魔王軍の支配を受ける、どこにでもあるような国。しかしその国には──勇者がいなかった。
勇者不在によりまとまらないパーティ。そんな先の見えない状況を、魔術師のフィリネ達はどう打開していくのか。
勇者不在のファンタジー、ここに開幕。
最終更新:2023-09-11 19:00:00
116688文字
会話率:53%
どこにでもあるような廃屋。
学校からの帰り道様々な噂話が囁かれるその廃屋の前を通りがかった時、中から赤ちゃんの泣き声が……。
最終更新:2023-08-04 12:29:01
3415文字
会話率:38%
伯爵令嬢リリルフィア。十歳で大人びたその少女は父からの愛を一身に受けて、小さな領地で暮らしていた。領内の茶会では容姿の可憐さで他の夫人や子供たちを魅了し、父に付いて領内を視察に行けば聡明さに領民が感嘆の息を吐く。当のリリルフィアはそれらに対
して笑顔で応え、そして影で幼さに似合わない溜息を吐いた。
「ああ…あの子はやっぱり小説に出てくる主人公だわ…」
リリルフィア・テングレム・ハルバーティア
彼女は地球の日本で1度、別の人間としての生を終えていた。
日本で趣味にしていた読書で読んだ一冊の本。
どこにでもあるような物語と記憶していたその小説で登場する名称の数々を、2度目の生を過ごすことになった彼女は幾度となく耳にしたのだ。
大陸の名称、国名、地名、口にする料理の名前、最たる証拠としては、リリルフィアの父である伯爵の名前が小説では登場人物の父として書かれていた。
主人公が旅する過程で訪れる、小さな領地の領主として。
圧倒的モブな立ち位置であることを確認したリリルフィアは、そのまま平凡に生活することを念頭に過ごしていた。しかしある日、リリルフィアの前に傷だらけでぶっ倒れる銀髪の青年を目にした彼女は平凡な生活を望むなら絶対にしない行動に出た。
青年を介抱し、父に青年が自由に行動できるまで邸宅に置いてくれるよう頼んだのだ。
リリルフィアは平凡な生活を棒に振ってでも青年を見捨てることはできなかった。
何故ならリリルフィアは青年の事を知っていたから。
「主人公に会うまで過酷な労働生活の上、主人公の想い人に冤罪を着せられるのに、解決しても対して詫びられもせずに戦地で死ぬなんて、あんまりだわ!!」
ハッピーエンド主義の転生令嬢は、悲劇のヒーローを救いたかったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 10:00:00
1019571文字
会話率:39%
公爵家で働くベルダには、密かに想いを寄せる同僚がいる。
素直になれないベルダは、いつもからかってくる彼に可愛くない態度を取ってばかり。
その日は、朝からついていない日で、彼にもいつも以上にきつく当たってしまったけれどーー。
どこ
にでもあるような小さな恋のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 17:03:48
8217文字
会話率:39%
喜劇の街のエレイティア。
その街は四方を大ダンジョンに囲まれた冒険者の憧れである。
どこ国家にも所属せず、自治によって成り立っているこの街は世界最後の自由の楽園だった。
ある者は一攫千金を、ある者は栄誉を、ある者は日々の食い扶持を、そしてあ
る者は捨てられない夢を求めてやってくる。
世界中のあらゆる人種が済むこの街は、世界の坩堝と呼ばれていた。
ある詩人は、まどろむ春の白昼夢と謳う。
だがなんと呼ばれようと、街はただの街に過ぎない。
住んでいる住民はそれぞれに人生があり、他の街のようにそれは複雑怪奇に絡み合ってる。
水面に投げ入れた波紋が伝播し他の波紋を生み出すように、誰かの行いは別の誰かへと広がっていく。
この話は世界のどこにでもあるような些細な日常の切り抜きである。
マルセル・モース著『喜劇の街のエレイティア』より抜粋
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 23:40:49
63270文字
会話率:49%
どこにでもあるような、あまりないかもしれない恋とその終わりのお話。
最終更新:2023-05-31 11:17:51
6738文字
会話率:43%
どこの学校にでも”七不思議”という”如何にも”な噂があるのではないだろうか?
