将棋部に入部した石川和也は、ライバルである同級生・先輩とともに、全国大会優勝を目指す。将棋を通じて、人間的にも成熟していく姿を表現で着たらと思います。
最終更新:2024-05-01 20:46:48
2956文字
会話率:4%
朝起きて、テレビをつけると親が都市伝説系統を紹介する番組を流していた。何かの誘拐事件の噂らしい。同じぐらいの年代だったため気をつけないとなと肝に銘じる。朝ご飯を食べ終え、空手の稽古の荷物を持ち玄関に足を運ぶ。
玄関の靴だなの上にはたくさん
のトロフィーが置かれている。「全国空手大会 市ヶ谷 宏瀬 優勝」と…それ以外でも数々の大会で結果を残した形跡がある。「はぁ」とため息をつき、「行ってきます」と声を出す。だが、返事は帰ってこない。
稽古場への道中、ふと誘拐事件の事を思い出す。すると、辺りに轟音が鳴り響き目の前に強めの光が目を覆った。
目を開けるとそこは異世界だった、そう聞いて舞い上がる人もいるだろう…だが彼は舞い上がるどころか失望した。何故なら…そこは見るに耐えない悲惨なものだったから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 12:46:42
32848文字
会話率:57%
アスレティックというサッカークラブが2023~2024年シーズンの国王杯優勝をしたときの筆者の感傷をただただ綴る。ただ、喜びではなく、様々な感傷が溢れた筆者の感情のままに。
最終更新:2024-04-17 23:59:30
8941文字
会話率:9%
サッカーと恋愛模様、兄弟・姉妹の確執が並行して進む、ビターで切ない青春恋愛物語です。
コンプレックス感情を受け止められない経験がある方…
葛藤に苦しんだ経験のある方…
片想いに苦しんだ経験のある方…
ままならない現実に苦しんだ経験のある方
…
そのような方々に届いて欲しい物語です。
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きっかけは戸籍と両親の死だった。
星夜・蓮兄弟、結月・莉音姉妹。それぞれがお互いに恋心を抱きながら過ごしていた。
大学2年生の星夜と結月は、青南大ブルーウイングサッカー同好会に所属し、全日本フットボール同好会選手権での優勝を目指していた。
高校3年生の蓮は、高校サッカー引退を迎え、大学では星夜達のチームに加わると主張する。
ある時、戸籍から、自分達が特別養子縁組で迎えられた子であることを知った。
また、結月が、母親から、星夜と結月が双子、蓮と莉音が双子であることを告げられたのを、四人が知るや、四人は血の繋がった兄弟姉妹ではないかと考え始める。
その事実を立証できる者がいない中、蓮が結月に対して、結月が星夜に対して、莉音が蓮に対して、血が繋がっていようがままならない想いがあることを伝える。
青南大ブルーウイングサッカー同好会が勝ち進んでいく中、結月のもとにフランスのチームから誘いが来る。
だが、ある日、蓮が死んだ。
莉音は、蓮は現実に悲観して自殺したと、結月を糾弾する。蓮の死にショックを受けた星夜と結月とは、次第にお互いが疎遠になっていく。
決勝当日、結月が来ないまま、星夜達のチームは負けそうになっていた。後半40分過ぎに結月がチームに加わり同点に追いつく。試合中、星夜は蓮の声を聴く。結月からのラストパスを、星夜がゴールマウスに叩き込み、星夜達が悲願の優勝を果たす。
だが、聞こえていた蓮の声がもう聞こえなかった。そればかりか、その場から結月の姿も消えていた。
莉音から、結月がフランスへ旅立とうとしていることを伝えられた星夜は、成田空港へ向かう。
まさにエールフランスに搭乗しようとしていた結月を、星夜は見つける。
幼い頃に星夜、蓮、結月で一緒に蹴り合ったプーマの四号サッカーボールを、星夜が持っていることに気付いた結月は、星夜へ「パス」と手を挙げた。
