「俺の命は好きにしろ。ただ、仲間だけは見逃してくれ━━━」
【勇者】である俺━━━マイス=ウォントは自らを犠牲に仲間を救った。
その代償として与えられたのは、終わることのない地獄。
━━━痛かった。
━━━怖かった。
━━━死なせ
て欲しかった。
それから一年。
俺は『ゆうしゃ』と名乗る者に救われ、仲間と再会することになった。
喜びも束の間、俺は自分が壊れてしまったことを知った。
何より、仲間たちの俺を見る眼が変わってしまっていた。
俺を見るたびに曇る瞳。
なぁ……
なんで……
なんで、そんな眼で見るんだよ……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 18:00:36
54308文字
会話率:37%
「優雅な微笑みの裏側には、長年抑え込まれてきた激情があった」
侯爵令嬢サクティーナ・サララ・スーレインは、誰もが認める優等生。常に笑顔を絶やさず、何事にも穏やかに対応するその姿は「理想の令嬢」と称されていた。
だが、そんな完璧な仮面の下に
は、長年に渡って「泣いてごねれば得をする」妹や、「自分を飾って媚びるだけ」の他人たちに囲まれ、押し殺してきた苛立ちと怒りが渦巻いていた――。
ある日、王太子による突然の婚約破棄宣言。
その隣には、まるでかつての妹を思わせるような、涙を武器に男を惑わす新参男爵令嬢・シンディア。
周囲が沈黙と同情でやり過ごそうとする中、サクティーナの仮面がついに崩れ落ちる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 00:00:58
3382文字
会話率:38%
毎週(時々隔週)金曜日の19:00更新予定
……のつもりだったけど中の人が受験生なので更新頻度がだだ下がりですごめんなさい
物語は、男と少女が出会うところから始まる
大罪人である男は少女に食料を求め
少女はそれに応える
不思議な出会い
をきっかけに
男と少女の運命は大きく変わる
さてはて、2人に訪れる明日は
晴れか、雨か、笑顔か、泣き顔か
はたまた――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 19:00:00
469151文字
会話率:45%
「僕が……僕が、過ちを犯したばかりに……!」
「そうですね。でも仮にクラウス様が清廉潔白だったとしても、同じ結果になったかもしれません。だってクラウス様……子供に憧れてましたものね。私と同じで」
ぷるぷると震えていた彼だったが、最後に
一縷の望みをかけるかのように、とんでもないことを口走った。
「僕達、ベルナデットが来るまでは、幸せな結婚生活を送っていたよな……?」
今となっては、それすらも悔やまれるほどだ。
「もう一度やり直せないかな……?」
「別の女を抱いた手で、もう一度私を抱けるとお思いですか?御免被りますわ。私は貞淑でありたいと思ってますので」
「うっ……ううっ……!」
その後クラウスは、乗ってきた馬車に泣き顔のまま乗り込んだ。向かう先はボロボロになった屋敷か、それとも義両親の屋敷か。
これは、離婚をすれば全てが終わると思っていた一人の悪女と、選択を間違えた愚かな男女の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 21:00:00
28266文字
会話率:67%
「今日も朝まで付き合ってくださいね、俺の奥さん」
悪妻に転生したはずなのに、どうして愛おしげな目で見つめてくるの──!?
最低最悪なことに、小説の悪妻キャラ・イルゼに転生してしまった。
なんと元のイルゼは主人公であり夫のギルバートが
大大大好きで、いつでもどこでも迫るとんでもない痴女だった。
「用がないのなら、俺に話しかけないでください」
もちろんギルバートはイルゼを毛嫌いしており、取り付く島もない。
絶望しつつも娼館落ちの未来を回避するべく、いずれ現れるヒロインとの邪魔をせず、ギルバートとの円満離婚を目指すイルゼ。
悲惨な結末さえ回避すれば、異世界ライフを楽しめるかも! なんて考えていた矢先、ギルバートが寝室に現れて──!?
「その泣き顔は悪くない」
「せいぜいそのまま嫌がるフリをしていてください」
(元のイルゼがかけた「呪い」のせいで、身体を重ねないといけないなんて話、小説にはなかったんですけど……!?)
踏んだり蹴ったり抱かれたりで散々なイルゼはクールなドS公爵と無事に離婚できるのか!? なラブコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 00:54:02
113467文字
会話率:40%
BL好きな女の子が幼馴染に告白された。
断ったら泣き顔が可愛すぎたので
「私が攻めなら付き合ってもいい」
と言ったら、そのまま付き合うことになって…
最終更新:2025-04-26 20:00:00
5489文字
会話率:50%
いじめられてばかりの主人公はある日不思議な人(?)と出会う。
助けてくれたその人に恩返しをしたいと考えた主人公は、ある提案をする──。
泣いちゃうヒロイン×優しい吸涙鬼のお話
流血・暴力表現注意です。
最終更新:2025-03-26 16:00:00
11602文字
会話率:44%
前世の記憶を思い出した悪役令嬢カナリア・バークライト。
ヒロインガチ推しの前世の記憶を持ちながら、彼女はヒロインを愛で、ヒロインの恋を応援し、こっぴどくヒロインを虐め抜く!!