ご多分に漏れずうちの学校にもそういったものは存在しており、その内容もどこにでもあるような、実に他愛のないものだった。
その一つ【家庭科準備室の洗面鏡の噂】を検証す
べく立ち上がったのは、オカルト好きの少数名の有志ではなく、我がクラスの総勢41名全員(担任教師を含む)であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-01 19:00:00
5994文字
会話率:36%
どこにでもあるような普通の縁側。
僕はそこに座り自然を眺めるのが好きだった。
そんなある日庭に七色に光る茅を見つけて...。
最終更新:2023-04-05 10:29:33
1760文字
会話率:32%
どこにでもあるような男女のお話
最終更新:2023-04-03 02:57:42
932文字
会話率:16%
平凡なサラリーマンだった主人公。ある日、車に轢かれて死んでしまう。その後、天使に言われ14年後に起こると言われている災厄から世界を救うことを条件に、異世界転生する。
どこにでもあるような、異世界転生のお話。
最終更新:2023-02-27 20:00:00
9743文字
会話率:36%
井上風香、49才、何の取り柄もなく旦那も子供もなく。
あるのは個性的な姉弟と、相棒の猫のワラビさん。
それから半径1メートルに入ってくる人達。
そして、時々昔の私との出会いがあったり。
どこにでもいそうな、どこにでもあるような。
そんな私の
日常。
今回はたまたま気まぐれに受けた町の検診で病気が見つかって入院することになった訳ですが折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-15 05:08:02
696文字
会話率:29%
どこにでもあるような幸せな家庭で育った主人公。小学生の頃は周りとの差異はなく順調な学校生活を送っていたが、中学に上がり周りが成長していく中、主人公だけは幼いままの見た目であった。
そのことを気にしていた主人公だったが、ある時からそのこ
とでいじめを受けてしまう。とても温厚な性格だった主人公は誰にも相談できずに、自らの命を絶ってしまう。
短い生涯を終えた主人公だったが、目を覚ますとそこには、自らを「神」と名乗る謎の人物がいた。その神は主人公を痛く気に入り、珍しい力を授け異世界で第二の人生を送らせることにする。
そうして転生した主人公は異世界での生活を送ることになるが、何やらその世界は"ある問題"を抱えているらしい。
救いを求める人々を目の当たりにした主人公は、過去の助けを求めていた自分を思い出し、個性的な仲間達と共に世界を救う戦いに身を投じることになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-23 05:00:00
1007文字
会話率:7%
俺は転生した。
おかしなとこなんてない、
どこにでもあるような始まり方で
どこにでもあるような終わり方の
最終更新:2023-01-08 19:24:13
1467文字
会話率:27%
どこにでもあるようなお話。
物語のどこにも出てこないような
誰も注目しないような
ありふれた物語です。
最終更新:2023-01-05 19:55:41
24906文字
会話率:75%
どこにでもあるような話で
どこにでもあってはならない景色を
最終更新:2022-12-15 04:00:00
2670文字
会話率:6%
主人公が少しづつ強くなるどこにでもあるような話
最終更新:2022-12-14 03:00:00
16550文字
会話率:1%
ある日の放課後、普通の男子高校生である鈴木誠(すずきまこと)はたった一人の友人、勇峰光輝(いさみねこうき)と帰り支度をしている途中で異世界エルドラに魔王を討伐するため召喚される。本を読んでいて放課後になったことに気が付いていなかった知識智
恵美(ちしきちえみ)と、日直であったため黒板を消していた天導聖(てんどうひじり)も誠たちと同じクラスだったため召喚に巻き込まれてしまう。
召喚した者たちの説明によれば、魔王が侵攻してくるのは二年後だ。そして、それを食い止めてほしいと召喚した者たちは言う。
最初は受け入れることの出来なかった者もいたが、自分達に勇者として魔王と戦う力が備わっていることを知ると、前向きに考え始める。
しかし、その中で一人だけ勇者の力を持たない者がいた。そう、当然だが主人公の鈴木誠だ。彼が手にした力の名は「雷操作」だった。各々が特徴的な勇者の力を持つ中、誠だけが勇者の力が使えない。それは人々の目線を厳しくすると共に誠自身も劣等感を抱く。
それでも彼は対等でありたいと願う。勇者である友人と対等でありたいと……。
これは魔王と勇者による戦い。どこにでもあるようなありふれた戦い。
そこに行き着くまでに彼が様々な人々と関わり、強くなっていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 21:00:00
412185文字
会話率:45%
貴方の得意な魔法は何ですかという質問に救国の英雄は答える「皿洗いです」と―――。
貴方の趣味は何ですかという質問に救国の英雄は答える「水切りです」と―――。
貴方が行っている毎朝の日課は何ですかという質問に救国の英雄は答える「トイレ掃除です
」と―――。
これはどこにでもあるような村に住むどこにでもいるような少年がこけたり、砂遊びしたり、折り紙を折ったりして最強になるまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-11 19:00:00
22031文字
会話率:37%
王子と幼なじみ。それだけだったらどこにでもあるような関係だった。けれど、国を守るために聖なる力を持つ者を召喚すると決まってから、その関係には変化が訪れた。この気持ちが成就することはないと分かっていたけれど、側にいると決めた。
【死別の描写が
あります】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-14 22:17:24
10627文字
会話率:45%
どこにでもあるような街で、死んでしまった青年が、死にたいと願っている恋人の自殺を止めようとする話
最終更新:2022-08-25 18:00:00
16226文字
会話率:66%