武門で名を馳せるシリウス男爵家の四女クロエ・シリウスは妾腹の子としてプロキオン公国で生まれました。
クロエが生まれた時にクロエの母はシリウス男爵家を追い出され、シリウス男爵のわずかな支援と母の稼ぎを頼りに母子二人で静かに暮らしていました。
しかし、クロエが12歳の時に母が亡くなり、生前の母の頼みでクロエはシリウス男爵家に引き取られることになりました。
クロエは正妻と三人の姉から酷い嫌がらせを受けますが、行き場のないクロエは使用人同然の生活を受け入れます。
クロエが15歳になった時、転機が訪れます。
プロキオン大公国で最近見つかった地下迷宮から降りかかった呪いで、公子が深い眠りに落ちて目覚めなくなってしまいました。
焦ったプロキオン大公は領地の貴族にお触れを出したのです。
『迷宮の謎を解き明かし公子を救った者には、莫大な謝礼と令嬢に公子との婚約を約束する』
そこそこの戦闘の素質があるクロエの三人の姉もクロエを巻き込んで手探りで迷宮の探索を始めました。
最初はなかなか上手くいきませんでしたが、根気よく探索を続けるうちにクロエ達は次第に頭角を現し始め、迷宮の到達階層1位のパーティーにまで上り詰めました。
しかし、三人の姉はその日のうちにクロエをパーティーから追い出したのです。
自分達の成功が、クロエに発現したとんでもないユニークスキルのおかげだとは知りもせずに。
アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-30 18:32:56
25903文字
会話率:29%
拙作『婚約破棄をしろと言われたけれど、身に覚え(以下略)』(n8085gn)を発端とする短編連作の一本です。今回は過去編。シリーズ(S9377F)4本を先にお読みになることを推奨しますが、たぶんこれだけ読んでも話にはなっているでしょう。なに
せ恋愛要素ゼロでジャンル変わったくらいですからね。
タイトルは比喩です。ファンタジーだと女の子になれる剣は珍しくないですが、この世界に魔法はありません。神の奇跡も起きませんしモンスターも魔王も勇者も存在しません。
武門の家柄であるゴルディクス公爵家の子息は、武芸を修めることが義務づけられていた。末っ子で娘のハリエットは戦技を覚える必要はなかったが、天稟がありその腕前は兄をしのぐほどだった。兄のカールはしっかりものの妹と自分を比べて忸怩たるものを抱えていたが、ハリエットのほうも、兄には厳しいが自分には甘い父のオーギュストに少々思うところがあった…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-13 05:10:29
6871文字
会話率:50%
歌舞伎町を席巻した伝説のホスト――聖夜は、長年の不摂生がたたり、病気で命を落とす。
そんな聖夜をあの世で待ち受けていたのは、ギリシア神話の神々たちだった。夜の世界で生きてきた聖夜は、清廉を好む処女神たちに嫌われ、異世界転生にありがちな
武力チートを封じられる。しかし、美の神、ヴィーナスだけは聖夜を祝福し、生前と同じ、とびきり優れた容姿を彼に与えた。
地球と同じく、異世界でも夜の世界で華を咲かせたい聖夜。しかし、聖夜が再誕したのは、きらびやかな社交界とは程遠い、無粋極まる武門の家柄だった。そこは王都ははるか遠く、田舎も田舎の辺境。容姿も社交術も意味をなさない、ただ武のみが尊ばれる世界である。
ホスト殺しの環境ながら、それでも、聖夜はどこ吹く風で女を口説く。
自分に厳しく、女には甘く。
夜の王が異世界で掴むのは、享楽か、栄光か、死か、はたまた真実の愛か。
ここに伊達男の伝説が始まった。
※この作品は、カクヨム様とアルファポリス様にも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-19 22:00:00
56207文字
会話率:33%
『銀河帝国衰亡史~銀河を駆ける三連星~』より5年前の銀河歴712年。
300年に渡り栄華を極めた銀河帝国は、次期皇帝の後継者争いに端を発する分裂から、エディンバラ貴族連合軍を相手におよそ50年も内戦状態が続いていた。そんな時代、代々軍人を輩
出してきた武門の名家ネルソン子爵家当主マーガレット・ネルソンは、銀河帝国軍大佐として最前線に身を置き、帝国と民を守るために命懸けで敵と戦っている。
しかし、最前線から遠く離れた安全な宮廷で贅沢な暮らしを送る帝国貴族達は、真っ当な軍人として生きようとするネルソンを貴族の異端児として嘲笑し、中には露骨に毛嫌いする者もいた。
