役者と脚本家を兼任する演劇部2年の村田歩(むらた あゆむ)は、今年の脚本にだいぶ悩まされていた。
顧問に何度もダメ出しを食らって行き詰まり、放課後の屋上で大声をあげたところを同じクラスの佐伯涼(さえき りょう)に目撃されてしまう。
佐
伯は「あまり関わりがないからこそ、俺に相談してみたら?」と変なことを言ってきて、かなり追い詰められていた村田は素直にお願いした。
しかし相談後、「相談料」と言われ佐伯からキスをされ、村田は驚き全速力で帰宅した。
これからどうなる村田!どうする村田!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 18:55:23
1439文字
会話率:34%
舞台に懸けるヒロインの痛快活劇!
国一番の役者の娘である燦珠《さんじゅ》は、父に倣って国一番の華劇《ファジュ》の花旦《むすめやく》になるのが夢。けれど、女の芸はあくまで余興、男旦《おんながた》と同様に舞台に立つことは望めない。
「女
が女を演じて何が悪いのよ!?」
拳を握る燦珠に、美貌の宦官・霜烈《そうれつ》は囁く。
「後宮には女だけの戯班《げきだん》を養う一角がある。そこならばお前の望みも叶えられよう」
皇宮の最奥では、皇帝や妃嬪を慰めるべく選りすぐりの女役者が切磋琢磨しているのだという。無論、寵愛や権力争いにも深く関わる蠱毒の園でもあるのだが。
「歌って踊れるならどこでも良いわ! っていうか天子様に認められたら私が国一番よね!?」
意気軒高の燦珠は、まだ知らない。後宮に渦巻く嫉妬や欲望は思いのほかに強いこと。即位したばかりの若き皇帝は大の華劇嫌いであるということを。さらには、帝位を揺るがす陰謀も明らかになり、燦珠の芝居道を妨げる。
華劇に懸ける燦珠の熱意は、皇帝の考えを変えることができるのか!? 後宮の陰謀を除くことができるのか……!?
※第一部約25万字まで執筆済です。当分毎日更新予定です。字数は予約投稿分を含んでいます。
※カクヨムにも「花旦綺羅演戯 ~娘役者は後宮に舞う~」のタイトルで先行掲載しています。
※京劇をモチーフにした芸能をテーマにしています。歌や舞の描写をお楽しみください。
※作中作の歌詞・台詞は漢詩等の出典がある場合を除いて自作です。中国語としては信じないでください。出典がある場合は明記します。
※恋愛要素はほんのりです。ヒロインは芝居命過ぎて恋愛する暇はありません。ヒロインの夢と才能を全面的に理解して協力してくれる超絶美形ヒーロー(宦官)は登場します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 21:06:34
464593文字
会話率:38%
光り輝く人参の中から小さな兎がうまれました。。
最終更新:2023-10-03 21:18:14
372文字
会話率:19%
大衆演芸の一座の座長である浅路雪之丞は幼馴染であり座の看板役者でも中村染太郎が舞台の途中でフケてしまった事を憂慮し、明け方近くに戻って来た染太郎を叱責するのだが……
最終更新:2023-09-22 16:12:53
2051文字
会話率:52%
人を食うという怪物・蟒蛇(うわばみ)に遭遇した、旅役者の主人公。
「名前は何だ?」
「たのきゅうです」
「は? たのき? タヌキなのか? お前は」
「え、ちがっ……」
「タヌキだったら、化けてみてくれよ。それで、満足させてくれたら、食わな
いで助けてやる」
名前を間違えられた上に、怪物から無茶ぶりされて、困っちゃうっていう昔話です。
これを、ギャグっぽいキャラクターでアレンジしてみました。
楽しんでね!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 22:25:29
8130文字
会話率:36%
闇魔法を司る唯一の家系であり、人々に「呪われた早死に侯爵家」と呼ばれるエレストール侯爵家。悪魔と契約して得られた闇魔法は使役者の身体を蝕むため、エレストール家に生まれた男子はいずれも短命で、長生きできないと言われている。そんなエレストール家
に待望の男子が生まれ、とある理由でファラサール伯爵家に婚約の話が舞い込む。侍女のアリエルが迷うことなくその縁談を受けた真相とは――――。
「どうせ早死にするんだから」と人生を諦めているひれくれ者の侯爵令息と、彼のことが大好きすぎて暴走しがちな婚約者の、未来はどうなる?
