平均寿命約40歳の獣人の国で43歳の葉月はどう生きるのか?
*「私、獣人の国でばあばになります!」を全年齢・方言なしで改稿しました。導入は一緒ですが、違うお話になりましたので、題名を変更しました。「私、獣人の国でばあばになります!」と比べて
お楽しみ下さい。
【あらすじ】
松尾葉月(43歳)は、陰キャでコミュ障のため、結婚も就職もアルバイトも経験がない。現在は亡き両親の跡を継ぎ、小規模な農業を営みながら、妹の弥生(41歳)とその双子の子供たちと共に古民家で暮らしている。
葉月はお人よしで騙されやすく、様々な詐欺被害に遭ってきたため、家族や幼馴染から過保護にされている。
ある日、葉月は自分が家族にとってお荷物だと感じ、古い手鏡の中から現れた女神に「誰も知らない所に行きたい」と願う。すると、剣と魔法のファンタジー世界に転移し、獣人の国に保護された。しかし、その国では平均寿命が約40歳で、葉月は老い先短い老人とみなされる。
役立たずとされ追い出された葉月は、ムキムキマッチョの獣人に助けられるが、日本からの転移者とわかると森に置き去りにされる。葉月は自分の居場所を探し、誰かに必要とされ愛されることを願いながら、獣人の国での新たな生活を始める。
※他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 19:45:14
239554文字
会話率:49%
21世紀。魔法も、モンスターも、全てが『おとぎ話』となって久しい時代。
しかしそんな中、日本にて大きな『変化』が発生した。
小規模な地震が日本全土を襲った直後、一部の人々が突如奇妙な服装になっていた。中には、種族まで変わった者もいる。
更に
謎の扉までもが日本各地に出現したかと思えば、中には神話やおとぎ話の中の怪物達が生息していた。
変化する社会。混乱する人々。主人公である少年も、その中の1人に過ぎない。
激動の時代に彼は数々の騒動に巻き込まれ───るかもしれないし、ないかもしれない。
この物語の主役は、間違いなく彼である。しかし、この世界の中心が彼だとは限らないのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 18:08:11
589936文字
会話率:44%
藤田翔26歳はニューヨーク勤務のエリート商社マン。ある日、支社長から意外なミッションを言い渡される。それは日本に出張して、名古屋支社の女性とお見合いしてみないかというもの。
出張期間3週間+帰任休暇1週間。季節は夏だから、合わせて四週間のロ
ングサマーホリデイ。といっても、ちゃんと仕事はしますけど。それと、翔の実家は名古屋近郊なので、三年ぶりの帰省でもあった。
その翔が実家の最寄り駅に到着したら、高校と大学を一緒に過ごした同級生の元カノ、水草薫とバッタリ遭遇してしまう。彼女は豪農の娘だった筈が、家が没落していて今は母と妹の三人で安アパート住まい。その上、借金まで抱えていたりする。エリートの翔からすると、理解しづらい境遇にあった。
そして、翔が三年間、アメリカにいる間に、日本の社会全体がどこか違っていて、街は治安が悪化しており、地方都市でも小規模なテロが当たり前のように起こるようになっている。更に自衛隊が自衛軍になった結果、経済的な理由から志願して戦場に行く若者が増えているのだった。
翔としては、そんなの自分に関係ない、と思っていたのだが、徐々にそうとは言えなくなって行く。
