エリーは首狩閣下と字される文武(まほうとけん)に長けたる若き女公爵であった。未だ幼い弟が長ずるまで公爵位を守り、公爵位を弟に譲ったのちには以前からの婚約者である王太子ロンデールの元へと嫁いで王妃となり、私人としての己を捨て身命を賭して国を
支える覚悟であった。
ところがどっこい王太子を含む現王室は──苦労性の宰相が強い危機感を持って首狩閣下なんてヤバイ字がついちゃう血筋だけは文句なしにやんごとない豪腕&辣腕女子(ばくだん)を王室にぶちこむ苦渋の決断をする程の──頭ふわふわのアホウの集りだったのである。
これは色々かったるくなって開き直ったエリー(王位継承権2位)が超高速で力こそパワーな王位簒奪をキメてついでに初恋をモノにするまでの国民的にも割とハッピーエンドなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 19:50:31
10791文字
会話率:57%
とある年、地球に複数のゲートが開く。
ゲートの中からは多くのモンスターと呼ばれる生き物が現れ、少しずつ侵食し始めた。
それから約150年、モンスター達に地上の約1割を侵食されたものの、それ以上侵食することは無く穏やかな日々が続いていた。
し
かし、平和は長くは続かなかった。
新たなゲートが現れ、ファルティア帝国となのる軍団が攻めてきた。
世界各国がファルティア帝国と戦い負けていく中、日本は苦渋の決断で東京だけを守ることを決断した。
そのおかげで日本だけがファルティア帝国の侵攻を耐えることに成功した。
これからの話はファルティア侵攻から約100年ほど経った後の話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-08 03:00:00
1873文字
会話率:64%
悪魔を題材とした乙女ゲーム『ひつじの晩餐』。
本当に自分は乙女ゲームをプレイしているのか何度も確認してしまう程の殺伐とした雰囲気と、希望を見いだせない多彩なバッドエンドで有名な作品だった。
そんな世界の悪役令嬢になってしまった私は、ゲーム
通り死亡フラグ満載の悪魔召喚に手を出してしまう。
危険すぎる世界から脱出する為の苦渋の決断だったが、呼び出した悪魔は一筋縄ではいかない悪役攻略対象で、私は何故かその悪魔と協力して自分の死亡フラグを折ることになっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-18 01:09:11
39839文字
会話率:39%
大航海時代の末期
「えっ! わたしが交易船の船長をするの?」
15歳で社交界デビューしたばかりの伯爵令嬢セラフィーナに、突然舞い込んだ船長就任の話。
「お家存続のためには止む得ないんだ」
引き受けなければ家業が傾き、やがては没落もあ
り得るとはいえ、貴族令嬢が船長を務めるなど古今東西聞いたことがない。
最悪なシナリオ回避のために下した父親エドワードの苦渋の決断に、セラフィーナは「そんな大事なこと……」と打ち震える。
「美味しいからゼッタイに引き受けるわよ!」
残念ながらセラフィーナはふつうの貴族令嬢ではなかった。
これは、そんなじゃじゃ馬令嬢が交易船の船長となって、活躍したりしなかったりする海洋冒険譚である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-17 05:00:00
107633文字
会話率:46%
御影当は不運が重なる人生を過ごし、事件に巻き込まれ死んでしまう。
「憑かれやすい」魂を持つ彼は流転の最中でも他の憑き物を増やし、
このまま転生させると生まれ変わったとしてもすぐに不幸に見舞われて死んでしまうだろう。
・・・その身に宿したそ
の憑き物を世界中に振りまきながら。
女神は苦渋の決断として異世界に転移させ、その地で憑き物を浄化し、取り払うを指示する。
彼に与えられたミッションは「絶対に憑き物を落とすまで死なないこと」
果たして彼は異世界で不幸な偶然から生き残ることができるのか?
