新宿にあるとあるマンション。そこの204号室は理由もないのに人が居つかなかった。
大家の石井と不動産屋の斎藤は悩んだ末、霊能者の九十三(つくみ)に相談する。
マンションの204号室を訪れた九十三は、これは人間の霊が憑いているから起こっている
現象ではなく、自分の手には負えない、と石井と斎藤に告げた。
九十三と斎藤は、新宿にあるホストクラブを訪れ、八代紺にアポイントメントを取った。
紺は、妖(あやかし)である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 08:00:00
12440文字
会話率:45%
幼い頃に両親を失い、親戚をたらい回しにされていた少女『奈沢陽夏(なざわひなつ)』は28度目となる引っ越しを行う。
両親の遺した莫大な遺産を使い、初の一人暮らしをしようとするのだが、今までイジメられていたことから、人と関わることを極力避けるよ
うになってしまった。
そんな陽夏を変える一つの手紙...その手紙を読み陽夏は決心をする。
亡くなった両親のこと奈沢家のことを調べて自分のルーツとなるものを知ること。そのためにも今までの自分ではダメだと...
そう考えていた矢先、妖(あやかし)と呼ばれる存在と邂逅してしまう。
これは過去に酒呑童子と呼ばれた男と酒に呪われた少女が織り成す物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 08:50:00
5185文字
会話率:37%
――やだ、封印の木札が割れちゃった!?
東開大陸を支配する和国皇族の末姫アイリーンは、封印された妖(あやかし)をうっかり逃してしまう。バレないうちに捕まえようと陰陽術を使い、夜中に禍狗(まがいぬ)の妖と戦い始めた。そんな彼女が魔物を追っ
て侵入したのは、隣の大陸フルールのビュシェルベルジェール王家直轄の墓所だった!
「早く行ってっ! あなたがいたら全力を出せないわ」
「君を置いて行けない」
狐面で忍び込む御転婆姫と、仮面で応じる英雄王子。危険な場面で助け合いながらも、獲物の取り合いが始まる。皇家や王家の思惑も入り混じる中、ドタバタする彼と彼女の恋の行方は?!
※ハッピーエンド確定、どたばたコメディ風
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/03/03……連載開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 20:16:56
204126文字
会話率:43%
1700年代の江戸時代。科学技術が発達し始めが妖(あやかし)がお伽話だと人が考えるようになったころ、都に近い大江山では妖達が結界の中で暮らしていた。
一部の妖の中には人の世に紛れ、人として暮らすものもいる。結界を制している酒呑童子の末裔
、銀童の余命はわずかで大江山では次期頭首の決定が急がれていた。
半妖の銀童の息子で、妖の力をほとんど持たない白童(はくどう)は、大江山の中の悲田院で都から逃れてくる人の子や年寄たちを保護し守ってきた。
彼らを助けたく医術を極めたくも毒消しの焼酎で気を失うほど酒に弱く、女子の肌に触れられないほど奥手で、蘭方医に弟子入りするも破門にされる始末。
だが、もし、同じ鬼の蒼親が主になれば悲田院はつぶされると知り、せめて酒に強くなろうと都の請負酒屋の主人で男装の麗人、数年前に英国貿易船の難破で日本にたどり着いた、恵司郎(けいじろう)(恵・ケイト)に弟子入りを申し入れる。
恵司郎(恵)は、救ってくれた養父の小島屋を酒蔵として復活させるため、大江山の妖酒蔵での自身の杜氏修行を交換条件に白童の酒修行を承諾する。
女子であることに驚きつつも、恵と接するうちに白童は、本当に守るべきは人も妖も幸せに暮らせる世の中だと気づく。
お互いの志に強くひかれあう恵と白童。だが、住む場所も、志すことも違う二人はどちらからも自分の気持ちを言い出せないまま。
一方、銀童の危篤で結界が破れた時、おりしも都の奉行所が地震の調べに山に入っており、悲田院がみつかってしまう。
