「お前のような不細工な婚約者がいるなんて恥ずかしいんだよ。今頃婚約破棄の書状がお前の家に届いているだろうさ」
年頃の男女が集められた王家主催のお茶会でそう言ったのは、幼い頃からの婚約者セザール様。
確かに私は見た目がよくない、血色は悪く、
肌も髪もかさついている上、目も落ちくぼんでみっともない。
だけどこれはあの日呪われたセザール様を助けたい一心で、身代わりになる魔導具を使った結果なのに。
当時は私に申し訳なさそうにしながらも感謝していたのに、時と共に忘れてしまわれたのですね。
結局婚約破棄されてしまった私は、抱き続けていた恋心と共に身代わりの魔導具も捨てます。
当然呪いは本来の標的に向かいますからね?
日に日に本来の美しさを取り戻す私とは対照的に、セザール様は……。
恩を忘れた愚かな婚約者には同情しません!
◇ ◇ ◇
本作はカクヨム様、アルファポリス様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 15:00:00
5293文字
会話率:45%
「メルキス、お前のようなハズレギフト持ちは我が一族に不要だ!」
15歳になると誰もが”ギフト”を授かる世界。
ロードベルグ伯爵家の長男であるメルキスは、神童と呼ばれていた。
ロードベルグ伯爵家では、歴代当主は全員【剣聖】のギフト
を授かっており、メルキスも【剣聖】を授かることを期待されていた。
しかし、メルキスが授かったのは【根源魔法】という誰も聞いたことのないギフト。
「よくもハズレギフトを授かりよって! お前はロードベルグ家から追放だ! だが、物乞いでもされては一族の名に更に傷がつく。辺境の村の領地をくれてやるから、そこで暮らすが良い。万一、村を国で1番発展させられたなら帰ってきてもよいぞ?」
こうしてメルキスは辺境の村へと追放された。
そして、そこで国の第4王女が強力なモンスターに襲われている場面に遭遇。
覚悟を決めてモンスターに立ち向かったとき、メルキスは【根源魔法】の真の力に覚醒する。【根源魔法】は、見たことのある魔法を、威力を爆発的に上げつつコピーすることができる最強のギフトだった。
【根源魔法】の力で、メルキスはモンスターを跡形もなく消し飛ばす。
「偉大な父上が、僕の【根源魔法】の力を見抜けなかったのはおかしい……そうか、父上は僕を1人前にするために僕を追放したんだ。これは試練なんだ!」
ここから、メルキスの勘違いが始まった。
「”村を国で1番発展させることができたなら帰って来ても良い”と父上は言っていたな。よし、頑張って村を発展させるぞ!」
こうしてメルキスの勘違い領地経営が始まった。
一方、ロードベルグ伯爵家は「追放したメルキスが成功して一人前になったら一族の汚点になってしまう!」と様々な魔法を扱う刺客や超強力なモンスターを送り込む。
だが、「これも父上からの試練なんだな」と勘違いしたメルキスは片っ端から刺客を返り討ちにし、魔法をコピー。そして、その力で村をどんどん発展させていくのだった。
こうしてロードベルグ伯爵家は破滅の道を、メルキスは栄光の道を歩んでいく……。
※この作品は他サイト様でも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 09:00:00
273533文字
会話率:47%
使用人以下の扱いを受けるアリシアは、13年前に母の葬儀に来た公爵と約束をする。13年後、公爵の息子であるユリウスが訪れ、アリシアに婚約を申し込むが…
「お前のような人間を愛するわけがない」
ユリウスに冷たく突き放されたアリシアは幸せと自由を
もとめて夜逃げを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 23:17:35
15658文字
会話率:43%
「お前のような醜い女と結婚する気はない」
何度も婚約破棄を突き付けられたサラは、ある日、辺境の国の王子に見初められる。
王子の国に招待されたサラは、どんな呪いも解くことができるという温泉を勧められ、言われるがままに浸かることに。