・・・そんな風なストーリーになったらいいなと考えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 20:12:58
7697文字
会話率:34%
暗号も暗証も無し。暗証や暗号への誘導もなし。
加えてまた、現実の人として、交流をはかる住所の番地電話メールアドレスというような現実の私個人の特定可能となりうる連絡先の情報を今後も伝えること無し。面会せず通話せずをこれまでもこれからも徹底いた
します。
この第41回活動報告かつ著 櫛之汲 エッセイ国難 では、トラブルのことは上記に留めておき、コロナウイルスについて少し書いておきます。国による事態宣言が出ない理由を私なりに考えました。推測ですが、医療崩壊の前に事態宣言を出すことが医療崩壊をはやめるあるいは医療崩壊を抑える上で悪影響が大きいという判断があるのではないかとこのような判断がされうると考えます。医療が切迫した事態であるものの比較考量の上でいう一定の程度ではあるが、社会全体で医療崩壊に対する不安定さをかかえた抑止効果があり、現状に照らして直ちに事態の宣言をするよりも宣言を遅らせることで急速かつ一斉に起こる購入や移動などは、感染防止上は逆効果となるような自己防衛的な行動のうちであるように思えまた医療崩壊阻止の必要性に鑑みるとそぐわない行動を抑止する必要性があり、国民の一人でも多くの命を助ける観点で考えるような危機管理上の判断がなされうる、とも考えられるのではないかと思いました。ここまでを簡潔に申し収めると、我が国の政府は情報の非対称を考慮しているでしょうからモラルハザードの悪循環を避けているのだろうか、と私は考えたということでございます。加えてあるいは一方で、地方行政の立場からでは単純にも複雑にも考えにくいと思われます。都政を含め地方行政は国民に危機意識の注意を呼びかけてクラスター把握による防止につとめる必要があります。医療従事者や医療の立場では緊急救命と医療環境の改善のため今の暫定把握可能な危機的な状況にすぐに対応したいと当然に性質上そう思われることでしょうし、また宣言が崩壊の後にならざるを得ないことも、感情はおいておき、想像のうちでしょう。布マスクが配布されることに関して不満もあるようですが、政府の対応は、宣言による感染拡大を阻止しなければならない上においてとりうる策のなかで、国民個人個人命を優先した決断であり、同時に、苦渋の決断であったはずそのようにも考えうるのではないかと考えます。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-04-02 14:05:20
955文字
会話率:0%
東順(ひがしじゅん)は超能力である。その能力は時間遡行(タイムリープ)。
何度も過去に戻される男の苦渋の決断。
最終更新:2020-02-17 23:47:15
2504文字
会話率:10%
人類最後の住処『バベル』へと迫り来る敵を防衛戦にて殲滅する守護者〈ガーディアン〉。
守護者としての価値は、魔導〈マナ〉と呼称される力の源で判断される。
魔導を一切持たない少年、ランド・バークレイは肉壁と同程度の盾役〈タンク〉に任命される。
そして迎えた初任務、上手くいっていたと思われた『ガイアウルフ』の殲滅戦で、仲間の少女が命を落としてしまう。
それは決してランドの責任ではない。しかし、現場の『指揮官』が下した、「無慈悲な命令」がなければ救えたかもしれない少女の命。
「犠牲は当然である」という守護者の常識を覆すべく、ランドは二年後、十七歳の若さで指揮官となった。
魔導を持たない、役立たずの指揮官。だが、ランドは無力だからこそ「犠牲のない迎撃戦」を常に模索し、少しづつ周囲の理解を得ていくことになる。
だが時には苦渋の決断を迫られるのが指揮官の役目。
来たる『災厄獣』を目の前にした時、ランド・バークレイは親友に問う:
「ーーー、ここで僕と一緒に、死んでもいいかい?」
巨塔『バベル』での防衛戦。残酷なタワーディフェンスの世界で、最弱の指揮官ランド・バークレイは守護者をも守れる本物のガーディアンへと成長を遂げていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-01 13:55:25
3514文字
会話率:30%
どんなに想っていても、いつか別れの日がくる。
好きになるという事。
でも、いつか別れがやってくる。
好きという想いは変わらないのに、、、。
どうして、、?