楽しいラブコメを目指しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-14 06:15:06
12968文字
会話率:54%
かつて世界で起こった人と魔の争い、『人魔戦争』の終結から200年の時が流れた。
戦争終結の立役者であった魔族の王の国で、平和への記念式典が催される。
そんな和やかな雰囲気の中、突如魔族の国の王太子が婚約破棄をブチ上げた。
よくある悪役令
嬢物っぽい導入から、異世界召喚、異世界転生などの要素を混ぜ込んだお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 20:46:06
48273文字
会話率:16%
瑞々しい役者の、その行く末が見えることがありました。
ハズレたら良いのですが。
最終更新:2023-09-03 23:35:23
200文字
会話率:50%
役者としての下積みは長い。
たいていは、ごろつきやチンピラばかりだ。
最終更新:2023-04-09 00:23:38
200文字
会話率:0%
あかねという役者を追いかけるファンのお話
最終更新:2023-09-02 00:06:06
560文字
会話率:0%
福松友直はブラック企業に勤めているうちに精神を削られ、「どう生きても辛いなら好きなことをして辛い方がいい」という一つの結論を導きだす。
そんな福松にはドラマや映画で活躍する役者になりたいという燻っていた願望があったのだ。
とりわけ
時代劇に心惹かれていた彼は、時代劇撮影のメッカである京都は太秦に赴き役者として研鑽を積もうと考えた。幸いなことに将来の時代劇俳優を育成するという名目で「梅富士撮影所」なる会社がスクールを開講していた。ところがいざ撮影所に入所した福松は衝撃の真実を知らされる。
「梅富士撮影所」は古から存在する妖怪変化の類いを、なんと役者として起用していたのである。
しかも、福松には普通の人間とは比較にならないほどの妖怪を操る力があることが判明して…。
※ 本作品は「アルファポリス」様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 12:00:00
101105文字
会話率:59%
覚えが悪く勉強は学年最下位────
運動は上半身と下半身の動きがバラバラになるため怪我をしまくり部活では戦力外────
アルバイトをすれば要領の悪さでミスを連発し、散々店に損害を与えクビになる────
そんな何をどれだけ頑張っても人並
み以下の成果をたたき出す染谷芭蕉(そめたに ばしょう)は偏差値が高い大学も、効率が何より求められる正社員も諦め、どうせ人生めちゃくちゃになるならと学歴も資格も問わない声優の世界に足を踏み入れる。
すると最初に受けたオーディションでいきなり主人公の座を掴みとるという快挙を成し遂げる。
そしてそこから更に芭蕉の役者として類まれな才能が開花していくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 17:42:24
14884文字
会話率:41%
成人の義で聖職者からもらった職業が「盾」と「役者」だった。しかし俺はその時、女神より直接、本当の職業をもらっていたのだ。同時に前世の記憶も。
本当の職業は秘しながら表向き『盾』としての役割を全うしてゆく生活。その生活も終わりを告げる。「そう
か。ここでの役目は終わりか」
ならば田舎に帰ってスローライフでも始めようか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 08:12:44
57084文字
会話率:57%
17歳の私リリス・ウィンザーは、悪役令嬢役や女傑役で人気の役者。
だけど、舞台で同じ劇団の女優に襲われ大怪我を負った上、悪評を流されて、劇団をクビになってしまう。
生きていくため仕事探しを始めた私は、ひょんなことから私と瓜二つの女性、婚約
者を毛嫌いして避け続けている侯爵令嬢、マレーナ様と出会い、身代わりとして、とある夜会で彼女を演じることになった。
相手は17歳、大公国の王子様(大公子)で、あとつぎじゃなくても将来は約束されている。なんの不満があるのやら……と疑問を持ちながら、マレーナ様を演じたところ、何を間違えたのか相手のギアン様にベタ惚れされてしまった! というか身代わり役が、一晩だけじゃなくなってるんですけど!? もしかして私を代わりに嫁がせる気ですかマレーナ様!!??