すると彼女
の身体に変化が起きて……。
こちらはラジオ大賞応募作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 11:12:55
996文字
会話率:20%
人違いか?いや、まぎれもない本人だ。 内容シリアス。(※重複投稿作品)
最終更新:2023-11-23 06:00:00
1673文字
会話率:8%
「まさか、この私に靡かない女がこの世にいたとはな――フッ、面白い女だ」
ルックバック王国の王太子であるメレニス・パワー・ルックバックは、いわゆる何ひとつ欠けたところのない、限りなく完璧に近い存在だった。その美貌、圧倒的な才能、頭脳……全て
のことが片手間にできてしまう人生はいつしか輝きを失い、彼は周囲の女性が望むままの人間に成り果てていたが、そんなある日、弱小貴族家の令嬢であるリネットの手を取って口づけようとした瞬間、「私は殿下に興味はありませんっ!!」と激しく拒絶されてしまう。
「この私に靡かない女がいたとは……フッ、面白い女だ」と興味を示したメレニスは彼女に執着するが、リネットには既に婚約者がいた。しかもその婚約者は田舎の弱小貴族の倅・オーウェンで、スーパーダーリンな彼とは何もかも劣っている男だった。「あんな面白くない男にお前のような面白い女を渡してなるものか……!」と憤慨したメレニスはいつしか完全にリネットのストーカーと化し、四六時中後をつけ回しては監視するようになる。
雨の日も、風の日も、雪の日も夏の暑い日も彼女らをストーキングしているうち、いつしかメレニスは自分の人生に欠けていたもの――「努力」の素晴らしさを知り、その圧倒的な輝きに激しく感動する。面白くない男だとばかり思っていたオーウェンも、努力を重ねて徐々に見違えてゆき、メレニスは弛まぬ努力で変わってゆく彼を「面白い男だ」と認めるようになる。いつしか彼にとって、リネットたちをストーキングすることは人生の生き甲斐となっていたのだった。
だがそんなある日メレニスは、リネットの実家である男爵家が莫大な借財を理由に困窮し、オーウェンに一方的に婚約破棄を通達してきたことを知って――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 12:05:03
26786文字
会話率:28%
「お前のような〝鶏ガラ令嬢〟は俺の妻としては不釣り合いだということだ」
デブと言われ続け、婚約者である第三王子の言いつけで極端なダイエットを強いられた侯爵令嬢のミラベルは、次第に食事を受け付けなくなり骨だらけの〝鶏ガラ令嬢〟と呼ばれるよう
になってしまう。
それにもかかわらず今度は、痩せ細った鶏ガラ女に魅力はないと酷い誹りを受け、婚約を破棄されてしまったのだ。
そこへ第三王子の双子の弟であるカリステ第四王子がミラベルへ突然の求婚をしに現れた。
才能ある兄弟たちの〝出涸らし王子〟カリステと〝鶏ガラ令嬢〟と呼ばれたミラベルが幸せな結婚を掴むまで――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 20:00:00
15215文字
会話率:39%
ユアディードの王妃・エレノアは父の葬式後、「もう充分王妃の座は味わったのだから交代しろ」と王・ドットから離縁を言い渡された。次の王妃は王の妾だと言い、異議を唱える間もなく追い出された。
エレノアの帰る場所は実家である公爵家。しかしいじわるな
兄とその家族に「お前のような役立たずの居場所などない」とその場で縁切りされる。居場所がなくなったエレノアは途方に暮れてしまったが、そんな彼女をおいかけてきたのは最愛の息子・ルークだった。
「母上。せっかく暇を出されたのですからバカンスに行きましょう」
こうして、親子水入らずでユアディード一周旅行が始まった。ルークは写影機と呼ばれるカメラを片手に次々と母との思い出を撮影していく。
一方、隣の大国カスティは大騒ぎになっていた。なんと即位してから独身を貫いていた王ロレンツォが「婚約する相手が見つかった」と宣言したのだ。