最終更新:2019-10-13 03:00:00
1189文字
会話率:9%
「私を剣と使うがいい」
血溜まりから拾い上げた男は、惑う彼女にそう囁いた。
故郷を踏み躙られたくなくて受けて立った戦いは、けれど配色が濃厚だ。
ただ人死にを増やして滅ぶべきか、矜持を捨てて生き延びるべきか、できる選択は二つに一つだった
はずなのに。
何の気紛れかは知らないが差し伸べられた手は、きっと彼女が有するすべてを放り出しても望むほどの威力。
一も二もなく飛びついていいはずを素直に喜べない理由は、相手の姿にあった。
部分的に身体を覆う鱗、片方だけの角、火眼金睛。
明らかな異形である彼は、死にたがるほどに自身の姿を厭っていた。
知りながら戦場で目立てと請うのはあまりに酷で、それを目当てに助けたと言われるのも癪だった。
「よせ。私には何も対価が支払えぬ。くれてやれるとすればただ、お前が望まぬ龍の名のみだ」
「私もお前に差し出せるのは、血腥い勝利だけだ」
けれど人死には減らせるの言葉は、天秤を傾けるほどには重かった。
苦渋の決断を下した彼女は、後に呼ばれる。災厄を撒く龍使い、と。
望んで龍に身を窶した剣は、果たして龍の名以外の何かを得られるのだろうか。
この作品の一部は、「言の葉工房 織奏」に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-13 22:31:23
84038文字
会話率:46%
宇堂大輝と戦女神スルーズ……住む世界も寿命も、何なら生態系までもがもはや違うものの、しかし惹かれ合う二人。
スルーズは姫沢春海という人間の体を手に入れて、現代の人間界に舞い降りる。
そのスルーズが一目ぼれした相手であるところの大輝は、順調に
付き合って行けていると思われた中で必ず死んだ。
大輝が死ぬ度、その恐るべき執念からスルーズは何度も春海の人生をやり直す。
その数およそ二万回――。
そして大輝が死ぬまでの、粗方のパターンを把握したスルーズが辿り着いた、たった一つの答え。
それはハーレムを作らなければ、大輝は死んでしまうということ。
――そうだ、ハーレム作ろう。
独占欲の強いはずのスルーズが下した、まるで京都にでも行くかの様な苦渋の決断。
二人は、いかにしてこの試練を乗り切るのだろうか――。
※この作品は、アルファポリス様にも同じというかこの小説の元になっている作品が投稿されています。
タイトルを「手の届く存在」から、「やり直し女神と、ハーレムじゃないと生きられない彼の奮闘記」と変えて、第7回ネット小説大賞応募用に改変しました。
かなり内容が変わっているので、アルファポリス様で一度読んで下さった方もそうじゃない方も楽しめると思います。
感想、ご指摘などなどバンバン頂けると喜びます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-17 09:45:50
993216文字
会話率:39%
クリエイターとキュレーターに分かれて、二人一組でプレゼンを行う授業を特徴とした学園に入学した金田るみ。記念受験のつもりがうっかり受かってしまったるみは苦渋の決断の末、クリエイターを選択する。しかし、るみのつくるものはどうやら一般的には受け入
れ難いようで……。
果たして、無事キュレーターと組むことはできるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-13 13:38:14
4152文字
会話率:69%
妻に先立たれた自転車乗りの左門の元に、突然家を勘当されたJKサイクリスト・栞が転がり込んできた。止む無く親子になった二人だったが、左門の後妻を狙うツーリング仲間・由良と、家庭を守りたい栞との暗闘になる。更に栞に想いを寄せる学友の御曹司までが
現れ、焦る左門はファールを犯す。そこに山師である栞の実の父親が現れて・・・。
左門は苦渋の決断をするが、山師に嵌められる。その運命を操っていたのは二つのパワーストーンだったのか、それとも宝石神社宮司の神通力か。古の鉱山の麓の街を駈け抜けるそれぞれの想い。秋の快速ラブコメです。
※この作品は『エブリスタ』『カクヨム』サイトにも公開します
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-28 00:00:00
81813文字
会話率:63%
これは、祖国のために戦い続けた英雄が戦闘機械に変わってしまった物語。
1864年、太平洋諸島に赴任した宣教師ロバート・ヘンリー・コドリントンによって神の奇跡を起こす粒子『マナ粒子』が発見される。
マナ粒子の研究は急速に発展し、『魔法
』として技術確立され、多種多様な分野で活用されることになった。
時は進んで1945年11月10日。
日本は、約4年前に始まったアメリカとの大東亜戦争で度重なる敗走をし、すでにアメリカ軍に九州、四国、中国、近畿、中部を軍事占領、ソ連にも北海道、東北での撤退を余儀なくされていた。
そんな日本の首都防衛ライン外縁に位置する箱根山要塞はアメリカ軍の猛攻を受ける。
箱根山要塞司令官森赳中将は、世界最強とも言われる日本軍魔法士官、羽佐間雄大中佐に不可能な任務を与える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-12 19:04:48
3938文字
会話率:37%
エンドランドの島々を繋ぐ海上鉄道は、「海上がり」と呼ばれる元海賊たちの脅威に晒されていた。
不正乗車に密輸入、窃盗に傷害事件。そして横行する犯罪の影で囁かれる、不穏な噂。
それはいずれ、エンドランド全体を巻き込む内戦の引き金になりかねない。
危機を前に海上鉄道は苦渋の決断をした。
本来敵である海上がりと、手を組む。
海上鉄道の新入社員リウと、海上がりの少女トルカ。
そうして出会った二人の信頼関係は、マイナスからのスタート。
果たしてエンドランドの平和は守られるのか。
後にも先にも『英雄』とは呼ばれない彼らの、歴史の裏側の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-06 23:09:55
53322文字
会話率:28%
10万文字達成しました!有り難うございます!!
