侯爵令嬢サリエルは「相死相哀(そうしそうあい)」という特殊な能力を持つ。
彼女が死ねば、どこかの誰かが代わりに死ぬ。
彼女が傷つけば、別の誰かが同じ痛みを負う。
彼女が悲しめば、他人が涙を流す。
サリエルは、その歪んだ性質を「愛」と信じ、
自分が苦しまないよう代わりに他人が苦しんでくれることへ陶酔を覚えていた。
だが、彼女は人一倍聡明で、為政者としての器量はずば抜けて高い。国を掌握する手腕もありながら、その根底にある価値観は冷酷極まりない。
これは、「相死相哀」の力を駆使して王都を、国を、ひいては大陸すら支配しようとする悪役令嬢の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 21:00:00
1906文字
会話率:10%
「ずっと、このままで」の京助目線です。
めんどくさがりで朝が弱いが、ピアノだけは人一倍熱心な犬獣人の拓。
勉強もスポーツもそつなくこなし、女子にもモテる完璧な猫獣人の京助。
性格も得意なことも正反対な幼なじみの二人は、毎朝のように「遅刻す
る!」
「起きろ!」と騒ぎながら登校し、時には京助が拓の課題を手伝うことも。
小さい頃から大好きだった拓への想いを伝えられる日は来るのだろうか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 22:37:58
3037文字
会話率:61%
めんどくさがりで朝が弱いが、ピアノだけは人一倍熱心な犬獣人の拓。
勉強もスポーツもそつなくこなし、女子にもモテる完璧な猫獣人の京助。
性格も得意なことも正反対な幼なじみの二人は、毎朝のように「遅刻する!」 「起きろ!」と騒ぎながら登校し、
時には京助が拓の課題を手伝うことも。
――そんな当たり前のやり取りの中に、言葉にできない「特別」が隠れていることに、気づいているのか、いないのか。
そんな二人の、もどかしくも穏やかな日常の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 22:10:33
2323文字
会話率:71%
羽間巡は異世界と現実を行き来し、その二つを繋ぐ能力を持っていた。だがそのような力を持っているにもかかわらず、彼は人一倍の面倒くさがり。実家で引きこもり生活をしていると、いい加減に稼がないと追い出すぞ、と親に最後通告を出されてしまった。
仕方なしに、自分にできることを考える巡。
しかし何をしようにも働きたくない気持ちが先に立ち、一向に決まる気配がなかった。だがそんな折にダンジョン配信サイトを見かけ、彼は閃くのである。
――そうだ、異世界の様子をそのまま配信しよう。
そうと決まれば、話は早い。
巡は自身の力を用いて、異世界のダンジョン内の様子を配信し始めた。そんな彼のリアルな配信の様子は、やがて注目を集めていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 23:13:04
4728文字
会話率:37%
【異世界の様子を配信してるだけなのにめちゃくちゃバズって同時接続者数すごいことになってるんですが!?】
【あらすじ】
異世界が現実に出現し、日常となったある世界。
どれも危険な異世界でありながらも人々はその世界に降り立ち、その世界を攻
略しながらその様子を生配信や動画投稿で配信していた。
そんな世界で元・過労死寸前のサラリーマン・水無月翔は、自室に開いた異世界への扉から、平和な農園に足を踏み入れる。
異世界でありながら平和なことに驚きつつも、翔はそこで出会った少女アーミアに頼まれ、彼女と共に従業員不在の農園を立て直すことに。
翔の人一倍の動物愛撫の才能が、農園の動物たちを虜にしていく。
そんな中、翔は思いついた。
「この農園を定点カメラでライブ配信したら、投げ銭とか広告費とか稼げていいんじゃないか……?」
荒唐無稽な計画ではあったが、異世界の愛らしいもふもふたちは目新しく、数字が取れるに違いない。
安直な考えから始まった翔の定点カメラ生配信は、驚くべきことに開始二日で大きくバズることになる。
「可愛い〜!」「でかすぎんだろwww」などのコメントが飛び交う画面を見ながらアーミアと翔は手を叩いて喜んでいた。
しかし、そんな異世界があることを知られ、やがて予想だにしない出来事へと転がり出す。
これは過労で蝕まれた日常から解放された翔が、異世界と現実とで巻き起こす騒動の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 18:30:00