●『王子、婚約破棄したのは~』『セクハラ貴族にビンタしたら~』と同じ国の話(時系列的には『セクハラ貴族~』と同じぐらい)。クロノスとカサンドラはとりあえず出てくる予定です。
●本作を書くにあたり、『王子、~』の設定を一部変更します(ヒーローがヴィクターの友人のため)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 15:54:20
175504文字
会話率:36%
創作ラジオの文字起こしです。
とある高校の演劇部の部員たちがお送りする演劇部宣伝ラジオです。
文字で楽しむラジオです。
高校演劇ってとっても面白いんですよ。
その面白さを理解する入口になれたらと思います。
いつの日か声がついたのを聞
いてみたいものです。
自分で声あてるしかないかぁ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 01:25:43
34944文字
会話率:3%
──楽園よりの追放に抗え。
しがない炎使いのエイルは、ある日役割の消失を理由にパーティを追放される。元から役者不足だった上、最新の火薬技術により彼女の力は無用となったのだ。
時代の流れとともにパーティ制自体にも陰りが見え、なおも終わりの
見えぬ戦いの中、彼女は妖精騎兵と呼ばれるヒーローに希望をかける。孤軍で駆ける謎の強者……しかしひょんな事からその正体・フィーと知り合い実情を知ってしまう。彼は皆を勇気づけるため、また危険すぎる己の力に巻き込まない為に偶像を演じていたのだ。
思い悩むフィーに、エイルは近年流行りはじめたダンジョンでの配信を持ちかける。己の生き様を世界に放ち、皆の背中を押す在り方に二人は同調。配信ユニット『フェアリーライダーズ』を結成し、顔出しNGのマスクドヒーローとして迷宮に挑むのだ!
打ち勝つべきはにっちもさっちも行かないリアル! はたして彼女達は世の風向きを変え、衰退の流れを超える事はできるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 00:02:03
96546文字
会話率:42%
ハロウィンの翌朝。
朝まで一人で飲んでいた倉部鈴人(くらべりんと)は、路地裏でキョンシーのコスプレをした美少女を発見する。
しかしその少女──キョン子は、魔界から転移してきた本物のキョンシーだった。
額に札を貼ると、何でも一つ命令に従う
という習性を持つキョンシー。
手違いでキョン子の使役者になってしまった鈴人は、キョン子に嫌がられながらも一緒に住むことになってしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 22:09:32
110743文字
会話率:51%
エキストラ専門の劇団・クライシス。所属する役者たちは、訳ありの人間ばかり。そして、仕事も一風変わったブラックなものが多く……?売れない役者達の奇妙な人間関係を描くブラック・ゴシップ連作短編集。※エブリスタに掲載中・転載。
最終更新:2023-07-15 18:16:43
24600文字
会話率:34%
貴族たちが集うパブリックスクール。通称ガーデンには、「氷薔薇の乙女」と評される公爵令嬢がいた。誰をもが羨む美貌と、誰をも疎むその瞳は、近寄り難く。しかし、誰しもが手を伸ばすものだ。高嶺の花。その名はリコリス・アン・ヴァニティア。彼女は乙女ゲ
ーム「Masquerade Carnival」に登場する恋の邪魔役、いわゆる、悪役令嬢だった。
主人公、リコリスは幼少期のとある日に突然、前世の記憶を取り戻してしまう。それは彼女に大きな絶望を与える事となってしまう。それは「生まれ変わったら…悪役令嬢…。」「どうして主役じゃないの?」それは己の配役を恨んだ声だった。そう彼女は前世では「主役の座」を欲しがった一人の役者だった。しかし、与えられたのはまさかの脇役だった。生まれ変わっても得られなかったという失意が幼い子供の心を黒く染める。
しかしそれは彼女を熱く滾らせた。「私に脇役をやらせた神様に、役不足でしたって言わせてやる!」彼女はそう言って失意の底から立ち上がる。
そして誓うのだ。「原作通りの悪役令嬢」として振る舞い、この物語(うんめい)を全うしてみせると声高らかに。そして、彼女は自ら幕を上げる。それは滅びの物語か、それとも死への行進曲(マーチ)か?
