毛国王(けのくにのおう)の舞台は、飛鳥時代の毛野国(群馬県と栃木県)。倭では蘇我氏が権力を欲しいがままにしていた。
日本全土を連合し統一国家の形成を目指す倭(やまと)王権は、服(まつろ)わぬ民と呼ばれた蝦夷(えみし)を征服する為に、道
奥(みちのおく/みちのく:東北地方)と接する東国(東日本)最大最強の国である毛野を拠点としていた。
厩戸王(聖徳太子)がこの世を去った頃、毛野国では王の池邉が急逝した。父の逝去により、上家(主家)のたった一人の継承者であった形名は、十の歳で毛野の王となった。
しかし、幼き形名に国を束ねて行く事は不可能。実務は下家(分家)の長の和気が取り仕切った。
形名が十五の時、毛野と国境を接する蝦夷アペ族から、同盟の為に、アペ族の姫ピリカが人質として送り込まれた。
第一章 ~毛野国の若王~
形名とピリカの小さな冒険物語(完結)
第二章 〜東山道の怪物〜
形名と和気の二人の息子、菟道、甕依の冒険物語(完結)
第三章 ~華乃都の貴人~
形名と車持皆麿、中臣鎌子の冒険物語(鋭意執筆中)
教科書にはほとんど記されていない地方の古代史。倭で日本の国家が産声をあげた頃、東国には大型古墳を多数作り上げた巨大国家が存在していた。巨大国家の名は毛野国。神話の時代、各地でオオナムチ一族がアマテラス一族に敗れ、国譲りを行う中、毛野ではオオナムチ一族がアマテラス一族の関与を受けぬ独自国家を建設した。飛鳥の時代、日本の各地では、様々なルーツを持つ氏族達が独自の勢力を築き上げていた。飛鳥では、これら地方勢力をまとめ上げ、アマテラスを祖とする大王の一族による統一国家の建設が図られていた。各勢力の思惑が渦巻く時代の中、毛野国は上野国と下野国に分かれたのだが、何故、毛野国は分裂したのか。その謎を物語で紐解く。
[複数サイトに投稿予定です]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 16:48:30
229912文字
会話率:50%
これは小説ではありません。
古事記や日本書紀などをベースに、歴代天皇がどのように皇位を継承していったかをつらつらと書き連ねていきます。たまに想像・妄想を埋め込むこともあります。
※第34部分以降は続日本紀をベースにしていきます。
※第41部
分以降は日本後紀をベースにしていきます。
※第45部分は続日本後紀をベースにします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 18:06:00
119714文字
会話率:5%
時は古墳時代。人々がようやく稲の存在を知り、田畑を耕し始めた頃。
隻腕の奴隷である“ヒルコ”は過酷な労働と、主人である村長のイジメに耐える毎日を送っていた。
そんなヒルコの眼前にある日、一振りの鉄剣が姿を見せる。
『オイオイ、随分
みすぼらしい餓鬼に掴まれたもんだな? 俺は』
それは神様の意志が宿る剣。武神“スサノオ”の剣だった。
続いて神様は、更に変なことを言い出した。
『我が神力をもって、願いを叶えてやろう』
だが奴隷であるヒルコに、願いなどない。思いつかない。
それでも神様スサノオには、合わせて都合八度、ヒルコに願いを叶えさせなければならない理由があった――。
※本作は日本最古の歴史書である『古事記』『日本書紀』をモチーフにした冒険活劇となります。
『古事記』『日本書紀』を参考にしてはおりますが、物語そのものはオリジナルに近いです。歴史の勉強としての歴史書ではなく、読み物として物語や人物に興味をもって頂くことを目標に執筆していきます。
前もって書き込んでおきますが、モチーフの対象である『古事記』『日本書紀』は、この物語にとって重大なネタバレを含んでいます。先読みが好きな方はぜひ、読みやすい漫画版の『古事記』『日本書紀』が各社より出版されていますので、よろしければご覧ください。ネタバレですけど(笑
※舞台が古代日本ということもあり、文字違いで実在する都市が登場しますが、あくまでフィクションとしてご理解した上でお読み下さい。気分を害されるようでしたら、すぐブラウザバックをお願いします。
※別投稿サイト「ハーメルン」樣にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-04 21:17:38
109981文字
会話率:30%
『架空のサムライの国』がファンタジー小説や漫画に登場したとき、 ここも『ヤマト□国』? また『ミズホ○国』? と思ったことありませんか? あなたが作り手なら、和風のキャラクターや和食の島国を出すとき、独創的印象的な国名にしようと四苦八苦しま
せんか?
