魔法が一切使えず幼児にも勝てない俺。
母上と9人の義母上は異世界勇者と同等かそれ以上の化け物ばかり。
さらに兄姉弟妹は全員その予備軍。
彼らからの疎まれ具合が凄まじく将来に不安を感じる日々を過ごしていた。
そんなある日、城で勇者と風
呂に入ったら……あれよあれよという間に殺されて国外追放的な流れに。
『父上、母上、姉上、お元気ですか。俺も使い魔もとても元気です。固有スキルもなんとか使えるようになって、少し自信がついたみたい。グロい死体になったこともあるけれど、俺、この固有スキルが好きです』
*登場人物に同性愛者が出てきます。
*軽くですがグロテスクな表現もあります。
*ブクマや評価、感想いつでも大歓迎です。
*楽しんでいただけると嬉しいです。
*後書きは読めば色々分かりますが、読まなくてもきっと大丈夫です。
・カクヨムでこの作品のパラレルワールド的な『むかし王子で、いまダンジョン』の連載を始めました。主人公が勇者と入浴しなかった場合の未来です。こちらも興味があれば是非!
・関連作で『瑠璃色の魔法使いと大岩の巨人』も連載開始しました。こちらも是非!
Nコード:N4270GA
https://ncode.syosetu.com/n4270ga/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 00:40:46
673358文字
会話率:45%
世間から瑠璃色の魔法使いと呼ばれ称賛されるフレッド。クランバイア魔法王国に住まう彼の実力は、大魔法使い揃いというこの国の王族にも引けを取らないが、人間嫌いでトラウマ持ち。
王都から少し離れた丘に建てた屋敷に、口煩い使い魔と二人で暮ら
している。
仕方なく雇い入れることになった従者と仲良くなれば、過去のトラウマを払拭できるかもしれないと使い魔に言われ頑張るも、従者にその気はないようでいつも冷たくあしらわれてしまう……
『魔法王国の王子ですが魔法使えません!~だから固有スキルに賭けようと思います~』にチラッと出てくる物語です。
暇なときに少しずつ書いていきますので、更新頻度は低いと思います。
・軽い残酷シーン有ります。
・多少エッチなシーンが今後出てくるかもしれません。
・同姓愛者が普通に出てきます。
上記に問題なければ第一話へGO!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-14 12:00:00
5090文字
会話率:37%
魔法を使い、戦場で活躍する騎士――魔法騎士による貢献によって世界最大の国家となった魔法王国アガスティア。生まれつき保有する魔力が大きかった子爵家嫡男のブレドは、父や周囲の期待を一身に受けていた。ところが、10歳になる誕生日、医者の診断により
先天的に魔法を使うことができないことが判明し、ブレドは父の手によって豚小屋のような別荘へとぶち込まれてしまう。五年後。成人となり、正式に実家から追放されたブレドは、しかし、血の滲むような努力が実を結び始めていた。最強にも手が届くほどの才能の片鱗を覗かせるブレド。ある日、そんなブレドの力を現役最強と名高い女騎士、エリナリーゼ・フォン・クリスタライトは目撃し――、
「――判断が、早い! 素晴らしい!!」
少年は最強と出会い、ビンタをお見舞いされながらシゴかれることで才能を開花させていく。修行を終え、二年遅れで魔法学院に入学したブレドは、先に入学した弟のクリスや飛び級で入学した妹のティアを驚かせ、やがて学院中を震撼させる事件を巻き起こす。一方、ブレドを追放した実家のローフィールド家は、実はブレドが特訓のついでに討伐していた魔獣の対応に追われ、段々と没落の道を歩んでいく。また、後に魔法騎士として大成するブレドを殺すつもりで追放したことが公衆の面前で暴露されてしまい……?
