周囲が大学受験で慌ただしい高校三年の春。ただ一人就職する道を選んだ軸屋候哉は、奇妙な少女、三廻部胡桃子に呼び止められる。うららかな陽射しの中、彼女から「進学しないなら付き合え」と誘われ、一風変わった知的冒険行が始まった。
◇
古文書を縦横
無尽に操る三廻部と、歴史には全く無知だが論理思考を好む軸屋。この二人がなぜかコンビを組み、戦国時代の合戦の中で最も有名な「桶狭間」の真相を掘り下げていく。
◇
カテゴライズが難しいストーリーだけど、歴史上の証拠に基づいて仮説を組み立てていく安楽椅子探偵ものということで、推理に分類されると作者的には思っている。通説を排して確実な情報のみを扱っているので、むしろ先入観がない読者のほうが読みやすいかも知れない(古文書部分はスキップしても読めるようにしているのでご安心を)。
◇
注意:紹介される史料は実在する史料集より正しく引用され、各史料の解釈は専門書に基本的に準拠している。ただし、後世創作物である太田牛一の『信長公記』への引用が省かれた専門書は存在しないため、やむを得ず同時代史料のみでの解釈は独自に行なった。また、作中で構築された仮説は架構のものであり、物語に合わせて引用史料数を絞っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-26 13:00:00
230518文字
会話率:61%
↓↓短いあらすじ。
生徒会室で女の子達が楽しく喋ってるだけのお話。
↓↓長いあらすじ。
萌舞恵女学院高等学校。百年以上前から、存在する伝統と格式のある女子校。
その学園において生徒会長を務める雲母坂音羽(きららざかおとは)は、毎日一人で
生徒会業務にあたっていた。
その理由は、書記がおバカで、副会長はサボり魔で、会計は優秀かつ真面目だけれど、部活との兼ね合いもあり、あまり来られないからである。
その為、音羽は仕事を邪魔されるのをとても嫌う。
だけど、書記を務める若王子市子(わかおうじいちこ)はいつも問題を持ち込んでくる。
「音羽ちゃん! 穿いていた下着が、急に消えましたわ!」
「急に下着が消えるわけないでしょ、このおバカ! 若王子じゃなくて、バカ王子に改名しなさい!」
とは言いつつも、音羽は市子が持ち込んできた『問題とも呼べない何か』の答えを渋々探す––––
〜作者から〜
本作は推理小説––––みたいな感じですが、内容はお嬢様高校の生徒会室を舞台にした、コミカルな雑談がメインです(タイプとしては、安楽椅子探偵です)。
ガッツリとした推理小説をお探しの方には、合わないと思われます。むしろ、コメディ小説として楽しんでいただけると嬉しいです。
事件も、笑えるものから、日常のちょっとした謎などがほとんどとなります。
基本一話完結(一話だけ、少し長めです)。
※この小説は、作者の趣味で、地名性が由来のDQNネーム、回文、倒語を使用したDQNネームが多様されます。予めご了承ください。
〜登場人物〜
雲母坂音羽(きららざかおとは)
二年生でありながら、生徒会長を務める主人公。見た目も頭もいいが、表情と胸は硬い。
優れた推理力と、洞察力で、事件とも問題とも呼べない何かを解決したりする。
若王子市子(わかおうじいちこ)
音羽の同級生であり、同じクラスの女生徒。生徒会では字が汚いのに書記を務める。
見た目はいいが頭は悪い。おバカだが、胸もバカみたいに大きい。
大体問題を持ち込む、問題児。音羽にとっては、市子こそが一番の問題。
※カクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 00:47:15
85502文字
会話率:59%
とある高校に入学した主人公:加藤 歩。
普通(?)な彼が入部したのは歴史ある部活動、その名も『探偵部』。
かっこいい探偵に憧れていたが、現実は厳しく、小説のような安楽椅子探偵などはいないということを知る。
様々な依頼(もはや雑用
)を受けるこの部活で主人公は活躍できるのか!?
(たまに恋愛もあるよ。)
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別の小説投稿サイト「エブリスタ」にも重複投稿中。(少し内容が違います。)
[link:novel_view?w=25170225]
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-06 12:00:00
12164文字
会話率:60%
郊外の女子高に通うアタシ。文化祭の準備期間中に、
「バスに一区間だけ乗る男子高校生がいる」という噂話が持ち上がるが、アタシはその男子を見たことはない。理由もわからないので、クラスの変わり者天才女子、御影葵に聞いてみることに・・・・・・。
最終更新:2019-05-01 22:27:20
3131文字
会話率:39%
私の通っている学園には
『名探偵』というあだ名のついた先輩がいる。
学業優秀、スポーツ万能、容姿端麗。
それでいてクラスメイトの周りで起きた事件を解決する名探偵。
……そんなに完璧な人間っている?