203198文字
会話率:56%
浅海蒼輔の大学の後輩・犬神真偽は、最悪のトラブルメーカーである。彼女が浅海を連れてフィールドワークに向かう先は、ことごとく曰く付きの屋敷だの宿だの因習村だの……とにかくろくな場所ではなかった。
浅海は彼女に引きずられ、おかしな因習にまみれ
ていたり、もはや化け物のような神を祀っていたり、人々が明らかに洗脳されていたりする村に向かう。そして、最終的にはいつも何かのトラブルに巻き込まれる羽目になるのだった。
そんなこんなで、浅海は今日も、どう考えてもヤバい場所から脱出を試みることになる。がんばれ浅海。負けるな浅海。
「先輩、龍のいる村、行きましょう!」
「それは俺が生贄にされないやつだよな? 大丈夫だよな?」
浅海蒼輔
大学三年。民俗学ゼミ所属。
大家族の長男で、毎日のようにバイトをして奨学金ももらって、なんとか大学に通っている。家族は母と、妹が三人、弟が一人。
犬神真偽
大学二年。民俗学ゼミ所属。
好奇心が人一倍強く、直感のみで突き進む猪突猛進タイプ。実家がすさまじく太いためストッパーのないトラブルメーカーとして名高い。
民俗学ローファンタジーの皮を被った因習村脱出RTA連作短編集です!!!!!!民俗学×ホラー×恋愛×クトゥルフ×現代ファンタジー×因習村脱出RTAみたいな感じですが、最後の要素の存在感がデカすぎる よろしくお願いします あとちゃんとホラーになっているかは分からない……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 15:03:34
150217文字
会話率:47%
人神戦争、それは人が犯した過ちであった。
人間という生き物は愚かなり。
のちに、神は、そう記したという。
■…主人公、サク
とある事情で声をなくしてしまった。国家騎士を目指し日々訓練にいそしむ。
■…風の君
言い伝えのためサクの前に現れた
亡霊。幻の草剣を探している。
■…七尾姫(菜の花)
国の情勢を知るためサクの通う田舎の学校に潜入した。サクの憧れのひと。桜生国王女でもある。
■…イロハ
サクのおさな馴染み。人一倍正直で、毒舌がちであるため、嫌われやすい。だけど、サクの一番の理解者でもある。
■…ユーリ
隣街の裕福な家庭に育ち、なに不自由ない生活を送っていたが、街で見かけたイロハに惹かれ、同じ学校に通っている。
■…ケイ
妻を失ったエルフ。和の国より学んだ知識で平和を願う。
余り暗くならないように心がけます。
Twitterではイラストも乗せていきますのでよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 23:43:51
116252文字
会話率:38%
この世界の人間達には生まれながらにスキルと呼ばれる特殊な恩恵がその身に授けられる。だが全ての者達に役立つスキルが与えられるとは限らず中には外れスキルを与えられる不遇な者も残念ながら存在する。幼馴染4人で結成されているパーティー内の拳闘士であ
るユート・ディックスのスキルは《暴食》と呼ばれる『人一倍の食事量を摂取できる』と言う完全な役立たずスキルを与えられていた。そんな彼とは対照的に他の幼馴染達はそれぞれが強力なスキルを与えられており、チーム結成当初は対等に見てくれた3人の幼馴染も次第にユートを〝仲間〟ではなく奴隷同然の〝雑用係〟として扱い始める。そしてあるクエストの最中、ユートは幼馴染達の裏切りにより命を奪われそうになる。同じ村で育った自分を嘲笑と共に殺そうとする幼馴染達にユートの胸の内にどす黒い炎が燃え盛る。そしてその激情と共にユートの頭の中に声が響く――『シークレット能力を解禁します』――その言葉と共に彼の持つ役立たずスキルが覚醒した。これまで虐げられ、挙句自分を殺害しようとした幼馴染達へとユートは誓う。「お前達の全てをこの《暴食》のスキルで奪ってやる……!」そして彼は覚醒した最凶のスキルで幼馴染達から全てを無慈悲に奪っていく。裏切りから始まった成り上がり復讐劇、ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 12:00:00
65344文字
会話率:33%
陽キャのふりをしつつも、実は陰キャな畑下 凪和〈はたした なお〉。
いつもとは少し遅れて学校に走って登校し、いつものように陽キャのふりをしていた。
学校が終わってすぐ、いつものようにダッシュで帰ろうとした凪和。
しかし。
校門を出た途
端、謎の穴に落ちることに!!