時は西暦2100年。日本国に在住留置しているササキとケリーは世界各地の内部紛争、テロリズムに終止符を打つために足を運ぶ。時に労働を強制されるかつての民主国、はたまたヒトではない人類に呑
み込まれた人民国。あらゆる国際状況が積み重なった世界で僕は苦渋の決断と行動を強いられる。ヒトと非人類。ヒトとヒトとの争い。一種類という単一カテゴリが決められないという事実を味わせる恍惚とした現実。そして永劫に続く戦争の真っ只中、僕達は「幸福」をどう見いだすのか?
「幸福」の意味と考えうる世界情勢を語ったSF長編小説。
近未来的端末を用いるなどでより身近に感じやすい話だと思います。
よかったら読んでくださったら嬉しいです。
そしてもう一度「幸せとは何であろうか?」と心の中で思い返してくだされば、私にはもう何も言い残すことはありません。。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-12 00:23:35
100472文字
会話率:48%
処女作の『少女と犬』の蛇足にまみれた御話。
奈良高専(奈良工業高等専門学校)現視研(現代視覚文化研究会)のHPにある2017年秋季会誌にも載せていただいています。
ぶっちゃけると、会誌の締め切り迄にネタが思い付かなかったので苦渋の決断で
続編を書かせていただきました……。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2018-03-11 00:00:00
1493文字
会話率:55%
群雄割拠のとある大陸で、小さな村が壊滅する。事件の原因は、かつて世界の創造主を倒したとされる魔法石だった。のちに武王と呼ばれる少年ソラと、その友サト。遊牧民のふたりは、石を巡る戦争と冒険に巻き込まれていく。
※1この作品は元々『枯れ木のご
とくゆく』というタイトルでしたが、こちらのタイトルのほうが、内容を把握しやすいのではないかと考えたので、苦渋の決断で、現在のタイトルになるに至りました。
※2『ツギクル』様にも登録しました。『カクヨム』様のほうにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-12 01:11:00
123674文字
会話率:28%
英雄の証明。それを求めて男は旅に出た。
男の名はウエスト。相棒はマックス。
言語を超えた友情が、二人の間にはあった。
しかし旅の途上、ある問題が二人を襲う。
そこでウエストが下した苦渋の決断とは?
忽然と姿を消したマックスの行方は?
そし
て新たなる相棒、マルコとは一体誰なのか?
大体国道20号線(高尾から相模原区間)あたりを想定して紡がれる大冒険譚。
この物語を読んだ後、きっとあなたの頬は濡れている……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-24 05:02:24
1085文字
会話率:40%
謎の物質、レッドラストと呼ばれる殺戮兵器によって滅ぼされたバシリア国。辺りは赤い錆のような物で覆われ、空気は汚染された。国民はミュータントとなり、生き物全てを襲い続けた。何とか難を逃れた僅かな者たちは国の中心にある巨塔に集まり、新たなバシ
リア国として誕生した。
その塔に住む、新バシリア巨塔の一般兵士、コメットに近くにある鉱山調査の任務を与えられる。だが任務の真の意図を知らされたコメットは苦渋の決断を迫られる。荒れ果てた国を歩き回り、浮かび上がる塔への疑問、深まるレッドラストの謎。自分の知っていた世界が崩れていく中、コメットはバシリアを守るため奮闘する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-12 02:23:38
51359文字
会話率:42%