だから私は――
その先輩に、ちょっと
した推理勝負を吹っかけてみたのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-12 19:06:07
3294文字
会話率:31%
神社のみくじ掛けに結ばれていたおみくじが、何者かによって解かれる奇妙な出来事が起きた。幸せを願い人々が結んだおみくじを、誰が何のために解いたのか? 安楽椅子探偵・碓氷は今日も喫茶店で推理する。
最終更新:2019-02-16 21:00:53
4491文字
会話率:57%
パーキングエリアで車の写真をひたすら撮り続ける男――美容室に勤める青年が見た奇妙な光景。男はなぜ車の写真を熱心に撮っていたのか? 安楽椅子探偵・碓氷とともに、男の背後に潜む謎を解き明かせ。
最終更新:2019-01-27 22:24:55
8216文字
会話率:63%
少年の部屋の窓越しに、夜な夜な室内を覗き見る不気味な影――蒲生の親戚である県警警部の孫から、心霊めいた相談がもちかけられた。影の正体は人ならざる存在? 碓氷は安楽椅子探偵の手腕を発揮できるか。
最終更新:2019-01-20 22:20:43
6276文字
会話率:68%
これは安楽椅子探偵とあなたがなる小説です。
私が10分かけて作った問題、頑張って解いて見てください。
最終更新:2019-02-16 00:14:17
3287文字
会話率:97%
資産家の子供たちの学舎――蓮修学園の生徒である下条真紅郎はある日、学園内で警備を潜り抜けて侵入してきたらしいゼロと名乗る謎の少年から匿ってくれないかと頼まれる。本人曰く家出中であり、おまけに命を狙われているらしい。怪しすぎる頼みだったが寮の
門限が迫っていたという焦りと、お人好しな性格から真紅郎はゼロを匿うことにしてしまう。
この日から真紅郎の謎に満ちた日々が始まることとなる。
※カクヨムでも連載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-25 21:16:42
163909文字
会話率:60%
公衆電話ボックスの中で女性の遺体が発見された。しかし電話は使われておらず、彼女はスマートフォンを所持していた。
彼女はなぜ本来ならばまったく用がない電話ボックスに入ったのか。殺された後に運ばれたのなら、犯人はなぜそんなところに死体を遺棄した
のか……。
この珍妙な事件にベテラン刑事ジョウと、新人刑事関原が挑むが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-21 22:09:59
19929文字
会話率:56%
お嬢様の北条赤姫はなんらかの『謎』を気にし出すと、他のことが疎かになってしまうという悪癖があった。
そんな彼女はある日、封印されし小学二年生の頃起こった『謎』を思い出してしまう。
それを解いてもらうため、守銭奴だが頭の良い峰霧秋のもとを訪れ
るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-03 22:51:31
7184文字
会話率:56%
ふと気づいたら、別人になっていた男。魂だけが転生したような感じで、異世界ではないが、ある意味では別世界だった。転生先は、彼にとっては昔々、昭和の日本の、辺鄙な田舎村だったのだから。しかも、村では連続殺人事件が起きており‥‥‥。
山に囲ま
れて外界との行き来は不便という、閉ざされた環境で起こる、不可能犯罪。その登場人物に転生してしまった主人公が、事件の謎に挑戦する!
全三十話(プロローグ・インターミッション・エピローグを含む)。一部の例外はあるものの、原則として各話3,000文字程度。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-21 00:51:16
104413文字
会話率:39%
ある夜、奴隷として売られることを待つだけだった少女、アレーナは吸血鬼のローザと出会う。
ローザに引き取られたアレーナは学びの機会を得て、その知的好奇心を膨らませて言うのであった。
ある日、ローザに呼び出されたアレーナは彼女の“謎解き”
の助手をするように命じられるのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-12 00:19:06
6505文字
会話率:45%
中学生の探偵見習いは、古ぼけた事務所に住み着いている探偵のもとで働いている。見習いがやることは情報収集、現場へ赴き、分かったことを探偵に報告すること。探偵は分かったことをもとに、数々のトリックを解く。探偵は事務所の珈琲を淹れることもできな
い。両足の機能が効いていないからだ。探偵ができることは謎を解くことだけ。
今日も、珈琲の香りと事件の香りが静かにまじりあう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-05 00:00:00
13502文字
会話率:58%
冒険者ギルドに併設された酒場のマスターは今日も客の話を静かに聞く。
客の話は愚痴や失敗談といったどれもくだらないものばかりだ。
しかし、その中には不可解な話もある。
冒険者や常連客にもわからない話が持ちかけられれば、一見無愛想なマスターは頭
を働かせる。
どうしてそんなことが起きたのか、何故そうなったのか。
そんな小さな謎を三十手前のマスターは雑談を交えて解決するのである。
※火曜と木曜に更新
※現在書き溜め中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-20 17:37:57