一方、当初は乗り気でなかったお見合いなのに、意中の女性、もちろんお嬢様、との交際は順調に進んで行って……。
エリート商社マンの藤田翔と元カノの水草薫、この二人の視点で前半の物語は進んで行きます。
登場人物、多めです。
舞台は、少し先の未来です。でも、最近のコロナ禍が思った以上に長引いてしまっているのを作中ではすぐ収まったように書かれていたり、既にいろいろ違ってますので、完全にパラレルワールドとお考え下さい。
戦争や、貧困、格差社会を背景に加えていますが、あくまで味付け程度であって、テーマは恋愛と一部ヒューマンドラマです。何かを批判する意図は全くありませんのでご了承下さい。
それから、現実世界の団体や地名等を模した記述がありますが、全てフィクションであり、実際のものとは異なります。設定も緩めで、日本の歴史なんかも少々いじってたりしてます。全て適当にスルーして頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 14:48:37
2910980文字
会話率:53%
大戦の影響が色濃く残る地ベスビアス国。幹部からの命令で副官となったダルクだが相手は軍内部で最強と噂される参謀長のスピネルだった。士官なのに戦争に乗り気でなく、ごく小規模な軍隊のみを指揮する、変わり者。だが魔法の天才と言わしめるだけの実力は
折り紙付き。反して魔法が一切使えないダルクとは相性が最悪だった。そんなスピネルに振り回される日々は彼の理不尽な事情を知ってしまったことで変化していく。お互いの距離が縮むほどに心はどこかざわつく。ダルクの思いとは反対にベスビアス国は世情に巻き込まれていく。裏を返せば共に戦いの場に向かわねばならない。
世の憎悪に飲み込まれたはてにダルク達は何を切望するだろうか。孤高の天才軍師×器用貧乏な雑兵が織りなす愛の記録。
――そして、人に近づいてしまった カミサマ は知るのだ。
※この作品は「カクヨム」、「小説家になろう」にて重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 13:11:22
138308文字
会話率:35%
現代のWeb小説投稿サイトでは、長文タイトルが横行し、読者の注目を集めるための最適化が求められる一方で、本来の物語の質が適正に評価される機会は失われつつあった。この状況に疑問を抱いた**智野厚志(ちの あつし)**は、シリコンバレーで培った
データサイエンスの知識を活かし、小説の真の魅力を読者に届ける新たなランキングシステムの開発を試みる。
彼が提案するのは、読者の行動データを分析し、熟読された作品を適正に評価するアルゴリズムの導入であった。しかし、資本力の乏しい企業にとって、この試みは技術的・経営的リスクを伴うものであり、社内外の反発も強い。伝統的なランキングシステムを維持すべきか、それとも技術革新によって新たな市場を開拓すべきか——。
「長文タイトルに頼らずとも、良質な作品が評価される世界を作る」
その理念のもと、智野は小規模な出版社であるヒヨコプロダクションと共に、機械学習とABテストを駆使した新しいランキングアルゴリズムの実装に挑む。
果たして、この試みは読者に受け入れられ、業界の風潮を変革することができるのか? そして、ランキング革命の先に待ち受ける、さらなる社会変革の可能性とは——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 20:38:11
6151文字
会話率:36%
源頼朝の生涯×SFです!
