【それは、鬼と人間が『共に生きる』物語】
この物語を手に取った皆さんは、かつてこの日本という国に『鬼』という生き物がいた事をご存知だろうか?
『桃太郎』・『大江山絵詞』など、現代でも有名な作品たちのように、人々はその存在を『物語』とし
て語り継いで来た。
『どうせそんなの、昔の人たちが作り出したおとぎ話だろ?』中にはそんな風に思う人もいるかもしれない。
だが、少しだけ立ち止まって考えてみて欲しい。ありもしない物を生み出して語り継ぐなんて出来るだろうか?
火のないところに煙は立たない。
そう、あったのだ。
決して過去の人々の妄想ではない、『人と鬼が、同じ空の下で共存していた』その証が。
紛れもない1つの事実として、だが今まで語り継がれて来なかった出来事が。
これはその出来事のうちの1つ、応仁の乱によって荒んでしまった京都の街で、『とある1人の傭兵が、"鬼の少女"と【共に生きること】を求めた旅の軌跡』を描いた物語である。
【注意:あくまでも1人の素人作家が生み出した『ファンタジー』としてお楽しみください。】
【登場人物 ※話が進む毎に随時更新します】
・衛実:本作の主人公。武士崩れの傭兵。特徴的な薙刀を装備している。
・朱音:本作のヒロイン。『鬼』の少女。『変化の力』という特殊な能力を使って、人との交流をするのが好き。
・弥助:京都の街の商人であり、衛実の仕事相手。店ではよく分からない物を取り扱っている。顔が広く、情報屋としても動いている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-13 23:25:25
98045文字
会話率:47%
「見覚えのあるダンジョンだ」
やりこんだRPGで幾度となく目にしたダンジョンの中ボス部屋。
勇者を待ち構え、倒されるためだけに存在する妖鬼に、かつての記憶が甦る。
己の前世は、何の変哲もない大学生であったのだと――
このまま中ボスとして狩
られるのはゴメンだ。
そう決心した彼は、ボスを撃破してダンジョンからの脱出を敢行。その過程で得たのは、''珠片''と呼ばれる謎のドーピングアイテムだった。この世界に散らばってしまった15の珠片を集めるように女神から命じられた妖鬼は、せっかくならとついでにこの大好きなRPGの世界を旅して回ることにする。
これは何れ大江山の鬼神へと到る、一人の妖鬼の浪漫譚。
【本編完結済】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-18 20:52:39
1544143文字
会話率:46%
人間の男子高校生・江原は、同級生の龍人・流宮嶺央奈に辟易していた。同じ水泳部だからって、そして同じ金槌だからって、やたらと馴れ馴れしく接してくる彼女に。それだけではない。彼女は江原よりも友達が多く、華やかで、輝いている。何より彼女は、元&
quot;飛空部"の全国選手なのだ。そんな彼女がどうして自分に構うのか、彼には全く分からない。
プール開きと塩素の臭い。空を飛び交う有翼種の青春。迫る花火と"龍星"の憧憬。
夏が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-23 22:11:34
68383文字
会話率:56%
人を喰らう妖と共に生きる男の物語。
最終更新:2018-03-06 23:55:46
11781文字
会話率:64%
突然、大量の巨大な目玉が地球を覆った。
目玉の流す涙は、瞬く間に世界を腐らせた。
だが、不思議なことに人類は、腐った後も意識だけが残っていた。
そして、ある者は人類の再生に尽力し、またある者は絶望して自ら意識を閉ざした。
そんな世界になって
も、特に目的もなくだらだらと意識を残していた者のひとり、ヒノの手の甲に、ある日小さな木の芽が生える。
その奇跡に感動した彼は、小さな木の芽・ミドリを育てようと決意する。
※千葉大学文藝部の企画「第三十三回さらし文学賞」掲載作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-27 23:34:30
9711文字
会話率:84%
平安時代中期。京を乱していた鬼、大江山の酒呑童子が討伐されてからも事件は後を断たず、人々は疑心暗鬼から醒めないでいた。鬼の残党が起こす事件を解決するため、武人・渡辺綱は主である源頼光の命の下、夜の警邏に出かけている。しかし、その心中はその日