「あの子の泣き顔も立ち向かう姿も間近で見られるのは、このポジショ
ンだけですわ!!」
ちょっと歪みつつも、意気揚々と悪役を楽しみながら目指せヒロインの踏み台!
そして、推しカプの幸せな未来!
ヒロインガチ推し悪役令嬢の楽しい悪役ライフの幕が開ける。
*恋愛要素は、後半になるにつれ出す予定です。
前半部分は、主人公のストーキングと歪んだ愛情がメイン。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 22:25:24
123447文字
会話率:49%
初めは銀髪に赤目と日本人とはかけ離れた外見をしているからと嫌がらせを受けていた幼馴染みの女の子を慰めたい一心だった。
『うぅ、ぐすっ。わたし、きもちわるいんだ』
大切な幼馴染みの泣き顔は見たくなかったから『そんなことない! ゆきなは
かわいい!!』と力説しただけなのだ。
だから、それからもことあるごとに落ち込む雪菜を励ますためにかわいいと褒め続けていった結果──
「雪菜ちゃんはー?」
「「「可愛いよおーっ!!」」」
「うんうん、まあ当然だよねっ」
まさか高校のアイドルとして君臨するのも当然だと振る舞えるくらい自己肯定感が爆上がりするだなんて思ってなかったんだ。
とはいえ俺にとって雪菜は幼馴染みでしかない。
そう言い聞かせて幼馴染みをやっていくことでしか俺みたいな凡人が雪菜みたいな美少女のそばにいることなんてできないんだから。
「やーまとっ!」
「ばっ、腕に抱きつくとか何を考えてやがるんだ!?」
「可愛い私と密着できるだなんて幸せだねえ的な?」
だからそんな馬鹿みたいに距離を詰めるのはやめてくれないか!? 幼馴染みとかそういう範疇を超えているような気がするしな!!
※同タイトルの短編の連載版になります。第一話は短編のほうと同じなので、そちらを読んでいただいた方は第二話からお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 10:02:19
62322文字
会話率:48%
初めは銀髪に赤目と日本人とはかけ離れた外見をしているからと嫌がらせを受けていた幼馴染みの女の子を慰めたい一心だった。
『うぅ、ぐすっ。わたし、きもちわるいんだ』
大切な幼馴染みの泣き顔は見たくなかったから『そんなことない! ゆきなは
かわいい!!』と力説しただけなのだ。
だから、それからもことあるごとに落ち込む雪菜を励ますためにかわいいと褒め続けていった結果──
「雪菜ちゃんはー?」
「「「可愛いよおーっ!!」」」
「うんうん、まあ当然だよねっ」
まさか高校のアイドルとして君臨するのも当然だと振る舞えるくらい自己肯定感が爆上がりするだなんて思ってなかったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 16:01:16
7691文字
会話率:42%
ある日、王族主催の夜会にて、辺境伯令嬢のリネットは大変興奮していました。
なぜなら、泣き虫の公爵令息・ロドルフが、彼の婚約者である第一王女、クラリスに婚約破棄を突きつけられていたからです!
そして、出るわ出るわの断罪のための捏造された証拠に
、その話に泣き出しそうになっているロドルフ!