「ようやくあなたを迎え入れられる。待っていて欲しい、エレノア嬢!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-05 18:00:00
65045文字
会話率:52%
「――不本意な結婚はお互い様だろうが、まさか結婚式に黒いウエディングドレスで望む花嫁とは。さすがこの国の悪、フィデリス公爵家の一人娘だな」
悪党専門諜報員の家系に生まれたエレノアは、ある日女王陛下に「次期国王となる甥に、『愛』を教える
ように」と、有能かつ冷酷と恐れられる公爵、ディランとの政略結婚を命じられた。
「あなたが立派な王になれるよう、必ずわたしを好きにさせます」
「お前のような女が俺に惚れこみ跪く様は、さぞかし見ものだろうな」
マイペースでワーカーホリックなお嬢様×愛を信じない次期国王が、お互いを好きにさせようと賭けを始めるまでのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-01 23:15:48
19227文字
会話率:41%
無能と呼ばれた少女「ノア・マリシ―ユ」
彼女は所属している軍の実力最上位だった
そんな彼女だが、仲間から永遠と暴力や陰口を言われる生活
だが、総統閣下に誓った約束を守り続けるためにずっと我慢してきた
だが、その総統閣下から「何故お前のような
者を軍に入れたのだろうな」と言われたことから、吹っ切れる
「そうか、お前らにとって仲間とはそのくらいだったんだな。いいよ出てってやるよクソ共」
彼女は16年ほどいた軍を抜けて、自らの居場所を探す旅と、復讐をするための仲間を集める旅に出る
これは、悲しき少女の枝珊瑚と黒百合の物語である
あてんしょん この物語は、小説投稿サイト「カクヨム」にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-12 15:06:34
286文字
会話率:23%
ティドロス王家の三男サリュは、母の護衛として隣国で行われている婚約式に参加していた。
だが、王太子アリオスがいきなり婚約者であるシトエン嬢を激しく叱責。あろうことか、婚約破棄を告げる。
「お前のような容姿の者が、わたしの婚約者など」
この発言に、サリュは見かねて助け舟を出した。
その後、ひょんなことからシトエン嬢を自身の婚約者に迎えることになるサリュだが、
「ところで、彼女はどんな姿かたちをしておられるのか」
婚約式では頭からつま先までヴェールで覆い隠されていたため、まったくわからない。
王太子アリオスは小ばかにしていたし、周囲からも「あんまり期待はするな」と言われていたのだが……。
※こちらは、カクヨムにも掲載している作品となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-27 06:02:25
199027文字
会話率:32%
一人目の婚約者から婚約破棄され、もう結婚はできないであろうと思っていた所に幼い頃から憧れていた王国騎士団団長であるレオン=レグルス公爵に求婚されたティツィアーノ(ティツィ)=サルヴィリオ。
しかし、レオン=レグルス公爵との結婚式当日、彼に
恋人がいる事を聞いてしまう。
更に、この結婚自体が、「お前のような戦で剣を振り回すような野猿と結婚などしたくない。」と、その他諸々の暴言と言いがかりをつけ、婚約破棄を言い渡して来た元婚約者のアントニオ皇子の工作による物だった事を知る。
この結婚に愛がないことを知ったティツィアーノはある行動に出た。
国境を守るサルヴィリオ辺境伯の娘として、幼い頃からダンスや刺繍などではなく剣を持って育った、令嬢らしからぬ令嬢と、恋をしたことのないハイスペック公爵の勘違いが勘違いを呼び、誤解とすれ違いで空回りする両片思いのドタバタラブコメディです。
ざまぁはおまけ程度ですので、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 20:05:38