の雨脚のように、穏やかなものではなかった。同輩の坂田金時が主の命に応じず、屋敷にこもっているためである。物思いに沈む警邏の最中、綱は一条戻橋のたもとで、人を待っているという妙齢の美しい女性に出会う。「京の夜は安全とは言えない。待ち人は諦められよ」と忠告して別れるが、綱の心は女性にすっかり奪われていた。「あのような姫君にもしものことがあってはならない」と綱は京の安全を守る決意を新たにする。しかし、この女性は綱をつけねらう酒呑童子の臣下、茨木童子であり、その日の激しい雨も人払いのために彼女がふらせたものだった。
翌日、綱は金時の真意を確かめに、住処におもむく。問いただすと、金時の答えは意外なものだった。「自分は山姥と人の間の子である」と出自を明らかにしつつ、金時は鬼の残党狩りに対してためらいを示したのだ。「例え人を食おうと、山姥は確かに自分の母であった」と金時は述懐する。彼の中では、大江山の一件も激しい葛藤の中で決断したものなのだという。これ以上手は貸せない、と金時は残党狩りを固辞し、説得には応じなかった。綱は友であった男の真意と出自を知り、動揺する。
一方、茨木童子も激しい葛藤の中にあった。一条戻橋のたもとで主の仇を討つつもりが、敵方からの思わぬ接触にあったためだった。果たして仇をとることが正しいのかと迷いながら、茨木童子は再び一条戻橋へと向かう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-24 22:39:58
12377文字
会話率:38%
親戚の住む田舎町へと遊びに来た少女は、裏山に建てられた物置の中で化け物と出会う。
少女は化け物を連れ出し町から出ようとするが、町の住人たちに見つかり追いかけられる。
背中に受ける怒号。狂気に満ちた表情。
それらが恐ろしくて、住人たちが化
け物に見えた。
山奥へと逃げ込んだ二人の頭上には満月が昇っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-06 16:14:59
4601文字
会話率:31%
後の世に平安時代と呼ばれるその時代。
京の都には差し迫った危機が存在していた。
大江山の酒呑童子――。
かの鬼と、奇妙な器が邂逅した時、物語はゆっくりと動き始める。
最終更新:2017-01-13 12:55:47
98983文字
会話率:37%
かつて、人と鬼は地上の覇権を巡り激しく闘い、地は朱に染められ幾つもの命が失われた。
その大戦に敗北した鬼は、大江山に封じられる事となった。
それから数百年、許された僅かな土地で細々と血脈を繋いでいる鬼は、濃さを増す鬼の血と閉塞感、そして奇妙
な病に悩まされている。
人間に追われた広い世界に憧れる次期長の酒呑は、ある時鬼の掟を破り、人間の少年の刀水士『とみじ』と出会い、人の世界を少しずつ知る機会を得る。そして、人の世界に通じる川で溺れかけた人間の少女を助ける酒呑。助けられた娘、沙穂は刀水士の縁の者だった。
刀水士と沙穂、この人間達との得難い出会いにより、この世のどん詰まりにあるかの様な、鬼の未来を切り開く闘いを決意する酒呑。
酒呑の孤独な闘いが始まる。
◇◇◇◇◇
ムーンライトノベルズで掲載している「鬼の系譜」の前日譚に当たります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-16 16:41:08
65436文字
会話率:34%
鈴と剛馬の魂を慰めるべく、道場を守っていた移香斎であったが、
尋常なる使い手の道場破りが現れた。
激闘の末、倒したものの、新たなる敵の一味の魔の手を感じ取った。
敵の正体は、何か。どんな恐ろしい手を使ってくるか。
移香斎の神技
が魔を打ち破る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-15 21:01:22
13610文字
会話率:16%
時は平安。
権力争いに敗れた藤原南家の貴族、藤原保昌は、ある夜、鬼に幼い弟をさらわれる。時が流れ、保昌は弟を死んだものと諦めるが、彼は都で有名な盗賊として生きていた――。
お伽草子や今昔物語をもとにした、平安ライトノベルです。自サイトより転
載いたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-13 23:29:59
312963文字
会話率:42%
(あらすじは)ないです
最終更新:2016-08-04 08:10:16
1382文字
会話率:14%
近世ヨーロッパ、大西洋三角貿易の時代
とある奴隷商人は黒人奴隷を運び航海していた
当時、奴隷貿易はローマ法王からのお墨付きの元で行われていた