しかも、クラリスの恋人であるルーイもやってきて、夜会は混乱し始めます。
果たして、婚約破棄の顛末はどうなるのか。そして、リネットは無事、ロドルフの泣き顔を拝める事が出来るのか。
「もう、可愛すぎて心臓がっ!破裂しそうですわああああああ!!」
※こちらは柴野いずみさん主催企画「ヘタレヒーロー企画」の参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 19:00:00
9450文字
会話率:35%
化け猫を妻とした男が「お二方(おふたかた)」へ語る思い出話。ここではない場所で語られた、魂の独白。
初めて聴いた声は「ぎゃ!」
初めて言われた言葉は「いたい」
初めての笑顔は「そうだね」
初めての泣き顔は「なくしてしまって、ごめんなさい」
平凡な男と非凡な妻の思い出は聞き手の空白を埋め、男は「お二方」を送り出す。
シリーズ前話: 化け猫おちる https://ncode.syosetu.com/n1809jm/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 19:10:00
11623文字
会話率:33%
ぜんぶバラ色に塗りあげられたのなら。
最終更新:2024-08-27 07:00:00
492文字
会話率:0%
さよならの日はいつかくる。
その日がいつきてもいいように。
最終更新:2023-01-04 07:00:00
477文字
会話率:0%
そのさきになんにもない道だけど。
こいつが、おれのいく道。
最終更新:2022-11-07 07:00:00
676文字
会話率:0%
恋愛をテーマとしたショートストーリー。
泣き顔のメイクを施し、滑稽な動作で人々を笑わせるピエロ。
本当は、心の中で泣いているのだ…
最終更新:2024-03-01 12:57:16
1206文字
会話率:0%
家も隣のほぼ生まれた頃から一緒に居た幼馴染が、一ヶ月前からしつこくカップルy⚪︎utuberの相手に誘ってくる話。
幼馴染「カップルY⚪︎uTuberやら……」俺「やらない」幼馴染「むう……」
最終更新:2024-01-26 11:00:00
4713文字
会話率:59%
高校二年生の白石京宇は、バレンタインデーの日に友人達の告白現場に遭遇してしまう。
四人の女性が一人の男性に思いを告げ、そして振られてしまう光景だ。
初めて見る友人たちの泣き顔や悲しむ姿をみてしまった京宇は、モヤモヤとした気持ちで家路に
ついた。
家に帰る道中考えるのは彼女達の事ばかり。モヤモヤしつつもイラつきながらも歩いていると、気が付けば薄暗い路地裏に。まるで誘われるように入り込んだその路地裏には一人の老人が座り込んでいた。
「いらっしゃいませ」
ホームレスかとスルーしようとした時に飛び込んできた小さな声。どうやら物売りのようだが、売っているのは小汚いヘンテコなボタン、しかも十円、しかし気になる商品名。
「……LORDって、なんですか?」
「LORDはLORDでございます」
十円ならと深く考えずに購入し、京宇はボタンを押してみる。すると急に目の前が暗くなり、明るくなったと思えば家に戻っていた京宇。
いつの間に家に……あれ? 季節は冬のはずなのになぜか暖かい、というか桜が咲いてんだけど。あれ?カレンダーの日付が4月……? 今日はバレンタインデーだよな?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-11 12:08:35
16539文字
会話率:25%
あなたにとっての「彼女」はいるでしょうか。彼女は普段なりを潜めているのに、酷い空虚感や、漠然とした焦り、不安とともに顔を出すのです。それはいつも泣き顔です。ごめんなさいと言って涙を流す彼女を、私は一生恨むのでしょう。
最終更新:2023-12-16 00:26:23
1842文字
会話率:0%
一人一人の心の持ちようで、世界は如何様にもなる。
という詩です。
最終更新:2023-11-12 19:49:18
209文字
会話率:0%
ドラえもんの泣き顔を思い出した。
最終更新:2023-10-13 23:01:04
1672文字
会話率:13%
伯爵令嬢オリヴィア・ヴィルスティリアには、前世の記憶がある。彼女の記憶によれば、ここは乙女ゲームの世界であり、オリヴィアは悪役令嬢であった。
「可愛い妹の泣き顔を見るのが、わたくしの幸福でしたの」
ヒロインである異母妹レイラへの愛を拗ら
せ、虐め抜き、シナリオ通りに婚約破棄と断罪をされた彼女は笑う。
自分の婚約者だった王子と結ばれる妹の幸せを、心から信じて。
修道院に入ってエンディングを迎えた悪役令嬢は、妹との思い出を胸に、残りの人生を慎ましく生きる――はずが。
ある日、元婚約者のハロルドが彼女を訪ねて言うのだ。
「いい加減、目を覚ましてくれ」と。
「きみの妹は、もう、この世にいないじゃないか」と。
〈妹の真実を思い出せない悪役令嬢〉と〈この世にいない令嬢の遺志を継ぐ王子〉の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 22:42:13
42943文字
会話率:30%
「戦闘中にうるさいんだよ」
スキル【ピアノ弾き】と呼ばれる、《デバフ》と《バフ》を自在に操り、"補助"に関しては最強を自負している演奏家の"アルマ"は、幼馴染で結成されたSランクパーティー&qu
ot;先見の明(センケンノメイ)"からの追放を宣言される。
「ほ、本当にいいのか……?」
あまりの歓喜に打ち震えるアルマは感涙。
勘違いするメンバーたちはその泣き顔を笑うが、アルマは「もう我慢しなくていいんだ」と二つ返事で追放に感謝する。
強力なバフ&デバフのために、演奏家としてのプライドを捨てて、無茶苦茶な旋律を余儀なくされていたアルマは、これまでの我慢から解放される事に打ち震えたのだ。
「装備と有金も置いていけ」
見ぐるみを剥がされるが、アルマは秒でそれを受け入れ、その場を後にしようとするが、
「お前も追放だ、クソ女」
アルマと同時に追放を宣言されたのは、【縮地】と呼ばれる超スピードを発動できるスキルを持つ女剣士"リーシャ"だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 00:00:00
67757文字
会話率:30%