「この世にはね、2種類の人間しかいないのよ」
「主役 と 脇役 。そう、私(わたくし)と貴女。脇役は脇役らしく身の程を弁えなさい。」
その言葉で原作ゲームの主人公であるメリー・マイアの物語の全てが始まり、その言葉で悪役令嬢であるリコリス・アン・ヴァニティアの人生の全てが終わる。
それでも彼女は悪役令嬢を貫く、それは自分の役者という威信にかけて。
これは主役になりたいと渇望しても、主役になれなかった哀れな少女の、それでも進むと決めたプライドの物語。これは滅びに抗う物語では無く、自ら滅びへと向かい、そして、死へと向かう物語。
少女は今日も、悪役令嬢の仮面を被り踊るだろう。そうすると強く決めたのだから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-15 00:33:30
28391文字
会話率:41%
12歳で歌舞伎役者になる夢を諦めた大星もえぎは、それ以来、何にも情熱が持てない灰色の人生を生きてきた。
「わたしの人生、役者になり損ねたオマケでしかない。あとは、どれが楽でマシかの選択だ。18にしてもう余生。やりたいことなんかなにもない。焦
がれるような憧れと血の滲むような稽古の末に残ったのは、どうしようもない無力感と絶望だけだった」
名門天應大学の入学式。華やいだ顔の同級生たちを横目に、早々と帰路に着くもえぎの前に差し出されたのは、歌舞伎研究会のチラシだった。強引な先輩に無理やり連れられて目の当たりにしたのは、学生歌舞伎の自主公演。
「ここでは、素人でも、女の子でも、舞台に立てるんだ」
先輩の押しに負け、歌舞伎研究会に入会したもえぎの目の前に、歌舞伎へと繋がる熱く煌めくような道が再び現れるー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 19:39:49
512文字
会話率:19%
〝魔法弓技〟は、年間二シーズン国際大会が開催されるほど、世界的なスポーツとしての地位を確立しつつある。
華やかな衣装(ユニフォーム)を身に纏った選手たちが愛用の弓を片手に、草原や都市などの広大なフィールドを駆けまわり、最後の一チーム(三
人一組)になるまで、互いの力をぶつけ合う競技である。
ただし、その〝魔法弓技〟には、通常の競技とは異なる点が大きく二つある。
一つは、各選手の弓から射放たれる矢である。弓道ようなカーボン矢でも、アーチェリーのようなアルミニウム合金矢でもない。
選手たちが体内から生み出す〝魔力〟が、まるで矢のように姿かたちを変え、対となる〝魔弓〟を通じて、一般弓術とは比べ物にならない威力で射放たれる。
無論、ただの人間にそんな芸当ができるはずもなく、ましてやそれを受け止めるほどの肉体強度もない。
それこそが、従来の競技とは一線を画する理由の二つ目だ。
魔人。
この競技に出場する選手は例外なくこの人種だ。体内に生まれ持った魔力器官から魔力を生み出し、仮に攻撃を被弾しても、彼らの肉体特有の魔力耐性により、しばらく時間が経てば試合への復帰も可能となる。
世界の総人口の約十パーセントがこの人種にあたり、基本的な姿は人間と大差ないが、強いて挙げるなら頭から生えている一対の小さな角が特徴か。
普段は魔力という異能をとある方法で抑えながら人々と共存しているが、一度試合となれば、その演武で人々を魅了する華麗な舞台役者へと転身する。その目麗しさと、命中させるのが難しい弓矢を活用する競技性の高さ、そして普通の人間では実現できないド派手なぶつかり合いが、世界的スポーツたらしめている要因である。
そして、そんな魔法弓技が栄える二〇七七年、とある初夏の晩。
――その日人々は、流れ星を目撃した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 14:07:33
11963文字
会話率:28%