── このエッセイは、日本が過去に何と呼ばれていたか、他国へ何と名乗っていたか。架空国家ネタ(も)好きな趣味人が、史実、雑学とともにご紹介。『細矛千足国(くわしほこちたるくに)』、 『玉垣内国(たまかきうちのくに)』、『言霊の幸わふ国』… とは! 読むと『この国』の新たなすがたがみえてくる !!( かも⁉︎ )折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-05 20:00:00
8392文字
会話率:17%
神々が招いた諍いに、選ばれし人間はどうなるのか
――古より現代へ――
とある男神が黄泉の封印を解き、そこからすべてが始まる。
剣に選ばれし女たちは剣に導かれるように、守護神を探す試練を与えられる。
それと同時に、闇の瘴気が神の世界に蔓延り始
め―――?
果たして再び黄泉を封じることができるのか――?
現代と異世界を交えて、神と人が邂逅するバトルファンタジー開幕折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-23 23:31:34
1797文字
会話率:35%
日本書紀本文神話を浚ってみている今日この頃、知っておくともっと『日本書紀』を愉しめるのではないかと思われるアレやコレやを紹介するための、幕間的な存在です。
「浚ってみる」同様、独断と偏見に満ち満ちた恣意的存在ですので、うっかり興味を持たれ
た方は、タイトルだけチェックしておいてご自身でホンモノに当たってみられることをおススメします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-22 15:00:00
20970文字
会話率:13%
本文と一書(あるふみ)とではてんで伝承の異なることも多々ある『日本書紀』。採る説によってはまるで違う神話になっちゃうのかなあと思ったのが運の尽き。とりあえずは読み直して、自分用にアレコレ覚え書きしていこうかと。本文信奉者のつもりはありませ
んが、一書は所詮異説、という気持ちは確かにあります。
大衆のものとなる以前の文化文学文芸といったものは、常に政治的配慮と密接に結び付いてきたと思っているので、そういう裏っ側みたいなものを妄想するのも意外に好きです。
ちなみに要約ならびに現代語訳は実に恣意的ですので、興味を持たれた方はホンモノや正統派に当たってみられることをおススメします。
※ブログからの転載をほんのり加筆修正した部分があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-22 00:00:00
21320文字
会話率:2%
神々シリーズ第1作品目です。
神話内容は古事記や日本書紀を参考にしましたが
ガッツリ学びたい方には物足りないと思います。
日本神話に感心を抱いて貰えるよう
所々フィクションを挟んでおりますので、
興味のある方は立ち読み気分でご覧ください。
最終更新:2021-03-04 10:15:54
7992文字
会話率:10%
後に弥生人と呼ばれるようになるオノコロ人がどのようにして大陸から日本に渡ってきたか。
漁労と稲作を行うオノコロ人は越と楚に挟まれて大陸からの脱出を試みる。
その目的で、代表である若オーオは二人の若者を連れて九州に渡り、そこで当時のシナ海を支
配していたアヅミ族のハクと知り合う。
ハクの助言等を借りて若オーオは飛鳥まで調査した。
若オーオとともに行動したウラという若者について語ってみた。
今回はオノコロ島から九州、飛鳥までの旅について書いた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 15:21:09
53657文字
会話率:5%
「話をしよう。これは、昔俺が知り合った不思議な少女の話だ――」
――令和二年、島根県の片田舎から東京の高校に進学した俺、杵(き)築(づき)直(なお)衛(え)は、五月の休日に一人、明治神宮の杜を歩いていた。
別に信心深いというわけじ
ゃない。ただ東京の観光地をいろいろ回ったうちの一つというだけだ。 特に願い事もなく、適当に社殿の賽銭箱に五円玉を投げ入れて手を合わせ、その後、そのまま杜の中をぶらぶらしていた。
「癒やされるな……」
年寄り臭いと思いながらも、ついそんな言葉が口をついた。
東京の中心地にありながらも先が見えないほど広い昼下がりの杜は、慣れない東京の生活に少し疲れていた俺に多少の安らぎを与えてくれた。
適当な道を選びながら歩き、奥まった場所の小路に差し掛かった時、大樹の近くでたたずむ一人の少女が目に留まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-23 23:11:21
6733文字
会話率:56%
古代日本史は最高のひま潰し。そこの君も沼にはまってみないか?