意識を取り戻した時には、そこは異世界だった───
その上、なぜかわからないが魔物のいる暗い洞窟。
凪和は無我夢中で走り回り、なぜか出てきた炎のおかげで助かった。
親切なお姉さんに助けてもらったりしながら、なんとか生き延びていたはずの凪和。
だが。
指名手配されることになることまでは予想していないぞ!?
逃げる凪和。追いかける国軍。
凪和は一体どうなるのか。
異世界での日々は穏やかとは行かなそうではある。
鈍感で少しだけ心が弱くて、けれど人一倍かっこいい彼が、異世界でどんな風に過ごしていくのか。
どうぞ見ていてやってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 00:51:56
99422文字
会話率:30%
ヴォイド・エンプティア。
彼には才能が無かった。
この世界には【スキル】と呼ばれる個人の才能がある。
だが彼のスキルは【視認】
効果は言葉通り、文字通りとはまさにこの事。
スキルの効果は見る力が人一倍上がるだけという能力だった。
「本当に
クソだとおもう」
ヴォイドは幼いながらも悟ってしまった。
この力がゴミだと。
だがそんな力が、ヴォイド自身も把握していない才能と噛み合う事で真価を発揮していく。
そして彼はこう呼ばれてるようになって言った。
【絶対回避の反撃勇者】――と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 19:40:12
7960文字
会話率:22%
「あなたが幸せを望むならば、運命で結ばれた“未来の君”と共に生きていかねばならない――」不幸な境遇で育ったことにより、人一倍将来の幸せを夢見ている高校生・神沢悠介はある夜占い師にそう告げられる。
はじめは半信半疑な悠介だったが、その“未来
の君”とは、才色兼備のクラスメイト・高瀬優里ではないかと考えるようになり、気づけば彼女への想いをつのらせていく。
一方、悠介と強い絆で結ばれていると確信している学園のアイドル的存在・柏木晴香や、中学時代の命の恩人・月島涼の接近により、悠介の「未来の君探し」は混迷をきわめていく。
三人の少女にはそれぞれ、卒業後の未来を変えるために闘う理由があり、そして悠介を必要とする理由があった。彼女たちと様々な困難に立ち向かっていくなかで、悠介は自らの出生の秘密や“未来の君”という言葉の本当の意味を知ることとなる。
彼らは高校三年間でやがて来る未来を塗り変えられるだろうか?
そして悠介の“未来の君”とはいったい誰なのだろうか?
悠介が選ぶのは、果たしてどの未来か。
(18年8月)ジャンル別日間1位獲得
(23年11月)本編完結
(23年12月)総合10000ポイント突破
お読みいただいたみなさまのおかげです! ありがとうございます! これからもこの作品をよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 20:24:25
2018615文字
会話率:49%
「俺、未来から来たんだぜ?」
「何それ…」
「俺とお前は永遠の親友。って言っても、可能性のひとつだけどな?」
菅野拓也はへんなやつだった。
出会った時から、まるで昔から知り合ってたみたいに絡んでくるやつだった。
俺
たちは同じ町の、違う地区に住んでいる子供だった。
中学生になるタイミングで同じ学校になり、クラスも同じになった。
拓也は野球が好きだった。
いつかプロ野球選手になるんだって夢見てて、そのために“過去に戻ってきたんだ”って、息巻いてた。
「俺さ、人生をやり直したいんだ。未来じゃお前を殺しちまったけど、この世界じゃ、絶対にそんなことしないから」
「俺を殺した!?」
「ハハッ。まあ笑えない話なんだが、一応言っておく。俺はお前を殺した罪で指名手配になって、逃亡中に死んだ」
「はあ??」
「まあ、大丈夫だ。こっちの世界じゃ、なんの関係もないことだから」
俺を殺した?