人を食べようとする蒼親とそれを止める白童。妖達の前で、大江山の将来についての考えを語る二人。
妖の能力を人は絶対に越えられないことを理由に、大江山に人はいらないという蒼親。たいして、白童は悲田院を交流の場としてよりよく妖を人の世に送り出すことによって、自分達は人の世に貢献できるはずだという白童。山が選んだのは白童だった。
苛つく蒼親は、酒に強いなら、自分の嫁にと強引に恵を攫う。救い出そうとする白童。恵は蒼親が本当は白童に頼ってほしくてあれこれ奪おうとすることを知り、蒼親に利き酒勝負を持ち掛ける。もし自分が負ければ蒼親の妻に、もし勝てば、蒼親は誠心誠意、白童の志を支えることという条件をつけて。
勝負の行方は、恵の酒造りは、白童の酒精克服は、そして、二人はお互いの思いを告げられるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 20:42:01
119400文字
会話率:46%
山奥の村に引っ越してきたユキは、神様が住むという「妖(あやかし)の森」の入口で一人の青年と出会う。その後、闇に呑み込まれてしまった村から逃げ出すユキと青年だったが、妖の森へ足を踏み入れた途端に青年は異形の化け物へと姿を変えた。背中から黒い翼
を生やした天狗の末裔と、第三の目を持つ黄金色の獣。そして、それらを使役する少年と共に、ユキは暗闇の向こうに消えた母親を助け出すため、妖魔の国へと向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 08:40:00
42414文字
会話率:34%
蜘蛛の妖に取り憑かれた娘、蜜(みつ)。
妖に取り憑かれた刀を持つ侍、鐙(あぶみ)。
呪われた運命と戦う2人の時代劇風ダークファンタジーロマン。
■■■■■
大陽大社を(おおひたいしゃ)を参拝する客をもてなす町、世輪(せわ)町。
小さな旅
籠『矢橋(やはし)屋』の女将として、17歳の蜜は質素に暮らしている。幼少から蜘蛛に取り憑かれている蜜は、その力で妖(あやかし)を倒し、人知れず町を守っていた。
ある日、藤鷹 鐙(ふじたか あぶみ)が矢橋屋を訪れる。鐙は将軍家直属の『祓い役』を務める武家の嫡男だった。祓い役とは、人々の邪気を祓う儀式を行う高等役職である。藤鷹家に代々伝わる儀式用の刀は妖に取り憑かれており、鞘から抜こうとする者の命を奪う。鐙はこの『呪抜刀(じゅばつとう)』に取り憑いた妖を解く方法を探す旅をしていた。
蜜は鐙に妖を祓う力があると見抜き、『大陽様から与えられし力を受け継ぐ者、祓い師』としての訓練をするよう奨める。
祓いの才能を開花させていく過程で、鐙は蜜の隠された秘密に近付いていく。
「貴女に憑いた蜘蛛もきっと祓ってみせます」
自分も普通の娘として生きられるのではないかと、蜜は鐙に淡い期待を寄せる。それはやがて恋へと変わっていく。
しかしその想いは、蜜の中で眠る蜘蛛を呼び起こす餌でもあった……
〈妖とは、若い女のことよ。お前も妾(わらわ)に喰われるがよい〉
■■■■■
2024年2月に開催・終了した個人様企画『イセコイ冒頭ミュージアム』参加作品
企画参加時は、異世界恋愛ジャンルとする予定でしたが、文芸(アクション)に変更しました
1話あたり5,000字以下
不定期更新
長期予定、1年はかかる見通し
挿絵あり。登場人物イラスト、簡易地図、図解等折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 21:12:33
59489文字
会話率:47%
化けいたちにひろわれ、喰われるために育てられている化けいぬと化けねこがいた。
ねこ姫は喰われるよりも捨てられるほうが怖いと笑い、いぬ童子をからかって暮らす。
いぬ童子はねこ姫に腹を立てながら、母上と呼ぶ大いたちへ懸命につくす。
人に
とって妖(あやかし)の生きかたは奇怪なものだったが、人もまた奇怪な生きかたはしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 20:29:16