いわく、彼らは人ではなく、魂はない
しかし、商人は分かっていた
彼らは確かに人である
それを取
り扱う私は地獄に堕ちるだろう
ある日、彼の奴隷船が嵐に襲われた
彼は初めて神に祈った
そして、彼は九死に一生を得た
その後、彼は詩を書き上げた折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-25 22:33:53
257文字
会話率:0%
平安時代、片腕を失った鬼、茨木童子が雨の中を歩いていた。大江山の妖たちの主、酒呑童子の右腕であった彼は、主も、そして同胞も失い、たった一人大江山から逃げ伸びた。冷たい雨の中、平安京の境界、羅城門へと辿り着いた茨木童子は主の仇を討つことを誓う
。鬼たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-27 20:43:56
109752文字
会話率:36%
本著作は、同一著者の大江山綺談の二次作品というかスピンオフ?です。
|あやかし《ひとならざるもの》を退治するべく行われた、|源頼光《みなもとのよりみつ》による葛城征伐が行われて、あたしこと|颯《はやて》が逃げ出した後、大江山へなんとか辿り
着いたけど、崖から落っこって、川を流され鬼六という鍛冶に拾われた。そのまま鬼六と暮らしている。そんな日常に起きたこと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-24 00:00:00
8440文字
会話率:76%
酒呑童子率いる鬼の集団を討伐するべく大江山へ向かう頼光。
難なく騙し討ちを成功させ一気に鬼たちに攻勢をかけるが、思わぬ抵抗を受ける。
人魔入り乱れる戦のなか、鬼の頭目である酒呑童子と相対する頼光。
だが、そこで酒呑童子が語る言葉で彼は気付い
てしまうのだ。
酒呑童子…、この男の正体に………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-09 18:14:18
5299文字
会話率:46%
消えたはずの世界で目を覚ましたのは、大江山の鬼、酒呑童子。
そんな童子を拾ったのは武士を夢見る青年、土方歳三。
時代の流れの中、二匹の鬼が出会ったことにより、世界はたどるはずだった軌跡から大きく軌道を変えていく。
これは、少しの事で変わっ
てしまう世界の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-14 01:18:32
106983文字
会話率:41%
茨木童子が大江山へ遊びに行くと、友人の酒呑童子がのんびりと手紙を焼いていた。
最終更新:2015-09-04 21:26:57
4080文字
会話率:42%
藤堂源次十七歳、彼は奈良の大江山中にて偶然にも鬼と名乗る少女…伊吹揺胡と出会う。好奇心の結果封印されていた彼女を助けた彼は彼女の正体を知り、彼女を追って封印から目覚めた月に住まう神の末裔、月詠迦具夜との戦いに巻き込まれていく。嘗て地球を平定
支配しようとして来た宇宙人《天津神》と、それらから地球を護ってきた妖怪達《国津神》の永い戦いの末にある平和な現代を、藤堂と揺胡は護る事が出来るのか。怪異と科学が混沌と存在する和製SFファンタジー、畏れ多くも開幕にございます。 ※第26回富士見ファンタジア文庫に投稿予定の作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-18 12:17:21
32341文字
会話率:39%
十月のある日、京都のはずれにある私立大江山高校に、一人の少年が転校してきた。刀で斬っても死なない不死身一族の末裔、新田義朝(よしとも)だ。畿内で急増中の吸血鬼を退治するために、同校生徒会長の四条彩愛(あやめ)に呼ばれて上洛したのだった。あ
やめは、一二〇〇年前から天狗改役(あらためやく)をつとめる四条家の長女だ。ふたりは、親同士が勝手に決めた許嫁どうしだった。同校の武道の達人、高木理世(りよ)、吉野渚(なぎさ)、早川優美(ゆみ)の三人と共に吸血鬼退治に向かうが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-28 20:00:00
73454文字
会話率:80%
鬼が住まうといわれる大江山で、一人の山伏が道に迷う。彷徨った後、一軒の山小屋を見つけた山伏は、主人に一晩泊めてもらえないかと頼む。その主人の正体は…
最終更新:2009-01-05 16:56:19
2516文字
会話率:25%