星夜は想いを託すように、結月へボールを蹴る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 09:33:52
93957文字
会話率:17%
数十年振りに阪神タイガースが優勝、日本一を決めたこの夜。道頓堀周辺は異様な空気に包まれていた。
『立ち止まらないでくださーい。と、飛び込まないでくださーい』
警備及び交通整理に動員された警官隊、その手に持つスピーカーからの呼びかけは
風と共に人々の肌を撫でる。道頓堀の両脇、柵の内側。そして上にかかる橋にはズラッと彼ら警官隊とマスコミ勢がカメラを構え並んでおり、さらにその三列目、四列目は野次馬たちがその瞬間を収めようとスマートフォンのカメラを向けている。
「あ、ちょっと通してくださーい。へへっ、今からこいつが飛び込みま――」
「馬鹿っ、やめろ!」
咄嗟におれは一緒に来た友人の口を塞ぎ頭を押さえ、まるで護送される犯人と警官のように身を屈めた。
数秒の静寂。揺らいだ空気が元に戻ったと研ぎ澄ました感覚で感じ取ったおれは大きく息を吐き、友人から手を離した。
「おいっ、なにするんだよ、人がせっかくよぉ」
「馬鹿野郎っ、この異様な空気を感じないのかよ……」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-13 11:00:00
2898文字
会話率:77%
事件の場所は、小学校の校庭。その日、そこで町内運動会が行われていた。
地区を目安に町内、四つのチームに分かれ、優勝を争っていたわけだが
そう厳格でもなければ殺伐ともしていない。
フラっと立ち寄り、受付のテントで住んでいる場所を言えば
その地区チームのハチマキを渡され振り分けられる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 11:00:00
2809文字
会話率:7%
弱小弓道部員の二年女子、原由布子は、弓道の名門校である澤田高校の三年吹野薫に弓道で勝負を挑もうとしていた。
薫は、インターハイでも、個人準優勝を果たしている実力の持ち主だった。由布子が薫に勝負を挑もうとするのには、とある理由があった。
早朝
の弓道場で、懸命に稽古に励む由布子の前に、ある日、佐倉という老人が現れる。佐倉は、近くの病院に入院していた患者で、弓道の高段者だった。由布子の射に足りないものを、佐倉は容赦なく指摘してきた。
ある射会で、自分と薫との実力の差を知った由布子は、佐倉に教えを請うた。佐倉は了承した。
真剣に弓道に向き合ううちに、自身に足りないものに気づき始めた由布子は、佐倉の許可を得て、ついに薫に勝負を挑むことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 18:05:42
31573文字
会話率:31%
愛媛県にある今治中央高校。
この学校は、過去に特待生制度の導入・優秀な指導者の誘致・練習環境の整備など、あらゆる手を尽くしたものの一度も甲子園優勝を果たしたことがなかった。
金ですべてを手に入れて来た理事長にとって、甲子園優勝はどうしても手
に入れたい称号。
そのため、野球の常識を覆すような異次元の思考を持つ人物を指導者に迎え入れ必要があると考えた。
そこで白羽の矢が立ったのは、自殺スポットでも名高い愛比売(えひめ)山(通称天獄山)に住んでいると噂されている洩矢(もりや)アスラだった。
だがこのアスラは14歳の少年で、しかも弱肉強食の異世界に住んでいたかなりの戦闘狂だった。
人と観点がズレ過ぎているアスラが、独自で考えた想像を絶するような練習方法で9人の野球少女を鍛え上げていく中、少女たちに関わる自殺志願者や変質者、異常者による問題を解決しながら前代未聞の女子選手のみでの甲子園優勝を目指していく物語。
※このお話は、シナリオ形式です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 14:31:12