12207文字
会話率:46%
三力とも呼ばれる三種類の強大な力を持つものががはびこる世界。三力が原因で起こる被害や事件を、人々は"三力奇譚"と呼んでいた。
一つ、それは妖力。二つ、それは能力。三つ、それは数式。
ある者に力があれば、それを行使す
るのもその者次第。
主人公の平坂 伊佐薙もその中の能力を持つ青年であり、三力奇譚に巻き込まれた人間の一人だった。伊佐薙は、高校一年生の頃から意味も分からず妖力を持つ妖(あやかし)に追われる生活を送っていたのだ。
そんな伊佐薙の前に強大な妖が現れ、そこから伊佐薙の運命は大きく変化してゆく―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 14:00:00
67197文字
会話率:36%
酔い覚ましにと夜道を歩いていたはずの小柄兵衛(こづかひょうえ)、朔月幻一郎(さくつきげんいちろう)、服部蔵人(ふくべくろうど)の3人組、ふと気付けばそこは見知らぬ森の中。妖(あやかし)と呼ばれるモンスターが跳梁跋扈する江戸時代風の世界に迷い
込んだ3人は妖と戦いながら日々の糧を得て暮らしてゆく。
※この作品は以前投稿していた妖斬り、参る!の再スタート版となります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 21:00:00
5795文字
会話率:64%
時代劇のような、けれどどうにも江戸とは違う世界に迷い込んだ小柄 兵衛(こづか ひょうえ)、ハットリ・クロード、朔月 幻一郎(さくづき げんいちろう)の三人。
本来なら居るはずのない妖(あやかし)の存在、あるはずのない魔法、そしてされている
はずのない開国。いくつもの違いに時に戸惑い、時に喜びながらも、この世界で日常を送るために妖退治の仕事へと飛び込んでいく江戸風時代劇ファンタジー。
作品の性質上、史実上の江戸時代とは矛盾する描写が存在します事をご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-14 20:25:10
28850文字
会話率:60%
国立霊術東学院中等部の優等生・杠葉三日月は、妖(あやかし)達の攻撃により、精霊・ユグドラシルを亡くしてしまい、危機一髪のところを、謎の妖・狼男に命を救われた。
そこから、半年後、高等部に入った彼はそのことを引きずり、今では落ちこぼれの落
第生に。そんな中、狼男が現れたという知らせを聞き、森の中を探すと、そこには何故か全裸の美少女が居て…
石鹸枠全盛期のような、王道ラノベテンプレ展開を元にして、描きました!よければ読んでみてください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 18:28:10
87504文字
会話率:57%
妖(あやかし)と人間の共存する世界。気弱な父とおっとりした母、空気の読めない妹に囲まれて、イオニアはいつもハラハラしていた。何かやらかさないかと気を張るあまり、顔が怖いと噂になって同性からも異性からも遠巻きにされる日々。そんな中、妹のフィリ
アが妖様の婚約者候補になったという。ご機嫌の家族を横目にイオニアは今回もまたハラハラしていた。お母様のつけたメイドは全くストッパーにならないし、妹が何かやらかして没落したら大変と、メイドの姿でお屋敷についていくことに。けれどその屋敷はなんだかおかしくて……
全10話+裏話1(完結予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 16:32:06
16968文字
会話率:36%
人類対妖怪の大戦乱『人妖大戦』から半世紀が過ぎ火倶楽国はすっかり蒸気機関による近代大国となっていた。大陸を支配する火倶楽幕府による妖怪への厳しい弾圧も少しずつであるが緩和されようやく人と妖怪の融和の時代が訪れようとしていたその時、火倶楽周辺
で立て続けに妖怪による凶悪犯罪が起き世論が再び妖怪弾圧へと傾いてしまう。
事件の裏で糸を引くものは何者なのか?
