」
彼女にも振られ大学入試でも失敗したコウは後期日程で名古屋の大学に通うことになった。
親からの仕送りはほぼゼロに等しく日夜せっせとバイトして生きている現状…。
冷めた人間であるコウは親友と言える人間も
おらず、独特の感性を持っていたため変人扱いされることも多かった。
そんな日々の中、バイト先の一つである居酒屋で働いていたとき、常連のサクラに誘われ
駅近くの会員制BARのバイトを始める。
会員制BARのママさんにして、観察眼がすごいサクラさん。
愛知の女子高に通うアヤちゃん
一族経営のマンション経営の不労所得でエリートニートのヨシキさん。
成り上がりラーメン社長のナルさん。
などなど独特の考え、個性を持った変人が多く翻弄される日々。
冷めている男コウは出会いの中でどう変わっていくのか?!
(ボーイズラブタグをつけさせていただきましたが、BLというよりはバイの人間もでてくるという話です。ご理解願います。)
(不定期連載ですが長期連載を考えております。応援よろしくお願いします)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-17 14:02:44
6479文字
会話率:32%
~あらすじ~
高校3年のユウスケは、昨年まで学外の自主活動(募金活動等)に打ち込んでいた。
そこで教師から約束を反故にされ、脱退。その後は退廃的な生活を送ることになる。
居場所を失くし、遅れてやってきた「グレ期」。
見苦しく情けなく繁華街を
放浪するユウスケ。救済を求める彼の、帰る場所とは。
――処女作です。現代文学で、ジャンルは私小説に挑戦しました。
元々文章は洗練されていませんが、今回は「現代」小説ということで、地の文も平易に書くことを意識した次第です。
未熟で幼い10代が抱える葛藤や悩みを、文体で表現できていたら幸いです。
将来的には私小説作家を目指しているので、コメントを頂けると有り難いです。
皆様の感想を参考にし、これから文章や表現力を磨いていきたいと思っています。
敢えて説明不足にしてある所もあります。加えて、縦書きで書いたので、横書きに変換すると読み難いかもしれません。ご容赦下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-24 17:28:40
29196文字
会話率:40%
名古屋の画廊にミレーの落ち穂拾いを観にきた友人と私。
私の見れない絵画とは。
最終更新:2015-10-08 23:37:16
1964文字
会話率:59%
犯罪都市名古屋に絶対に警察に捕まらないボス・ギャングスタがいた。
最終更新:2015-07-31 01:55:11
9915文字
会話率:44%
他サイトに投稿した作品です。
テーマ『名古屋』で執筆しました。
最終更新:2015-06-28 20:39:32
1927文字
会話率:26%
翌年に日華事変がはじまるとは、誰も想像もつかなかった昭和11年は、戦前最後の平和な年であった。その年の五月、県下有数の名門校である浜松一中では、恒例の大運動会が開催された。校長はのちにサッカー王国静岡の礎を築いた錦織兵三郎であった。名校長と
して生徒や教職員からも深く慕われていた。
運動会が終了すると、全生徒や教職員に紅白の大福もちが土産として配られた。製作した菓子司は浜松で有名な人気店であった。ところが翌日から、その大福もちを口にした生徒や、浜松に駐屯する兵士の間で、食中毒の症状が現れる。市当局の必死の調査にもかかわらず、食中毒の原因や病名が分からない。県や内務省の名立たる研究者や衛生技師が調査に当たるも、感染経路や原因は不明のままである。二日目になると、生徒たちやその家族から、続々と死者が報告される。浜松市内は恐怖のためにパニック状態となり、医師会や看護協会が巡回診療を始めるも、統一した組織を作ることができず、行き当たりばったりの施策は、ますます混乱を深めていった。
一方で、陸軍軍医学校防疫教室の石井四郎軍医正を中心としたグループは、事件発生当初から、サルモネラ菌(当時の言い方ではゲルトネル氏菌)による集団食中毒事件と判断し、早め早めに感染拡大阻止と、患者治療にあたっていた。そのために軍人の患者からは一人の死者も出すことなく、また二次感染も起こることなく収束していった。それに反して民間では、名古屋帝大法医学の教授が解剖を行うも原因が判明できず、食中毒説、薬物中毒説、果ては人為的な毒物混入説まで現れ、恐怖と不信感は浜松全体に及び、当局の対応が後手後手に回ったことにより、二次感染、三次感染と犠牲者は増加する一方であった。
最終的に、陸軍の提供した血清によって、この大惨事がサルモネラ菌による食中毒ということが立証されたが、市民の間には行政機関に対する不信感が深かった。患者総数二千人以上、死者四十四名を数えた浜松毒大福事件は、こうして六月近くになって、ようやく終息したのであった。