「……え、僕を呼び戻したいって? ――判断が遅い! 遅すぎる!!」
気付いたときには遅すぎる。実家追放型学院ファンタジー、開幕!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 15:14:13
22008文字
会話率:24%
魔法王国ミュスティカは小国ながら魔法の発展により栄えていた。
しかしオークやエルフによりその平和が脅かされ、争いによる疲弊は王都にまで及んでしまう。
城下町で労働者階級の子供達を相手に人形劇を見せる魔法使いベルマン。彼はオークに家族を殺され
た少女の悲しむ顔を見て、人々の為に何か出来ないか考える。
彼は魔法で作り出す意思を持った人形、魔導人形を用いて戦いに望むが――。
※カクヨムでも投稿しており、カクヨムWeb小説短編賞2023参加作品です。
https://kakuyomu.jp/works/16817330652459397589折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-06 16:36:11
9970文字
会話率:49%
ラインセル辺境伯家の長女として生まれたあたしには、前世の記憶があった。
1000年前に滅んだセルニア魔法王国の量産巫女。精霊を使役し、精霊術が使えたあたし達はのちの世には災厄の魔女と呼ばれていた。
知らなかったとはいえ世界を崩壊に
導き、戦争で多くの人や精霊を殺し、そして『大崩壊』を引き起こしたというもうどうしようもない前世をもつルーナ・フォン・ラインセルが、目の前の色々な問題を解決し、平穏な老後を目指す物語。
※前世で酷使されていた反動でのんびりしたいと言いつつ、性格的に事件に首を突っ込んで行くためスローライフ系という訳ではありません。縁側でお茶を飲みつつ猫の背を撫でるのは努力目標であり夢です。
※暗めの話もありますが、だいたいハッピーエンドで終わります。
※幼女の視点から見える世界には限界があるので、主観となる人物がコロコロ変わるかもしれません。というより1章に至っては半分近くは母親視点です。
本格的に主人公が動けるようになるのが5歳前後からなので、この辺りまではサクサクと年代が飛んでいきます。
主人公は生まれた時から前世の記憶を引き継いでいる為、あるいみ赤ちゃんらしくない赤ちゃんですし、幼女らしくない幼女として育っていきます。
精霊の影響で「めちゃくちゃ物分かりの良い子供」というのが居る世界ですので「こんな赤ちゃんいないよ!?」という世界観になっていますので、ガチの赤ちゃんが奮闘する物語を読みたい人には向かない作品になっていると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-02 15:01:40
43504文字
会話率:23%
この世界の人類は二つに分かれている。魔法を使えるか否かである。
魔導士たちによって建国された魔法王国ゴアは大陸中を支配していた。そんな中、突如彼らに対抗する人々が現れた。
ナイトレイダーと呼ばれる彼らは体を鋼鉄に変化させ、魔導士たちと
壮絶な戦いを繰り広げていった。
鉱山の町に住む少年レイヴン・ソルバーノはナイトレイダーにスカウトされると、訓練学校へ入学し、仲間たちと友情を育みながら自らの肉体を鍛え上げていった。
学校を主席で卒業したレイヴンはエリート集団である軍総司令直属部隊へと配属が決定。そうしてレイヴンは戦いに身を投じるのであった。
※2022年末までは毎日投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-29 14:33:24
269104文字
会話率:32%
ソラビア王国は結界で守られた魔法王国だ。
気象を操る第一王子レオポルド、時間を操る第二王子ウォレス、空間を操る第三王子コンラッド。三王子とも優秀で、自然を凌駕する王国は未来永劫安泰だと思われていた。
王国には固有魔法を使用するにあたって
厳しい掟がある。その魔力と魔法を個人の欲のために使ってはならない。全ては国民のため、国のために善行としてのみ、そしてどうしても避けられない国の危機の時のみ使わなければならない。