242079文字
会話率:64%
美章園りかるは、修学旅行で熊本に来ていた。水前寺公園にて、あの、時乃澄香とであう。りかるにとって時乃澄香は対して気に留めるものではなかった。問題は、近くにいた少年であった。その少年に宿ているのは、かつて自分のものであった「空の書」であった。
早々に、美章園りかるは「空の書」を手に入れるための計画をする。帰途についた美章園一行は、新幹線でテロリストと戦うことになる。美章園はテロリストと戦うが自分のナチュラルギャグで墓穴を掘ってしまう。時乃澄香の副官フラットは、小さくなった体でテロリストどもをかたずける。美章園は、時乃澄香の住んでいる町に行くことにした。しかし先々で名ナチュラルギャグにより翻弄される。結果、引っ越すことが最善と考え、時乃澄香の住んでいる町に引っ越すことにした。転校先の学校では、不良にいきなり絡まれるしで散々ではあったが、美章園りかる的には満足いくものであった。そんなある日、またしても、テロリストが現れる。美章園りかるは力を使い戦いに挑む。戦いは終わり、普段の生活に戻っていた。美章園りかるは時乃澄香と話す機会があり「空の書」について聞いた。重要なのは本ではなくブックカバーであること。その後、ブックカバーがユーフォーの落とし物と呼ばれるものであり、今度のレースの優勝賞品であることがわかる。レースの準備を進めていく美章園りかる、しかし、テロリストの魔の手が伸びつつあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 11:22:17
58623文字
会話率:71%
華道、茶道、書道…
世の乙女達は各々の道で己を鍛え、その道を極めんと、日頃から血の滲むような努力を糧とし、たゆまぬ研鑽に励んでいた───
そして、所謂、その三道の他にもう1つ、乙女の嗜みが存在した───
刄と刄のぶつかり合いで、己を体現
し、自らを高めあう───
桜刄姫道(おとめどう)と呼ばれる、乙女の、乙女による、乙女の為の武芸である!!
桜刄姫道を極めんとする、乙女達は刄姫(サムライ)と呼ばれ、いつしか他の乙女達からの憧れの的となっていた。
勿論、桜刄姫道にも披露の場は存在する…!!
男女問わず、観客全てが熱狂し、
競技人口は1億5000万人規模とまで言われている
競技名「RiVE(ライブ)」
本来の表記は雷舞(らいぶ)だが、世界規模の競技となると共に、表記統一という事で「RiVE」に改名された経緯がある。
この競技に参加し、様々な大会で優勝する事が彼女達のステータスとなり、ひいては将来のアドバンテージとなる。
RiVEを制するものは、世界を制す。という格言が生まれる程であり、決して過言ではない。
これは、刄姫(サムライ)達が雷舞(RiVE)で覇を競い、己を昇華させていく乙女達の成長の物語である。
そして、物語の始まりの舞台は「綺羅星女学園高等学校(きらぼしじょがくえんこうとうがっこう)」
略して、綺羅女(きらじょ)
ここに1人の少女が入学するところから全てが始まる。
名は東雲(しののめ) 雨千夏(うちか)
彼女もまた刄姫を目指す乙女の1人である。
だが、しかし──
お約束の展開かもしれないが、敢えて言おう。
この綺羅女には、なんと、桜刄姫道が無かったのである!!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 19:00:00
111457文字
会話率:50%
全国美少女選抜に選び抜かれた美少女な生徒は高嶺の花。彼女たちをそう呼んでいるのは、今まで別学で不遇だった男子たちだ。アイドル、タレント活動が当たり前の彼女たちに近づけず声をかけることも出来ない男子たちは、苦悩する毎日を過ごしていた。
そん