更には大戦で倒された『妖怪王』ゼクウが復活したという噂まで流れ始め……。
またも思い切り巻き込まれた作家にして冒険家ウィリアム・バーンズと仲間たち。
そして今火倶楽にはウィリアムの因縁の相手、『死の力』を使う魔人柳生キリコも何らかの思惑を持って滞在しているのだった。
ウィリアム・バーンズ冒険旅行記の1エピソードです。
前作「炎の時代の軍神勇者 ~異文化交流に来たら大戦乱が始まってしまったので1人の少女を英雄に育てる話~」の続編となります。
こちらを先にお読みください。
「遅れてきた復讐者 ~二十数年で復讐がどうでもよくなっちゃってた話~」
と
「南の海の侵略者 ~バカンスに来たはずなのにキュウリまみれでキメラと戦う羽目になるお話~」
の登場人物も出ておりますのでこちらも先にお読みいただければ幸いでございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 08:10:22
115993文字
会話率:32%
雪のふる山の中の小屋。じいさんに留守をたのまれたこどもが、山の妖(あやかし)のサトリに会う。サトリに会ったときはどうすればよかったっけ?食われないようにどうすれば? そこへ、山でまよった侍がやってくる。 ヒコイチがこどものころのはなし
となります。短いのでよろしければのぞいてやってください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-09 19:30:15
7028文字
会話率:38%
人外×人間の異種族和風恋愛ファンタジー。notコメディ。
南北朝時代。盲目の娘・あやが住む滝の沢村の近くでは、夜な夜な漆黒の巨人・だいだらぼっちが出現していた。村人はだいだらぼっちを化け物と呼び、災いをもたらす存在として恐れていた。
そんな
ある日、唯一の家族だった父を流行り病で亡くしたあやは、生贄として山に捨てられてしまう。
だがそんなあやを拾い保護したのが、神と人間の混血である那岐毘古(なぎひこ)。美しいこの青年こそが、だいだらぼっちの正体だった。
盲目ゆえにだいだらぼっちを怖がらないあやは、那岐毘古と彼と共に暮らす妖(あやかし)たちと仲良くなっていく。そして那岐毘古の人柄に惹かれ、やがて恋に落ちるが――
※本日4/7に1時間毎、全9話更新予定です。「イケメン人外×ヒロインの和風恋愛ファンタジー」をテーマにしたプロットから書き起こしたので、あらすじが見事にテンプレです。ご了承ください~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 15:03:04
39003文字
会話率:34%
現代の日本で妖は知識として残され、娯楽商品としての進化も遂げている。
しかし、妖も人間の文明と共に進化し、人に姿は見えずとも、紛れるように暮らしていた。
そして平和な世を保つ為、人間から信仰を得ている妖にはお役目が与えられている者もい
る。
人間以外の迷える魂を導くのは、送り狐。
それらの力を十二分に発揮させる存在が、統率者。
白狐の華火の血筋は優秀な統率者が多く、特に両親は伝説の統率者として名が知れ渡っている。
けれど華火にはこれといって秀でたものがなく、得意と言えるものはお天気占いだけ。そして体も弱い。
だから、家族の者以外から役立たずと罵られてきた。
そんな華火も、ようやくお役目に就く事に。
けれど、これからを共にする相手は、問題児と噂される送り狐達だった。
そしてこの統率者が下界へ降りる時期に合わせ、天狐からの予言が下されていた。
『雪解けの季節、神に愛されし白狐が下界へ姿を現す。統率者となるその狐は、全ての妖狐を統べる者なり。この者を手に入れた狐は同等の力を得るだろう』
白狐の統率者を指し示すこの予言は何を意味するのか。
そしてこの予言によって、不穏な動きを見せ始めた妖狐達がいた。
これは予言の対象となった白狐の統率者の、始まりの物語。
※無双もざまぁもしません。
妖狐ですが、尾は一本に統一しています。
他の種族も登場しますが、見た目が人に近いという意味合いで妖怪ではなく、妖(あやかし)表記に統一してあります。
※ この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-11 08:00:00
219249文字
会話率:43%