天の恵みを自分の望む通りに変えては自然災害につながるかもしれないし、時間を勝手に巻き戻しては歴史を大きく変えてしまう可能性もある。空間魔法もまた然り。聖女が守るこの国は、慎ましやかに生きる事を美徳とする。
それは何百年と続いており、未来永劫続くはずだった。
第二王子のウォレスが、一人の女の子を助けようとして使った逆行の魔法から全てが狂っていく。
全5話で完結です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-02 09:00:00
28407文字
会話率:53%
YouTubeで投稿予定の魔法王国建築の設定の1部です
最終更新:2022-10-25 01:25:34
514文字
会話率:6%
魔法王国で唯一魔法が使えない『無能令嬢』リンジー・ハリンソン。ある日、公衆の面前で婚約者アンドルー王子から婚約破棄を言い渡される。学院ではいじめられ、侯爵家である家族には冷遇され、使用人からもいびられる毎日。居場所のない日々だったが、ある日
謎の旅人に出会い、『伝説の大魔女』だった前世の記憶がよみがえる。そして、伝説級の虚(ゼロ)級魔法使いとして覚醒する。とりあえず、学院でいじめてきた生徒たちを圧倒。掌返しをするアンドルーも拒否。家族や使用人にもざまぁします。さて、次はなにをしよう……と悩んでいたら、国王陛下から呼び出し?国を救って欲しい?とりあえず、褒美を頂けるならやってみましょう。
チート級魔法あり。ざまぁあり。一応R15指定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-24 20:58:28
20136文字
会話率:24%
勇者パーティーの一員で魔法使いでもあった『クリスタ』はダンジョン攻略中、リーダーである勇者『イーサム』に追放を宣言される。
しかしながらクリスタにとってパーティーを離脱できたのは好都合であった。
ダンジョンを攻略し外に出たクリスタは姿
や名前を変え、生まれ故郷である魔法王国へ帰ることに。道中様々人と出会いつつ帰路につくが、様々な問題が彼女に襲い掛かる。
一方、勇者パーティーはと言うとクリスタが抜けた穴が大きかった。
そこで神官『カミラ』の助言の通りにクリスタの代わり魔法使い『リオーラ』をメンバーに入れることに。
リオーラの助力もあってか、一度順調にダンジョンを攻略する。それに安堵した国や教会が支援金の増額を行い、調子に乗ってしまう勇者イーサム。
しかしながらそれも長く続かない。彼らを待ち受けている悲運とは……。
*本作はノベルアッププラス様等にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 20:11:17
313426文字
会話率:37%
ここは女王である魔女が治める魔法王国。
婚約者に堂々と浮気されてしまった侯爵令嬢シンシア。女王陛下のお許しを得て、新しい婚約者探しを始めた。
最終的に残った候補者は、シャイな騎士のロブ、居丈高だが本当は優しい宰相子息のレックス、そして幼馴染
の第三王子メイナード。三人との友好をふかめているうちに、ある朝、シンシアはなんと卵を産んでしまったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 18:44:53
11960文字
会話率:52%
聖女の癒しの力を受け継ぐゆえに、その歴史を積み重ねてきた魔法王国に再び異世界の聖女が降臨された。
王子と婚約者だった私は、聖女が現れたと聞いて婚約破棄を覚悟した。
そんな私に王子は言った。
「僕は、君の隣じゃないと幸せになれ
ない」
あああああもう!そんな子供みたいに泣かないで下さい!!。
お父様には、私が王子の幸せの障害になるなら自害せよと教育されて来ましたが、王子が私と一緒が良いというならーーそうじゃないと幸せになれないと言うなら、仕方がありませんね。
王子、全てを捨てて逃げちゃいましょうか?。
これは、「婚約破棄してきた王子に、聖女との恋のサポート頼まれました~さっさと完遂して、思いを断ち切りたいと思います~」のifルートです。
王子が初手で素直になれていたら、こんな未来もあったかも?という話し。
「婚約破棄してきた王子に、聖女との恋のサポート頼まれました~さっさと完遂して、思いを断ち切りたいと思います~」の四章を読んでからのほうが、楽しめると思います。