220904文字
会話率:43%
「お前のような裏切り者は必要ない!」
クルシュは【特級錬金術師】として王国のために過酷な労働に耐え続けていた。
貴族たちからの圧力や理不尽なノルマ、人手不足で機能しない工場の生産管理などに苦しんでいた彼はある日、国王から呼び出されクビ
を宣言される。
その裏には出世に目が眩んだ部下の暗躍があり、クルシュは裏切り者として国家反逆者の汚名を着せられてしまうのだった。
国を追放されたクルシュは、辿り着いた先で希少な種族であるエルフの少女キナと出会い、彼女を助けたことによって、どん底の人生が少しずつ好転していく。
一方、クルシュを追い出した王国は彼が不在となったことで没落していくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 20:16:43
104827文字
会話率:54%
「お前のような初歩魔法しか使えない出来損ないは、伝統あるデズモンド魔導伯爵家には要らぬっ!! この家から出て行けっ!!」
攻撃魔法を一つも覚えていなかったマレンツは魔導伯爵家を追放されてしまう。
「父上、お考え直し下さい、私は魔法によって領
内経営に貢献しております」
と、説得しても伯爵は聞く耳を持たない、それどころか従兄弟を次代の当主に据えると言いだすのだった。
「はっは、貴様のような出来損ないはこの家から出て行け、デズモンド家の当主には、三属性に適正があり、四階層までの攻撃魔法が使えるこの俺ビオランテこそふさわしいのだっ!」
全てを失ったマレンツは伯爵家を出て平民として旅立つのであった。
実はマレンツが攻撃魔法を覚えていないのには理由があった。
彼は小さい魔法を高度に応用して領の内政に貢献していたのだ。
彼を追放した事でデズモンド領はみるみるうちに落ちぶれていく。
一方マレンツは迷宮都市に行き冒険者となる。
彼は規格外の性能の【着火】(ティソダー)で成り上がっていき『無敵の【着火】マン』の二つ名を付けられるのであった。
三千年前に世界に刻みこまれたアセット魔法の謎とは、マレンツの魔術の真理を追求するという願いは叶うのか!
そして迷宮都市に魔王軍がせまる!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 00:42:24
103264文字
会話率:52%
黒王子「お前のような魔力の少ない奴では我が国の国母は務まらん、今日この時点をもってタロウルとの婚約を破棄する!!」 タロウル「お断りだわっ!! 魔力が少ないからって何よ!! 不利な条件と真っ向から取っ組み合ってこその人生よ!! だから婚約破
棄をお断りするわっ!!」 黒王子「なにいっ!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 21:13:00
2593文字
会話率:30%
「レイシー、お前のようなだらしない体つきの女は俺の婚約者に相応しくない。よってlお前との婚約を破棄する!」
とある食事会で、そんな声が聞こえてきましたけれど。
第二王子殿下からの婚約破棄? そんなのどうでもいいです。私が求めるのは食。パ
ーティーで豪華なお食事やデザートを頂かないなんて考えられません! ご馳走を食べ尽くすのです!
※主人公がひたすらに食べてるだけのお馬鹿な話です。婚約破棄は完全におまけ。
※知様主催『ぺこりんグルメ祭』企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 00:00:00
5400文字
会話率:22%
とあるパーティーにて。
第二王子の婚約者である伯爵令嬢サシャ・スクリムジーは、「女らしくないお前のような奴は妃にふさわしくない」と男爵令嬢を侍らせた第二王子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその途端、パーティーに参加していた令息
――ではなく令嬢たちがどっと群がり、我先にと求婚し始めて……!?