88117文字
会話率:48%
時は江戸時代。貧乏暮らしの若侍の住む近くの川に男女の心中遺体が上がるが、どうにもその仏さんたちは心中したとは思えない。
その事を若侍が道楽の限りを過ごしてきたどこぞの大旦那に聞かせる。大旦那はその不審な亡骸についてどのような事をいうのか…。
最終更新:2018-09-18 16:48:34
11987文字
会話率:39%
雨の日のタクシー。乗り込んできた美女は自らを殺人犯だと告白する。タクシー運転手が安楽椅子探偵ならぬ運転席探偵として事件をスピード解決する。
最終更新:2018-05-25 18:50:13
10482文字
会話率:47%
大都心の一歩手前、少しセレブなベッドタウンの四軒寺市。市内の大学に通う青山遙は、春休みのある日、道に迷った住宅街で古びた洋館を発見する。主人は、金銭絡みの事件を専門に扱う「お金の探偵」を名乗る、軟派で胡散臭い赤石哉汰という男。警戒して一度
はその場を去る遙であったが、彼女の周囲で起こる事件のために、彼に依頼を持ち込むことになる……
身近だけれど、忘れてしまいがち。カネに始まる謎をめぐる連作短編ミステリ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-06 23:00:00
103849文字
会話率:38%
警視庁E署刑事部捜査一課に所属している杉山は、たまには料理をしようかと、ローリエを買いに馴染みの生花店へとおとずれる。
花屋の娘である日下菊李に、店ではローリエを取り扱っていないと言われ途方に暮れていると、彼の携帯に殺人事件捜査の呼び出
しが――。
*[花言葉]をモチーフとした推理モノです。
*当作品はシリーズものの短編となっています。筆者が投稿した作品の中にある[~~の~~で~~を]とタイトル付けされているものが該当作品です。
*シリーズ一作目である[阿列布のかおりでお茶会を]から先に読んで、中心となる菊李と杉山の関係を知ってから別の作品を読んでください。一作目以外はどこから読んでも大丈夫となっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-30 16:57:04
17452文字
会話率:48%
杉山という警視庁E署刑事一課に所属している中年刑事は、ある目的で顔見知りの女子校生日下菊李がいる[日下生花店]へとやってきた。その目的を果たすため、普段は買わない花を、頭を抱えながら選ぼうとしている中、杉山は奇妙な香りを漂わせる草花を見つ
ける。その花が、今調査している事件と妙に噛み合っていて……。
*[花言葉]をモチーフとした推理モノです。
*当作品はシリーズものの短編となっています。筆者が投稿した作品の中にある[~~の~~で~~を]とタイトル付けされているものが該当作品です。
*シリーズ一作目である[阿列布のかおりでお茶会を]から先に読んで、中心となる菊李と杉山の関係を知ってから別の作品を読んでください。一作目以外はどこから読んでも大丈夫となっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-25 23:33:30
12492文字
会話率:50%
名探偵を目指す普通の女子高校生・青風彩春は、ひょんなことから高校3年の教室で起こった事件に巻き込まれる。彩春は事件の犯人を突き止めようと躍起になるのだが……。
一応ハラハラ賞応募用ですが、ハラハラするかはわかりません(^^;)
というか字
数大幅オーバーしてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-11 22:55:49
27968文字
会話率:54%
「私」はある日、談話室で同期のアーサーとゲイルが新聞とにらめっこしている、という奇妙な状況に出くわす。
どうやら、彼らは今首都で起こっている『脳無し』猟奇殺人事件をネタに、不謹慎にも「推理ゲーム」に興じているようだった。
そして、私もこの不
可解な事件を前に安楽椅子探偵の真似事をすることになるが……。
高機動戦闘艇「翅翼艇」で魄霧の海を舞う女王国海軍の特殊部隊員「霧航士」。
彼らにも、こんな「何でもない」日はあるのだ。
霧深きファンタジー世界を舞台にした、なんちゃって安楽椅子探偵会話劇。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-23 21:11:06
37577文字
会話率:51%
僕は文芸部に所属している。部長のムスビ先輩に、後輩の雛崎さん、そして僕を合わせた計三人の部活。学園の規則によって廃部の危機に直面していた文芸部に、奇妙な客──石橋ルリさんが訪れる。彼女は、〝プロバビリティーの犯罪〟を計画していた。プロバビリ
ティーとは、起こりうる可能性の高いという意味。はたして、そのトリックとは? 恋と芳香剤で綴られる、青春(?)ラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-21 03:10:36
29711文字
会話率:43%
新聞部の部員である僕と部長の間では、とある遊びが流行っている。
部長が調べた「謎」を僕が解き明かし、それを新聞として発行するのだ。…真相も載せて
全校中にばらまかれるため、間違った推理をして恥をかくわけにはいかない。
安楽椅子探偵のように部
長から情報を聞き出し、真相へとたどり着いてやるーーーー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-18 20:49:44
8394文字
会話率:48%