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未来、銀河帝国「レガリア・コロニー」が圧政を敷く中、名門戦士一族の末裔・ヤマト・リクトンは、政争の犠牲として幼少期に辺境惑星「ノヴァ・オービス」へ追放される。過酷な環境の中、異星人や現地住民との出会いを経て
、彼は孤独と苦悩を乗り越え、内に秘めた反乱の炎を燃やすようになる。リクトンは、小規模な抵抗活動から仲間との絆を深め、次第に銀河全域に広がる反乱運動の中心人物へと成長していく。
激しい宇宙海戦や惑星間の戦闘が繰り広げられる中、彼は戦略家としての才覚を発揮し、帝国の支配機構に挑む。やがて、従来の封建的支配を打破し、各惑星が自立しながらも連携する新体制「銀河連邦制」の樹立を果たす。リクトンの奮闘は、ただの反乱にとどまらず、未来に希望をもたらす大きな転換点となり、彼の生涯は後世に語り継がれる伝説となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 08:23:12
723文字
会話率:0%
訳ありの学生や訳ありの社会人が集う、小規模のチャットルーム「昨日の今日は今日の昨日」。参加条件は「訳あり」であること。連絡先交換、個別オフ、恋愛に発展も可能。定期的にオンラインゲーム上で集って、ゲーム内でイベントを開催したりしている。ボイス
チャットもあり。熟すことを忘れた、青くて甘い、人間模様が描かれる、今時な物語。……に、したかった。主人公、引きこもりの高校生・飯田 柚木(いいだ ゆき)の成長と、不機嫌がトレードマークのヒロイン・湯道 真珠(ゆみち しんじゅ)の変化も楽しんで頂ければ嬉しいです。
◯暴力的な描写などが含まれるので、ご注意ください。◯キャラクターにはリアルでの名前とゲーム内での名前とチャットルームでの名前があります。少し混乱するかもしれません。◯続編を書こうとして書けなかった作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 17:07:21
24652文字
会話率:18%
冬川月乃は意気込んだ。これは神の思し召しだと。
昨日までは25歳、息も絶え絶えな社会人であったはずなのに、気づけば高校二年生に戻っている。どんな軌跡かわからないが、このチャンスを逃がすわけにはいかない。だってこの頃、私は『あの子』に負けてい
る。『あの子』に負けさえしなければ、こんな人生にならなかったはず。大人げなくとも、大人の経験で『あの子』を倒して見せる──!
小規模ガールズバトル、勃発!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 18:00:00
23215文字
会話率:32%
大晦日にワンオペでシステム更新(の立ち合い)をする話です。
システムエンジニアなら誰しも一度は経験する話のはず?!
小規模システムのほうが短編に向くかと思って病院システム(電子カルテ)の更新を小説にしてみました。
エンジニアの方も、そう
でない方も、よろしければ是非。
病院勤務の方にはもしかしたら怒られちゃうかも?
なお、完全フィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 21:53:39
9569文字
会話率:49%
現代ドラマ長編。IR法が2010年代に成立しているIf日本の地方都市で、かつて抗争を繰り広げた元ヤクザ同士が、小規模カジノ設立の主導権を賭けてポーカーで大勝負をすることに。しかしその片方はポーカー素人で、とあるきっかけから小学生女子に技術を
教わり始める……やがてこの勝負は敵対組織や役人も巻き込んで大騒ぎに発展、はてさて勝負の行方は?
※正式なタイトルは「今昔悪童扑克狂騒曲」で、「ポーカー」は漢字です。
※複数のサイトで重複投稿をしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 22:00:00
159405文字
会話率:40%
「やばー!これちょー可愛いじゃーん!!」
金髪、カラコン、ルーズソックス。
全身フル装備のギャルJKが死んで行き着いた先は、可愛さとは無縁の荒廃した村だった。
ありがち転生ルートを辿ったギャルJKが極貧小規模過疎村を鬼レベチな大国まで
デコるお話。
ライトなギャルなので会話は成立しますご安心ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 17:17:17