最初聞いた時、頭おかしいなって思った。
信じるつもりはなかったし、それは今もだ。
拓也はどこか、他のことは違ってた。
どこか別世界にいるようで、他の子にはない明るさを持ってて。
いつも笑顔を絶やさないやつだった。
いつも、人一倍努力してるやつだった。
拓也の訃報を聞いた時、俺はどうすればいいかわからなかった。
かつて同じグラウンドにいたあの頃のことを思い出して、夏の終わりに蝉時雨が、町のどこかに響いてて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 02:47:16
716文字
会話率:28%
少し人見知りの高校生、九十九善は学校から帰宅する最中、突然異世界に転移した。
神からのチートは何もなく、それどころか『死ねない』体質のせいで人一倍苦しむ羽目に。
さらにこの世界は『変律体』と呼ばれる化け物共が跋扈し、人々の立ち位置はすこ
ぶる悪い状態だった。
地球に帰る手段もない中、彼は『ヒト』の世を取り戻すべく奮闘する――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 04:00:00
42363文字
会話率:30%
人里離れた美しい森の中にはエルフの里があった。
その里に住むエルフ達はどの種族とも交流する事なく、ひっそりと平和に暮らしていた。
しかしここ最近、何やら里の周辺が騒がしい。
どうやら人身売買を目的とした悪い人間達がこの里の事
を嗅ぎ付けてここまでやって来たらしい。
そこでエルフ族の族長はその愚かな人間達を迎え撃つ為、優秀なエルフ達を選抜し特殊部隊を編成する。
しかし、優秀なエルフしか選抜されていないはずが、間違って一人のエルフの少女が編成に組み込まれてしまう。
その少女は弓を使うのが苦手だが、【超パワー】というスキルのお陰で力だけは人一倍あった。
そんな少女は矢の威力こそ随一だが、コントロールが定まらず狙い通りに矢は飛ばない。
しかし敵はそれでもエルフを捕まえる為、向かってくる。
そんな相手に対し、少女は弓を引き、当たらない矢を放つ。
果たして少女の、エルフ達の運命や如何に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 20:44:06
22383文字
会話率:52%
町外れのカフェで働きながら、ごく普通の平民として暮らしていたアリシア・サミュエル。
しかしある日ノベルディック公爵家からの使者が押しかけてきて、「あなたは亡きオルシアス大公の一人娘なので、遺言通り公爵様に嫁いでください」と言われてしまう
。
辛い過去を持っているアリシアは人一倍警戒心が強く、簡単に心を許すことが出来ない。
それでも公爵家で失態を犯さないように大人しく振る舞う日々。
表向きは純新無垢で少し天然でどんな時でも可愛らしいアリシア。
心の中では悪態着きまくり。
それでもちゃんと公爵家の人々全員騙せている…と思ったら!