これは、後に銀河帝国の運命を大きく動かす事になる3人の英雄を、上官として導いたネルソンが、陰謀や謀略渦巻く宮廷で、いつ死ぬかも分からぬ戦場で、如何に気高く戦い抜いてきたかを描いた物語。
本作では、本編中で1回だけ登場させてそれっきりになっていたキャラや作ったは良い物のほぼ活かせなかった設定なども活用していきたいと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-10 22:36:14
20774文字
会話率:40%
シェルファリース・エッジブレイクは国一番の武門の名家の娘。いまやその最後の一人となり、隣国との戦争に奔走する日々。しかし、年末のパーティにて婚約者である第二王子、に戦場での無慈悲な行いを非難され、婚約破棄されてしまう。挙句に建国以来、国と民
を想ってのあえて残酷な行いを全否定され、シェルファリースはキレた。そこまで言うのなら、とシェルファリースは国を捨てる決断をする。最後の血染めの聖剣と呼ばれる少女の、当てのない旅が始まった。※感想の返信は基本いたしません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-24 10:43:50
69099文字
会話率:36%
”武門の名家”と呼ばれる下級貴族のオーガスタ家に生まれたアイルは武術よりも魔術の勉強が好きだった。
しかし騎士団長の父からは騎士を継ぐことを強要され、市民には武術が下手なことを嘲笑われる。
そんなアイルの元に圧倒的自由さを持った女剣士ナユ
タが現れる。
彼女は生まれに囚われたアイルの価値観を破壊し、人生に救いをもたらすが……
他人に救いを与えることが出来ても、自分に救いをもたらすことが出来るとは限らない。
※「カクヨム」と同時更新です
8万~10万字ぐらいで完結予定(完結済み書き溜めがあるので必ず完結します)
タイトルで察していただけると思いますが、あまり明るい話ではないです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-28 15:13:00
86783文字
会話率:44%
武門の家系、越智家の桂馬はイラスト作家である。
ある日、帰省先の愛媛の本家で祖父の兄、戦死した桂太郎と邂逅する。
キーワード:
最終更新:2020-03-23 06:45:56
6885文字
会話率:45%
名もなき大陸。
7つの大国が覇を競う戦乱の時代。
そのうちの一つ、大陸北西に位置するナザール帝国のサナキア公爵家の六男として、マクリルは生を受ける。
武門の家柄であるサナキア公爵家で、マクリルはその才能をみせる一方で、祖父ディルクより
統治術を学ぶ。
だが、祖父ディルクから統治術を学ぶことを父ルドルフは心良く思ってはいなかった。
孫の行く末を危ぶんだディルクより、12歳にして一郡を領地として与えられ、少年領主として歩み始める。
そして14歳の時、皇太子アーダルベルトの初陣に従ってマクリルも、150騎の騎兵を率いて参陣する。
敵は遊牧騎馬民族であるキタイ族1万。
第二皇子アーダルベルト指揮下の軍3万対キタイ族1万。
後世、ヴァルザル平原の戦いと呼ばれる戦いは、マクリルに大きな出会いと過酷な戦いの世界へと誘うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-09 08:00:00
113879文字
会話率:31%
王国でも有数の勢力を誇る公爵家―――メディシス家。その派閥に属しているウエノ。名前からわかるとおりウエノ家は大昔、転移者によって貴族の位を勝ち取った家だ。代々武家の部門として名を馳せ、魔族との戦いにおいて功績を積み上げていた。
そのウエ
ノ家に神童と呼ぶに相応しい子が生まれた。名前はフミヤ。彼は5歳にして能力を発現し、雷と炎の魔術を自在に操って将来を有望視されていた。しかし彼が成長して軍人となり、戦場に立つ前に異世界からの転移者が現れ、王国の兵を導き魔族との戦争に勝ち、この世界は平和に包まれる。
その結果、発現後まもなく天才と呼ばれてきたにもかかわらず、数年もすれば彼の力は時代遅れで役に立たないものだと判断され、更に実家の有力騎士団も肝心の討伐戦の際にウエノ家の当主であり彼の父親は魔王軍との小競り合いにより戦場に遅参したことを理由に勢力を弱めてしまう。そしてウエノ家の力は大戦の際に功を建てた家と代わり衰退が始まる。ただでさえ武門の出でありながら戦場の遅参を原因として衰退したウエノ家はそのミスを理由に戦線から外されてどんどん勢力を弱めてしまう。また、その中でもフミヤは三男なため、自身が9歳を過ぎたころには他家に奉公に出されることになった。
