不死身狂四狼という不良は己の無学さを恥じていた。そこへ塾を経営している柳生楓という女が現れ、勉学に励む。そして努力の結果、学生になるという新しい目標を楓に示して貰った。狂四狼は楓に感謝すると共に恋心を持つ。
しかし戦争が始まる。戦況が
悪くなり本土決戦が始まると、狂四狼は徴兵されぬように楓に匿われて生活していた。しかし幸せはいつまでも続かない。狂四狼は日本軍中将の久我という男に謎の薬物を投与され、更に軍に入るよう強要される。そして久我は入隊するための試験を受けるように迫った。その試験とは楓を狂四狼自身の手で殺させることだった。狂四狼は極度の疲労と生存したいという願望から、錯乱した後に夜桜の咲き誇る中で楓を殺してしまう。激しい絶望で感情を昂らせたその時、狂四狼は全身に黒い装甲をまとう一体の異形の武者に変身した。
これは修羅道に落ちた不死身狂四狼の救済の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-17 16:40:33
108821文字
会話率:44%
東京共和国。別名、インサニオ。
第二次世界大戦で、日本は連合国に対して本土決戦を挑み、完膚なきまでに敗北。焼け野原となった東京は、連合国による分割統治を受けることとなった。やがて東西の冷戦を経て、東京という街は時代の歪みや人々の欲望、張
り巡らされた両陣営の陰謀すらも飲み込んで。狂騒と繁栄が人々を惹きつける魔都、インサニオへと変貌を遂げたのだ。
そんな、力を持たぬ者は生き残れない魔都で、裏から日本人街という地区の平穏を守る自警団があった。
その名は、豊島一家。彼らは他の地区を牛耳るマフィアたちや汚職警官たちと時には穏便に、時には過激に、己が信念と理想を胸に対峙していた。
怠け癖のある短気な喧嘩馬鹿、仁衛幸平(にのえ こうへい)。
優しく美しい蹴り技の達人、豊島姫梨奈(とよしまきりな)。
元日本人の軽業金髪少女、六橋美奈(りくはし みな)。
見た目によらず頭脳派な金庫番、越後泰広(えちご やすひろ)。
そして、それら一家の面々を束ねる冷静沈着で幼児体型の銀髪少女、豊島理世(とよしま りよ)。
思想、信条、趣味、性格。てんでバラバラな彼らだが、胸に秘める理想はひとつ。
この街に蔓延る理不尽を、ひとつ残らずぶっ壊すこと。
狂騒の街を戦い抜く、『痛快侠客物語』が今幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-05 04:36:30
59923文字
会話率:40%
昭和二十年九月四日。史実ではとうに戦争終結したこの日。太平洋戦争はまだ終わる気配を見せない架空国家日本で、東京に原子爆弾が投下される。松代大本営は直ちに救援隊を編成し、東京へ放った。彼らが東京で見たものは悪魔の爆弾によって破壊つくされ、焦土
となった東京であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-24 02:21:33
5063文字
会話率:13%
1945年8月15日に終戦を迎えなかったもう一つの日本。東京で陸軍抗戦派のクーデターが勃発し、密かに終戦を進めていた阿南惟幾(あなみ これちか)陸軍大将が暗殺され、大日本帝国は血みどろの本土決戦に突入。一般婦女子を巻き込んだ凄惨な戦争の果て
に、列島は北日本と南日本に分断された。1958年10月、ソ連の衛星国と化した北日本人民共和国で、私は最高機密文書の移送任務に携わっていた。
しかし、あることをきっかけに私の想念は本土決戦に引き戻されていく。1945年8月。17歳だった私は、女学生卒業後、義勇兵役法に基づいて親友の高木桜子(たかぎさくらこ)とともに国民義勇隊に召集されていた。
竹槍、刺突爆雷。女子学徒隊、国民義勇戦闘隊、札幌地区第八特設警備隊――
多くの友や家族を亡くしながら、血みどろの荒野に私と桜子が作り上げようとした世界。
小説『狭い器』――それは私と彼女の叫びだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-02 20:02:20
89125文字
会話率:41%
本土決戦による分断を経て統一した日本が繋がっていた異界に転移してしまい生存するために奮闘するお話し。
乏しい知識で書いているので稚拙な描写が存在するかもしれませんのでご注意を。
最終更新:2017-04-12 00:00:00
54817文字
会話率:40%
■東京地下道1949■
1949年日本トウキョウ。
太平洋戦争の日本敗戦により、アメリカ軍とソビエト軍が、分割占領されていた頃の話。
●戦争孤児である少年・少女たちの苦労し生き残ろうとする話です。
このような感じで始まります。
「自の
力で食物や闇物資を手に入れたのだ。
この時代とこの占領下トウキョウという場所で生きのびていくための手段であった。
戦争孤児のボスである竜のアジトである掘っ立て小屋からも焼け果てたトウキョウ市の「新しい壁」が見えている。
その壁は日本人に希望を与えるものではなく、日本人の心と体を。いわゆる「本土決戦」
以上に疲弊させるものだった。
竜は、本土決戦当時は、新潟県に集団疎開していた。そこで愛国少年団に属していた。
赤い星をつけたソ漣軍のT34戦車が進撃してきたのは昭和二十年十月三日。
それからの彼らの話。
●山田企画事務所・飛鳥京香 サイト などより転載。http://plaza.rakuten.co.jp/yamadas0115/
飛鳥京香/SF小説工房(山田企画事務所)■山田の「妄想の地獄めぐり」へようこそ!