三之助は父母を亡くして叔父に引き取られたが、全く何も出来ないせいで叔父が呆れて寺に預けた。
だが、寺に預けられても三之助は全く経本を覚える事が出来ずにいて、寺の住職にも匙を投げられた。
だが、三之助には叔父の家に引き取った時に、
妖魔を倒す傑僧を探していた妖(あやかし)が憑いていた。
その妖(あやかし)は三之助が失敗する度に「お前こそ、この国最強の僧として妖魔を退ける男だ」と励まし続けていた。
だが、三之助は住職に破門させられる事が決まって……。
何をやっても駄目だった三之助と妖(あやかし)の物語。
前、後編になります。
ちょっと文章堅いんですが、すっかりギャグしか書けなくなったんで、シリアスに立ち戻るための練習用みたいな作品の第二弾です。
良かったら、読んでくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-18 00:00:00
7028文字
会話率:28%
妖(あやかし)と呼ばれる魑魅魍魎が跋扈する江戸の町。
近頃、腕の立つ武士が相次いで行方をくらませるという怪事件が町人たちを騒がせていた。
そんな折、旅の少年・迅太郎は職を求めて浅草を訪れる。一見、ただの人当たりの良さそうな少年だが、彼の正体
は【紫炎刀の迅】という名の超越した実力を持つ剣客。それは決して他人に知られてはいけない秘密だった。
迅太郎は妖に襲われていた千代を助けたことをきっかけに、彼女の母親が営む料理屋に居候することになる。
料理屋の仲間たちとの生活は楽しく、しばし平和な日々が続いたが、やがて件の魔の手は迅太郎たちのもとにも忍び寄ってきた。
人を人とも思わない卑劣な悪党たちに【紫炎刀の迅】の怒りが爆発。大切な人たちを守るため、孤高の剣客が今立ち上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-14 19:34:35
15808文字
会話率:42%
この世ならざる常世から現れる妖(あやかし)と闘う退治屋・高砂誠(たかさごあきら)と出会った牧野紗慧(まきのさえ)。それまでの人生を大きく変えながら、彼女は様々な人物や出来事と向き合っていく。
※pixiv様にて、同ユーザー名で同タイトル
の作品を投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-10 17:00:00
179566文字
会話率:36%
あるところに何度転生しても短命で終わってしまう運命を持つ魂があった。
その魂が人として最初に受けた名前は身代(みしろ) マコト。
人としては20~30代で不幸な事故で亡くなり、ある時は野生動物になり猟師や他の動物に狩られ、またある時は
虫や植物になり様々な生物から弄ばれたりもした……
何度短命な転生を繰り返しても、魂には[徳]が確実に溜まっていた。
ある時、彼女は次の転生について告げられる。
「土地神に興味あるかい? 」
溜まった徳を使い、短命だった魂のマコトは転生させられる。
この転生が神の気まぐれで決まったのかは、生まれたばかりの土地神にはわからない……
今度の転生先は神や妖(あやかし)の存在が認知されている平行世界の日本?
人生ではなく[神]生を過ごす事になったマコト……そして、新たな土地神がある村の神社へ降り立った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 18:48:59
254795文字
会話率:46%
供え物の国、常世(とこよ)。神の国とも呼ばれている。現世(うつしよ)とは異なる時空で存在し、常世専用の法律で成り立っている。人には決して理解の出来ない現象は、常世では日常茶飯事である。そんな不思議な世界に住まう者は、現世から流れ着いた物か、
何らかの形で神に捧げられた供物のみ。そして、未だに人でさえも神に供えられる対象として見られる時代に、一人の、十歳も満たない少女メリが神に捧げられて、常世の住民と化してしまった。
これは、少女が人間ではなくなったとしても、常識が異なる神の世で人間としてありたい物語。妖(あやかし)のある環境に少女が成長して自分と向き合う、幻想的な日常物である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 01:32:45
56080文字
会話率:60%