そんな彼が奉公に出された先ではメディシス家のお嬢様ネフィリスシアという眉目秀麗の才女がおり、彼は彼女のお付きに任命される。そして時は流れ現在24歳。この世界では結婚適齢期末を迎え諦めていた結婚。しかし、一応奉公に出され、実家の力は衰退したとはいえ貴族。動乱を迎える社会の中でウエノ家の血脈と人脈を広げるために父の跡を継いだ兄の手によって、諦めていた結婚という文字に大いに脅かされることになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-10 21:24:32
225044文字
会話率:52%
武門の侯爵家に生まれ、父はこの国の英雄。母が夜盗に殺されたのをキッカケに、私も剣を学ぶことを決意した。目標は、父と同じく軍に入って母の悲劇を繰り返さないこと。思いの外、剣は性にあって強くなったのだけれど……女は軍に入れないことを知ってしまい
。その上、貴族のマナーも何一つ学んでこなかった私に代々宰相を輩出している公爵家との縁談が持ち上がってしまった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-02 20:09:33
356903文字
会話率:38%
大大陸の小国二国間による資源争いに端を発した長い戦争が、和平により一旦の終了を迎えて一年。
戦争の爪痕は色濃く、空前の灯火となった国の命は未だ安定を取り戻せずに揺れている。
先の戦争の敗戦国である観国を治める現王は過酷な戦争により衰弱しきっ
ており、王位の継承が急がれていた。
観国の一武門の四男として生まれた「僕」は、戦争に出ることなく成人の儀式を終え、未だ安定を見ない国で、名ばかりの「騎士」として治安維持に当たっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-17 06:46:48
4441文字
会話率:28%
アルストロメリア王国には四つの侯爵家がある。
一つは武門、一つは魔法、一つは政治を担当している。
それらは軍、研究機関、行政機関に携わり、国の象徴とも言える三家であった。
では、あと一つの家はどうか。
その家は国の裏方の専門であった。
国の
依頼であれば諜報計略暗殺破壊処刑などなどを手掛ける裏仕事専門の家だ。
人々はその家をこう呼ぶ――――悪の貴族と。
そんな悪の貴族の家に、一人の男の子が生まれようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-26 00:00:00
2597文字
会話率:15%
ラナテス・アゴラ・ジェリサーナはオーレウス帝国の武門下級貴族のジェアサーナ家の末っ子三男である。
そんな彼には夢がある。
チートでハーレムな凄腕冒険者として身を立てることである。
どうすればチートでハーレムな冒険者になれるのか……彼は考
察するのである。
しかし……
絶対にチートでハーレムな凄腕冒険者になってやる。
ラナテスの夢は叶うのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-26 17:28:36
71856文字
会話率:29%
長い戦乱の続いたコツィール大陸。その戦乱は覇権を握る為の、攻めては守りの、極めて長いものだった。
いつしか国としては二つだけが残る。元々その二国は同盟国として友好的に接していた故に、コツィール大陸は戦乱を忘れたのである。
アーマダラン王国
にてウィジェッタは、王国内における幾つかの武門として誉れ高いグラクーノ家の三男として生まれた。
本当の世を知らぬ彼は、様々な因果により数奇なうねりに巻き込まれてしまう。
権謀術数渦巻く人間界、紀識理外にある精霊界。
それらに触れる内少年は、絶望を背負い、希望を見据え、青年に成ってゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-31 06:29:07
8475文字
会話率:34%
偉大なる魔法使いの一族が統治する国。
ガダスラク帝国。
若き皇帝の治めるこの国には、様々な問題が陰で蠢いている。
貴族達の勢力、領土の争い。