な中、生徒会長である俺――南翔輝(みなみしょうき)は、生徒会活動に集中しすぎて共学によって起きた周りの変化に気づかずにいた。そんな俺に突然のように降りかかるインタビューは、これからの俺の高校生活を変えようとするものだった。
美少女にすら興味を持たない男の態度によって才色兼備な彼女の態度も徐々に変わっていくかもしれない、そんなストーリー。
※カクヨム、アルファポリスでも連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 22:02:48
181957文字
会話率:59%
神秘の衰退した現代において、魔法に代わる超常の理を求めた人間たちは、戒律によって自然を支配する《魔戒》を扱うようになった。新世代の魔戒師を輩出する魔戒学校では、今年も各地の学園の代表者が魔戒の腕を競い合う《烏輪祭》と呼ばれる大会が開催され
る。
今年度、紫藤学園の代表として選ばれたのは昨年度優勝者の妹――沢渡栄華と《ベータ(二番手)》と呼ばれる少年――雨月桂だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 12:51:48
9905文字
会話率:49%
・助川は、ミート三九二のジムに所属するキックボクサー。
・格田トレーナーの指導の下、腕を磨いている。
・助川は、戦績優秀者八名が参加する、
ストロングエイト・トーナメントに参加することになる。
・優勝者は、世界チャンプと言ってもいい、
IKGPチャンプへの挑戦権が与えられる。
・助川は、一回戦の相手、悪代官戦法の山吹越後選手に、
必殺技のイン・ローで勝つ。
・続く準決勝も、ニセモノ戦法のコローケ清水選手に対して、
これもイン・ローで勝つ。
・決勝戦の相手は、大物と言っていい、
現JKWPチャンプ(日本チャンプのようなもの)の、
オカダカズヒコ選手。
・助川は大苦戦し、敗北一歩手前まで追い詰められる。
・が、《イン・ロー コンビネーション2.0》を繰り出し、なんとか勝つ。
・試合中、助川は、自分(精神=メンタル)の中の
相棒(身体=フィジカル)と対話する。
・対話のお蔭で、ピンチを脱することができる。
・試合後、助川は、相棒に話し掛ける。
・感謝を込めて、話し掛ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 10:56:00
8677文字
会話率:26%
20XX年、西日本の地方都市OSAKAは他都市と異なる独自の発展を遂げ、恐怖と暴力が支配する世紀末暴力都市となっていた。
酔っぱらって路上で眠り込み車にひかれるおっさんたち、自販機のボタンを押し間違えた腹いせにガソリンをかけて火を放つ若者
、ひいきの球団が優勝して有頂天になり、どぶ川に飛び込んで腹を壊すスポーツファン――OSAKAにいるのはそんなやつばかりだ。
何世代にもわたってOSAKAに住み、苛烈な環境に適応した市民たちは、頭を爆破されたくらいでは死なない丈夫な体になっていた。
ある日、無敵のヒーローにゅうめんマンのガールフレンド、三輪素子が所用でOSAKAに出かけたところ、OSAKA市長が偶然その姿を見て一目ぼれし、力ずくで自分の妻にするため、勢いで誘拐してしまう。
三輪素子の誘拐を知ったにゅうめんマンは、悪逆非道の市長からガールフレンドを取り戻すため、1人無法の地OSAKAに乗り込む!
ギャグが主体のヒーロー小説です。
この小説はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 17:27:50
32895文字
会話率:56%
強靭な戦士を育成するレッドウォーリアー学園の1回生、カイ・ラトルは学園の最強を決める大会の優勝賞品として美少女にされてしまった!
これにより「未来の戦士団長の側女」としての将来を約束されたが、カイは幼き日の約束の為に学園からの脱走を決意す
る。
はたしてカイは様々な困難を乗り越えて、無事脱出する事が出来るのか!