頭からっぽにして読んでいただけると、嬉しいです!。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 08:30:50
3575文字
会話率:38%
この作品の更新頻度は月に2回、第2第4金曜日の10:00または22:00となります。午前に更新されなかった場合は午後更新となりますのでよろしくお願いします。
グリネード・マーナ魔法王国の辺境地には魔女の森と呼ばれる白い森があった。森の管
理人と呼ばれる少女セシリアは王命により現れた王太子シリウスとともに地脈から魔力を吸い上げる水晶体がある離宮へ調査へ向かうことに。
地脈から吸い上げられた魔力の行方、突如として起きた魔力枯渇の原因究明、邪神の復活を目論む集団の妨害をきっかけに彼女を取り巻く些細なソレは王国全土をも巻き込んでいく大きな事件へと姿を変えていくのだった。
花の名を持つ魔女は────ウタを歌う。
その唇から紡がれるのは神を讃える賛美歌か。
あるいは誰かを弔う鎮魂歌、それとも破滅を呼ぶ終焉の歌となってしまうのだろうか。
ある二柱の女神の存在によって揺るがされるそのきっかけは────この世界に魔法が生まれた時に零れ落ちた負の錆として蓄積されていた。
負の錆は次第にセシリアを、この世界で魔法を使役する生物を無差別に襲う厄災として王国を蝕もうとしていた。
白き魔女と炎の王太子が出会ったことによって
物語の舞台は整えられた。
その結末は────どこへ向かうのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 22:00:00
265732文字
会話率:23%
魔法王国・ミラセア。
ラジック・リスティークはこの魔法王国を治めるハルバード・リスティークの弟だった。
幾億の魔法を使用し、カリスマ性のある兄に対し、ラジックは基本魔法しか使えない落ちこぼれ。
それでも兄に憧れるラジックは、いつか兄の隣に立
つことを夢に見るのであった。
しかし、その夢は夢のままで終わる。
突如として現れた科学兵器により、ミラセア王国は壊滅。ハルバードはラジックをかばう形で死亡。
さらには、ミラセア国民を閉じ込めるため、特殊防壁が築かれてしまい……。
ラジックは残された王族として、王国再興のために旅へと向かう――! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-09 20:00:00
30114文字
会話率:58%
500年以上前、侵略完遂寸前であった地上界を救った勇者パーティの一員にして大魔法使い、魔法王国初代女王ライラはその生命を賭して魔界の魔族達の2度目の侵略を防ぎその生涯を終える。
だが、ライラには未だ果たせていなかった仲間達と共有の悲願があっ
た。
魔物や魔族達の長、魔界の王『魔王』討伐と言う1つの悲願が。
その為にライラは自身の死の際に発動する転生魔法を創り出し、500年後の世界に転生する。
全ては地上界の平和の為、理不尽なる暴略を世界から無くす為に。
そして500年後、ライラは自身の建国した魔法王国の第2王女『エミル』として転生し、魔王討伐を目標に動き出す。
これは、転生したエミルを中心に様々な困難に自ら飛び込み、魔王討伐を目指す彼女とその500年後の世界に出来た仲間達の物語である!
※この作品はハーメルンと言う小説サイトでも連載しております。
https://syosetu.org/novel/273845/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-23 15:00:00
503588文字
会話率:37%
悪役令嬢や婚約破棄が題材の小説が大好きな私が転生したのは、魔法王国の辺境の田舎娘だった。王族や貴族に憧れつつも今の生活に満足していた私は、ある事がきっかけで王都にある魔法学園に編入する事になる。そこで私を待ち受けていたのは、王族や貴族のイケ
メン達からのアプローチ!?もしかして私、乙女ゲームで言うところのヒロインに転生しちゃったの?そんなの求めてないんですけど!?!?…無自覚ヒロインは、果たして運命の相手と結ばれるのでしょうか?