というわけで思いついた限り、古代日本史に関するネタを投稿するところ。
このシリーズに共通するワード、それは「オオタタネコ」。
よっぽど神話通でもなければ知らないであろうこの謎の
男。
実は日本古代史を揺るがす超大物かもしれないのだ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-12 22:00:00
128262文字
会話率:2%
――それは、神代から人代へと紡がれる物語。
神話の神々と人間が、同じ大地を踏んでいた大昔。第十二代景行天皇の治世。英雄・ヤマトタケルの東征に付き従った勇猛なる副将達がいた。
彼らはそれぞれの目的――天皇のため、大倭のため、愛する妻
のため、激動の葦原を駆け抜けた。
たった一人の妻であるイラツメを愛する副将軍・ナギサヒコ。彼はある日、東征の経路で一国の姫であるムラヒメと出会う。
海の神の荒振りにより東征が行き詰まる中で、ムラヒメとナギサヒコの婚約の話が上がる。
その話は、参河国で夫の帰りを待つイラツメの元にも届き――
――歴史書から失われた記憶の一片を辿る、あらゆる異類婚姻譚のその後の到達点、ここに開幕!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-12 13:15:53
5505文字
会話率:32%
6〜7世紀はこの国を根本を形作った時代。その時代に撰上された『日本書紀』内に、編纂者らが込めた虚栄や意趣などの想いを読み解き、秘められた歴史の真実をあぶり出す。
短期集中連載パート①
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
最終更新:2020-03-09 23:00:00
635文字
会話率:0%
リアル旅行記備忘録です。主に神社に立ち寄ってます。
立ち寄り先での感想・印象・妄想についてのエッセイです。
最終更新:2020-01-27 22:39:16
1537文字
会話率:0%
パブリック ドメインです。
数と概念と形。
神と悪と女性性と創世。
9番目のタロットの大アルカナ「隠者」。
18番目のタロットの大アルカナ「月」。
アストラル ライト(星の光)。
四大元素と物質。
肉体の死後。
四大元素の霊と妖精とドワー
フ。
魔術。
古事記と日本書紀の三位一体。
など。
21世紀の実在の魔術書の自作の試み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-20 18:44:48
18080文字
会話率:1%
※この豆知識は本編『マグロでホームラン!』の補足知識です。
みんなが知ってるお魚といえばマグロ。
高価な商業用の魚ということもあり、一時期、研究が盛んでした。
代用魚のような俗説から、ゲノム解析や、冷凍技術の進歩。レジームシフト(気候
ジャンプ)に記紀(古事記・日本書紀)に至るまで、さまざな物事がマグロには関係してきます。
身近だからこそ、有名無名、俗説がたくさんあるマグロ。
書いているなかにはすでにご存じのことも多いとは思いますが、ゆるりゆるりと、マグロについて書いていきます。
※マグロじゃない知識もあります。
※間違いがあったらご指摘お願いいたします。
※このエッセイは「マグロでホームラン!」のあとがきに記載している『マグロ豆知識』の補足です。
補足がない場合も、本編のあとがきには豆知識の記載がありますのでお読みいただければ幸いです。
このエッセイは本編の進捗と共に追加しています。
⇒本編『マグロでホームラン!』
https://ncode.syosetu.com/n1132ez/ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-28 08:43:27
8601文字
会話率:8%
「漢委奴国王」の金印が出土したことで知られる志賀島を探索する私は、北部にある勝馬という集落、金印公園、志賀海神社などを調べるうちに、かつて志賀島を拠点として海に雄飛した阿曇族の歴史、後漢の光武帝からもらった金印の謎について、さらに思索の迷路
をさ迷うのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-27 03:03:56
34575文字
会話率:8%
都会の生活に疲れ果てた若者は山奥の限界集落へと移住を決意する。
そこで起こる不思議な出会い、
その出会いの相手は『日本総鎮守』
生活費のため神様と『何でも屋』をやるハメになった
恵まれない男の奇譚劇
最終更新:2019-02-07 16:44:50
16992文字
会話率:43%
天武天皇は、天智天皇の弟ではない、ということを論じられた井沢元彦氏の著作について書いた文章です。
最終更新:2018-12-26 07:11:23
1783文字
会話率:0%
「天岩戸隠れ」――世界が闇となる、古代日本最大の事件。
これは単なる女神の引きこもり事件ではなかった。
死者の女神イザナミの策謀により、太陽神アマテラスの「魂」が奪われ、黄泉の国へと連れ去られたのだ。
このままでは天上も地上も、全てが死の
世界となってしまう……!
日本古来の神々による、闇に覆われた日本を救うための冒険が今、始まる!
< みどころ >
・日本神話で全然目立たない月の神ツクヨミは実は……?
・謎多き「天岩戸事件」を一貫した物語として描きます!
・黄泉の国にて繰り広げられる、神々の想像を絶するホラーバトルファンタジー!
2018/07/29 メインタイトルとあらすじ変更
2018/11/30 完結しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-30 18:30:13
166481文字
会話率:25%
超マザコン娘のJCが、冴えないおっさんにシングルマザーのママを取られないよう画策する物語です。
最終更新:2018-10-17 20:45:01
6424文字
会話率:58%