63874文字
会話率:25%
人は空を失った。
地上は砂漠と化し、生命の存在を許さない大地を機械獣が蔓延っているレトリア共和国にて、レオンは機械獣と戦う兵士だった。機械獣討伐作戦にて、重傷を負い瀕死となった彼は、体の半分以上を機械化し、なんとか生き残った。
しかし
、レオンに待ち受けていた運命は、人間だったころの記憶をなくし、機械獣と死ぬまで戦うというものだった。
人々は戦いのための改造を施された人間をこう呼ぶ。『レフォルヒューマン』と。
レオンは再び機械獣との戦いに身を投じた。
しかし、レオンたちが奮闘するなか、ある機械獣の策略が動き出す。
*以下公募用のあらすじ。
レオンの住むエーデルは、突如巨大な機械獣ギガセンテによる襲撃をうけた。小規模な軍しか持たないエーデルは抵抗すら敵わず、住民は都市を放棄することとなった。レオンは首都であるパウロに移住することになっる。その襲撃によってレオンは母親と弟を失くした。
復讐に燃えるレオンは軍を目指し、軍大学に入学した。順調に軍人への道を進むレオンだが、彼もまた、軍事演習中にギガセンテの襲撃をうけて瀕死の状態になってしまった。
瀕死になってしまったレオンの唯一の救済措置は、レフォルヒューマンになることだった。体の多くを機械化し、生命維持装置によって無理やり延命させられる。さらに、人であった頃の記憶も全て消されてしまう。だが、レオンの幼馴染であるクレハは、レオンに生きていてほしいと、レオンのレフォルヒューマン化を承諾した。レオンは記憶を失くしてしまった。
しかし、ある日、幼馴染のレヴィンスの弟が機械獣の討伐作戦で命を落としたのを境に、断片的な記憶を見るようになった。そして、クレハとの交友が進むとそれは顕著になった。
ある時、全てを思い出したレオンは、ギガセンテが自分たちの住む首都パウロを襲いに来ることを悟り、戦いに挑む。
仲間の協力を得ながら、何とかギガセンテを討伐したレオン。無事都市を守り抜いたレオンは、もう一度、クレハと人生を歩むことを決めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 23:53:27
150254文字
会話率:35%
世界を創った神と、その僕であり物質を司る四大精霊が住むと言われる水晶でできた神域『霊宝樹』を中心に広がる世界『シノムーサ』。ここでは長きに渡って人間と魔族が争っていたが、冒険者の手によって魔王が殺されたことで争いの幕は閉じられた。
それ
から10年後、かつて『赫眼の狂刃』と恐れられ魔王を討伐した最凶の冒険者であるクルージオと、彼が死に際の魔王から託された『神』にも及ぶ力を秘めた魔族の少女マオの2人が営む酒場を中心に、魔族と人間双方が覇権を争い合う死闘や、巨大な力の趨勢に翻弄される人間(それと魔族)模様が描かれる!
超小規模時々血みどろほのぼの日常系グルメもあるよ殺し合いハイ・ファンタジー、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 19:18:29
32948文字
会話率:60%
あらすじ
この世界には、多種多様な種族が存在している。
ドラゴン族、天使族、魔族、獣人族、闇族、そして人間族。
それぞれの種族は、共通して火・水・風の基本的な魔法を扱うことができるが、加えて固有の魔法も扱う。そして、限られた才覚を持つ者の
みが、強大な「覚醒魔法」を発現できる。
しかし、この豊かな魔法体系が存在する一方で、世界は常に不安定な状態にある。
各地方では、小規模な衝突が絶えず発生し、種族同士の争いが繰り返されている。しかし、それは単なる領地争いではない。この世界のバランスは、力の強さによってのみ計られている。強者が全てを支配し、弱者は淘汰される、悲しい現実が広がっているのだ。
各種族は、力を示すために戦い、互いの存在を脅かし合う一方で、そこには時折、友情や絆が芽生えることもある。
そんな中、各種族の中でも特に力を持つ者たちは、自らの運命や未来について思い悩みながらも、日々の戦いに身を投じる。
彼らが望むのは、より強い力なのか、それとも平和な未来なのか。
この物語は、強さが全てを決める世界において、異なる種族がどのように歩んでいくのか、そして互いに手を取り合い、共に未来を築こうとする姿を描く。
果たして、この世界は、争いから抜け出し、新たな未来へと進むことができるのだろうか?