【毎日更新中、基本1ページ2000字以内なのでサクサク読めると思います。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-11 20:35:39
284734文字
会話率:43%
竜と人が共に暮らす、トルト王国で、主人公ジェイク・アグリオは、竜騎士になるために里を出る。竜騎士となったジェイクは、いろんな仲間と出会い成長し、国を守るため、相棒の竜ロロンと共に魔法王国アンローナ軍と戦う。
最終更新:2021-10-24 16:00:00
1924文字
会話率:45%
主人公は現代を生きる絶滅危惧種。若さを持て余し満たされぬ思いを抱いていたある日,別世界に飛ばされる。なし崩しに厄介ごとに巻き込まれていくうちに,そのスケールは次第に大きくなっていき,いつの間にか世界を相手に戦わされる羽目に。不器用で損ばかり
しているような彼を待つのはどんな結末か。
補足:
ハッピーエンド(?)になる予定ですが,そこまでは厳しい展開の連続になる予定。
主要登場人物:
森城茂(18)高校生。生い立ちの影響が大きく自他ともに認める絶滅危惧種。ある日突然別世界へ落とされ,暫定的にジョウを名乗る。
ブロケイド=ハン(49)自称,勇猛な騎馬民族の末裔。自らの目指す国造りの為,ジョウの存在を知りスカウトにやってくる。
マードック(32)野党の巣窟に落ち,女として地獄を見る。覆面をかぶり女を捨て,世の中全てへの復讐を心に秘める。
リリー(17)帝国黒軍の技術担当。どこをどうみても憎めない造りの顔で,部隊内の癒し担当も務める。
ユーリエ(17)魔法王国アリシアの女王。隣国には聡明で気品があると評判だが余人には言えない悩みとちょっと変わった趣味を持つ。
※年齢は登場時のもの。随時追加していきます。
その他:
『紅』とはクロスオーバーです。
元来は複数主人公によるオムニバスにしようと思ったので,「俺は…」「私は…」と自分が誰かを明示して書き出しています。修正可能なうちに修正できたら,タイトルと体裁が変わるかも知れません。
今のところ時系列に沿って書いていますが,将来的に話の順番が変わることもあるかも知れません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-21 00:00:00
634867文字
会話率:52%
――魔王が|流星《ほし》を降らせた。
その日、その時……人類が詰み、敗北が決定した瞬間だった。
世界最強の軍事国家の大軍も、世界最高の魔法王国の究極呪文も、世界最大の宗教国家の至上法術も魔王を滅ぼせず。
最速の剣聖の刃も、最狂の
賢者の最大呪文も、最優の聖女の神聖術も魔王には届かず。
そんな絶望に抗うべく異界から喚んだ勇者さえも、魔王は止められなかった。
ただただ世界に絶望し、最愛のヒトを奪った世界に破壊のみを齎さんと魔王が放ったその究極呪文は十三の流星を生み出した――否、落とした。
夜になると明るく地上を照らす、至高神の象徴であった十三の月を自らの場所まで引きずり落としたのだ。
中心の至高月に先んじて、その眷属たる十二の流星が大地に触れた時点で……もはや地上に文明というモノは残されてはいなかった。
生き残った人々はただ絶望し、ゆっくりと迫る最期の星を見上げては自らの終わりを指折り数えるしかない。
――どうして自分達はこんな目に遭っているのか?
……その疑問に答えてくれる神は、もう居ない。
ただ生き残った人々はしきりにこう口にする――〝勇者が逃げたせいだ〟と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-28 21:05:26
9037文字
会話率:50%
斜陽の魔法王国を統べるのは妙齢の女王シルヴィア。
政治的な危難に立たされた国を救う方法はただ一つ。
実子のエリカ姫を結婚させることであった。
そんなシルヴィアの思惑を余所に、王国は規格外の存在によって明後日の方向に突き進んでいく。
シルヴィ
アの明日はどっちだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 18:00:00
14751文字
会話率:52%
魔法王国マルテシアには、ダリウス王子がいました。王子は優秀な魔法使いでしたが、魔法の実験の失敗により、犬っぽい異形の姿になってしまっていたのです。
それでも父である国王は何とか王子の結婚相手を見つけようと奮闘し、ついに遠く離れた北の国のフィ
オナ姫を見つけました。姫は大変な犬好きだったので、王子の姿を見てむしろ喜んだのです。
こうして2人は結婚し、仲良く暮らしていましたが、ダリウス王子には人には言えない秘密があって……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-14 08:05:44
6187文字
会話率:30%