実は全て公爵様に筒抜けでした。
*タイトルに反して内容重めです
*主人公が辛い過去を持っている系(完全に作者の趣味です。苦手な方はお控えください)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 21:00:00
62453文字
会話率:39%
「よりによって乙女ゲームの世界に転生するか———」
主人公、橘李緒(たちばな りお)は人一倍男っぽい物へ憧れがあった。
肩までくる短髪、きめ細やかな肌と低い身長から女の子扱いされるのは日常茶飯事。
そんなある日、彼は友達のおすすめで男女とも
に人気がある乙女ゲーム“カノジョを愛の檻に閉じ込め溺愛”通称『カノ檻』の世界に転生することに。
落胆しつつもこの世界で楽しむ方法を見出した翌日、異変が起きた。
「あれ、誰も動いてなくね?」
イベントがあった翌日、街はがらんどう状態。
立っているNPCたちに何しても動かない。
そこで『ある検証』を経て李緒は高らかに宣言する
「ハーレムは築けない。だったら男の最大のロマンのひとつ、ヤリ〇ンになってもらおうか」
彼は自覚していない————自分が魔法が使えるということを
彼は気づいていない————自分の撒いた種故に包囲網から逃げられないということを。
これは無自覚メンヘラ製造機な彼とそんな彼を手に入れようとする主人公(ヒロイン)たちが繰り広げる一味違う異世界の恋物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 22:49:22
52598文字
会話率:39%
まともに創作できないのに承認欲求は人一倍のモンスターが没になった小説を供養
ジャンルはローファンが多いのでローファンに設定
最終更新:2024-09-11 17:19:12
27170文字
会話率:45%
貧乏な家庭に生まれた辻堂要は将来家族を養うため、幼い頃から人一倍勉強に励んできたが高校に入学する日の朝、謎の人影に攫われ勢いのままに超有名お嬢様学校、聖クリスティ学園に入学させられてしまう。
お嬢様だらけの中、騒がしくも忘れられない要の青
春が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 20:04:30
24870文字
会話率:48%
容姿端麗でみんなから高嶺の花と敬われている白石ましろは、家では養子という理由で幼い頃から差別を受けていた。両親から寵愛を受け、初めて劣等感を覚えた相手、妹の尻拭いをさせられ続けてきたましろは、当然歪んだ性格になってしまった。
そんな妹と同
じような人物である天王寺玲青にも人一倍劣等感を抱き、嫌い続けてきたが、玲青もまた家庭で問題を抱えていた。
生きたくない。このまま窒息して死んでしまいたい。生きづらさを感じ続けてきた二人がお互いの優しさに触れ、愛されることを知り、そして成長していくが、幸せ真っただ中のましろに神は悪戯をした。
この作品に出てくる奇病は、立花くろはが創作した奇病です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 14:32:50
96873文字
会話率:32%
異世界生活って憧れませんか?
異世界生活って憧れますよね?
剣と魔法の世界、仲間たちとの出会いに別れ、胸のときめきが収まらない冒険の日々。
もしかすると、あなたは魔王を倒すための選ばれた存在かもしれません。
あるいは、世界のパ
ワーバランスを壊してしまうような力、所謂チートを持ったまま子供として転生したり、本来は処されるハズの悪役令嬢として第二の人生を歩んだり?
はたまた、不思議な事に可愛い女の子が集まってきて、元々の世界ではなんならゴミクズ扱いされていたのに世界が変われば異性の趣味も変わるの?
ってくらいモテモテになったりとか、あるいは少年少女とは違ったおじ様が落ち着き払って異世界でも順応したり、そんな異世界に行けたらどうしますか?
当然行きますよね?
現実なんてクソゲーマニアしか楽しめませんもの。
異世界に行って帰ってくる人ってあんまりいませんよね?
何故なら、異世界はまさに現実という非情の中で何かを失っていく現代人にとってはまさに理想郷のような場所だからなのです。
そんな異世界なら自分は活躍できるとか思っている皆様に朗報です。
この度、異世界生活特別措置法案ですが、見事可決されました!
年間各国から数人ずつ選ばれる、名誉ある権利を持ったあなた!
先に言わせていただきます!
選ばれたあなたはおめでとうございます!
ぜひ、異世界で本当のあなたを始めてください!
そう、この報告例は、宝くじに当たるような確率で、その誉れある奇跡を引き寄せた青年、異世界への憧れが人一倍強い犬神猫々(※1)と彼が出会う、素敵な異世界人達との涙あり笑いあり、ハートフルな(※1) な事柄を報告書を元に作成されております。
異世界省 広報課より
(※1)一部事実と異なる部分がありますがお気になさらないようお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 10:10:00
711629文字
会話率:31%
山のなかの小さな祠で、しゃべる狐を拾った蓮希。狐が怪我をしているのを見て、手当てをしようとした蓮希だったが、そこで何者かに襲われる。人の姿に変化した狐が助けてくれたものの、どうやら蓮希は、厄介な事情に巻きこまれてしまったようだった。
冥月と
名乗った狐は、自分の主(神社の神様)が狙われていることを語る。冥月を助けたことで、その神様を狙う何者かに、蓮希も目をつけられてしまったようで――?
口は悪いが人一倍優しい冥月と、物怖じしない蓮希の、ひと夏の出会いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 14:11:49
58287文字
会話率:36%