関西学院大学文学部ーSF研究会ー大阪文学学校ー大阪シナリオ学校ー同人誌活動
を通じての、30年にわたる、日々の妄想世界のすべてをお見せします。
http://plaza.rakuten.co.jp/yamadas0115/diary/201609230000/
基本データベースはここ。
■飛鳥京香・SF小説工房■株式会社山田企画事務所■
小説ごと章立てことにに入ってます。まだ未発表もありますが、、、
基本的にまだ整理できていません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-12 17:33:57
24750文字
会話率:26%
40年前の戦争。
主力軍隊を壊滅されても負けを認めず戦い続けた東部の島国があった。
勝利を信じて戦い。犠牲をいとわず戦い。その犠牲に報いるために戦い。
負けを認められず。身を砕き骨が粉になっても敵に一矢報いるためだけに続けられた戦争。
本土決戦までおこない。多くの犠牲の果てに、この国は負けた。
その結果がこの各地に建てられた無数の外国軍基地。
戦後40年後の今、それらが爆破されるという事件が連続して起きた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2016-03-25 19:09:23
9989文字
会話率:49%
日本の突撃砲は、アメリカ軍から日本本土を守ることができるのか乞うご期待。
最終更新:2015-12-15 22:40:02
234文字
会話率:0%
そう遠くない未来。
人類は謎の寄生生物である化生(メタプレェシァ)による侵食を受けていた。
ユーラシア大陸の南東部から対馬、壱岐と攻め入られた日本はついに本土決戦ミッションを発動させる。
主人公であるイクトは『ディスポーザブル』というゲーム
のプレイヤーであったが、そのゲームは実は現実の世界で起こっている出来事であり、自身が既に戦争へ参戦していることを知らされ、強制的に徴兵をされてしまう。
イクトは戸惑いながらも用捨人形(ディスポーザブルズ)と呼ばれる使い捨ての機体を操作し、敵を撃ち倒していく。
アルファポリスに登録しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-13 08:47:59
83074文字
会話率:26%
昭和十九年末、日本は風船爆弾によるアメリカ本土攻撃を敢行。この攻撃でアメリカの原子爆弾工場は損壊し、マンハッタン計画をして遅れを生ぜしめるが、アメリカ側の完璧な隠蔽により日本側は事実を摑めずにいた。
その隠蔽と報復の意味を含めてアメリカ
軍はB29による日本本土空襲を本格化させ、日本は焦土と化す。しかし日本側はただ手をこまねいたのでなく、陸海軍の総力を挙げた一大邀撃戦が本土の空では展開されていた。
時が移った昭和二十年夏、鈴木内閣は総辞職。阿南惟幾陸相を首班とする阿南内閣が成立し、継戦内閣として最後の決戦たる本土決戦を呼号する。その間にも戦争はいよいよ苛烈を極め、打ち続くB29の空襲や港湾への機雷投下で日本国内の物資は逼迫してゆく。
昭和二十年十一月、アメリカ軍は猛然九州に侵攻を開始し、ここに皇土決戦の火蓋が切って落とされる。
この作品はオリジナル作品であります。作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
尚お本作を作成するにあたり参考とした文献は、最後に一括で掲げる所存です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-10 00:01:30
139693文字
会話率:42%
――西暦201X年、日本は危機的状況にあった。三連動大地震の発生、南西諸島での軍事衝突、そして、日本本土侵攻。攻める側にも守る側にも予想外の日本本土決戦は、また残暑の厳しい中はじまった―――
「なぜこんなことに?」
勝利の熱狂の中で一人呟く
ものがいれば、苦難の国の最前線でそう呟くものもいる。
なぜなら、人生同様、歴史はそういった錯誤で形成されているのだから。
これは、そんな21世紀最初の大国同士の「戦争」の断面を切り取った物語である・・・
※――本作はフィクションです。実在の人物・団体・国家などとは一切関係ありません。作中の描写はいかなる差別的な事柄をも許容するものではありません。
※――「事実は小説より奇なり」と云うように、現下の情勢下では更新の継続は困難と判断し、一応のあらすじを終章として投稿したあとで更新を凍結いたします。
変事があれば削除も検討いたします。
読者の皆様におかれましてはご了承願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-02 00:00:00
52297文字
会話率:12%
連載中の「本土決戦201X年」の番外編となります。
作中では語られなかった話や本編以前の話となります。
本編の補完用としてご活用ください。
なお、本編同様連作短編です。
※――「事実は小説より奇なり」と云うように、現下の情勢下では更新の継
続は困難と判断し、更新を凍結いたします。
変事があれば削除も検討いたします。
読者の皆様におかれましてはご了承願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-15 22:34:53
13056文字
会話率:15%
太平洋沿岸に配置された木の葉のような徴用漁船の帝国海軍監視挺。迫り来る敵機、敵潜に智謀を尽し立ち向かう。他サイトへも投稿予定。
最終更新:2013-04-08 21:48:11
6703文字
会話率:36%