※GLタグは保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-14 09:01:12
5000文字
会話率:34%
「お前のような無能聖女はいらん。俺は神に選ばれし真の聖女を見つけたのだ。よって、貴様との婚約を破棄する」
王太子オディールに婚約破棄を告げられ、無能聖女という不名誉な称号を与えられたジニア。
本当に有能なのは自分だし、真の聖女という王太
子の浮気相手が本当は大嘘つきの尻軽女だということをジニアは知っている。しかし彼女は大して言い返すことなく婚約破棄を受け入れた。
「哀れな王太子様と嘘つき聖女様は勝手に破滅なさってください」
そして貧素な馬車に乗り、生まれ育った静かな農村へと戻った。
長年ひそかに恋心を寄せていた、幼馴染のクランに会いに行くために――。
※タイトルに反し、微ざまぁありなのでご注意。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-09 17:00:00
3800文字
会話率:31%
「お前のような悪役令嬢と結婚することはできない」
侯爵令嬢ベルフラウは、よりによって自身の誕生日パーティーで婚約者の第二王子から婚約破棄を宣言される。婚約破棄?はい、承りました。
実はベルフラウには、幼い頃から恋い慕っている年上の男性がいて
──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 09:54:32
5580文字
会話率:46%
「お前のようなパン女と結婚できるか!」
パンを愛する伯爵令嬢のブロートは、婚約者のファルファッレから突然婚約破棄を告げられる。
何と、彼はパンではなくパスタが好物で、毎回手作りパンを持参するブロートを疎ましく思っていたというのだ。
最終更新:2023-05-07 07:29:02
4419文字
会話率:46%
とある王国の貴族学校。今日は、交流パーティーが開かれている。
生徒たちの話題の中心は、第一王子レグスとその側近候補たち、そして彼らに急接近する男爵令嬢のスフレについてだ。
彼らに関する数々の噂話が飛び交う会場に、レグスの声が響く。
「ど
こにいる、セシリア!」
呼び出されたのは、レグスの婚約者である侯爵令嬢のセシリア。
「お前のような邪悪な女など愛することはできない! 貴様との婚約を破棄し、この愛するスフレと、新たに婚約を結ぶ!」
唐突に始まった騒動にざわめく生徒たち。
男爵令嬢スフレを巡り、レグスとセシリアが言い争う中、渦中のスフレが謎の宣言をする。
「ただいまをもって、内偵調査及び試験を終了します」
スフレが明かす真実とは?
そんな彼女は、何者なのか?
・皆様、はじめまして。清水イズミと申します。初投稿です。
・三万字弱の短編です。お暇つぶしにどうぞ。※執筆済み、完結保証
・本作は、婚約破棄モノの皮を被ったコメディです。
・登場人物たちは、基本的に驚きっぱなしです。
・ざまぁ成分は濃いめ、恋愛成分は薄めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-10 19:11:43
26638文字
会話率:41%
「お前のような鼠風情はもういらん。死刑だ」
小国ジュラ王国でスパイの長として働くジークハルトは、ある日王直々に死刑宣告を受ける。
だが、その刑を真面目に受け入れるつもりのないジークハルトは、九人の優秀な部下と共に北に隣接する大国ゲラリ
ウス帝国へ自分を売り込む。
そこで待ち受けていたのは是が非でも自分の力になって欲しいと頼み込んでくる皇女殿下で……!?
これは、優秀なスパイとして教育を受けたジークハルトと、彼によって同じように優秀なスパイとなるような教育を受けた九人の部下たちによる、策謀、魔道具、時には力を使って世界を欺く物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 19:19:07
10819文字
会話率:50%
「――エミリア・シルフィ・ミリオニクス!!お前のような醜悪しゅうあくな女と結婚だなんて冗談じゃない!今日、この時をもって婚約破棄とする!」
あー…アホ殿下がなんか仰っておっしゃってるわ…。
突然始まった断罪にあきれながらも
毅然と言い返
す悪役令嬢(仮)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 21:21:59
17426文字
会話率:32%
薬学の名門パーシバル家の血を引くアメリア。
優秀なアメリアにぜひ嫁に来てほしい、と公爵家に乞われて婚約することになったものの、お相手であるセドリックからは「お前のような陰気な女、父上に言われたから仕方なく婚約してやったんだ」と嫌われていた。
そんなある日、真夜中に尋ねてきたリスは――なんと、何者かに毒を盛られてリスの姿になってしまったセドリック⁉
アメリアなら解毒剤を作れるかもしれないとやってきたらしいのだが……。
「なぜお前が雑用を押し付けられているんだ!」
「弟はお前の研究を盗んでいるのか⁉」
「俺が聞いていた話と違う……アメリアは高飛車な性格で俺のことも馬鹿にしていると……。これまで嘘を吹き込まれていたのか⁉」
アメリアが“浮気相手の子”として家族からひどい扱いを受けていることを知ったセドリックは、なぜか「婚約破棄は絶対にしない」「何としてでも人に戻る」と言い出して……?
マイペースで淡々とした性格のドアマット令嬢 × 反省して一途に愛してくれるようになった俺様のラブコメディ。ヒーローはほぼリス状態です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 18:00:00
65334文字
会話率:51%