――これが今の私に出来る精一杯…… だから、ねっ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 19:15:04
17664文字
会話率:50%
学業・スポーツ・芸術など様々な分野の精鋭が集まる〝東京都立秀兎学院〟。〝桜美月〟は陸上で優勝を目指すため秀兎学院陸上科に入学する。しかし生まれつき脚が弱い美月は全力で走ることが難しく所属するチームを決めかねていた。その時チーム〝ライラック〟
のトレーナー〝七海律〟にスカウトされる。そしてチーム〝ライラック〟の手厚いサポートを受けながら成功や挫折を経験してトップアスリートを目指す。
カクヨム:https://kakuyomu.jp/works/16818093074104542284折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 14:55:00
3900文字
会話率:57%
とあるほぼ非公開小説シリーズのスピンオフ。日記の体を取っているため内容に取り留めなく、またスピンオフ故に基本的に説明はないため一番知ったかぶることが出来た読者が優勝。
最終更新:2024-03-21 18:45:45
35689文字
会話率:70%
出会い系に入り浸る冴えない中年女性の長田洋子は、履歴書をオークションで売ることに決める。その履歴書はオークションで優勝し、事故物件から謎の荷物が届く。伝票の『品名』は銀色のスクラッチで隠れたまま。小包の中が分からない。我慢の限界を迎えた長田
を襲う強烈なラスト。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 11:11:59
2993文字
会話率:10%
誰しもが異能力を持つとある世界。そんな世界にある大陸のひとつ、アナテマ大陸の中央部にある王国にルイスという青年が暮らしていた。
突如異能力トーナメント大会に参加することとなったルイスは友人のスタシスと共に優勝することが出来るのか──!?
異
能力バトル、ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 05:49:48
1111文字
会話率:73%
「あんた、いい年してゲームオタクとかキモ!」
想いを寄せていた幼馴染、藍沢えま(あいざわえま)にその一言でフラれた。
確かに、一般的に見たら俺、高森諒(たかもりりょう)はただのゲームオタクに見えるだろうう。
毎日、家に帰ればパソコン
でゲームをしているのだから、そう見えるはずだ。
しかし、諒はただのゲームオタクなのではない。
業界では知らない人が居ないほどの有名人であり、eスポーツの世界大会優勝者なのであった。
そんな諒の周りには美少女プロゲーマーや人気Vtuber、有名アイドルなどの数多くの業界人が集まる。
そして、諒は再び、世界大会の頂を目指すのであった。
これは、幼馴染にフラれやる気を失いかけていた、天才プロゲーマー高森諒が周りの人間に支え、助けながら新たな伝説を作る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 12:02:48
117536文字
会話率:46%
戦術とは時に個々の能力や人数を覆す
天下をとるために戦った武将たちも優勝するために仲間と鍛える運動部員も筋力や体力だけでなく戦うための技術を研鑽し勝ちをもぎ取るために日夜鍛錬に励むのだろう
毎日仕事をする社会人だってそうだ、何年もただ上司に
叱咤されるだけじゃない
経験を積みある者は昇進を夢に見てまたある者は安寧の生活のために技術を磨き上げる
戦術とは芸術、人の一生の中で命を吹き込む技である
立ち込める黒煙、むせかえる瘴気、無数のモンスターによって蹂躙される人々
その悲鳴、絶叫、這いづるための腕は容赦なく踏みつぶされる
あるものは怒り、あるものは嘆きまたあるものは声とも言えない声で救われたいと命を乞い願う
「お…かあさん、おと…さん」
そしてまた少女も倒れた人々の骸をかき分けボロボロのクマのぬいぐるみを手に両親の姿を探す
目には大粒の涙、髪の先も焼け焦げ身体には小さな傷跡を無数につけ戦火を彷徨う
だが足はもつれ転げてしまう
それでも顔を上げた先には口角を上げるモンスターが1匹
それを見た人たちは少女の短い命の終止符に顔を手で覆うばかり
なぜこんな時代に生まれてきたのだろう誰もが自分の人生を呪った時、
『斬‼‼‼』(slash)
どこからともなく機械音が鳴り響く
ズズゥ…ン
転んだままの少女が見据える先、少女に手を伸ばし命を奪おうとしていた巨体が真っ二つに割れて大きな音を立てる
「もう大丈夫だよ」
可憐な声が巨大な岩の塊のように崩れた方から聞こえてくる
ポニーテールの髪型をした女性がニッコリと少女に笑いかけていた折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 16:44:39
17007文字
会話率:74%