華やかに見える世界は、或いは仮初めのモノ、なのかもしれない。
見習いの剣士のミセリは、その出
生や女である事を理由に周りから白い目で見られていた。
彼女を拾い上げ、育て上げた義父のドル・ゼミオラは武門で名を馳せる大勢力の貴族。
彼女はその後継者として選ばれたのだが、周りの貴族達がそれを許そうとはしなかった。
自分の養父であるドルの想いを無駄にしたくない一心で、ミセリは貴族達の争いに巻き込まれていく。
その最中、初めて出会った皇帝の姿に心を打たれる。
魔法使いである事以外に、その風貌や顔立ちに強く興味を惹かれたのだ。
そして、皇帝は貴族達の争いを解決すべく、闘技場での決闘を所望したのであった。
複雑な想いを胸に押し込め、義父より授かった強さを持って決闘に臨むミセリ。
そして、これをキッカケに彼女の世界は大きく変わっていく事になるのだが、それは……。
本編を楽しみにして下さいね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-13 16:20:22
13567文字
会話率:23%
『魔物狩りと侯爵令嬢』2作目。
『幽体捕獲』終了一ヶ月後。
ユーナはとあるサロンからお誘いを受ける。サロンとは、館生の私的な集まりで、カリスマ的リーダーが率いている。参加すべきか迷いながらとりあえず顔を出してみる。その場で、夏のイベント『銀
鷲徽章争奪戦』の話と水属性の館生ばかりを狙った『辻斬り』の噂を聞く。
それから数日後、ユーナはその『辻斬り』に遭遇し、大切にしていたレイピアを折られてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-14 07:31:53
6089文字
会話率:22%
とある大陸の西部にある、帝国に支配された小国の落ちぶれた公爵家に生まれた少年は、武門の子として育てられる。再び戦乱へと移り変わろうとする時代において、主家を失い、家族を失い、戦う意味を持たない一人の剣士は、最強の鬼神ヴィルヘルム・フォン・フ
ァルケンの名をを継ぐ事を任じられ、ただあてども無く戦いに身を置く。果たして戦いの果てに何を見出すのか?一人の男の戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-09 20:00:00
353692文字
会話率:47%
武門(傭兵集団)・決、頭首の家に生まれたハナレは、あろうことか優勝間違いなしと云われた武道大会で、敗北を味わってしまう。しかも、その相手は女だった。武門の恥をそそぐため、ハナレは女(ユイ)を討ち取るまで帰ることを許されない。病床に伏す母のた
めに、一刻も早く帰りたいハナレに様々な困難が襲いかかる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-31 21:27:41
5392文字
会話率:36%
剣と魔法の世界、「日の沈むことなき帝国」リオネスにて――
四年に一度、帝都で開催される剣術の祭典「御前試合」は、武門に生まれたあらゆる者たちの憧れだった。
帝国の東のはしっこ、《辺境》地区に貴族の娘として生まれたフェリスは、侯爵令嬢と
いう身分でありながら、幼いころから剣術に親しんで育ち、十七歳にして戦乙女とうたわれる武人に成長する。
なみいる強豪を打ち倒し、憧れの御前試合への出場資格を勝ち取るフェリス。
だが、帝都に着いた彼女を待っていたのは、出場者ばかりを狙った、奇怪な連続殺人事件だった――!?
《辺境の戦乙女》フェリスと、副官の魔術師グウィンが、事件の謎に挑む。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-31 19:19:55
258049文字
会話率:29%
帝国における武門の名門であり、数多くの騎士を輩出している歴史を持つネルフィルド家の四男として生まれたエリク。ネルフィルド家の家訓上、四男でも騎士に選ばれるチャンスがあるエリクは日々騎士になる為に己を磨くが、かたや彼の幼馴染みでありお付きのメ
イドとしてエリクの側に控えるミゼルはその見目麗しい外見に反して怠惰で残念な毒吐きメイドで…。
陰謀微かに渦巻くネルフィルド家で起こるメイドと主人の時折シリアスなラブコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-19 19:23:10
11059文字
会話率:59%