この作品は重複作品です。本文は小荷田歯科医院のホームページにあります。http://www011.upp.so-net.ne.jp/konita/kouhakunosaturikusha.pdf折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-09 16:39:50
44705文字
会話率:2%
愛知県名古屋市にある喫茶店を舞台にした、ココアにまつわる物語。
最終更新:2015-05-22 23:41:43
3506文字
会話率:16%
『天守閣を木造に!!』
(……どこかの市よりは平和な話題だけど)
と眺めていましたところ
結構切迫した問題であったことが
報道されておりまして……
最終更新:2015-05-21 02:00:00
1039文字
会話率:11%
名古屋星心学園。
そこには様々な種類の人がいる。
その中に適当な理由で入学させられた城鐘夕紅。
これは夕紅と色々な仲間たちが織り成す心のかたち。
最終更新:2015-05-09 22:43:08
7115文字
会話率:23%
愛知県名古屋市の大須商店街にある、立体駐車場にまつわる父子の思い出
(名古屋市をテーマにした某小説賞に投稿したものの、入賞とならなかったものを、ここに載せます)
最終更新:2015-05-04 20:57:51
6350文字
会話率:24%
そのソーシャルゲームは前兆に過ぎなかった。
大人気のソーシャルゲーム『プレリュードモンスターズ』のモンスターが実体化する事件が発生、大学生の朝凪一機は自らが特殊なシステムを活用して生み出したモンスター『ナイトメアメイデン』ことクロノ達と
暴走する課金プレイヤーと死闘を繰り広げていた。
戦いの最中、ひょんなことから『ジェンダー研究会』のメンバーと知り合い、共闘していく。そして、一機は自らの秘密に迫っていく。
ゲームの枠を超えたモンスター実体化はイカレた奴等にとって暴れるチャンス。大学闘争、名古屋めし拡大運動、第日本帝国の亡霊、全部まとめてかかって来い! ハードラックと踊り続ける男、朝凪一機が混乱の日本を刺激的に、盛大に引っ掻き回す!
前作『ドラゴンプラネット』: http://ncode.syosetu.com/n7928z/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-18 23:58:37
431038文字
会話率:58%
超直接的かつ短絡的かつ端的に申し上げるならば、このお話は可愛い女の子が化け物と戦う物語である。
最終更新:2015-04-02 00:07:01
7336文字
会話率:30%
「妹とは歴史至上最強のいきものである」と断言するシスコン兄と
「まっとうな人間になってほしい」と苦悩する妹の、ハートフルラブコメ戦争。彼らは今日も名古屋を歩く。
最終更新:2015-03-24 23:35:25
12375文字
会話率:13%
引退試合を有終の美で飾り、中学3年間の水泳生活にピリオドを打った祐介、一樹、由希。
最後のミーティングで、後輩たちを前に、3人は一体何を語るのだろうか・・・
青春を水泳に捧げた少年少女の、悩みと苦しみ、成長を描く。
最終更新:2015-03-09 04:14:44
1110文字
会話率:20%
西暦1601年。
織田、武田、上杉といった荒れに荒れた戦国時代を経た日本国は、ようやく太平の世に向かって収束しようとしていた。
この戦乱の最後のシメ料理となっているのが、この戦乱を巻き起こした元凶とも言われている『京都国』。
岐阜
で行われた『養老の戦い』にて大勝した名古屋国と関東国の共同軍は、いざ我こそが一番手と京都に攻め入ろうとしていた。実戦経験の少ない『京都国』に勝算はほぼ無し。
その中間地である滋賀にて、彼らの進撃を待ち受けなくてはいけないのは、我らこと京極一族。
琵琶湖の上に水軍を張って活動している我ら族は、父を前途の戦いで失ったため、残った六人の姉妹と唯一の男子である僕で絶賛やりくり中。
個性派揃いの六人姉妹に囲まれながら、向かってくる強敵からこの滋賀を守ることが出来るのか。
主な登場人物
・京都国
京極一華(いちか):残った京極家を纏める長女。異常なまでのブラコンが欠点
京極ニシャ(にしゃ):野蛮な槍使い。何でも食べる
京極三剣(みつるぎ):剣使い。死にたがり
京極四浪(しろう):主人公こと僕。取り絵は料理だけ。スープのブイヨン取りは神の域
京極五文(いつみ):関西弁を扱う商売人。経理や財務も出来る
京極六韜(りくとう):寝ても起きても戦のことばかりを考える軍略オタク
京極七皇(ななこう):無口な末っ子。やたらと独り立ち志向が高い
京極東源:京極家の大黒柱。物語が始まる前に養老の戦いにて殉職
・名古屋国
本多忠勝:名古屋国三軍神の一人。隠居中だったが京極の娘に興味を持ち再び戦場に舞い降りる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-09 02:08:05
24471文字
会話率:27%