――これは、絶望の中で希望を見出す者たちの、種族を超えた旅路の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 05:55:47
203181文字
会話率:38%
「コーヒー2050年問題」というのは、気候変動の影響で、2050年までにコーヒー生産に適した地域が最大で50%にまで縮小し、コーヒーの供給が難しくなると言われている問題です。
コーヒーは商品作物なので、これで外貨を稼いでいる国はピンチにな
るし、コーヒー農家は中小規模が多いので、たくさんの農家が潰れます。
コーヒーが飲めなくなる!と一般消費者の我々が嘆くよりもっと大きい問題なのですが、所詮脳味噌が一般ピーポーの私は「飲めなくなる!」というところだけ拾ってこれを書きました。
世界の賢い人たちは早いとこ品種改良など頑張ってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 16:59:32
1049文字
会話率:12%
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俺はずっと考えてあった、その名前を口にした。
「台地をゆけ、おおぞらをゆけ。疾走するもの。アルティスラ。」
ふぅっと。風が吹き抜けた。
膨大な量のハロロンが渦巻き、小さな部屋の中に、小規模の旋風が巻き起こる。
そして、それ
は具現化した。
「.....あぁ。。。」
テオシンが、俺の横に出現した、彼女を、見上げて目を見開いた。
基本デザインは、この世界の一般的な騎乗獣、ペレーという鳥型の二足歩行の騎乗獣に似せている。
だが、それよりも太めの首、鷹のような頭と口、そしてたくましい羽部分。がっしりとした脚と爪。
全体的に鉄色の鎧をまとっている。加えて、両側には、機銃を装着している。
---- はじまり、より。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 21:14:45
42595文字
会話率:20%
ワールド オブ ルーム 〜二十年目の帰還者〜
あらすじ
現世とは異なる世界が幾つも連なって構成されている世界。
ルームと呼称される異世界にはそこの環境に準じたジンガイ、ヒトガタといった異生物が存在していた。そして、ルームは時折現世にドアを
開放し侵食する。20年前に発生した巨大な侵食は現世滅亡規模のものだったが、防衛省ルーム特別班は急遽討伐隊を編成し、何とか被害を小規模で修めた。ただし、討伐隊100数余名中帰還者ゼロ人という犠牲を出したこの災害によりルームへの対策が加速し、防衛省ルーム対策局が設立された。
しかし、その20年後討伐隊の1人が帰還した。20年前と同姿で。
彼は人間なのか。何か別のモノなのか。
彼の扱いに対して様々な思惑がが交錯する中、新たなアクシデントが発生する。
それに対する彼の行動と功績で新たな波紋が生じ、ある決定に繋がっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 20:30:35
30759文字
会話率:38%
僕は今現在、大阪市内に鉄筋コンクリート四階建てのマンションを一棟所有している。築年数三十年。戸数は僕の住んでいる部屋を含めて十六戸。小規模な賃貸マンションである。
僕は決して大家さんがやりたかったわけでも、ましてや大家さんに憧れていたわけで
もない。ただ母から譲り受けたもので、気が付けば大家さんになっていた。 こういうふうに書けば、傍目から見れば随分恵まれているように見えるだろう。実際、外で「私、マンションのオーナーやってます」と口外すれば、多くの人から「いいなあ」と羨望の眼差しを向けられる。僕自身もかつてはそんなふうに軽く考えていたが、実際にやってみて、それは大きな誤解であるとわかった。内情はそんなに甘いものではなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 08:05:36
86606文字
会話率:34%
小規模な同窓会に呼ばれた俺はそこでありえない思い出があることに気がついてしまう。
最終更新:2024-07-11 20:43:54
1733文字
会話率:23%
毎年夏に開催される「石灯籠怪奇文学賞」は、名誉だけが報酬の小規模な公募だ。しかし、この賞には特異な点がある。
毎年、最優秀賞の受賞者がいないのだ。応募者数が例年ほぼ一定で、なおかる一人ずつ減っていくことから、最優秀賞の受賞者が消えされている
のでは? と、ネットで噂が囁かれるようになった。
生きることに飽きてしまった「私」にとって、この文学賞は一筋の光だった。死ぬなら、自身が描いた怪異に殺されたい。自分の望む怪異を描き、それによって殺されることを夢見て、「私」は初めて筆を執るのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 10:27:05
1820文字
会話率:2%